洞爺湖町議会 令和5年9月会議 2023年9月11日
DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進について
2023年9月11日、洞爺湖町議会の一般質問で、室田崇行議員が「DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進について」質問し、総務課長 野呂圭一、税務財政課長 藤岡孝弘、企画防災課長 佐々木勉、町長 下道英明が答えました。
- 聞いた人
- 室田崇行 議員
- 答えた人
- 総務課長 野呂圭一、税務財政課長 藤岡孝弘、企画防災課長 佐々木勉、町長 下道英明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 室田崇行
暑いかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。今回は、一つ目として、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進について、二つ目は、洞爺湖の適正利用について、質問したいと思います。まず一つ目のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進についてです。現在は、行政組織の人員と業務量のバランスが崩れていることが洞爺湖町行財政改革推進方針の中で課題に上げられています。この課題解決における方策としてのデジタル技術の活用、ちょっと細かい部分になるかと思うのですけれども、こちらについて質問していきたいと思います。まず、役場職員の現在の人数についてお伺いいたします。
町の答え 総務課長 野呂圭一(総務課長は2023年9月まで)
職員の数は、3役と保育士、再任用職員を含めまして155名となっております。
議員の質問 6番 室田崇行
ありがとうございます。この155名の限られた人数の中で、日々の業務をこなしていっている状況だと思われますが、この業務を、デジタル技術を活用し、スリム化・省力化することで職員の余裕が生まれ、さらなる住民サービスを向上させていくことが目指しているところかなと思います。役場の業務のシステムについてですけれども、現在、地図データを使用している業務が多いのかなとは思いますが、部署ごとでの地図情報の管理システムは統一されているのでしょうか。また、紙ベースでの情報の管理、例えば台帳等、その辺は紙ベースでまだされているのか、お伺いいたします。
町の答え 税務財政課長 藤岡孝弘
洞爺湖町のGISの導入状況につきましてですけれども、平成9年に旧虻田町におきまして、まとめて役場の状況ですが、固定資産の管理台帳、道路台帳の管理システム、都市計画管理システム、上下水道台帳の管理システム、農家台帳システムまで、紙台帳からGISのデータを使用しまして電子データ管理へ移行しております。それから、平成20年度から旧洞爺村地区におきましても、それぞれの管理システムを導入し、毎年度データの更新を行いまして、管理業務を行っているところであります。以上です。
議員の質問 6番 室田崇行
ありがとうございます。GISのデータ管理のシステムですが、このデータ管理のシステムというのは、部署間で横断的な情報の共有ができるのかどうか、ちょっとお伺いいたします。
町の答え 税務財政課長 藤岡孝弘
ベースになっているのは、ベースと言っていいのかどうか分からないですけれども、航空写真のデータを固定資産台帳に取り入れて、そこからそれぞれ道路ですとか農家台帳だとかというところに派生して、それぞれ原課のほうで委託業務を行っているというところでございまして、それぞれの横のつながりという意味では、広い意味でいうと横のつながりと言えるのかもしれませんが、そこまで密に連携して何か作業をしているとかというところまでは、そのような状況までにはなっておりません。
議員の質問 6番 室田崇行
今現在ですと、密な状態では横断的な情報の共有はできていないのかなというお話があったと思いますが、分散していたデータを統合する、地図上でデータの管理を行うシステムを統合型GISと言われていますが、現在では、1,741の市区町村の6割がこちらを導入しています。また、このシステムを統合することで、管理費の削減も効果があります。統合型のGISのシステムですが、近隣の市町村では、このシステムの活用、導入がされていますが、こちらについてはご存じでしょうか。
町の答え 税務財政課長 藤岡孝弘
すみません、今言われた統合型のシステムというのは、具体的にどういうものなのかというのがちょっとイメージできないのですけれども、先ほど答弁したように、現在の洞爺湖町の状況については、GISを活用した地図データの業務というのは、先ほど申しましたとおり、固定資産、農家台帳、道路台帳、それから都市計画、上下水道、これらの業務をそれぞれ行っているところでございまして、議員がイメージされている具体的にどういうものなのかというのは、ちょっとイメージが湧かないのですけれども、すみません、状況としてはそんなような感じでございます。
