みんなの議会

洞爺湖町議会 令和7年3月会議 2025年3月5日

地域特性を生かしたまちづくりについて

2025年3月5日、洞爺湖町議会の一般質問で、室田崇行議員が「地域特性を生かしたまちづくりについて」質問し、観光振興課長 田仁孝志、産業振興課長 仙波貴樹、農業振興課長 片岸昭弘、企画財政課長 藤岡孝弘、町長 下道英明が答えました。

聞いた人
室田崇行 議員
答えた人
観光振興課長 田仁孝志、産業振興課長 仙波貴樹、農業振興課長 片岸昭弘、企画財政課長 藤岡孝弘、町長 下道英明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 室田崇行

6番、室田崇行です。どうぞよろしくお願いいたします。今日は、1件目、地域特性を生かしたまちづくりについて、二つ目、とうやコインについて、三つ目、生物多様性についてお伺いいたします。まず一つ目として、洞爺湖町には自然、海、火山、湖ですとか、あと文化、あと食で言えば水産農業など観光資源が豊富にあると思います。これらの資源を生かして町全体の価値を高めていき、高付加価値といいますか、もっと洗練された町にしていけるのではないかと思っています。このことについてお伺いいたします。

町の答え 観光振興課長 田仁孝志(観光振興課長は2025年9月まで)

当町は火山活動によってつくり上げられました自然や景観、そして先人が築き上げてこられました歴史・文化によりまして、観光で訪れた多くのお客様に喜ばれている地域でございます。この自然や文化を活用した取組といたしましては、ジオパーク推進協議会と連携を図りながら、アドベンチャートラベルの確立に向けた体験価値を高めるコンテンツのつくり上げを行いまして、ユネスコ世界文化遺産であります北海道・北東北の縄文遺跡群の構成資産でもあります入江貝塚・高砂貝塚を含め、洞爺湖有珠山周辺地域の特色を打ち出した高付加価値の旅行商品として皆様に喜んでいただけるよう、モニターツアーや実証実験を行ってきているところでございますが、令和7年度には旅行商品として販売できる体制へ持っていけるよう調査研究を重ねていく予定でございます。また、町内の学校にお声がけをいたしまして、地元の児童生徒を対象にジオパークの体験や中島の自然学習を行いながら、地域に存在する貴重な資源について学習をしてもらい、誇りと愛着を高めてもらう取組も行っているところでございます。一方で、生かし切れていない財産もございます。いま一度掘り起こしを行いながら、この厳しい財政状況の中でも取り組んでいけるものとして、既存の観光資源を活用した観光誘致に力を注いでいきたいと考えてございます。その一つといたしまして、とうや湖ぐるっと彫刻公園の活用でございます。洞爺湖周辺、58基の彫刻が設置されておりますが、この資産を有していながら、うまく観光誘致に生かし切れてないということも認識しているところでありまして、民間のノウハウも取り入れながら、洞爺湖町でしかできない新たな観光メニューの開発を行い、魅力発信に努めてまいりたいと考えているところでございます。以上です。

町の答え 産業振興課長 仙波貴樹

私のほうからは、産業振興課の所管といたしまして食の部分、とりわけ水産資源というお言葉もございましたので、その部分で答弁させていただきます。洞爺湖町における水産資源につきましては、漁獲量・漁獲高が一番多いのがホタテ貝でございます。このホタテ貝につきましては、ふるさと納税の返礼品としても活用されており、令和5年度におけるホタテ関連の返礼品の実績といたしましては、寄附額全体の約10%となる2,466万2,000円となってございまして、まちづくりを進めていく上で必要不可欠となる財源の確保に寄与していることから、ホタテ貝はまちづくりの土台を支えている重要な特産品であるというふうに理解してございます。以上です。

町の答え 農業振興課長 片岸昭弘

私のほうでは、地元食材を活用した地産地消の取組の農業の関係についてご答弁させていただきます。JAとうや湖におきまして、自ら農業経営を行いまして将来の耕作放棄地対策や遊休資産の有効利用に向けた取組を開始して、サツマイモの作付を実施されてございます。今後は地域での新規作物の栽培面積の拡大を図る計画と聞いてございます。また、北海道におきましても、新たな戦略作物として落花生、ニンニク、サツマイモの三つの作物を新顔作物として、令和4年度から需要の拡大と取組産地の拡大を一体的に進めている状況でございます。昨年、小樽にあります酒造会社の専務が洞爺湖町出身とのことで、サツマイモを原料とした焼酎の試作品の依頼をさせていただきました。12月に完成いたしまして、試飲会を実施してございます。今後、JAとうや湖では、令和6年産のサツマイモを使いまして、焼酎を製造すると聞いてございます。本年12月頃には、町内で販売を目指していると聞いてございます。また、サツマイモの規格外商品を活用して、ペーストの試作製造も行ってございます。完成したペーストは、本州産の原料と比べても品質が劣ることはないと製造メーカーからは評価を受けてございますけれども、しかしながら、製品の高位平準化をするために本州産と北海道産の原料の比較を行うため、酪農学園大学の協力をいただきまして、食味分析を活用したうまみ成分の数値化を図る取組を実施する予定でございます。品質を保った原料を地元の企業へ紹介して、ふるさと納税の返礼品になり得るような特産品の製造を進めていきたいと考えてございます。以上です。

