洞爺湖町議会 令和3年12月会議 2021年12月13日
漁業及び農業の今年度取り組んでいる労働力不足の対策について
2021年12月13日、洞爺湖町議会の一般質問で、大屋治議員が「漁業及び農業の今年度取り組んでいる労働力不足の対策について」質問し、農業振興課長 片岸明弘、産業振興課長兼新型コロナウイルス特別対策室長 原信也、環境課長 佐々木勉が答えました。
- 聞いた人
- 大屋治 議員
- 答えた人
- 農業振興課長 片岸明弘、産業振興課長兼新型コロナウイルス特別対策室長 原信也、環境課長 佐々木勉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 4番 大屋治
ごめんなさい。もう一つありました。コロナ禍、そして少子化社会の大変な時代ですが、漁業及び農業の今年度取り組んでいる労働力不足の対策についてお伺いします。
町の答え 農業振興課長 片岸明弘
労働者不足対策についての農業の関係でございます。JAとうや湖では、本年度より長期化した労働力不足対策といたしまして、従来からの外国人技能実習生から外国人労働者1号特定技能に移行してございます。農繁期は農家へ派遣し、農閑期はJAとうや湖の選別・選果施設作業を行って、対策を講じているところでございます。本年度の状況でございますが、JAとうや湖管内に30名程度の外国人労働者を受入れしてございます。うち洞爺湖町では、15名の方が農家への一定の派遣ですとか、ブロッコリーや長芋の収穫作業に当たってございます。JAとうや湖管内では、そのほか、大根の選別作業、それから畜産農家への作業に当たっている状況でございます。また、JAとうや湖の選別、選果施設作業では、人参やバレイショ、ブロッコリーなどの選果作業を行ってございまして、11月末日で作業は終了しているところでございます。これまで労働力不足が懸念されたため、人材派遣会社を通じまして労働者の確保に努めておりましたが、人材の確保が大変難しい現状にありましたので、外国人労働者の受入れは、労働力不足対策に大変効果がある事業であると思っております。また、本年度より調査設計に取り組んでおります道営土地改良事業では、次世代の農業者をはじめ、多様な人材が活躍し、スマート農業機械自動運転作業を活用した一層の省力化、効率化を図るためにより生産力と競争力を高め、持続可能な農業を展開するために、農業者が必要な生産基盤整備に積極的に取り組んでいきたいと考えてございます。以上でございます。
町の答え 産業振興課長兼新型コロナウイルス特別対策室長 原信也
漁業に関する労働力不足の対策についてでございます。漁業につきましては、旧来家族内漁業を営んでまいりましたけれども、ホタテ養殖業が確立され、生産量の増加とともに家族の高齢化が進み、人手が必要となり、家族内労働だけでは厳しい環境となってきているところでございます。これらにより、外国人労働者を雇い入れている漁家についても、現在コロナの影響や在留資格の改正等により確保が難しくなってきている状況でございます。当町としては、今までにフォークリフトや全自動ホタテ耳吊り機、籠洗い機などの導入を支援しながら、少しでも労働力不足の解消になるよう、近代化を図ってきたところでございます。以上です。
議員の質問 4番 大屋治
了解いたしました。これで本当に一次産業の振興策についての質問を終了いたします。それで、2番目に移ります。ペット対策についてということで質問させていただきます。2000年の有珠山噴火時、取り残されていた野良化した犬や猫のうち、犬は数年で減少し、現在に至っていると思います。一方、駅前周辺や洞爺湖温泉街、洞爺湖温泉から洞爺地区に向かう湖畔通りに、野良化した猫が現在も見受けられているようです。今年6月1日の改正動物保護法は、動物虐待の慣行が問題視されている悪徳業者を排除することを狙ったということでございますので、当町にはまず縁がないかなと思って安心しているところございます。少子高齢化社会にあって、犬、猫は飼い主とは切っても切り離せない、肉親以上に大切な家族になっています。避難しなけばならない災害が発生した場合、当町においては飼われている猫の小動物も一緒に避難することになっています。郊外で使用されている犬猫はあまり問題にならないようでしょうが、実際のところ、野良化した猫が頻繁に自宅の庭に来て排泄し、匂いがきついし、庭を荒らすのでほとほと困惑している、捕獲してよいやら、捕獲したら、それをどう処理したらよいものかと思案したり、野良なのか家猫なのか見分けがつかず、困惑している家庭があるのも事実です。実際のところ、昨年、自分も野良の子猫を3匹捕獲し、保護団体に処遇をお願いしたところ、個体の健康が保障されなければお引き受けできない旨、告げられました。捕獲してからワクチン接種と、けん便が正常なことを保護団体の指定動物病院から証明をもらうことになり、それを持って保護団体に引き取りを要請しなければなりませんでした。自分の家の猫でないのに、捕獲してから保護団体に譲渡するまでの期間、餌代、トイレ代、病院などの多額の費用負担が発生してしまいました。そこで、野良化した犬猫の取扱いについてお伺いします。
