みんなの議会

洞爺湖町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月6日

土砂災害防止対策について

2014年3月6日、洞爺湖町議会の一般質問で、小松晃議員が「土砂災害防止対策について」質問し、企画防災課長 大西康典が答えました。

聞いた人
小松晃 議員
答えた人
企画防災課長 大西康典

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 2番 小松晃

2点目は、土砂災害防止対策について伺いますけれども、この行政と予算案の大綱を見て、えっと思ったのは自分だけかなと、勉強不足というか情報不足というか、ちょっとお粗末なことだったなと思いますけれども、町内に4カ所、危険区域があると、この場所はわかりました。既に住民説明会を終えているということですけれども、恐らくこのことは説明会に出席した町民以外はわかっていないのではないかなと。しかも、そのうちの1カ所が土砂災害区域の中に土砂災害特別警戒区域、土砂災害警戒区域をイエローゾーン、それから土砂災害特別警戒区域をレッドゾーンと通称言っているようですけれども、その中に特別警戒区域が含まれているということも、これが初めて目にして驚いたわけですけれども、どのような経過からこの土砂災害特別警戒区域だとか、前段、土砂災害警戒区域というのが、町のその4カ所がそういう指定になったのか、その辺の経緯からまずお話を伺いたいと思います。

町の答え 企画防災課長 大西康典(企画防災課長は2014年3月まで)

ただいまご質問の土砂災害対策についてでございます。この関係で、まず平成13年の4月に土砂災害防止法が施行されております。これは土砂災害、がけ崩れ、または土石流、地滑り等から国民の生命、身体を守るために土砂災害が発生するおそれがある区域を明らかにして、危険の周知、警戒避難体制の整備、住宅等の新規立地の抑制、既存住宅の移転促進等のソフト対策、これは対策工事というハードによらないものでございますが、それを推進するという内容でございます。対策工事のみでは土砂災害を防ぐことが困難であるということから、危険な地域の住民と行政が一体になって努力する必要があるということから、住民の知る努力と行政の知らせる努力が必要になっているという中で、土砂災害の危険を知らせ、住民の生命、身体を守るというものでございます。法律的な流れで、対策の流れでございますけれども、国におきましては土砂防止対策基本方針を策定をいたします。都道府県におきましては、それを受けて基礎調査の実施、また防止対策の必要な調査を行いまして、それに基づきまして土砂災害のおそれがある区域等の指定を行うということになってございます。市町村におきましては、その報告を受けて、情報伝達または警戒避難体制等の整備、この内容につきましては市町村防災計画の位置づけ、またはハザードマップ等の作成ということですが、それを行うということでございます。調査の経緯でございますけれども、北海道では土砂災害危険箇所に対しまして、順次対策工事というものを実施しているところでございますが、全ての危険箇所に対策工事によって安全にしていくには、大変膨大な時間または費用を要するということで、現実的にはその対策工事が追いつかないという状況でございます。そういう中で、土砂災害防止法に基づく基礎調査は全道的に行っているところでございまして、胆振管内では危険箇所数約1,400カ所、基礎調査済み箇所が平成24年度まで約270カ所ということで、当町におきましては92カ所の危険箇所と、そのうち今回4カ所の調査報告があったということでございます。町におきましては、それを受けまして、本年2月6日、室蘭建設管理部治水課職員とともに、対象住民と自治会長に危険区域のご理解をいただくために住民説明会を実施したところでございます。また、今現在、引き続き地権者などの理解を深めるために、土砂災害警戒区域の指定の意向について協議を行っているというところでございます。

議員の質問 2番 小松晃

先日、この大綱を見て、えっと思ってネットで調べたのですけれども、2月18日現在の資料では、豊浦とか伊達はあるのですけれども、洞爺湖町はなかったのですけれども、その後、掲載されたかどうかわかりませんけれども、今、お話を聞いたら自治会長などにも説明しているということで、町内に92カ所危険な箇所があって、そのうち法律に基づいて指定された場所が4カ所ありますよということは、やっぱり広く町民にも知ってもらう必要があると思うのですよね。自治会長に話をして、それが全町に周知されるかどうかわかりませんけれども、やっぱりホームページなんかを通じても、町内にこういうところがありますよということは、やっぱり周知すべきでないかなと思います。その取り組みをしていただきたいと思います。それから、近年、全国で局地集中豪雨だとかゲリラ豪雨だとかで大きな被害が出ているのを目にします。万が一に備える必要があると思いますけれども、ここで言う防災工事や避難体制の構築を図るとありますが、具体的にはどのような対策を講じていこうとしているのか伺います。

町の答え 企画防災課長 大西康典(企画防災課長は2014年3月まで)

