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新十津川町議会 平成27年第3回定例会 2015年9月8日

不登校児及び子供の貧困対策の具体的な取組みについて

2015年9月8日、新十津川町議会の一般質問で、小玉博崇議員が「不登校児及び子供の貧困対策の具体的な取組みについて」質問し、教育長 久保田純史が答弁しました。

質問者
小玉博崇 議員
答弁者
教育長 久保田純史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 4番 小玉博崇

それでは2番目の質問に移りたいと思います。まず2番目なんですが、今回、不登校児及び子供の貧困対策の具体的な取組みということで、ご質問をさせていただきたいというふうに思います。本年、6月14日に開催しました青少年健全育成のつどい、それでは不登校をテーマとして講演を行っていただきました。国のデータでは、最近の5年間は不登校児減少傾向であったと言いますが、平成25年から増加に転じていまして、小学生で2万4,175人、中学生で9万5,181人というようなデータが出ております。本町の小中学校にも30日以上の長期欠席者というのは、数名いるというふうに聞いております。一方、子供の貧困率に入りますが、この貧困率も年々上昇傾向にあり、2012年時点で16.3パーセントが貧困率と言われております。特に、ひとり親家庭ですね。これは母子家庭ですけれども、ひとり親家庭の約54.6パーセントという高いデータが貧困であるということが発表されております。我がまちの子ども子育て支援事業計画、この計画書ですけれども、この計画書のデータによりますと、ひとり親世帯のデータの数が、平成12年は42件から平成22年、約10年間で54件に増えていると。先ほどの午前中の行政報告の中で、児童扶養手当を受給している世帯が78件あるということを聞くと、またさらに、この子ども子育て支援事業計画に載っているデータから、やはり一人世帯というのは増えている状況があるのかなというふうに思います。ということは、やはり潜在的に、あまり表には出てきていないですけれども、潜在的に子供の貧困というのは、我がまちにもあり得る。そういうような状況なのかなというふうに感じております。そこで、不登校児及び子どもの貧困対策に向けて、具体的な取組みについて、ご答弁をお願いしたいなと思います。

