みんなの議会

浦幌町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月7日

浦幌高校募集停止に伴う高等学校生徒遠距離通学費等の補助について

2008年12月7日、浦幌町議会の一般質問で、福原仁子議員が「浦幌高校募集停止に伴う高等学校生徒遠距離通学費等の補助について」質問し、町長 水澤、まちづくり政策課長 佐藤、副町長 門馬が答弁しました。

質問者
福原仁子 議員
答弁者
町長 水澤、まちづくり政策課長 佐藤、副町長 門馬

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 福原仁子

次に、浦幌高校募集停止に伴う高等学校生徒遠距離通学費等の補助についてお伺いいたします。北海道教育局の意向により、今年度から高校配置計画による再編の結果、地元に高校がなくなり、20 年度末の浦幌中学校卒業生が 21 年度より余儀なく進路の選択が町外に求めざるを得ない状況になってしまいました。私は、かねてより浦幌高校の存続が危ういと聞き及び、浦幌町の地元の生徒は、浦幌高等学校に進学をしてほしいと思い願って、この 3 年間、バス通学生回数券負担金の問題を取り上げてきましたが、残念ながら 22 年 3 月で浦幌高校はなくなってしまいます。そこで 1 点目、高校生遠距離通学費に対する補助は、現在実施されていますか。その状況と新年度、新たに発生した場合の対応は、どのようにお考えですか。2 点目、遠距離通学に際し、公共交通機関とスクールバスとの連携による対応は、とれるのでしょうか。3 点目、公共交通機関とスクールバスとの連携が可能となる場合、停留所となる場所にバス待合所の設置は可能でしょうか。以上、3 点をお伺いいたします。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

福原議員の 2 項目めの質問にお答えいたします。浦幌高等学校募集停止に伴う高等学校生徒遠距離通学費等の補助についてでありますが、浦幌高等学校は、本年度より募集停止になり、平成 22 年春には半世紀の歴史を閉じることになります。ご質問の生徒遠距離通学費に対する補助の状況並びに新年度新たに発生した場合の対応についてですが、本町では高校生に対する通学費補助は基本的に行っておりません。ただし、留真・本別間の十勝バスによる生活路線バスでは、当バス路線を維持するための施策として、平成 4 年から本別高校通学生のバス回数券の一部費用を負担してきています。道では、道立高校の再編に伴い、今年度から、遠距離通学等となる場合において、通学費や下宿費にかかる経済的負担を軽減するため通学費等の補助を実施しています。対象者は、中学校卒業時に募集停止所在市町村に居住し、かつ、その市町村に所在する中学校を卒業して、通学区域内の他の高校へ修学した生徒の保護者に対してであります。通学費につきましては、月額実費負担額に対し 1 万 3,000 円を超えた額が補助され、実際に保護者が負担した定期券購入をもとに補助額が算定されております。下宿費については、月額実費負担額に対し 2 万 2,000 円を上限として 1 万 3,000 円を超えた額が補助されております。浦幌町からは、現時点で通学費補助を受けている方が 5 名、下宿費の補助を受けている方が 10 名ということであります。本町としても、先にも述べましたが、従来から町外の高校に通学する生徒に対して、独自助成をしていないため、公平の原則から今回、通学費補助を設ける考えはありませんのでご理解願います。2 点目の遠距離通学に際し、公共交通機関とスクールバスとの連携による対応はとれるのかですが、ご質問の要旨は今まで過去になかった浦幌市街地から本別高校への通学についてのことと思われます。現在、浦幌市街地から本別高校への通学手段としては、委託スクールバス路線の瀬多来線と十勝バス留真線の乗り継ぎになります。また、スクールバスの町民利用につきましては、浦幌町有バス運行規程で乗車 1 回につき 100 円と定められており、往復 200 円となりますが利用可能となっています。次に、乗継時間の可否についてですが、スクールバスの運行時間は夏時間と冬時間とがあり、夏時間の場合は、乗継時間において、帰りのスクールバスの留真からの発車時間の待ち時間が 33 分となることから、また、冬時間の場合は、3 便の浦幌中学校発車時間が15 分遅れるため、夏時間と同様に変更する必要がでてきます。これらについては、関係者の理解を得ることができれば、対応は可能と思われます。今後の進学状況をかんがみ、町としてもできる限り協力して参りたいと考えているところであります。3 点目の公共交通機関とスクールバスとの連携による対応が可能となった場合、バス待合所設置の可能性についてですが、現在、スクールバス用の待合所は町内 5 カ所に設置しておりますが、この留真地区においても 1 カ所そのまま設置されておりますので、場所を移動することにより使用可能となると思われます。以上、福原議員の答弁といたします。