ただいまの防災工事、避難体制の構築を図る具体的な対策ということでございますけれども、その前に、先ほどちょっとご質問の中でありました住民説明会の関係でございますが、これにつきましては危険区域であるという今回報告を受けた地域の住民の方々、その地域の自治会長さんに説明を行ったということでご理解をいただきたいと思います。これにつきましては、今現在、指定に向けて住民の方々の理解を深めるという段階でございまして、これは最終的にどうなるかということは、まだこれからのことでございますけれども、仮に警戒区域の指定を行うということになれば、当然、地域防災計画の位置づけというようなこともありますので、皆さん住民の方々にお知らせをするという流れになるかなということでご理解をいただければと思います。防災工事と避難体制の構築の関係でございますけれども、まず、現在の地権者の土砂災害区域指定の意向を伺っているというところでございまして、対象となる住民の方々には危険のおそれのある地域であるということを、まずご理解をいただくということで進めているところでございます。まず、防災工事でございますけれども、これにつきましては道の防災整備等の膨大な時間または予算とのことから、大変おくれているという状況でございますが、こういう中で、町といたしましても、区域指定にかかわらず早期防災施設工事の要望を北海道に行っていくということで、今、進めているところでございます。また、避難体制の構築でございますが、これにつきましてもハード対策とあわせまして、避難により人命を保護するということが目的でございます。情報伝達、警戒避難体制の整備というソフトの対策の充実をするということになりますので、対象住民の方々の避難準備、または避難所等の協議を今進めているというところでございます。また、避難所につきましては、今回、協議を行っているところでございますけれども、今回の防災計画の見直しの中におきましても、共同生活が困難な介護等を必要とする者等の避難所先というものも指定をしておりますので、そういう避難所を指定に避難をしていただくというような対応を、今、進めていきたいというふうに考えているところでございます。

議員の質問 2番 小松晃

先ほど言いましたように、国交省の砂防部だとかあれはどうなの、砂防災害課の情報を見ても、洞爺湖町にはそういう場所が見受けられないのですよね。ですから、やはり町民に、先ほど言いましたように、町民に町内にはこういう危険と思われる箇所がありますよということは、やっぱりぜひ周知すべきだと思います。ぜひ、そうしてください。特に、土砂災害特別警戒区域の中にある老人福祉施設は、背後地の急傾斜地が崩壊のおそれがあるということですから、どの程度の雨量でどういう状況が発生するかということは予測できないかと思いますけれども、背後地の急傾斜地が崩壊のおそれがあるということで特別警戒区域に指定されたということですから、そうすると、この地域の施設の利用だとか、町民施設だとか、町民の生命や財産に危険が及ぶ心配はないのかなと。ここはレッドゾーンだよと指定されたわけですから、そこの住民だとか施設の利用者も心配しているのではないかと思うのですけれども、その辺はどうなのでしょうか。

町の答え 企画防災課長 大西康典(企画防災課長は2014年3月まで)

ただいまのご質問ですけれども、先ほどお話しをしましたけれども、まず、危険であると、危険のおそれのある地域であるということを、まずご理解をいただくということで、対象地域の住民の方々等にご説明をさせていただいているところでございますけれども、土砂災害防止法につきましては、土砂災害から住民の生命または身体を守るためのソフト対策を実施するというものでございます。北海道の基礎調査での危険のおそれのある区域においては、土砂災害により建物が損壊し、住民の身体、生命に危険が生じるおそれのある区域であるということを住民の方々にお知らせをするということが最も重要であるというふうに考えているところでございます。その対策といたしまして、先ほど申しましたけれども、ハード対策とあわせて避難により人命を保護する、警戒、避難体制の整備などソフトの対策の充実を図り、被害の軽減をしていきたいというふうに考えているところでございます。土砂災害区域の住民の生命を守るために、災害情報の伝達、特に大雨または土砂災害警戒情報、これは気象庁から発表になるということでございますので、その発表にあわせまして避難が事前にできるように、警戒避難態勢の協議を進めているということでございます。また、今回、道のほうからの報告ということでございますが、町といたしましても危険の生じるおそれのある区域の調査というものも進めているところでございます。一時的に地域内での避難者の支援など体制整備をしていくということで、今、進めているところでもございます。

議員の質問 2番 小松晃

町内でも、ここ数年間、町民の生命を脅かすような大きな災害は発生していませんけれども、やっぱり小規模な山腹崩壊だとか川の決壊が見られます。ぜひ、大事に至らないうちに手を打っていただくことを要望して、この質問を終わります。

出典:洞爺湖町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月6日 議事録 PDF(35ページ) 間違いを知らせる