議員の質問 6番 室田崇行
分かりづらい質問でちょっと申し訳ないです。システムについてですが、システムを、課をまたいで横断できる、その課だけが持っている情報ではなくて、町長もおっしゃられているように属人化という部分、その課だけが知っていると属人化してしまうと思うのですけれども、システムを、課をまたいで、ほかの課の人も情報を共有できると、違う課に問合せが来た場合でも対応できるとは思うのですよね。そういうシステムを使っていくと、行政事務のスリム化・省略化にもつながっていくとは考えられると思います。室蘭市は、既にGISを導入しています。伊達市、登別市も、導入に向けて今動いているところとも聞いております。DXについては、10月から本格的に始動していくとは思いますが、その辺の課をまたいでの横断するシステムの構築についての考えは、ありますでしょうか。
町の答え 総務課長 野呂圭一(総務課長は2023年9月まで)
ただいまの課を横断して統合したシステムを活用していくというところでございますが、議員ご質問の内容については、私がこういうことかなと思うのは、要は、クラウド型のシステムを使うことによって、一つのデータをみんなで見に行くというような状況なのかなと思うのですけれども、うちで使っているシステムについては、平成9年度に導入したシステムで、かなり古いものとなっております。つまり、議員ご指摘の現在におけるクラウドで使うシステムではないので、こういったところの改善を図ることによって、議員ご指摘のように、適正にかつコストが安価で運営できるのかなというのは認識してございます。ただ、一方では、そこの導入について、かなりのイニシャルコストがかかるというところでお聞きしておりますので、今後そういった面も踏まえながら、財政面も検討しないと駄目なものですから、そちらも関係機関と関係部署で協議しながら検討してまいりたいと思います。
議員の質問 6番 室田崇行
ありがとうございます。次の質問に移らせていただきます。安心・安全なまちづくり、災害対策においてのデジタル技術の活用について伺います。ハザードマップについてですが、津波のハザードマップは、ウェブ版で公開されているかと思います。そちらを見て、防災の分野でも少しずつデジタル化が進んでいるのかとも思いました。噴火防災についてのハザードマップのウェブ版の公開は、予定されていますか。
町の答え 企画防災課長 佐々木勉
現在、ウェブ版の部分というか、あくまでも基となったハザードマップの現行といいますか、それをホームページに公開している程度でございまして、まだウェブ版の部分にはなってございません。それと、今うちのほうでやっているのは、災害対策に特化したデジタル化という形になれば、先ほど税務財政課長からもお話ありました、固定資産税の地籍があります。そこの部分に土砂災害の警戒区域のマップを併せて載せて、そこで可視化できるような状態にはGISを使ったものとしてはあるところでございます。
議員の質問 6番 室田崇行
現在、最新のGISのシステムを使用しますと、津波のハザードマップに避難行動要支援者の方の登録をすると、津波の浸水区域にどれぐらいの要支援者の方がいるとか、高齢者の方でしたら、高齢者の方がどれぐらいいるかというところも把握できる点ではあると思うのですが、その辺の情報を組み合せた中での把握、情報の共有というのは、職員間ではできていますでしょうか。
町の答え 企画防災課長 佐々木勉
残念ながら、先ほども言ったようにデジタル化がちょっとどうしても今現在なされていない状況がありますことから、どうしてもペーパー上でのハザードマップ、そしてホームページ上で公開されているハザードマップを見て職員もそれで対応している状況でございます。ただ、今年2月と5月の2回、酪農学園大学との包括連携協定に基づきまして、実は私のほうもそこに研修に入らせていただいて、室田議員もいましたけれども、GISの活用について勉強させていただいたところでございます。特に防災での活用につきましては、GISデータを用いて、いろいろ可視化することによって、立体的な3D表記だとか仮想的空間が見えることによって、実際の災害時に起こり得るイメージがつかみやすくなるという利点は確かにあるところでございます。それと併せて、デジタル技術、さらにAIの機能を駆使して防災を強化できるというようなことは、こちらの担当課でも理解はさせていただいているところでございます。その反面、先ほど総務課長からもお話がありましたけれども、やはりコストの問題もございます。