浦幌町議会 平成20年第2回定例会 2008年6月13日
地球温暖化防止運動について
2008年6月13日、浦幌町議会の一般質問で、福原仁子議員が「地球温暖化防止運動について」質問し、町長 水澤、副町長 門馬が答弁しました。
- 質問者
- 福原仁子 議員
- 答弁者
- 町長 水澤、副町長 門馬
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 福原仁子
次に、地球温暖化防止運動についてお伺いいたします。化石燃料に依存した生活は、自然の吸収量を超え、地球の温暖化を招きながら二酸化炭素の排出を伴ってきましたが、経済活動を否定するのでなく、農漁業の持続的な発展と将来の世代に豊かな環境を継承するために、生活様式を見直し、身近なところから地球温暖化防止運動としての町の取り組みはどのように考えているのかお伺いいたします。1 点目、レジ袋を減らす運動の取り組みとしてのレジ袋の有料化を実施するための課題と今後の考え方をお伺いいたします。2 点目、割り箸・食用油等の資源再利用の取り組みと、今後の町としての考え方をお伺いいたします。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
福原議員の質問にお答えいたします。1 点目のレジ袋を減らす運動の取り組みとしてレジ袋の有料化についてでありますが、現在、一般的なレジ袋は容器リサイクル法により、そのほとんどに「プラ」マークが表示されています。したがって、ごみとして排出される場合には「資源ごみ」の「その他プラスチック」に分類され、回収後、浦幌町リサイクルセンターで適切なものと不適切なものに選別し、適切なものは梱包後、処理施設に搬送し、プラスチック製品として再利用されます。レジ袋は、家庭に持ち帰られたあとは、ごみとして扱われることが多いと思われ、その減量化はごみの減量化に結びつくものと考えられます。レジ袋を減らすためのレジ袋有料化については、全町的に小売店での実施が大きな要因をなし、すでにレジ袋の減量化についてレジ袋の有料化ではない取り組みを事業所として独自に行っているところもあり、小売店等に一律的な扱いの有料化を求めることは「営業の自由」に抵触する可能性があるなどの諸課題があると考えられます。道内でもレジ袋の有料化を実施している自治体があると聞いていますが、今後はそういった先進市町村の実例について課題解決の方策も踏まえた十分な調査が必要と考えているところであります。2 点目の割り箸・食用油等の資源再利用の取り組みと今後の考え方についてでありますが、現在、浦幌町では、家庭から排出される割り箸は燃やせるごみ、食用油についても古布や紙に染み込ませるか凝固材を使用した上で同じく燃やせるごみとして収集しており、再利用を目的とした資源ごみとしての収集は行っておりません。町内事業所から排出される割り箸については再利用が図られ、食用油についても再利用業者が回収し、その処理にあたっているところがある状況です。各家庭から出される割り箸については、ごみとして出される量が少量であると考えられることから、新たな分別項目が増えることの負担、分別項目が増えることの収集者としての町の負担を考慮すると現時点では困難と考えております。食用の廃油につきましては、再利用に向けての排出量の調査も含め、今後、試験的な回収を実施していきたいと考えております。いずれにいたしましても、ごみの減量化を図ることは、環境の保全、ごみ処理にかかる経費の削減につながることから、さらに広報等により減量化の普及啓発に努めてまいりますのでご理解願います。以上、福原議員の答弁といたします。
質問 福原仁子
今年は、北海道洞爺湖サミット 2008 の年でございます。各地域で CO2 削減のためにさまざまな問題に取り組んでおります。今年 3 月に町内のある団体で、環境についてのアンケート調査をしましたところ、約 170 名のうち 78%が買い物袋を持参していました。以前に浦幌町でも、買い物袋を衛生組合で全戸配布し、また、商工婦人部や消費者協会の団体など各種の団体で、レジ袋削減の一環として買い物袋を配布し、すでに全町民に行き渡っています。そこで、レジ袋を有料化するというのは、店頭に募金箱などを設置し、強制をしないでレジ袋代として入れていただき、そのお金で花や木を植えて CO2 削減の浄財に使わせていただくという市町村もあるようです。私の町でもそのような運動が必要ではないかと思います。わずかなところからでも、一歩ずつ地球温暖化防止運動として、町あげて取り組んでいければと思います。ごみ削減や石油製品の使用抑制の観点から、レジ袋の削減、割り箸の回収、食用油の回収等を実施していくのが良いと思いますが、再度質問いたします。いかがでしょうか。
答弁 副町長 門馬(副町長は2015年3月まで)