町の答え 環境課長 佐々木勉(環境課長は2022年6月まで)
ペット対策についてということで、野良化した犬猫の取扱いということで質問でございます。まず、犬の取扱いにつきましては、狂犬病予防法に基づきまして、市町村への犬の登録、そして狂犬病に対する予防接種が義務となってございます。また、町の条例、畜犬取締及び野犬掃とう条例及び施行規則により、係留しなければならないと定めてございます。首輪をしてなくて犬の登録がされてない場合など、もろもろの規定を満たしてない場合は、野良犬としてみなされることもございますけれども、当町では、飼い犬と思われる一時保護を除きまして、野良犬を捕獲したということはしばらくの間ございません。次に、猫の取扱いにつきまして、犬の狂犬病予防法のような所有者登録や予防接種などの義務規定があるわけではございません。動物の愛護及び管理に関する法律、動物愛護法と呼ばれるものですけれども、その法律に基づいて対応することになります。当町にも、猫の相談や苦情がございますけれども、その多くは、野良猫に無秩序に餌をあげている方がいると、それによって猫が繁殖して、庭や花壇を荒らしていく、車を傷つける、猫の糞尿被害などで困っているという内容でございますけれども、猫は愛護動物に基づく動物ということで決められてございまして、法の目的である人と動物の共生の考え方からも、どこの市町村でも捕獲ということはできないことになってございます。また、餌やり行為自体、これは決して悪いことではなく、違法ではございません。また、ただ問題があるのは、餌やりを含む不適切な飼養などによって、多くの猫が繁殖してしまって野良猫が増えていくこと、それが問題であるということは認識してございます。その餌やりの後の適正な飼育管理をしないで、ただかわいそうだというだけで猫の餌やりを行っている方は、占有者としてのちょっと自覚が希薄な場合がとても多い場合がございます。その意識を変えてもらうために、相談のあった自治会と協議させていただきながら、現在行っているものとしては、注意喚起の回覧などを周知しているというところございます。以上です。
議員の質問 4番 大屋治
了解しました。本当に、今、課長のほうから説明ありましたように、犬については、ほとんど野良化した犬は見受けられなくなりましたので、非常にいいことだなと思います。ただ、猫につきましては、先ほど言いましたように、首輪もしてない、だけれども、野良なのか家猫なのか分からなくて、庭に迷い込んでというか、庭に来てしょっちゅう排泄していくということで、また庭を荒していくということで困ってしまっている人については、どのように考えていけばいいのでしょうか。回覧だけで猫の管理飼養について、回覧だけで済むことができるのでしょうか。ちょっとその辺についてお伺いしたいと思います。
町の答え 環境課長 佐々木勉(環境課長は2022年6月まで)
今、議員からおっしゃられました、確かに町といたしましては、飼い主を調べる制度がないです。現行法上、所有権に関する規定がありません。野良猫につきましては、飼い主がいる猫、そして飼い主がいない猫の2パターンが存在してございます。もし飼い主のいる猫が住民により持ち込まれまして、役場が第三者に譲渡してしまったという場合には、特に所有権の問題が生じるおそれがあるということから、基本的には町で引き取りはしていないということになります。そして、野良猫自体は、自然界の中で生きているものでございまして、捕獲などを行った場合は、動物愛護法の観点から、その保護された方が責任をもって対応していただくということが原則になってございます。また、猫が周囲に迷惑かけているとか、排泄や臭いの問題もございますけれども、その場合であっても、保護された方が責任を持っていただくという形でございます。ただ、そうしたら捕獲しなければどうなのだという話になってくるのですけれども、その場合の対策としまして、捕獲するのではなくて、猫が嫌がる匂いをまいて、スーパーなどで販売されている忌避剤など、その他効果があるということは断言ちょっとできませんけれども、柑橘類やハーブなどの匂い、猫が嫌いなものをまいていただくなど、猫がその場所が居心地が悪いということを猫に植えつけさせるといいますか、そういう対策などをしていただく必要性があるのかなと、そのように思ってございます。以上です。
議員の質問 4番 大屋治
了解いたしました。次に移ります。他の自治体では、人やペットが共生していくための基本的なルールを示し、様々な考えを持つ人がいる社会において一定の共通認識、共通理解を持ってもらうことを目指すなどの適正飼養用ガイドラインを定め、野良猫等に去勢手術、または避妊手術を行うことにより、不幸な猫などを減らし、近隣に対する危害及び迷惑を未然に防止し、もって公衆衛生の向上及び市町民生活の安全を図るため、去勢や避妊手術に要する費用に対して、予算の範囲内において補助金を交付すると定めた保護、愛護に関する条例、規則を遠軽町や箱根町ばかりでなく、全国のたくさんの自治体で定めています。当町も飼育管理の明確化を図らなければならないと存じます。先ほど、課長のほうから説明がありましたけれども、さらに当町におけるペット保護、愛護及び管理の指針をお伺いいたします。