質問 福原仁子

現在、遠距離通学補助は実施していないが、通学生のバス回数券は出していると答弁がありました。一人当たりいくらくらい、どのような形で出しているのでしょうか。ちなみに、上浦幌中学校から本別高校まで 1 カ月定期券 1 万 7,030 円、JR 浦幌駅から池田駅まで 8,510 円、帯広駅まで 1 万 2,710 円となっていますが、いずれも 1 万 3,000 円以下でした。また、浦幌市街地から本別高校へどうしても進学したいという生徒の要望がありまして、調査してみました。1 カ月 22 日間登校して、スクールバス賃が 1 日往復 200 円で 4,400円、留真~本別高校前片道 1,330 円で往復 2,660 円、1 カ月定期券 3 万 3,270 円になります。そして、合計すると 1 カ月 3 万 7,670 円の通学費が保護者の負担という結果になりましたが、従来は、個人の希望の選択肢の高校進学が可能でしたが、今回は、道の再編という意向での選択肢であって、全く趣旨が従来とは違うと私は認識していますし、多様性の就学選択肢を将来に向けて残していくのが行政としての役目ではないかと思いますので、再度ご検討をしていただきたい。また、バスの乗り継ぎに配慮し、協力して参りたいとありましたが、バスを利用するとしても始業時間には間に合うものの、下校の際に部活動により遅くなった場合には、利用するバスが運行されていなく非常に不便であると判明しました。最初は、市街地より通学希望者が 3 名いたようですが、部活ができないことがネックになり検討中の生徒さんもいまして、保護者より何とかできないかという相談がありました。現在、留真本別間は、私の調査によりますと、昨年 10 月より今年 9 月までの 1 年間に 3往復 6 回走行し、乗車人数は 1,778 人で 1 日平均約 4.8 人の乗車でした。部活対応の利用しやすい走行時間に変更するように隣町と連携して交渉していただけると、今後、進学する生徒も利用者も増えていくのではないでしょうか。いかがでしょうか。また、このたびの道教委の補助事業は、再編に伴う激変緩和措置として募集停止から 5年間とされています。道の今後の対応は、特別交付税絡みで考慮していくようです。このことについても、学びたい学校で学ぶのが基本姿勢と思いますし、子ども達の多様性の就学の芽を摘むことなく、今後、長いスパンでの可能性や支援が必要と思いますが、このことに対して町長の見解をお聞きします。また、本別町教育関係者が何度か来町し、当町との話し合いがあったと聞き及んでいますが、どのような内容であったか差し支えがなければお聞かせください。

答弁 まちづくり政策課長 佐藤(まちづくり政策課長は2010年3月まで)

では、まず 1 点目の援助費というのでしょうか、いくらぐらい出しているかというお話なのですが、停留所が留真から本別に下がる坂の上までですね、それぞれ 8 カ所ありまして、それぞれ運賃が設定されておりまして、一人当たりの金額は出ておりません。ただ、坂の上の停留所は、運賃が 340 円でございまして、そこは 25%の補助をいたしております。それから留真停留所は、運賃が 1,330 円でございます。33.46%の補助率になります。距離と運賃により段階的に補助率を定めている内容になってございます。ちなみに、17 年度の申し込みの枚数の累計は、2,270 枚、町の負担額は、68 万 100 円でございました。18年度は、1,140 枚で 28 万 7,950 円、19 年度は 1,070 枚で 27 万 1,600 円でした。年々、利用者が減ってきているというところが、この数字で見えるかなと思います。19 年度は、利用者数の累計が 39 名ということでございましたので、平均いたしますと一人当たり 6,964 円になります。回数券の取得の流れなのですが、本別高校の PTA の浦幌支部の代表者から、回数券これだけ必要だよという申し込みがありまして、それは JA うらほろ、上浦幌支所の方へ連絡がございまして、そちらから当まちづくり政策課の方へ申し込み内訳が参ります。それで十勝バスに回数券を申し込みまして、回数券をいただきます。回数券と請求書を本別高校 PTA の代表に送ります。町負担分の料金を十勝バスに支払っている状況でございます。先ほど、定期の金額も出ておりましたけれども、残念ながら定期を使っている方はいらっしゃらないそうです。ちなみに 1 カ月定期は 3 万 3,270 円、2 カ月定期が 6 万 4,540 円、3 カ月定期は 9 万 4,820 円ということでございます。以上でございます。

答弁 副町長 門馬(副町長は2015年3月まで)