レジ袋の有料化、有料化という表現が良いのかどうかは別にしまして、募金だというふうにお聞きしました。それでこういったことを推し進めている町も出てきました。また、昨今のマスコミ等の報道でもこういった動きが結構出てきているということは、皆さんご存じかなと思います。ただ、浦幌町の実態を見た時に、すぐこういうことが導入できるかどうかというところだと思います。例えば、すでに浦幌で言う大型店と言いますか、スーパーにおいては、ポイント制ということで、自分のマイバックを持ってこられた方については、ポイントという形でやられているお店もあるわけでありまして、そういった意味で、それが消費者にすでに浸透してきているという実態もあるわけですから、すぐそれが有料化ということで、消費者の皆さんがすぐ有料化について了解できるかどうかというのは、浦幌の実態としては難しいのかなというふうに思っております。当然、これは小売店にかかわる問題ですから、商工会等とも協議をしなければならないと思いますけれども、当然、そういった時に、そういった全町的な取り組みをしなければいけないと思いますけれども、小売店含めてそういったことの了解がもらえるのかどうかということがあるかと思います。それから、先ほどのアンケートの中で 70 何パーセントがマイバック持参というお話がありましたけれども、ただ全町的に見た時に、消費者の皆さんがすぐこういったポイント制が導入されている町にあって、すぐ有料化ということについてご理解いただけるのか、いろいろな課題がまだ現実的にあるのかなと思っておりますので、この辺については十分関係団体と協議しなければいけないと思いますし、消費者団体等ともいろいろと話をしていかないと、すぐ結論が出せる問題ではないのかなというふうに思っています。ただ、レジ袋を少しでも減らしていくという部分についての、そういった啓蒙については、今後も努めていきたいというふうに考えています。割り箸、食用油の関係についてお話ありましたけれども、事業所等のこういった問題、取り扱いについて、若干お聞きしたところですけれども、食用油については、大きなお店等ではすでにいろいろな業者さんが回収に回ってきているということで、その処分については、すでにそういった回収業者さんに回しているという話を聞いております。割り箸についても、それぞれ薪ストーブなり、石炭ストーブが使われているところに、そういったものをお配りしているのですよというお話も聞いておりますので、一概にすぐ回収をすると言った時に、それがどの程度集まるのかという部分については、非常にまだまだはっきりした部分は見えていないのかなという感じがしています。廃食油の関係については、隣町でも BDF 工場ができたということや、いろいろな環境問題の中で、そういった意識が高まってきているのかなと感じておりますので、家庭用のですね、そういった廃食油について、先ほど、町長からご答弁申し上げましたように、試験的に家庭用の廃食油について、回収をやっていこうということで考えております。以上でございます。
質問 福原仁子
たかがレジ袋と言いますが、国内で年間 313 億枚、一人当たり約 260 枚を使っております。約なのですが、浦幌町の人口に換算してみますと、約 156 万枚が使われています。これら原油を運んできて、作って、また消費地に運んで、消費者がそれを使って、またごみとして出すという、たかがレジ袋なのですが、動かすたびに CO2 を出しているというのが実態です。本当に元からすべての化石燃料の製品を断たなければ、それはなかなか地球温暖化の運動にはなっていかないかなというふうには考えております。私、特に今後要望するのは、町の大きな行事、イベント等に当然食事等が伴うものがあると思います。例えば、みのり祭りであるとか、そういったものの時にも、ぜひ環境に配慮した行事の内容にしていただきたいというふうに要望しておきます。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
このレジ袋につきましては、今、福原議員からお話がありました。先日、テレビを見ていますと、レジ袋を生産工場が大体大きく減っております。それだけ、生産量が大きく減ったということだろうというふうに思っています。そういう意味では、大変レジ袋の減産と言いますか、減っているということで、環境問題がやはり全国的に広がっているのだろうなと思って、私もテレビで見ていました。そういう面では、レジ袋というものが、できれば無くなってマイバックということで、環境に優しいものがいいのかなというふうに、私自身も思います。ただ今、副町長からお話がありました。今、ポイント制でやっているということで商店がありました。消費者ニーズとして、消費者マインドとして、サービスを受けるということが良いのか、やはり払ってでも環境に協力した方が良いのかというところは、これは大きくわかれるところだろうというふうに思っています。そういう意味では、浦幌町として一律にやるということは、なかなか難しいだろうというふうに思って、今お答えをしたところであります。ただ、町の行事等で環境の面について考慮すべきだということは、まったくそのとおりだろうというふうに思います。どのような形でやるのか、みのり祭りということですから、昨年で言えば 3 万人近くの町内外から観光客含めて集まるわけですから、そのような方たちに、町の特産物を販売していく中で、完全にレジ袋を無くすことはできるのかどうかという、これまた大変大きな問題だろうというふうに思いますけれども、観光パンフ等の中で、レジ袋ではなくてマイバックを持参してくださいという広告宣伝をするということも一つの手だろうと思いますし、そういう方法を講じながら、全町的にできるだけレジ袋の減量に努めてまいりたいというふうに思っているところであります。