そして、システムの構築や最先端技術の導入にかかるイニシャルコストや防災システムの核となる構築に対する維持管理の問題、さらには、私たちもDXに活用するに当たって、職員の知識やそれを扱う人材不足というのもちょっと課題にあるというふうに考えているところでございます。とはいえ、IT化からDX化ということでございますが、当町も近い将来、当然DXになる波といいますか、そのようになってきているというのもございますので、今、議員おっしゃった防災のDXの絡みにつきましても、当課としましては、他町村の状況、先ほど伊達市とかのお名前が上がりましたけれども、それらの情報もどのように活用するのだとかという知識も得ながら、うちのほうも研究をしながら情報収集を行って、それに対応できるような形に今後していきたいと、そのように考えているところでございます。
議員の質問 6番 室田崇行
今後、10月の機構改革が進んで本格化していくかと思いますが、町長の考えとして、DXについての取組、意気込み等があれば、お願いいたします。
町の答え 町長 下道英明
室田議員におきましては、最初の一般質問のご登壇ということで、DXの今の質問、そしてまた後段から環境に配慮したまちづくりのご提案ということでございますので、まずは、ありがとうございます。最初の一般質問は、やはり緊張すると思いますけれども、私も13年前の2010年に登壇したときも足をばたばたしていましたので、先般は小林議員がされていましたけれども、やはりそういったことを思い出すところでございます。今後ともよろしくお願いいたします。ご質問のございました災害対策においてのデジタル技術の活用についてでございます。課長から今ございましたように、今年2月と5月の2回、包括連携協定に基づきまして、酪農学園大学とGIS地理情報システムデータを活用したワークショップ、研修会をさせていただきました。ご案内のとおり、前回の2000年の噴火から既にもう23年がたっているところでございます。前回の噴火を経験している職員は、決して多くないという現状でございます。いざ噴火災害が起こった場合には、防災関連の課だけではなく、職員総出で行うことになっております。この状況を踏まえると、やはりGISデータを活用したデジタル技術というのは大変有効であると思いますし、先般、室蘭期成会におきまして、ちょうど壮瞥町と洞爺湖町で気象庁のほうに行かせていただきました。噴火災害、また津波、地震について、特別にお話をさせていただいてお聞きしたのですが、やはりGISのデジタル技術を使った防災デジタル化というのは本当によく進んでおりまして、特に南海トラフト等も含めて、様々な自治体が積極的に取り組んでおりますので、そういった点で補助金等もあれば、ぜひ組み入れて、デジ田もそうですけれども、含めていければなと思っております。具体的には、GISデータを活用して、有珠山火山防災マップ等見させていただきましたけれども、やはり建物と人口分布、今、要支援者とありましたけれども、そこをプロットしていきながら避難所等も必ずマーキングしていくと。そういった点で、併せて、さらにその地形が3D化して立体化しているという点を直接見させていただいた中では、可視化ができているのかなと思っております。この仮想的空間として見えることによって、実際に職員がバーチャルの世界の中で防災・減災のシステムをイメージしながら実際に進めていくということは、本当に技術が進んでいるので、私どももしっかりと追っかけながら、最終的には町民、地域の皆さんの防災・減災につながっていくものだと考えておりますので、その点は取り組んでいきたいと思います。また、前回、酪農学園と某コンサルティングの会社とも連携をさせていただいた中で、そういった国交省のプラトーですか、ああいった形の全て3D化して可視化していくと。通信衛星から衛星のデータ、そしてまたソフトを使って可視化して、例えば洪水であればそのスピードまで分かってしまうというか、そういったところも出てきておりますので、スーパーコンピューターも利用しながら、リンクしながらいくというお話を聞いておりますので、ぜひそれは可能な限り進めて、人口減少、少子高齢化が進む中、地方自治体が限られた職員数及び財源で行政サービスを行っていきますので、冒頭、議員からご指摘ありましたように、こういったデータを効果的に活用していく。それも、縦割りだけではなくて、横という連携も深めながら、業務の効率化を進め、最適な形で解決ができるようなデジタル技術にこちらも学んで、有効利用な財源があれば、それも活用して進めてまいりたいと思います。いかんせん、クラウドのお話がありましたけれども、今の段階では、まだ個々のクラウドになっているので、統合的になっていないというところもありますので、その点も含めて検証しながら進めてまいりたいと思います。質問、ありがとうございました。
議員の質問 6番 室田崇行
ありがとうございます。