答弁 教育長 久保田純史

ただいまの4番議員さんの質問にお答えいたします。まず1点目ですね、本町の不登校の状況がどのようになっているのかというご質問だったと思いますので、それについてお答えいたします。不登校の定義は、統計法に基づく学校基本調査におきまして、年間の欠席日数が前年度1年間に連続、あるいは、断続的に30日以上ある者について長期欠席者ということで位置づけておりまして、そのうち不登校については、何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因、背景により、生徒が登校しない、あるいは、したくてもできない状況にある者を言っております。例に出しますと、学校生活上の影響、遊び、非行、無気力、不安など情緒的混乱、意図的な拒否及びこれらの複合であるものということで、病気ですとか、経済的な理由による者は不登校とみなさないという定義になっているところでございます。この基準に基づきますと、平成26年度、前年度ですね、本町におきましては、小学校で3人、中学校で4人、計7人が不登校の児童生徒数ということで報告させていただいております。今年度、27年度に入りまして、それが小学校から進学するというような形の中で、小学生が1名、中学生が6名というふうに、7名の内訳として変わりました。その中で、今までのいろいろな先生、あるいは、関係機関のご努力によりまして、中学校生徒の1名が、現在、本年度より登校という形でなっておりまして、現在、小学校1名の中学校5名ということになってございます。それでですね、中学校生、今現在5人いるのですけども、その該当者は、中学生から不登校になったのではなくて、全員小学生の時から、不登校になった学年は異なりますけども、小学生の時から不登校の状況にありました。不登校になった要因というのは、それぞれ児童個々によって異なりますし、なかなか特定できないというのが現在の状況でございます。しかしながら、現在、小中学校で6人おりますけども、児童ですとか、生徒には、いじめが不登校の要因になったものではないということは、過去から今日までの生徒指導記録により確認しているところでございます。今すぐ不登校になったわけではございませんので、今まで、今日、今現在の取組みについて、ちょっと説明させていただきたいと思いすけども、今ほど言いましたように、個々によって状況が異なりますので、まず、一番大切な身近にいる担任の教員が、児童生徒の状況を的確に把握するという。そしてまた、学校に来れませんので、家庭訪問や学習支援など一人ひとりに応じた取組みを行うということが大切だということで、取り組んでおります。一例を申し上げますと、学校に登校する場合には、いきなり普通の教室に入るのではなくて、保健室登校ですとか、個別への登校を奨励いたしておりますし、また、個別の部屋に入った場合には、中学生など学習の遅れを取り戻すため、教科による、空いている先生に個別勉強も行わさせていただいているところでございます。また、北海道の事業でスクールカウンセラー活用事業というものがございまして、本町の場合、このように不登校対象者がいるものですから、定期的にスクールカウンセラーの派遣を受け、児童生徒の心のケア及び児童生徒ばかりではなくて、教員に対しても、どのようにそういう生徒に接すればいいかですとか、あるいは保護者への助言も行っていただいております。本町の場合は、年間26週、1週おきということで、毎週月曜日に、午後1時から午後5時までの4時間ということで、スクールカウンセラーを中学校に派遣を受けて、該当する生徒、それから、場合によっては、指導の先生のカウンセリング、そして、保護者へというような形で、有効的に道の制度を活用させていただいているところでございます。また、必要に応じて、隣の滝川市に教育支援センターがございまして、そこに適応指導教室、通称ふれあいルームという教室がございまして、ここでは、滝川市の児童生徒はもちろんなのですけど、本町、あるいは、近隣市町のそういう不登校の同じ状況にある児童生徒と一緒に学習を受けるということで、そこで指導の先生にいろいろ学習支援をしていただいているところでもございます。滝川のふれあいルームにつきましては、児童生徒ばかりではなくて、そのお子さんをお持ちの保護者に対するケアといいますか、自分の子供にどのように接したらいいかですとか、そういうようなことも指導ですとか、また、保護者同士の励まし合いをする場ですとか、そのようなことについても対応できる施設になっているところでございます。そして、先ほど4番議員さんの発言ありましたように、本町においては、そういう不登校の実態を認識した中で、過日のゆめりあで行われました青少年健全育成のつどいにおきましても、不登校というのは、該当する児童生徒、保護者、それから学校の教員ばかりではなくて、地域社会としての結びつきも大切であるということから、不登校の経験のある方を、北見市ご在住のセラピストとして、自らが不登校の経験のある沢向悦子さんをお招きして、町民の皆様にも、不登校に対する理解や認識を深めていただきたいということで、ご講演をさせていただいたところでございます。そのようなことから、不登校の児童生徒については、増減というのは、そのような形で前年6名ということで、本町においては増えている状況にはないということが、1点でございます。それと、小中学校の連携ということで、私の方で召集しまして、毎月定例校長会議を開催しています。小中の校長と私と、その中で不登校児童、生徒の状況を、月ごとに確認して、改善策についても協議をさせていただいているところでございます。そのようなことから、今後につきましても、今まで同様に、学校においては校内教員による連絡及び調整、また、児童生徒の状況を的確に確認し、また、学校外の今ほど申し上げましたような関係機関にも、いろいろご協力を受けた中で、児童、生徒、保護者との連絡、連携を図って、なかなかすぐ改善できない面もございますし、また、中学生においては、卒業時には進路というようなこともありますので、粘り強く対応していきたいというふうに考えているところでございます。また、もう1点目の、ひとり親世帯の増減の傾向についてということで、なかなか正式なデータ的なものも把握できないものがあるのですけれども、本町におきましては、母子家庭、父子家庭等ひとり親世帯の方が病院等で診療を受けたときに、保険診療に係る医療費を助成する制度がございまして、それらの対象世帯数を町全体の世帯数の割合で見ますと、概ね、だいたい90件くらいなのかなというようなことで認識しているところでございます。そのような中で、教育委員会といたしましては、ひとり親世帯ということのみならず、平等な対応といたしまして修学旅行費ですとか、あるいは、体育実技用具、給食費等の、これらについては就学援助制度を行っているところでございます。それで、平成25年に生活保護基準が下がったのですけども、それに連動して、うちの就学援助の率を下げるのではなくて据え置いた形の中で、本町の場合は現在も取り組んでいるというような形で、支援をさせていただいているところでございますし、また、学習の支援等については、午前中の行政報告でも申し上げましたけども、やまびこなどを通じて、夏休み、冬休み等支援していただくということで、ひとり親世帯ですとか、困窮している方にかかわらず、町民の児童生徒の学力向上に向けて、取り組んでいきたいと思っているところでございます。以上、4番議員さんのご質問への回答にさせていただきます。よろしくお願いいたします。

