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洞爺湖町議会 令和6年3月会議 2024年3月6日

ゼロカーボンへの取組について

2024年3月6日、洞爺湖町議会の一般質問で、室田崇行議員が「ゼロカーボンへの取組について」質問し、産業振興課長 仙波貴樹、町長 下道英明が答えました。

聞いた人
室田崇行 議員
答えた人
産業振興課長 仙波貴樹、町長 下道英明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 室田崇行

6番、室田崇行です。よろしくお願いします。今回は、1番、ゼロカーボンへの取組について、そして2番で町有地、空き店舗の取得や活用について、3番で移住定住の推進についてで質問していきたいと思います。よろしくお願いします。まず一つ目で、洞爺湖町に適した再エネの導入について町の考えはということで、町民アンケートの結果から、洞爺湖町としてどの種類の再エネが適しているか、どんな意見があったかお聞きします。

町の答え 産業振興課長 仙波貴樹

ただいまの質問でございます。町では、今年度から2か年にわたりまして2050年までの循環型脱炭素社会を見据えた再生可能エネルギー導入目標を策定するとともに、地球温暖化対策実行計画(区域施策編)を策定し、必要な対策を講じることとした取組を進めております。当該計画策定に向け、洞爺湖町における温室効果ガス排出量や再生可能エネルギーの導入に当たり、洞爺湖町のポテンシャルや可能性を把握するためにアンケート調査を実施したところでございます。洞爺湖町内での再生可能エネルギー導入ポテンシャルとして、一番高いのは太陽光発電で、次いで風力発電、地中熱となってございます。また、アンケート調査の中で、洞爺湖町が2050年までに導入すべきと思う再生可能エネルギーについて町民の皆様の考えを伺った結果、導入すべき再生可能エネルギーとしては、太陽光発電が最も多く、次いで地熱や地中熱利用を考えておられる町民の多いことが分かりました。以上です。

議員の質問 6番 室田崇行

ありがとうございます。ポテンシャルとしては太陽光、風力、地中熱ですか。洞爺湖町としても太陽光はポテンシャルあるなとは思います。風力とかに関しては景観の問題ですとかいろいろあるので、あまり適していないのかなとは思いますが、住宅用の太陽光パネルについてで、住宅用太陽光発電についての現況と今後の導入予定についての意見は何かありましたか。

町の答え 産業振興課長 仙波貴樹

まず状況から説明させていただきます。住宅用太陽光発電につきましては、町独自で把握しているものはなく、経済産業省資源エネルギー庁から公表されている固定価格買取制度、いわゆるフィット制度でございますが、これに認定されている数値によりますと、令和5年9月末時点で43件となってございます。このほかにフィット制度の認定を受けていないものにつきましては、現状で把握することができない状況となってございます。また、今後の導入予定につきましては、アンケート調査の中で太陽光発電に対して補助金などの支援をいただきたいといった意見が寄せられているところでございます。以上です。

議員の質問 6番 室田崇行

ありがとうございます。太陽光パネルに関しては、まだまだそこまでフィット制度は43件ですか、そこまでまだ多くはないのかなとは感じました。太陽光パネルを導入するとなれば、それなりの費用もかかりますし、アンケートでは補助金などの支援があれば導入が進むのかなとも思いました。洞爺湖町としては、景観、そして自然環境を売りにしている町でもあると思います。しかし、近年では太陽光パネル発電に関して、景観、自然環境、そして住民の生活環境への影響が危惧されています。道内でも大規模の開発が進み、景観や自然環境が失われてから対応していっている状況でもあると思います。例としてなのですけれども、釧路市のほうで最近太陽光パネル、釧路市自然と共生する太陽光発電施設の設置に関するガイドラインというのが策定されました。この中で見ていくと、ポイントとしては法令や条例に基づく手続の徹底、あとは設置するのに適当でないエリアを25種類の法令等に基づき明示、設置者の遵守事項を5分類、そして16項目にわたり整理、あと工事着手の60日前までに関係機関と必要な協議を行い、届出ということになっています。洞爺湖町としましても、景観や環境の影響もあると思いますし、津波、土砂災害、そして周期的に発生する噴火での災害も考えられます。噴火の場合、火砕流ですとか噴石の影響があると思います。再エネの導入も大切ですが、先人たちが築き上げてくれた自然と共生したこの町を次の世代へつないでいくためにも、早期での関係法令や条例に基づいた太陽光発電施設設置に関するガイドラインの策定などが必要だと考えますが、町の考えはどうでしょうか。