議員の質問 6番 室田崇行

ありがとうございます。一つの観光でのぐるっと彫刻の活用、こちらも僕、議会だより表紙の写真をちょっと彫刻を撮っていたのですけれども、それを見ながら、もっとこれを生かせるんじゃないかなと思っていたところでこういった答弁があったので、せっかく眠っている資源ですから、その当時、彫刻はきっとすごい熱量でみんなで盛り上げて観光に結びつけてやっていたのかなとちょっと勝手に思っていたのですが、もう一度そういったふうなところを思い出しながら、また魅力を高めていっていただきたいなと思います。ふるさと納税、ホタテ水産物の関係では全体の10%ということで結構な割合を占めているなと思いました。経済の所管の調査でもあったと思いますが、水産雑物の関係でいろいろ苦労されているとも思いますので、行政としてしっかりサポートできる部分もあるかと思いますので、しっかりサポートしながら進めていっていただけたらと思います。農業の関係ではサツマイモですか、焼酎をコラボして造るということで、新たな特産品となることをちょっと楽しみにしています。次に、これらを含めてですけれども、交流人口、関係人口のほうに移っていきたいのですけれども、第3期の洞爺湖町まち・ひと・しごと創生総合戦略の素案を少し見させていただいたのですけれども、国のほうでも地方創生に力を入れていくということで言われています。その地方創生2.0と言うみたいなのですけれども、その中で基本構想の5本の柱に沿った政策体系で、地域自らが真剣に考え、行動を起こし、自主的・主体的に取り組むことが地方の役割とされているというのが明記されていたかと思います。その中でもやはり、交流人口と関係人口の創出、拡大というのが重要になってくると思いますが、交流人口、関係人口の創出、拡大についてお伺いいたします。