私の方から通学生に対する足の確保の関係について、特にクラブ活動の関係について、本別の教育委員会との打ち合わせ状況含めてお話させていただきたいと思います。浦幌中学校の卒業生が本別高校に通いたいという、そういった願いに対して、その願いを叶えるのが行政の役割かなというふうに思っているところでございます。先ほど、町長が答弁申し上げましたように、一般の通学に対する足の確保については、何とかスクールバスの時間変更等含めてですね、対応させていて、それについてはできるのかなというふうに思っておりますが、クラブ活動の生徒さんの帰りの足の確保については、今のところ本別からの最終便のバスの時間がですね、午後 4 時 5 分ということでありまして、部活動をした後の帰りの足の確保ができていないということで、去る 12 月 5 日に本別の教育委員会が来町いたしまして、1 回目の打ち合わせを行いました。特に、部活動の生徒さんの足の確保についての内容が主な内容でございますが、大きな協議の内容でございますが、2 点ございまして、まず 1 点は、現在、運行しております留真~本別間の生活路線バス、十勝バスの運行時間等を変更して、対応することが可能かどうかという点が 1 点、二つ目に本別町が新たにスクールバスなどを運行して、生徒の足を確保する、したがって浦幌町としてもそれに対する負担が可能かどうか、大きくこういう2 点の内容でございます。いずれにいたしましても、こういった協議の内容に伴って、本町としても新たな負担が伴っていくということ、また生活路線バスの時間変更ということになりますと、地域とのコンセンサスを十分得る必要があるという問題があります。本町としては、基本的に一般の通学に対しては、先ほど言いましたように、スクールバスの時間を変更するなどして、その対応をとるということにしております。ただ、スクールバスの時間の変更と言いましても、生徒にとってやはり簡単にいく状況でもないというのも事実でして、例えば、帰りの時間を一部生徒さんに待っていただいて、帰りの時間を延長しなければいけないという問題ですとか、あるいは、浦幌から留真に行くまでもですね、例えば、朝、浦幌出まして、真っすぐ瀬多来まで行って瀬多来から子どもを乗せていく、こういうバスに本別行く子どもさんが乗るわけですが、冬場ですと、例えば留真で降りますと、30 分以上待合所で待たなくてはいけないという状況も出てきますので、そういった意味でも子どもさんに負担をかける内容でのバス路線の時間変更ということがありますので、そういったこともありますし、また、生活路線バスについては、バス路線維持ということ含めまして、本町としても本年度で約 750 万円の負担をしているという状況もあります。そういったことも含めまして、本町としては新たな負担が伴うそういった協議内容については、とても厳しいというようなことをお話させていただきました。ただ、1 回目でありましたので、詳しい内容については、話はできませんでしたけれども、継続して協議をしていくと、できる限り本町としても負担のないような形で整理できるのであれば、協力もやぶさかではないのかなというふうに思っていますが、そういった状況だということをご理解いただきたいというふうに思います。

質問 福原仁子

浦幌町の行政も大変お金がなくて苦労しているということは、十分わかります。ですが、子ども達のやはり健やかな成長を願って、自由な選択肢で進学をしてほしいという根底の気持ちは、みじんにも考えられないような気がいたしました。今まで浦幌高等学校振興会補助金という形を変えた中で、通学補助が各議員の賛同を得て、今年度も 230 万円現実には出ております。平成 4 年から本別高校通学生バス回数券という一部の費用も負担してきております。現実に執行されている行政とご答弁との矛盾はないのか、このことも踏まえてどういう形が今後望ましいのか、町長の認識と見解をお伺いいたします。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

道立高校の募集停止につきましては、道の教育委員会の方針が示されたところでありまして、先ほど申し上げたとおりでありますけれども、5 年間の激変緩和措置ということでありますけれども、当然これについては、今後継続的な措置を続けていただきたいということで、続けてこれからの政務活動を続けて参りたいというふうに思っておりますし、これは当然、道教委としては考えていただかなければならない部分だろうというふうに思っているところであります。また、基本的な通学費の助成につきましては、各管内で既に募集停止になって既に行っているところがあります。しかし、浦幌の場合は、今まで浦幌高校の通うことが可能な生徒も実際には町内から入った子ども達が 30%を割るという状況の中で、高校廃止になったということがありました。今までの浦幌高校生以外の通学費を助成していなかったわけでありまして、公平性というのはどうなのだろうと、また、浦幌高校へ行く生徒だったらどうかと、当然線引きできないわけですから、この辺の不公平が出るのではないかということで、一般的な助成は浦幌の場合行っておりませんでした。ただ、他の町で生活困窮者に対する交通費の助成という点も出ておりますので、今後はその点も含めて、浦幌としてどのような対応ができるかについて、検討して参りたいというふうに考えているところであります。

出典:浦幌町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月7日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる