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洞爺湖町議会 令和5年9月会議 2023年9月11日

洞爺湖の適正利用について

2023年9月11日、洞爺湖町議会の一般質問で、室田崇行議員が「洞爺湖の適正利用について」質問し、庶務課長 兼村憲三、町長 下道英明が答えました。

聞いた人
室田崇行 議員
答えた人
庶務課長 兼村憲三、町長 下道英明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 室田崇行

次に、二つ目の洞爺湖の適正利用についてお伺いいたします。現在、洞爺湖中島付近での動力船・非動力船の利用状況というのは把握されていますでしょうか。よろしくお願いいたします。

町の答え 庶務課長 兼村憲三

ただいまの、現在の中島付近での動力船・非動力船の状況ということのご質問かと思います。洞爺湖での動力船及び非動力船の利用においては、まず、これは令和3年3月に洞爺湖適正利用推進連絡協議会において、「ルール&マナーガイドマニュアル」を作成したところでございます。このルールの作成前におきましては、中島への上陸する方もおりましたが、このルールの作成以降、動力船乗り場での利用者への指導の徹底及び注意喚起など、一定の理解が浸透されてきているものというふうに考えており、現在は、中島付近で利用されている方はまだおりますけれども、上陸されている方はほとんどいないというふうな認識をしております。以上でございます。

議員の質問 6番 室田崇行

ありがとうございます。僕も週末、湖に出ることが多いので、利用状況というのはある程度は把握できていると思いますが、いろいろ桟橋の件でしたり、それからは大分落ち着いたイメージは持っています。湖岸では、今300メートルの規制がありますが、中島の周りについては、立入り不可とはなっていますが、距離を設けていないのは、こちらはなぜなのか、よろしくお願いいたします。

町の答え 庶務課長 兼村憲三

ただいまの質問でございます。このルール及びマナーガイドマニュアルにおきましては、湖岸から300メートル以内は動力船航行禁止エリアとして設定されておりますが、中島においては、着岸立入り不可というふうにはしておりますけれども、何メートル以内の渡航禁止エリアとは示されていない状況にあり、そのことで、中島付近での航行がされている様子は十分あるというふうには考えております。この間、令和3年8月の適正利用推進連絡協議会の担当者会議の中でも話が出ておりました。環境保全の観点から、特別保護区である中島にも配慮が必要であり、距離指定の適用も必要だけれども、規制を厳しくするためには、確かなデータに基づいた検討が必要だというふうな会議録も示されていることから、今後の会議の中では、しっかり検討していきたいというふうに考えてございます。以上でございます。

議員の質問 6番 室田崇行

ありがとうございます。洞爺湖の中島は、現在、天然記念物に指定されている鳥類が生息していたり、周辺には希少種の水草もあります。ですので、今後、前向きにルールの見直しの検討をしていただきたいなと思います。次の質問に移ります。洞爺地区曙公園の利活用についてです。現在の曙公園の利用状況については、どうなっていますでしょうか。よろしくお願いいたします。

町の答え 庶務課長 兼村憲三

ただいまの曙公園の現在の利用状況ということのご質問でございます。曙公園につきましては、コロナ禍の常態化を機に、令和3年度に、これまで湖畔キャンプ場の運営をされておりました洞爺まちづくり観光協会と協議をし、洞爺湖畔レジャー対策協議会の確認を経て、本来の湖畔公園として活用することで決定したところでございます。洞爺地区においては、財田地区をキャンプや動力船などのアクティビティな活用として、また、中央公園から曙公園までを野外彫刻と洞爺湖のロケーションが調和する景観を探勝できる公園として、さらにはサップ等の非動力船利用エリアとして、洞爺地区の中で差別化を図り、洞爺地区湖畔の魅力として進めてきているところでございます。また、これまで、曙公園において、景観を損なわないようにキャンプ利用として利用されておりましたトイレ及び炊事場を撤去し、さらには炊事場のあった東屋にはゆっくりくつろげるよう手づくりのベンチの設置など、公園の機能としての充実を図っているところでございます。今後におきましては、公園内に看板の設置を考えており、公園でのルールやマナーをはじめ、野外彫刻の説明を多言語で表記するなど、公園の魅力発信につなげていきたいというふうに考えております。以上です。

議員の質問 6番 室田崇行

ありがとうございます。現在の非動力船の利用についてですが、カヌー工房を推奨しております。カヌー工房については、道路を渡って湖畔に出ていかないといけないので、少し危険が伴うのかなという部分もあります。曙公園は、今現在、彫刻・芸術をメインにやっているかと思うのですけれども、曙公園は車で湖畔まで入っていけるので、そういった面では、カヌーの人ですとかカヌーをかついで湖畔まで歩いていくのはちょっと厳しい面もあるので、あそこの公園の活用についての声もずっと聞かれている状況であります。同じ国立公園の支笏湖では、9月1日から千歳川近くのエリアを利用する際には、協力金というのを徴収する実証実験が行われています。協力金の使途としましては、ルールの普及、エリア内のパトロール、環境保全活動の財源に充てる予定となっていると聞いています。前向きに検討していただきたいのですが、曙公園についても、利用しやすい面もありますので、今後はそういう協力金の制度を導入して、さらなる設備の充実ですとか、受益者負担にもなると思うのですけれども、そちらも前向きに考えていただければなと思います。次の質問に移ります。湖畔の利用、ルール・マナーの普及啓発についてです。現在、湖畔の利用についてですが、まだまだルールブックの中では明確になっておらず、利用者の方々からちょっと分かりにくいですとか、そういった声も聞かれている部分もあります。この部分もですが、協力金の部分とも連動してくると思うのですが、利用する人に協力金を徴収して負担してもらい、今現在、適正利用協議会は予算化してはいないとは思うのですが、そういった面で、ルールブックの充実ですとかエリアの整備もしていくというのも手なのではないかなとは思いますが、こちらのルールブック等の見直し、変更等についての考えがあれば、教えてください。

町の答え 庶務課長 兼村憲三

まず、先ほどの曙公園の乗り場の開放等で併せて協力金での整備をしていく考えはどうかというご質問の答弁をさせていただきたいと思いますが、非動力船の利用者におきましては、現在、カヌー工房の駐車場を推奨しているというところでございます。この理由といたしましては、小公園、また浮見堂公園の駐車場は、一般観光客も多く利用することから、非動力船利用者が利用することで、準備や車からの出し入れの際の専有及びトラブルにつながることを避けるためにカヌー工房の駐車場を推奨し、目の前の湖畔から利用していただいているというところでございます。また、曙公園につきましては河川敷地でありまして、町が湖畔公園として利用するために道から借りている土地であること、それから協力金による、例えば駐車場整備といったことに関しましては、管理体制であったり河川敷地内の整備になることから、現時点では、駐車場利用としての考えは持っておりませんが、今後の利用状況等見極めながら、対応していきたいなというふうには考えてございます。それから、その後の湖畔利用のルール・マナーの分かりやすい作成というところでございます。マニュアルの現在の普及におきましては、これまで毎年、動力船の利用の多い時期に合わせて当町及び壮瞥町の動力船乗り場においてチラシの配布、また普及に努めているところでございますが、毎年、啓発活動を実施しており、今週の土曜日におきましても巡回パトロールを兼ねて啓発活動を実施するというような予定になってございます。元町民であったり、観光客への分かりやすい対応というご質問かと思います。確かに、基本的利用ルール及び水域図、また関係法令などがガイドマニュアルには記載しておりまして、大体17ページほどに及ぶものになってございます。これまで非動力船向け洞爺湖利用のルールのチラシ、また、名刺サイズのQRコードからマニュアルを確認できるものを作成してございますが、あくまで動力船、または非動力船利用者向けのものでありますので、今後、町民に対しましては、例えば広報等を活用して周知を図る、それから、観光客向けに分かりやすい内容のものという作成については、適正利用推進連絡協議会に諮りまして、検討していきたいなというふうに考えています。以上でございます。

議員の質問 6番 室田崇行

ぜひ前向きに検討していただき、利用者、観光客に優しい湖畔の利用のルールを作成していただき、満足して利用していただけたら、よろしいのかなと思います。最後に、洞爺湖の利用についての町長の考えをお聞かせください。よろしくお願いします。

町の答え 町長 下道英明

議員ご承知のとおり、湖畔の利用といいますか、洞爺湖の利用というのは、意外と複雑なのですよね。細かく見ると、例えば洞爺湖はまず、洞爺湖温泉街から中島に行く、また壮瞥温泉側から行くとか、中洞爺から行く、財田キャンプ場から、あるいは洞爺地区動力船乗り場、あと、一般質問の中で議論ございました、カヌー体験ハウス、そしてまた、月浦の遊漁船ボート置場ということで、こういったところの非常に多くのスポットから洞爺湖中島に向けてアクセスがあるという形があろうかと思います。先ほど、デジタルのお話がありましたけれども、X軸、Y軸のGISの地理データから行きますと、そういった座標軸で見ると、動力船の航行禁止エリア、先ほどございました湖岸から300メートルという形ですとか、あるいは動力船乗降は離着岸エリア、また中島エリアは着岸立入り不可ですとか、さらには水域利用調整区域、動力船航行禁止エリア、そして遊覧船が通っておりますが遊覧船航路は船舶への接近が禁止であるとか、本当にこういった点で、洞爺湖温泉の湖畔だけ見ても、動力船の航行禁止エリアが二つあって、その間に営業船舶、貸しボート等非動力船低速エリアというのを設けて、大変細分化しているというのは、今回私も調べさせていただいて、改めて身近にいるがゆえに驚いているところでございます。そういった点で、担当課長の答弁にもありましたように、洞爺湖適正利用推進連絡協議会の中で、洞爺湖町と壮瞥町、環境省、北海道、また地元経済団体、これは観光協会もあるでしょうし、NPOもありますし、カヌーなど様々いろいろなところがありますので、こういったところと連携しながら、先ほどご提案ありましたような、将来的にデジタル技術を駆使して、町民や観光客向けに分かりやすい内容のものの作成について、当該の適正利用推進協議会に対しましていろいろお諮りしながら、検討して一緒に組んでいきたいなと思います。先ほどありましたように、特にGISデータを利用すれば、一つアプリを作って、洞爺湖の利用ということでスマホのアプリで、あるいは普通の形でもいいのですけれども、その中で、例えば湖で動いて遊んでいくとかといったこともできると思うので、そういった面も可能であれば、大学等にもご提案して、できるだけ費用はかからないような形で、当然デジ田の補助金等もあれば、そういったところも知見をいただきながら進めていければなと思っているところでございます。以上です。

議員の質問 6番 室田崇行

とても分かりやすい答弁、ありがとうございます。僕も分かりやすい質問ができるように頑張っていきたいなと思います。これで一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

出典:洞爺湖町議会 令和5年9月会議 2023年9月11日 議事録 PDF(34ページ) 間違いを知らせる