町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘

交流人口、関係人口の創出、拡大につきましては、これは地方創生における最大のテーマであり、かつ最重要項目と位置づけて考えなければならないと思っています。洞爺湖町の人口は1965年の1万6,243人、これは旧虻田町と旧洞爺村の合わせた人口です。これが1万6,243人をピークに、2006年の町村合併時には1万1,343人、前回、令和2年国勢調査、2020年ですけれども8,442人、直近では7,869人に人口が減少しております。現在、第3期洞爺湖町人口ビジョン、洞爺湖町まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定中ですが、新たな人口ビジョンでは、洞爺湖町の人口推移は、社人研の推計によりますと前回から多少回復傾向にありつつも、2050年、令和32年ですけれども4,119人、2060年の令和42年には3,097人まで落ち込む推計となっております。このように人口減少により、今まで当たり前にできていたことが当たり前にできなくなる、その地域に住んでいる人だけでは社会が成り立たなくなる、そんな時代がもうすぐそこに近づいてくるのかもしれません。特に洞爺湖町の基幹産業である観光、農業、水産業、福祉分野における担い手不足、人手不足の問題は、この先ますます顕著になってくるのではないかと危惧されます。人口減少を見据えた将来の洞爺湖町の持続可能なまちづくりを進めるためには、議員ご指摘の交流人口、関係人口の創出、拡大、これをいかにして図るかが大きな鍵になると考えています。現在策定中の第3期洞爺湖町まち・ひと・しごと創生総合戦略では、定住人口はその地域に移住する人、交流人口は観光で訪れる人、関係人口は今後のまちづくりにとって欠かせない人と位置づけてそれぞれ区分しておりますが、特に関係人口の拡大には力を入れて計画にも位置づけたいと思っています。関係人口は、新しい視点で地域の魅力の再発見、住みやすさの環境の創出、これらに貢献するなど地域の活性化に重要な役割を果たす人と考えております。国の定義では、行き来する人、地域内にルーツ、親や親戚がある人、何らかの関わりがある人、過去に洞爺湖町で働いていたとか、住んでいたとか、このような人たちに区分され、地域との関わりがある関係の強い人イコール関係人口とされています。観光で一度だけ訪れた人は交流人口になりますが、何度もリピーターとして洞爺湖町を訪れてくれる人は関係人口に区分されます。関係人口は何度も地域に訪れ、関わりが強くなっていくうちに、その地域への親しみや思いが深くなり、将来的には移住・定住にもつながるのではないかという期待感もあります。例えば、ふるさと納税を通じて初めて洞爺湖町に来たり、洞爺湖町のイベント、それからお祭りだとかに参加して、そのような経験や体験から洞爺湖町のファンになる。また、観光客の増加によって交流人口が増え、地域との触れ合いを通じて洞爺湖町に愛着が湧き、また洞爺湖町を訪れたいと思う。もしかしたらそういう人たちが人口減少や高齢化が進む洞爺湖町の将来の地域の担い手となってくれる人になるかもしれません。こうした交流人口から関係人口へ、関係人口から移住・定住人口へ、この流れをいかにしてつくるかが大きな課題であると考えております。まずは、洞爺湖町に住んでいる私たちが、洞爺湖町の強み、地域の特性は何なのだろうと、そして、その魅力をどうやって発信するのが効果的なのかと、これは非常に難しいのですが、考えなければならない課題だと認識しております。まずは洞爺湖町を知ってもらうこと、洞爺湖有珠山ジオパーク、入江・高砂貝塚、今話が出ましたけれども、この小さな町に世界遺産が二つある町はほかにはめったにありません。これも洞爺湖町の地域の強みだと考えます。洞爺湖町には恵まれた景色、まだまだ眠っている優れたコンテンツがたくさんあります。議員も今おっしゃいました、とうや湖ぐるっと彫刻公園、これなども眠っている地域の資源としてもっと有効活用できるのではないかと思います。また、関係人口の拡大には、大学や企業との結びつき、産学官金の連携も重要であります。洞爺湖町と現在包括連携協定を締結している大学や企業との結びつき、これをさらに深めるための取組、あるいは地域おこし協力隊や地域活性化起業人の活用などもこれからの地域づくりには欠かせない必要な人材、関係人口であると捉えております。観光、産業、農業、福祉、教育、子育てなど、あらゆる分野における町の施策が点と点で終わるのではなく、その点と点が線になって初めて効果が現れてくるものであると考えます。第3期洞爺湖町まち・ひと・しごと創生総合戦略の中にもこれらをしっかりと位置づけて、交流人口、関係人口の創出、拡大を図り、地域の課題解決や町の活性化に努めてまいりたいと考えております。以上です。

議員の質問 6番 室田崇行

ありがとうございます。しっかりとした考えを持っているなと感じました。効果的な施策を打って、地方創生に力を入れてやっていってもらいたいなと感じました。昨年ですが、三豊市のほうに委員のほうで訪問に行ったときには、三豊市長さんが言っていた言葉がちょっとあったのですけれども、OneMITOYOと言って、三豊一丸となって、町民も行政も含めて一丸となってやっていくのが大事だということをお話しいただいたのですけれども、洞爺湖町も一丸となって、みんなで町を盛り上げて活性化につなげていければいいのかなと感じました。この地方創生に関して、地域特性を生かしたまちづくり、このことに関しての町長の考えを伺いたいと思います。よろしくお願いします。

町の答え 町長 下道英明

今、室田議員のほうから、交流人口、関係人口創出等の質問、大きな形でありまして、課長のほうから全体的なお話ありましたので、地方創生といいますか、一つは日本の人口というのはやはり下がっていくことは仕方ないと、あらがっていくことは必要なのですけれども、やはり従前からお話ししていますように、下り坂の下り方をしっかり知るといいますか、小さくても幸せに生きられるような、そういったまちづくりに議員と一緒に進めてまいりたいと思いますけれども、定住人口あるいは交流人口、関係人口といっても、今も働き方改革で、例えば親の介護で東京あるいは札幌からこの洞爺湖町に来ている方、今例えばもう二重住民票じゃないですけれども、そういう方もいらっしゃいますし、子育て終わったらまた都会に戻っていくという方たちもいらっしゃると思います。そういった点で、一つの今自治体に住民登録するだけじゃなくて、いろんなまたいで行っている方たちもいらっしゃると、そういったところをできるだけ今お話ししたような形で、洞爺湖町の環境であるとか自然環境であるとか、あと観光振興、農業、水産業といった経済的な強みをアピールしながら進めていく。今まさしくおっしゃったように、AllforOne、OneforAllという形もあります。そういったところでまちづくりを進めていくと。ぜひ議員からの提案も含めて、今後よろしくお願い申し上げます。以上です。

議員の質問 6番 室田崇行

ありがとうございます。

出典:洞爺湖町議会 令和7年3月会議 2025年3月5日 議事録 PDF(35ページ) 間違いを知らせる