みんなの議会

砂川市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月13日

市立病院における医療提供体制の変更施策の成果と今後の対応について

2023年9月13日、砂川市議会の一般質問で、鈴木伸之議員が「市立病院における医療提供体制の変更施策の成果と今後の対応について」質問し、病院事務局長 朝日紀博が答弁しました。

質問者
鈴木伸之 議員
答弁者
病院事務局長 朝日紀博

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 鈴木伸之

おはようございます。よろしくお願いいたします。私から市立病院における医療提供体制の変更施策の成果と今後の対応についてお伺いをいたします。質問に入ります前に、医療情勢の厳しい現在において、市民の安心、安全な暮らしを守るため一丸となって日夜奮闘されている市立病院職員の皆様に改めて敬意を表し、感謝を申し上げるところでございます。さて、市立病院において令和5年4月より精神科病棟統合をはじめ、新型コロナウイルス感染症専用病棟の見直しなど様々な施策が実施をされました。これまでも社会情勢などを鑑みながら、適宜有用な施策を講じてきたと思いますが、今回の施策は歴史的なターニングポイントと言えるものであったと感じているところでございます。この背景には、コロナ禍における職員の退職が増加した中、基幹病院としての使命、役割を果たすため病院の体制を見直し、効率的な病棟運営を図るべく統合を含む再編等の施策を講じたと承知しております。実施後、およそ半年が経過をし、移行期間を含め今回の施策の具体的な成果と今後の対応についてお伺いをいたします。

答弁 病院事務局長 朝日紀博

市立病院における医療提供体制の変更施策の成果と今後の対応についてご答弁申し上げます。新型コロナウイルス感染症が発生してから3年が経過し、いまだ終息が見えない中、職員はその対応に追われ疲弊している状況が続いております。特に看護職員では、コロナ禍で退職者等が増加し、大幅な欠員が生じたため病院全体の体制を見直しせざるを得ない状況となっており、本年4月より精神科病棟を2病棟80床から1病棟40床へ縮小し、緊急性の高い患者や身体合併症の患者を受け入れる総合病院の精神科に特化した体制に改めました。また、呼吸器内科感染症病棟の7階東病棟43床を6階東病棟のサテライト病棟16床とし、コロナ感染症を含む感染症専用病棟に変更しております。精神科病棟の縮小に向けては、本年1月より空知医師会、関係医療機関を訪問し、当院の状況を説明した上で患者受入れなどの連携強化を進めております。また、院内掲示、ホームページへの掲載、報道機関等を通じて外来患者、患者家族への周知を行い、病棟縮小へのご理解と不安解消を図っております。具体的な成果としては、本年4月より見直しした病棟体制により看護スタッフ37名を他の病棟へ配置したことにより、入院患者への看護やケアの充実が図られたところであります。精神科では、病棟、外来の看護師を一元化し、入院から通院への切れ目のない看護体制をしくことにより、継続的な看護の実施が可能となり、6階東サテライト病棟ではコロナ感染症患者が入院していないときの効率的な病棟運営が図られるよう改善したところであります。今後においても必要とする職員数を確保した上で職員が疲弊することなく働き続けることができるよう、体制整備に努めてまいりたいと考えているところであります。

質問 鈴木伸之

ありがとうございます。今回の施策の経過と成果について理解をいたしました。続きまして、精神科医療に関連してお伺いをいたします。7月6日付の北海道新聞に釧路市の精神科医療の状況に関する記事が掲載されました。釧路市内で数件の精神科医療機関が診療中止や縮小したため、およそ2,000人の患者が通院先の変更せざるを得なくなった。受診先の病院がすぐには見つからず、遠方の医療機関に通う患者も出てきているという記事でございました。この記事を読んで、不安になられた方々もいらっしゃるのかと考えているところでございます。そこで、市立病院の精神科病床数を削減したことによる砂川市及びその周囲への地域的な影響についてお伺いをいたします。

答弁 病院事務局長 朝日紀博

7月の北海道新聞の記事では、今ほど言われたように、釧路市内での精神科の診療停止であったり、縮小が相次いでいると。それで、新患の4か月待ちであるとか、通院先を変更する、中には帯広までという、地域の精神科医療が危機的な状況だということが書いてありまして、私も興味深く読んだところであります。今ほど当院の精神科病床の縮小による地域的な影響ということですが、釧路のケースと砂川のケース、当院のケースですね、若干違うと考えてございます。釧路のケース、新聞報道の中身しか分かりませんけれども、大学からの医師の引揚げ、あるいは医師の急病などによって診療停止であったり縮小がされていると。つまり医師不足がそこの根底にあると。当院のケースでいくと、看護師不足が要因でありまして、医師数そのものには変更はないと。したがいまして、外来診療はこれまでどおり通常行っております。入院につきましては、幸いにもといいましょうか、この地域、精神科病院のベッドが非常に多い地域であります。地域の精神科病院と連携することで、患者さんへの負担も非常に少なく済んでいると。そういう意味で、当院のケースと釧路のケースは少し違うと考えております。いずれにしましても、新聞報道にあるような危機的な状況は、取りあえずはこの地域では起こらないと思ってございますし、今現実的にも起こっていないという認識でおります。

質問 鈴木伸之

ありがとうございます。精神科においては、一部の患者さんに対しまして、病状が悪化傾向になってきた際に早期に短期間入院することによって病状が重篤になることを防ぐという手段も取られてきた経過がございます。当院の精神科にかかってこられた方々にとっては、こういった病床数の削減に伴いまして、そのような病床利用というのはしにくくなったのではないかと推察したところでございます。精神科病床の機能を総合病院の精神科に特化したと私も認識を新たにした中で、今後も精神科医療についても注視してまいりたいと考えているところでございます。さて、先ほど今後においても体制整備に努めるとのご答弁をいただきましたが、現時点で病棟再編などを含む計画等がございましたら、可能な範囲で結構ですので、お伺いをいたします。

答弁 病院事務局長 朝日紀博

現時点での病棟再編などの計画等があればということですが、現時点では病棟再編等の予定は今のところはございません。体制整備に努めるというのは、人材確保をしていかなければならないということでございまして、生産年齢人口が減少していく中では、これまでも、これからも常に人材確保というのは求められるものだと考えてございます。人材確保ができた病院あるいはできる病院でなければ、今後は医療機関として生き残ることがなかなか難しくなっていくのかと。その意味で、医師については大学病院との絡みがありますので、なかなか当院の思うようにいかない部分というのもあるのですが、研修医に関しましては今年度から会計年度任用職員だった身分を正職員化させていただきました。来年の採用に向けた研修医の応募状況を見ますと、過去最高の人たちが今回当院を希望されているという状況になっておりますので、そういった部分では成果は出ていると思います。看護部についても、学校訪問であるとか、就職説明会等に積極的に参加をしている状況であります。当地域で当院に求められる役割を継続的に果たすために、病院としては患者さんもそうですが、医療従事者も集まるマグネットホスピタルを目指しているところでございます。

質問 鈴木伸之

ありがとうございます。今後新たな計画等が上がった際には、適切な時期に市民に周知をしていただきまして、また可能な限り速やかに、かつ詳細に職員に周知をしていただきまして、十分な検討と準備ができますよう、その時間を担保していただきますようご配慮いただくことを申し上げまして、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

出典:砂川市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月13日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる