みんなの議会

浦幌町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月7日

浦幌町行政区振興規則の見直しについて

2008年12月7日、浦幌町議会の一般質問で、福原仁子議員が「浦幌町行政区振興規則の見直しについて」質問し、町長 水澤、まちづくり政策課長 佐藤が答弁しました。

質問者
福原仁子 議員
答弁者
町長 水澤、まちづくり政策課長 佐藤

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 福原仁子

通告にしたがいまして、2 項目にわたり項目別に一般質問をさせていただきます。1 点目は、浦幌町行政区設置条例、浦幌町行政区振興規則の見直しについて伺います。緑に囲まれた潤いのある町、町民が安心して暮らせる思いやりのある地域社会をつくり上げていくために、地域住民みずからの手で地域密着型の自主的な事業や活動を町と一体になって進め、各地域の活性化につなげていくことが重要だと思います。現在、行政区振興規則に基づき、各行政区に対し振興助成金を交付していますが、人口減や少子高齢化のため、活発な行政区活動ができない状況になっているのが現状です。そこで活動支援費として、経費の一部を次のように具体的に示し、補助する考えはないか伺います。1 点目、災害時に支援を要する人を守る地域防災組織の設立及び活動の一環として実施する、日常的な安否確認・除雪・自主的訓練などに対する補助。2 点目、空き地・公園・道路等の町が委託している場所以外の定期的な清掃と草刈りなど、地域環境美化活動補助。3 点目、高齢者世帯など支援を要する人に対する食事の提供、子育て支援、子供会組織支援、青少年健全育成支援、各地域女性組織活動に対する補助など。このような活動は、本来、行政区が果たし、住民が安心して暮らせる思いやりのある地域社会の構築、地域住民が英知を結集した自主的な活動の推進につながることから、各行政区内で既に実施されているところもありますが、こういった活動を支援するために、また住民の意識の向上をさらに図るため、その経費を助成する制度の創設をするお考えはないかお尋ねいたします。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

福原議員の質問にお答えいたします。浦幌町行政区設置条例、浦幌町行政区振興規則の見直しについてでありますが、本町では、昭和 28 年に住民主体の自主的な活動が展開できるように新しい住民組織の整備が行われ、町内会活動と一体となった新たな行政区が全町に設置されました。それから既に半世紀が過ぎましたが、その間、行政区は、地域住民の福祉の向上や地域コミュニティの形成に大きく寄与するとともに、地域と行政のかけ橋になるなど地域の安全・安心に大きく貢献されてきております。町では、行政区振興規則を設け、まちづくりの基盤であります町内行政区に対し、区長を中心として区内住民の和合と協力のもとに区内の生産の伸長、生活の合理化、町税の完納、青少年の健全育成、交通安全の保持を図る目的で毎年、予算の範囲内で助成金を交付しております。その内訳は、一行政区当たり 100 分の 70 を均等割、100 分の 30 を戸数割により按分して交付しているところであります。ご質問の行政区における地域密着型の自主的な事業や活動等に対して、活動支援費として経費の一部を補助する考えはないかということでありますが、1 点目の災害時に係る地域防災組織・日常的な安否確認・除雪・自主訓練に関する補助につきましては、現在、町防災計画の中で、地域防災組織の育成が位置づけられており、「自分達のまち・地域は自分達で守る」という防災意識の啓蒙を図りたいと考えておりますので、現段階では行政区内における防災活動に対する補助は考えておりません。ただし、自主防災訓練など積極的な活動に対する指導については、要請に応じて参りますので、よろしくお願いいたします。また、日常的な安否確認・除雪につきましては、社会福祉協議会を通じて実施されており、あわせて町内会でも助け合いの精神のもとで主体的に行われているものでありますので、今後もそれらに対しての補助は考えておりません。2 点目の定期的な清掃と草刈りに対する補助につきましては、既に区内の環境美化の一環として各区で行われており、そこに住む人たちがみずからの手で清掃し、住みやすい環境づくりを目指しております。ボランティアによるゴミ回収時のゴミ袋の提供はいたしますが、他の補助は考えておりません。3 点目の地域に係る諸団体の活動に対する補助ですが、それぞれの団体に上部組織、指導機関があり、補助等支援体制が確立しておりますので、行政区内の個別の活動に対して補助することは現時点では考えておりません。いずれにいたしましても、行政区の基本である町内会は、快適で住みよい地域を住民の皆様が主体となって作り上げる場であります。そのためには、地域課題を共有し、解決策を探りながらお互いボランティア意識のもとに自治意識を醸成していかなければならないものと考えています。そこで、今後、地域力の向上を図るため、地域が主体となり企画立案したコミュニティ活性事業に対する補助制度を検討して参ります。なお、今月 15 日には、まちづくりのために住民・行政・地域がそれぞれ何をなすべきかを明確にすべく、町民の皆様を対象にしたワークショップを開催し、「心を一つにした、協働のまちづくり」を目指して参りたいと考えております。その中で行政区の活性化やコミュニティのあり方についてもテーマとして取り上げて参りたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上、福原議員の答弁といたします。