質問 4番 小玉博崇

今ほど、教育長の方からご答弁がありましたが、新十津川町においても7名ほど、1名が本当に嬉しいことに登校し始めたという、嬉しいニュースを聞けたのですけれども、今年の4月の青少年健全育成のつどいの講演でもあったとおり、非常にこの問題というのは、あまり大騒ぎすると余計に子供が、また、その親がちょっとなかなかここの地域で生活しづらくなるという面では、非常にデリケートな問題なんだなというふうに感じております。やはり、ご本人よりもよっぽどその親、ご家族というか、やはり学校に行かなくなった子供の親っていうか、非常に不安だったりとか、この先、なかなか周囲に相談できないような状況があるかなというふうに思います。ですから、是非、この残り6名の方の保護者の支援というのは、是非、しっかりやっていただきたいなということがあります。それと、子供の貧困という問題も非常にデリケートで、特に目に見えないと言いますか、当事者からの訴え、私今、貧困なんですなんていうような事というのは、ほとんどない、見えにくい問題なんですよね。しかし、やはり子供の育成にとって非常に大きな影響を及ぼす大きな問題というふうに感じています。やはり普段の様子をしっかり見守り、分析をしながら時間をかけて表面化する問題でもあり、やはり掘り起しの視点が非常に大切なのかなというふうに思っております。先ほど教育長の方から週1回スクールカウンセラーが心のケア、また、教員のケアで毎週月曜日派遣されるということで、お話がありましたが、昨年の8月29日の国の閣議決定の中で、子供の貧困対策に対する大綱というのが出ております。そこでは、今後、スクールソーシャルワーカーですね、学校に福祉の専門職を配置する、その拡充が示されたところであります。それとまた、本年の3月の参議院予算委員会においても、安倍総理大臣から、学校で貧困の子供を支えるソーシャルワーカーの配置を拡充し、全ての地方公共団体の相談体制の整備を図るよと、現在は1,500人のところを、5年間で1万人に拡充していくよというようなお話もありました。そういうことから、なかなか表面化しづらいこの不登校や子供の貧困という問題、また、それを発見した時には、やはり発見後は滝川との連携した支援というのが継続的に必要になってきます。そういったことから、今後、我が町は教育に力を入れている町だぞというようなことも含めて、いち早くこのスクールソーシャルワーカーの配置、これを方向立てて進めていくべきだというふうに思いますが、その点について教育長のお考えをお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 久保田純史

4番議員さんの再質問にお答えさせていただきます。まず、スクールカウンセラーにつきましては、2週間に1回ということで、年26週ということですので、毎週ではございませんということを報告させていただきます。それから再質問でありました保護者への支援と、やはり保護者はお子さんとのお互い親子の信頼関係も必要でしょうし、また、保護者と生徒、学校との信頼関係、この3者を三位一体となっていろいろ取り組んでいくことが一番大切だと思っておりますので、今まで同様、保護者への支援は惜しまずにやっていきたいというふうに考えているところでございます。それから、最後に、ご質問のございましたスクールソーシャルワーカー活用事業ということで、これにつきましては、本町単独では実施しておりませんけど、北海道で、今年度活用事業、北海道では設置しているのですね。その中で、その市町村によって実態に応じて必要な場合は申請して、道の場合は、スクールソーシャルワーカー5名の方を選任して、深く全道の市町村に各最寄りの教育長からですね、こういう制度がございますよと、該当者がいる場合は、ご活用くださいという中で文書が来ています。そのような中で本町においては、今のところスクールカウンセラーでの、先ほど言ったように対応しているとこでございますが、貧困とかですね、その辺の実態をもうちょっとどのように当方で把握するかという面もございますし、そのようなことがあった場合については、まずは道の事業を有効的にすぐ活用して、申請して、対応していきたいというふうに考えておりまして、その状況を踏まえた中で、将来に向けて必要であれば町単独で設置するとか、そのようなことも検討していきたいと、このように考えておりますので、以上で、4番議員さんの再質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 4番 小玉博崇

最後、質問というよりは、お願いという形になるかなというふうに思うのですが、我が町、定住促進事業というかで、先ほどの行政報告でもあったとおり、町外から新しく我が町に家を建てたりとか中古住宅を購入したり、若い世代のご家族が移住してきております。そういう方たち、先ほどのデータではお子さんも大分多くなってきているということですので、是非、本町の未来を担う子供たちが、本当に安心して育っていくような、育てられるような、そういった攻めの姿勢で、是非、政策を進めていっていただきたいなと思います。是非、他のまちではまだやっていないけれども、うちは率先しています。ここを大事にするから取り組んでいくぞというような姿勢を、是非、見せていただければ、大変嬉しいなというふうに希望を申し上げまして、私の質問は終わりたいと思います。ありがとうございました。

出典:新十津川町議会 平成27年第3回定例会 2015年9月8日 議事録 PDF(35ページ) 間違いを知らせる