町の答え 環境課長 佐々木勉(環境課長は2022年6月まで)
管理の指針ということのご質問でございます。当町の管理の指針ということで、町での動物愛護の基本的な方針や条例の話と、もしくは、ガイドラインのことと推測されますけれども、当町と考え方としましては、先ほど犬についた狂犬病の関係から、野犬の人的被害の防止のための野犬掃討が必要であることから、全国的に条例は制定されて、当町も先ほどご答弁させていただいたように制定していると。ただ、猫に関する条例やガイドラインとなりますと、制定している他市町村の条例、先ほど議員からも遠軽町というお話はございましたけれども、それも拝見させていただいたところでございます。その中で、猫の飼い主に対しての、うたっていることは、猫の飼い主に対しての努力規定、例えば飼い主は、室内で飼育するように努めなくてはならない。また、飼養する猫を一時的に放し飼いにする場合は、繁殖することを防止するため不妊措置を講じるよう努めなければならないと。など、あくまでもちょっと努力義務規定ということになってございます。基本、飼い猫に関する内容がほとんどで、実は強制力も乏しく、これらの内容につきましては、現行の動物愛護法の中にもある程度網羅できるというふうに考えてございますので、町独自としての指針や猫に特化したちょっと条例の制定については、現在考えていないということでございます。道内では6市町村ほど条例定めてますけれども、その辺も全部確認したような感じで中を拝見しますと、やはり飼い猫に対する努力規定、当然努力規定となると、罰則規定というのはちょっと設けられませんので、その辺も鑑みまして、当町では、今の現行の動物愛護法の法律内で対応できると、そのように踏まえてございます。以上です。
議員の質問 4番 大屋治
道内においては、広い庭なり、畑なり、猫が本来の姿として、ペットとして飼うのは飼われていることなのでしょうけれども、今、ネズミだとか、そういったものがだんだん家の周りから少なくなってきているふうに見えます。そういう中で、どうしても家では飼えないというか飼ってないというか、家に拘束しないで野放しにしている人たちがいる中で、その野良猫化してしまった、野良化してしまった猫に対する去勢や避妊手術の一定程度の限度の中で助成していくという町村がほかのところにはあるのです。北海道の場合は、広い大地の中で育っているからそういうことはないのでしょうけれども、町場の猫につきましては、方策を立てる、また条例化しているところもありますけれども、当町として、今後、そういったものを進めるあれはないのでしょうか。
町の答え 環境課長 佐々木勉(環境課長は2022年6月まで)
不妊去勢手術の費用的な支援のお話だというふうに思います。基本、飼い猫は、動物愛護法によって、みだりに繁殖して、適正に飼養することが困難にならないよう、適切な処置に努めなければならないというふうにも定められてございます。そのため、飼い猫に対する不妊去勢手術の補助や支援は、動物を飼っていない方との公平性の観点から難しいのかなと、そのように考えてございます。また、飼い猫でなく、野良猫に対する補助についてどうかということになりますと、補助を行っている他市町村の事例もありますけれども、当然、かかった経費の全額を補助する市町はどこもありませんので、保護された方の費用の持ち出しは必ず生じてきます。また、不妊去勢手術をしても、その猫の里親など新たな所有者が見つかればよいと思われますけれども、今後も買い手が見つからない場合、その手術を行った後、結局元の場所に戻すことになると。その猫を地域の、地域猫活動と言いまして、その辺の地域住民の合意を得て管理していただくという状況でなければ、また新たな猫が生まれないとしても、その猫が生命を全うするまでの長い間、臭いの問題や排泄の問題などの問題もずっと残ってきますことから、費用の支援は難しいかなと、そのように考えてございます。以上です。
議員の質問 4番 大屋治
了解いたしました。そういった費用負担につきましては、非常に困難な、いろいろな社会情勢だとか、あと猫の嫌いな人もいます。猫を見ただけでも虫ずが走るというか、猫アレルギーになっている方もいらっしゃいますので、あまり猫を優遇するようなことはできないかもしれませんけれども、せっかくペットとして飼われた猫、それに子猫だとか、そういうものに対しては、やはりもっともっと、そういった不幸な猫をつくらないために、前向きな形で取り進んでいただきたいと思います。予算の関係もあるでしょうから、今後とも検討していただきたいなというのは、私の率直な気持ちであります。以上で、私の3点の質問につきまして、終了させていただきます。先ほど、大事な質問の中で、飛ばしてしまったこと、陳謝いたします。本日ありがとうございました。