町の答え 産業振興課長 仙波貴樹

ただいまの質問でございます。議員ご指摘のとおり、道内におきましても、北海道はじめ、釧路市など太陽光発電施設の設置に関するガイドラインを策定していることは私どもも認識しているところでございます。町では、令和3年6月に洞爺湖町景観計画を策定いたしまして、景観法に基づく届出対処行為及び景観形成基準を設定しているところでございまして、太陽光発電設備に関してもこの計画の中でルールと行為の制限を設定しているところでございます。議員からは釧路市の例も挙げておられましたが、この計画につきましては、北海道が定めています北海道太陽電池・風力発電設備景観形成ガイドラインと町の計画がほぼ同等の内容となっていますことから、現在のところ太陽光発電設備の設置に関するガイドラインを策定する予定はございませんが、国の法改正や国のガイドラインの修正等によって、現在町で有しております景観計画で対応することが難しい状況となれば、新たに議員ご指摘のとおりガイドラインの策定を行わなければならないと考えてございます。以上です。

議員の質問 6番 室田崇行

景観も環境もそうですけれども、失われてからでは遅いと思うので、なるべく早く、早期での太陽光パネル発電に関してのガイドラインを策定していただければなと思います。次に、省エネの推進について伺います。住宅の省エネの導入状況については、どうなっていますか。

町の答え 産業振興課長 仙波貴樹

ただいまの質問でございます。昨年、実施いたしましたアンケート調査によりますと、全体の約3割程度が省エネ設備の導入を行っておりまして、複層ガラス窓や高断熱の玄関ドアの導入が最も多く、このほかにも薪ストーブや再エネ由来電力の活用などが上げられておりまして、特に太陽光パネルにつきましては、再エネ施設の導入がフィット制度による収入としてではなくて、再エネのためという意識もこの調査結果から判明したところでございます。また、EVやPHV、ハイブリットなどの次世代型自動車の所有率は約19%で、全道平均の13%を上回る結果でございました。以上です。

議員の質問 6番 室田崇行

次世代型自動車に関しても全道平均を上回る結果となったということで、意識は高いのかなと思いました。省エネについても3割程度という結果になっていますけれども、ここはもうちょっと何か策があれば伸びていくのかなとは思います。次に、住宅省エネに関するリフォーム制度の利用状況はどうなっていますか。

町の答え 産業振興課長 仙波貴樹

ただいまの質問でございます。町におきましては、平成22年度から商工会の住宅リフォーム助成事業への補助を実施しておりまして、令和5年度からは省エネ脱炭素に関する改修も可能としているところです。今年度は省エネ、あるいは脱炭素に関するリフォームの実績はございませんでした。また、このほか国や道で実施している補助事業などもございますが、町を経由しないため、これらを把握することができない状況となってございます。以上です。

議員の質問 6番 室田崇行

ありがとうございます。商工会の住宅リフォームの制度はあるけれども、省エネ、脱炭素に関してはなかったということですか。ありがとうございます。このリフォーム制度の補助金の周知をもう少ししていけば伸びていくのかなと思うのですけれども、その辺の考えはいかがでしょうか。

町の答え 産業振興課長 仙波貴樹

ただいまの質問でございます。省エネリフォームに関するアンケート調査におきましては、金額次第でリフォームを考える人までを含めますと約7割弱の世帯が関心を示しておりまして、住宅リフォーム等助成金の制度に関しては5割弱しか認知していなかったこともございまして、議員ご指摘のとおり、省エネリフォーム普及のためにもあらゆる媒体や様々な機会を通じて制度の周知などを進めていかなければならないと考えてございます。また、省エネの推進に向けては、町民、事業者、行政、町全体を挙げて取り組みまして、まずは2030年の46%の二酸化炭素排出量削減に向けて省エネの取組を強化していきたいと考えております。以上です。

議員の質問 6番 室田崇行

ありがとうございます。周知を強化して省エネの取組を進めていってもらえればなと思います。次に3番目で、ゼロカーボンを実現するためには、環境に配慮したまちづくりを推進するべきだと考えるが町の考えはということです。まず、町内の業種ごとでのCO2の排出量というのは、把握されていますか。

町の答え 産業振興課長 仙波貴樹

ただいまの質問でございます。町内の業種ごとのCO2の排出量につきましては、実施したアンケート調査及び各種統計資料により推計したエネルギー消費量を基にCO2の排出量の推計を行ってございます。洞爺湖町全体の排出量は8万7,300トンCO2で、製造業、建設業、農林水産業などの産業部門では1万9,400トンCO2で全体の22%に当たります。また、公務等の業務、その他部門におきましては2万2,600トンCO2で全体の26%、家庭部門は2万2,600トンCO2で全体の26%、旅客、貨物、鉄道などの運輸部門では2万1,400トンCO2で全体の24%、廃棄物部門では1万2,000トンCO2で全体の2%となってございまして、各部門から満遍なく二酸化炭素が排出されており、町挙げての省エネ行動や再エネの導入に取り組む必要があると考えてございます。以上です。

議員の質問 6番 室田崇行

ありがとうございます。各部門から満遍なく排出されているということなので、おっしゃったように皆さん町全体を挙げて取り組んでいければ減らしていけるのかなと思いました。そして、今後、関係団体との連携の予定についてはありますでしょうか。

町の答え 産業振興課長 仙波貴樹

ただいまの質問でございます。現在、町で進めております地球温暖化対策実行計画の策定に係る策定委員会の中でも漁業者から磯焼けに係る課題が上げられておりまして、他の地域で磯焼け対策につながる取組を進めている構成員から課題解決に向けて協力したいとの申出がございまして、現在事務レベルで協議を進めているところではございますが、磯焼け対策はブルーカーボンにつながる取組でもあることからも、今後、町として、漁業関係者や企業などと連携し、取り組む必要があると考えております。今後につきましても、策定委員会等を通じまして、各産業等における様々な課題を上げていただき、ゼロカーボンを通じて地域課題を解決し、地域の魅力と質を向上させる地方創生につなげていきたいと考えてございます。以上です。

議員の質問 6番 室田崇行

ありがとうございます。ブルーカーボンのほうをぜひとも進めていってもらいたいと思います。今現在は、ESGといいますか、ESG投資とか、Enviroment(環境)、Social(社会)、Governanceというのが言われていて、このESGというのは、環境、社会、ガバナンスに配慮することで企業、組織として信頼を得たり、企業の価値が高まっていくと言われています。気候変動に関する枠組みみたいなものがあるのですけれども、TCFDといって気候関連財務情報開示タスクフォースというのが2015年、当時のG20から要請を受けて金融安定理事会が発足させたタスクフォースというのがあります。このタスクフォースというのは、緊急性の高い特定の課題を解決させるために一時的に設立される組織のことを言います。世界全体では、金融機関をはじめとする4,925の企業がこれに賛同していて、日本では1,488となっています。昨年、経済産業省でTCFDのサミットが開催されていました。これは気候変動による経営リスクの把握、あと気候変動への対策、そして気候変動による気温が上昇してどういったことが起こるかというシナリオの分析、こういった中身になります。これは環境保護と経済成長の両立を目指すものでもあります。この環境への取組を見える化することによって、信頼、企業価値が上がり、投資、町でいえばふるさと納税ですし、移住・定住も当てはまるのかなと。お金ではないですけれども。こういった取組をすることで企業価値も上がって投資が進んでいくという流れになっていますので、こういったものも含めて考えながら環境に配慮したまちづくり、ゼロカーボンに向けてやっていただければなと思います。このゼロカーボンに関して、町長の考え、よろしくお願いします。

町の答え 町長 下道英明

今、室田議員からゼロカーボンに対して全体的なというお話ですよね、と考えていくと、昨年1月にゼロカーボンシティ宣言をさせていただきました。昨年11月末現在では、道内142の自治体が宣言をされたところでございます。ご案内のとおり、洞爺湖町におきましては、次年度までに再生可能エネルギー導入目標と地球温暖化対策実行計画の策定をして取り組んでいるところでございます。議員からご質問あったように、町民アンケートから知見を得ることは本当に大事なことだと思っておりますし、また住宅用の太陽光発電、そして事業者用太陽光発電の設置の可能性、ここら辺も自治体としての省エネ推進の施策、関係団体の連携が必要であると思います。漁業だけではなくて、農業部門も非常にありますので、実際、農家は自家用で使って動いているという事例もございますし、そういった点では自治体だけではなくて、地域からの支援が必要であろうかと思います。また、公共交通機関と連携しながら非効率なバス運行の是正ですとか、例えば余計なところを回っていかないで、ダイヤのほうも変更しながらCO2削減に向かっていくという点では、公共交通政策の体系の中でもCO2削減は十分できるのかなと思っております。また、観光業の施設でも当然だと思うのですが、今観光施設も電気料が非常に高いという形の中で、何とか自然の、いわゆる再エネの発電を使って稼働できないかというご提案もいただいておりますので、なかなかマッチングするところは厳しいのですけれども、そのご提案をいただいている中では担当課とも逐一動いているところでございます。また、教育啓発活動の視点から住民や会社に対するゼロカーボンの重要性に関する教育や啓発活動も引き続きしていかなければいけないと思っております。あと、今ESGの話がございました。Enviroment Social GovernanceということでESGですね。これは債権も出ていまして、今株価が非常に高くなってきていますけれども、ESGに取り組んでいるところをポートフォリオとして入れていくという形で、逆に洞爺湖町としてもふるさと納税の関係がありますけれども、ESGに取り組んでいる会社と洞爺湖町が何とかコラボできないかというお話も水面下で今少しずつ動いているところでございまして、ESGに一生懸命取り組んでいるところは環境に注目しているということは、洞爺湖町にとって環境サミットを開催した町としては、非常に親和性が高いので、そこら辺のところでできるだけ多くのESGと関係する企業とも連携しながら洞爺湖町の情報発信という観点からゼロカーボンに対する施策についても知見をいただければなと思っているところでございます。以上でございます。

議員の質問 6番 室田崇行

ありがとうございます。

出典:洞爺湖町議会 令和6年3月会議 2024年3月6日 議事録 PDF(35ページ) 間違いを知らせる