洞爺湖町議会 令和6年9月会議 2024年9月10日
持続可能な観光について、環境への取組、連携について
2024年9月10日、洞爺湖町議会の一般質問で、室田崇行議員が「持続可能な観光について、環境への取組、連携について」質問し、観光振興課長 田仁孝志が答えました。
- 聞いた人
- 室田崇行 議員
- 答えた人
- 観光振興課長 田仁孝志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 室田崇行
6番、室田崇行です。今日は持続可能な観光について、環境への取組、連携について質問していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。まず、持続可能な観光についてですが、インバウンドが多くを訪れる洞爺湖町において国際基準を活用した持続可能な観光地域づくりは有効かと考えるが、町の考えはというところです。近年、環境に関する取組とかが注目されているところではありますが、近郊のウィンタースポーツが盛んなところでも再エネ100%でリフトを動かしているだとか、企業でもそういう環境に対してアピールという部分が結構目立ってきていると思います。僕自身はあまりテレビを見ないのですけれども、テレビをつけたときのCMを見たら、企業はこういう環境の取組してますよというのが結構出てきているなと感じました。当町においても観光の分野でも持続可能なというのが重要視されていると思いますが、その辺の町の認識を伺います。
町の答え 観光振興課長 田仁孝志(観光振興課長は2025年9月まで)
持続可能な観光、サステナブルツーリズムの定義は、訪問客、産業、環境、受入れ地域の需要に適合しつつ、現在と未来の環境、社会文化、経済への影響に十分配慮した観光と言われております。つまり、観光を通じて地域経済を発展させるとともに地域社会や自然環境、文化も守っていくことで、今だけではなく未来のことを踏まえた時間軸で考える観光の形態であると言えます。また、2023年3月に閣議決定されました観光立国推進基本計画では、大きな柱の一つに持続可能な観光地域づくりというキーワードがあり、今後、地域活性化の一つの手法として観光産業を盛り上げていく上で重要な課題になるものと認識しているところです。以上でございます。
議員の質問 6番 室田崇行
ありがとうございます。先ほど午前中の8番議員のときの質問でもありましたけれども、観光客も1月から8月で訪日客は今16万人ということで結構な数のインバウンドの人が訪れているなと感じました。観光庁の令和5年度訪日外国人旅行者の受入れ環境整備に関するアンケート調査結果というのが令和6年6月28日に出ていたのですけれども、その中で調査場所が主に空港になっていて、新千歳、成田、東京、関西、福岡で対面式で行っていて、回収件数は4,000件になるのですけれども、その中でサステナブルツーリズムを重視する割合というのがありまして、主に東アジア、東南アジア、欧米と分かれているのですけれども、サステナブルツーリズムが実践できることを重視して日本を旅行先に選んだ旅行者は、全回答者は4,000人ちょっとですけれども、7割であるということが分かっています。台湾やタイ、インドネシアでは、特にサステナブルツーリズムを重視する傾向が見られています。台湾においては400件回答しているのですけれども80%ちょっと、タイも83%、インドネシアは81%、欧米は5割ぐらいということです。今サステナブルツーリズムというのは結構重視されているのですが、特にアンケートから結果からもインバウンド観光客にとっての行き先として選ぶ理由の一つになっていると思います。そこで、このことに関しての町の認識、また、観光振興課として何か取り組んでいるものがあれば教えてください。
町の答え 観光振興課長 田仁孝志(観光振興課長は2025年9月まで)
まず、観光振興課として取り組んでいる事業でございますけれども、町では令和4年度にウッドチッパーを購入し、洞爺湖の中島において長年の風雪や雨などによって倒れた倒木をチップ加工し、散策路に敷き詰める体験を地元の小中高校生に体験してもらったり、修学旅行の誘致でも学習素材の一つとしてPRを行い、中島で育った木を中島の土に返すというSDGsの11番目の住み続けられるまちづくりや15番目の陸の豊かさを守ろうという目標にも貢献できる取組として実施してございます。また、3年ほど前より中島に多く生息しております特定外来種アメリカオニアザミの駆除をボランティアを募って実施し、安全に歩きやすい散策路整備に努めており、今年も10月5日土曜日に実施することとなってございます。また、持続可能なインバウンドの行き先の選ぶ理由の一つとして、町としてはどういう認識かというところでございますけれども、ジオパーク推進協議会では、国内外からの観光客に高付加価値のツアーを楽しんでいただくためにガイドつきツアーを実施しておりますが、令和7年の運用を目指して野外活動における安全管理能力やガイドの基本的技術を得ている者、事故発生時の応急手当など救急法に関する講習を受講し修了書を持っている者というほかに、ジオパーク推進協議会独自の活火山の知識、有珠山の特徴や危険性の理解を求めるため、洞爺湖有珠山ジオパーク検定を導入し、合格した者のみが引率できるよう、ガイドの質を上げ、小数単位でのガイドつきのツアーを行うことで希少植物等の保全や安全なツアーの催行により、持続可能なツアーの提供を計画し、旅行先として選んでいただけるよう取り組んでいるところでございます。以上です。
議員の質問 6番 室田崇行
ありがとうございます。ジオパークのツアーですが、少人数でやられるということは僕はとてもいいことだなと思います。やっぱり大人数でやってしまうと環境へのインパクトもありますし、安全面でもいろいろ心配な面が出てくると思うので、そこはとてもよろしいかなと思います。ウッドチッパーとか、いろいろいい取組もされているのですけれども、なかなか表に出てきていないなというのが個人的に感じていまして、観光地というのは特にそういう部分をアピールしていくのが結構重要になってくると思うのですけれども、その取組をアピールするためにも、アンケートからもあったようにサステナブルツーリズムを重視して来ている訪日外国人のお客さんがいると思いますが、そういった観光地づくりを進めながら国際基準を活用した観光地域づくりを進めていくべきかと思いますが、町の考えはいかがでしょうか。
町の答え 観光振興課長 田仁孝志(観光振興課長は2025年9月まで)
持続可能な観光ガイドラインの国際認証団体であるグリーン・デスティネーションズでは、100項目から成る認証プログラムを設けており、これら全てについてグリーン・デスティネーションズが設定する基準をクリアすると観光地が世界持続可能観光協議会の認証を受けられることになっておりますが、現在認証を受けているのは世界でも3都市のみということで非常にハードルが高いというふうに聞いてございます。このために段階を踏んで認証を目指していけるよう、100項目のうち60項目をクリアするとブロンズ賞、70項目をクリアすればシルバー賞といった形で取組の過程に幾つかの表彰制度が設けられていると伺っております。道内でも2023年にニセコ町がシルバー賞を受賞し、弟子屈町がその下の世界トップ100地域に選出されていると伺ってございます。当町といたしましても、このようなジオパークの活動の取組もありますが、これを継続しながら持続可能な観光地づくりというものを進めつつ、国際基準や認証制度についてまだちょっと把握できてない部分もありますので、しっかりと調べさせていただきながら、今後の認証へのエントリーについては検討してまいりたいと考えております。以上です。
議員の質問 6番 室田崇行
ありがとうございます。そういった認証制度を検討して進めていっていただければなと思います。そのグリーン・デスティネーションズなのですけれども、箱根町のほうもこれをやっていて15項目クリアしたその100地域になるのですけれども、箱根町のほうは箱根町の観光協会とかDMOと福祉協議会と連携してユニバーサルツーリズム、箱根町って坂道が多いと思うのですけれども、車椅子を利用する人たちにも優しいまちづくりという観点で、グリーン・デスティネーションズはストーリー性を大事にしている団体だったとお聞きしているのですけれども、そういった取組も箱根町のほうではされていました。ランクがストーリーの六つぐらいあったのですけれども、観光地管理ですとか文化の面、あと環境と景観とか、景観の部分でいうと湖畔の看板もありましたけれども、あれは最大限景観に配慮してつくったのかなと僕はちょっと思ったのですけれども、某コンビニエンスストアさんも移転したときは茶色っぽい外観になっていたので、そういった景観の部分でもいろいろ当町に当てはまる部分はあると思いますので、ぜひともちょっと前向きに検討してやっていただくといろんな面でも国際的にアピールできるのかなと感じます。