みんなの議会

洞爺湖町議会 平成28年9月会議 2016年9月15日

鳥獣による農作物に係る被害防止策

2016年9月15日、洞爺湖町議会の一般質問で、岡崎訓議員が「鳥獣による農作物に係る被害防止策」について質問し、農業振興課長 杉上繁雄が答えました。

聞いた人
岡崎訓 議員
答えた人
農業振興課長 杉上繁雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 1番 岡崎訓

それでは、次に鳥獣による農作物に係る被害防止策ということで、ひとつお伺いしたいと思います。繁殖率の高い鹿によって受ける被害は、毎年大きな額に上るようでございます。これまで、さまざまな被害防止策が講じられ、一定の成果は見られたものと思っているところでございます。さて、収穫を迎え、洞爺地区の西側地区におきまして、エゾシカが多く見られ、農作物の被害が一時期より一段と大きくなっているところでございます。そこで、今後の被害防止対策を期待する声がありますけれども、ひとつ、その対策の考えを伺いたいと思います。いかがですか。

町の答え 農業振興課長 杉上繁雄(農業振興課長は2017年3月まで)

今、議員のほうから、エゾシカの食害が拡大しているというお話でございますけれども、そのご指摘をいただいた箇所につきましては、直接被害を受けた農業者の方から相談を受けております。それに対しまして、町としましても、被害防止の対策手法につきまして、十分に指導をしてきているところでございます。また、日常の見回りの中で、ご指摘のあった地域につきましては、ある程度まとまった鹿が生息しているというふうに認識しております。そういった町内のある程度の数がまとまった地域におきましては、猟友会、農協の協力を得ながら、毎年、冬期間に5回ほどエゾシカの一斉捕獲を実施するなど、被害防止対策に努めているところでございます。ご指摘の場所におきましても、2年続けて、その一斉捕獲を実施してまいりました。さらに、ことしの春には、エゾシカ1頭の捕獲の実績も上げているところでございます。以上です。

議員の質問 1番 岡崎訓

担当の課長のそういう熱心な取り組みを聞かせていただきましたけれども、やっぱりこのような対策は、行政とか専門の方たちだけの取り組みというのはなかなか難しいというので、やはり農家の方のそういう連携ですかね。そういう話し合い、情報の提供をとりながら、そういう中でやっぱり取り組んでいかないと、これはなかなか簡単にはいかない問題だというのは、前々からわかっているところでございますけれども、その点、課長、いかがお考えですかね。

町の答え 農業振興課長 杉上繁雄(農業振興課長は2017年3月まで)

現在の対策に対しましては、先ほど申しましたとおりなのですけれども、このほかにも、銃器を使った以外にわなを使った手法も有効だというふうに考えておりますけれども、現状ではなかなか当事者の理解が得られなくて、わなは、まだ仕掛けるまでには至っておりません。この後も引き続き被害が継続して、ご本人が困る状況が長引くようであれば、そういった相談にも乗っていただけるのではないかなというふうに思っておりますので、あらゆる角度から対策を打っていきたいなというふうに思っております。

議員の質問 1番 岡崎訓

ひとつ、そういう長い目で見て、そして、取り組んでいただければありがたいと思います。それでは次に、熊の件につきまして伺いたいと思います。熊は大変行動範囲が広いということが専門家から言われております。したがって、町内だけの対策というわけにはいかないかなと思います。あわせて、すぐ隣である後志地方と、そういう近隣の町村との情報の共有を図るなど、そういう広域的な取り組み等が大事かなとも思いますけれども、町内の熊による食害の防止策をひとつ伺いたいと思います。

町の答え 農業振興課長 杉上繁雄(農業振興課長は2017年3月まで)

最近の熊の出没状況についてご報告したいと思います。平成26年の11月には、大原地区で熊の足跡が見られております。平成27年7月に大原地区で熊の目撃、8月には、大原地区でセンサーカメラでの熊の撮影がされております。28年6月に月浦地区で熊の目撃、8月には大原地区で爪跡の確認がされているような状況でございます。熊の出没情報を受けた後、周辺地域への注意喚起のチラシの配布や看板の設置、それから、防災行政無線での注意喚起などを行いながら、1週間から2週間程度、職員のほうでパトロールを継続して、その後の熊の行動予測を行っている状況でございます。一昨年からことしにかけて出没した熊につきましては、いずれも通り熊と考えておりますが、目撃後は本来の活動拠点である近隣のまち、村へ戻ったものと考えております。熊の出没情報がふえておりますので、これまでに確認されてきたデータをもとに熊の出没しそうなところを継続的に、町内で活動することがないように巡回、監視を行ってまいりたいと思います。また、毎年3月の中旬ぐらいになりますけれども、経験豊富な猟友会の会員と職員とで、雪山を歩いて熊の足跡を探しながら、熊が人里へおりてこないように圧力をかける活動を実施しているところでございます。そのほかに、銃器やわなを使って、熊をいつでも捕獲できるように、北海道から事前に捕獲の許可をとっている状況でございます。以上です。

議員の質問 1番 岡崎訓

素人考えなのですけれども、今のお話を聞きますと、いわゆる熊の通る道というか、けもの道というのですかね。そういうのがあるのかなと思っておりますけれども、そこにわなをかけるとか、そういうことは余りないのですか。

町の答え 農業振興課長 杉上繁雄(農業振興課長は2017年3月まで)

けもの道に熊のおりをかけるというご質問ですけれども、逆にそこはふだん熊が、何といいますか、日常的に通る道という形になりますけれども、逆にそこにおりをかけますと、餌を置く形になりますので、そこに頻繁に何か餌があるのではないかということで、ますます熊を引き寄せるような危険性も考えられますので、現在、町ではそういった対策はとらないようにしております。

議員の質問 1番 岡崎訓

地域の人たちは、やっぱり熊騒動というか、そういうことでなかなか外出もままならないというような生活もあるのだというようなこともありますので、これは本当に対策も担当者はなかなか大変だと思いますけれども、ひとつ、ハンターの方と一丸となって、そういう取り組みをお願いしたいと思っております。

出典:洞爺湖町議会 平成28年9月会議 2016年9月15日 議事録 PDF(71ページ) 間違いを知らせる