質問 福原仁子

ただいまご答弁で、昭和 28 年に設置され、いくどか見直しをされた条例ということですが、当時の人口 1 万人以上の 55 年前と現在の少子高齢化を迎えた人口が6,000 人を割った今とは、全く状況が違うと私は思います。従来、行政区内で団体構成されていたものが、それぞれの指導機関があるにもかかわらず、人口減による組織力の低下、団体の消滅や崩壊が起きてきているのが現状です。限界集落も含め行政区再編にも大変ご苦労をされているとは思いますが、現状をとらえた行政区内の活動の活性化を図るためには、具体的な政策をどのようにされていくか、お伺いいたします。また、ご答弁の中に、今後、地域力の向上を図るため、地域が主体となり企画・立案をしていくコミュニティ活性化事業に対して補助制度を検討するとありますが、私の質問内容との互換性は全く考慮がないのか、またどのようなものであるか、お伺いします。また、これからワークショップを開催するとありますが、具体的な計画、内容をわかる範囲内で結構ですのでお聞かせください。

答弁 まちづくり政策課長 佐藤(まちづくり政策課長は2010年3月まで)

では、ご質問にお答えしたいと思います。まず地域コミュニティの活性化事業の補助の関係でございますけれども、先ほど、福原議員からご質問もありましたけれども、メニュー方式というスタイルもあるのですが、地域の行政区等、団体・個人が地域の活性化を目指したですね、そのようなことを目的としたチャレンジ的な活動に対して助成できるシステムを構築しようと考えています。例えば、行政区内の空き地を使って、高齢者と子ども達がふれあい農園をつくり、そこで低農薬野菜等を作りましてですね、それを実際に道の駅等で販売するとか、そのような企画もの、それから行政区内に桜並木を造成したりとか、地域活性化のための研修会を開催するとか、そのようなチャレンジ的な精神を高めた内容の活動に対して、助成していきたいと思います。それぞれいろいろなアイデアがあると思いますけれども、先ほどのメニューの中にもいろいろアイデアがあったと思いますが、そういうものを提示していただいて、それに対して助成していくという形で関連性を持たせていきたいと思います。それで、1 点目の質問の中身の行政区の活性化にもこのような形の中でつながっていくかなと思っております。あくまでも、自分たちが自立した中身で、自分たちで考えて進めていくという形の中で、ただ補助金を公平に、全部に回せばいいという形ではなくて、自分たちで考えて、それに対して助成していこうという考えでございます。それから、まちづくりワークショップにつきましてですけれども、新たなまちづくり計画を策定するにあたりまして、町民の皆さんが目指す将来の目標や町の形など、希望の持てる計画にするために、広く町民の皆様の声を反映していかなければならないと考えております。そこで、その計画の実現のために、限られた財源の中で行政ができること、民間、NPO、コミュニティ、ボランティア団体ができることの役割を明確にし、これまでの行政主体のまちづくりから町民等の協働のまちづくりを目指すための指針となる計画を策定して参りたいと考えております。今月 15 日に 1 回目を開催いたしますけれども、現在のところ 10 数名ほど申し込みがきております。第 1 回目のテーマは、暮らし、健康、安全、学習、遊び、コミュニティ、産業、自然、環境、町の魅力等をですね、それぞれ現状の問題、それからよいこと、悪いこと、良くするためにどういうことが必要か、そういうことをですね出していただいて、新たな浦幌町の魅力について、自由に話し合っていただこうと思います。この後もですね、一月に 1 回くらいのペースで実施していき、また必要となればですね、フォーラム等も実施していきたいと考えております。以上でございます。

質問 福原仁子

今、ご答弁いただきました内容で、浦幌町民全員がそれに向けて動けば、すばらしい浦幌町ができるのではないかと私は思っております。今、私が言ってきたのは、今個々に芽を出している小さな芽、住民が主体的にやっている小さな芽を摘むことなく、これからも住民が主体的につくり上げていく町内会でありたいと思って、それぞれボランティア精神を発揮しながら、今現状でやっているのが事実であります。それにも手を差し伸べるというか、その芽を摘むことなくやっていただきたいということが第一条件でございますけど、その大枠で見ていけば、行政区設置条例及び行政区振興規則の見直しが必要な時期ではないかというふうに私は考えております。いろいろとワークショップを開催することになっていくようでございますが、本当に 10数人という町民の集まりで、果たして浦幌町が動くのか、自主的なものが芽生えていくのかということで、非常に危惧されるわけでございます。この開催の仕方も、あちこちでやって、やはり行政が笛を吹いても住民が踊らないというようなことが今までたびたびありました。何十回かありました。そういうことをなくすためにも、小さな芽を育てていく、本当に一つずつやっていくということが重要ではないかと、それが大きな浦幌町の活性化に結びついていくのではないかと私は思っております。こういうことを踏まえて、政策としてどのように考えてこれから本当にやっていくのか、住民を巻き込まないと、これは成り立っていかないと思います。その点について、再度ご質問をいたします。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

福原議員が言われる、住民主体の小さな芽を広げていく、摘まないでいただきたい、まさにそのとおりだろうというふうに思っております。今、浦幌町もいろいろなボランティアの活動が盛んに行われておりますし、そのことにつきましては、大変住民の皆様には感謝を申し上げているところであります。本来、公的なサービスを補完するということは、やはり社会的活動は地域力の充実がなければならないということは常に考えているところでありまして、本来、そのような活動は自主的な活動において、醸成されていくものであろうというふうに思っています。そういう意味では、今、コミュニティ活性化事業等を、今、福原議員からも提案されましたけれども、このようなものを行いながら、またワークショップの内容について少人数ということも言われましたけれども、ワークショップは初めての経験でありますから、これを充実させていくということもまた一つは大切なことだろうと思っております。そういう意味では、地域の住民の皆さんがぜひ声を出せるような、そういう活動を今後とも続けて参りたいというふうに思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

出典:浦幌町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月7日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる