鹿追町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月13日
わが町の人口増減問題について
2023年3月13日、鹿追町議会の一般質問で、畑久雄議員が「わが町の人口増減問題について」質問し、町長 喜井知己、町長 喜井知已が答弁しました。
- 質問者
- 畑久雄 議員
- 答弁者
- 町長 喜井知己、町長 喜井知已
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 3番 畑久雄
議長より了解得ましたので一般質問をさせていただきます。標題、わが町の人口増減問題について答弁を求めます。喜井町長でございます。標題、わが町の人口増減問題についてお尋ねしたいと思います。要旨、令和2年3月に発行されました第7期鹿追町総合計画によれば、平成7年より人口の推移が示されております。5年ごとですが、この年 6,089 人、そして平成 27 年には 5,542 人、20 年では 547 人の減少であります。昨年末ですと 5,144 人で、7 年間で 398 人の減少となっております。この減少について実態を検証されておりますか。どのような内容で記され、人口計画を計算されたのでしょうか。予算上重要な数値であります。以下3点についてお伺いいたします。1、減少の実態について検証されております。その内容は。2、今後の予想人口の増減、どのくらいになりますか。3、人口増のための事業をどのようにお考えでしょうか。以上です。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 喜井知己
畑議員からは、わが町の人口増減問題と題しまして3点御質問いただきましたので、順次お答えを申し上げます。総務省が5年ごとに行う国勢調査、直近では 2020 年(令和2年)10 月1日現在の我が国の人口は1億 2,614 万 6,000 人、前回5年前の調査から比較すると 94 万 9,000 人、0.7%の減少で、2調査連続での減少となっております。また、北海道においても 2.9%減の 522 万 4,614 人となっており、こちらの方は5回の調査の連続での減少となっております。本町においては、1960 年(昭和 35 年)の調査で世帯数で 1,970 世帯、人口が1万 448人を数えるまでとなりました。その後、離農等により農家戸数が減少するとともに、都市に向かって人口が流出したことなどにより年々減少が進み、今回の調査では 5,266 人となりました。その一方で、世帯数は 2,255 世帯と増加傾向にあります。核家族や単身世帯の増加により、1世帯当たりの人員数の減少が進んでいるという状況にございます。このような中、一定の人口を維持し続けていくことが、まちづくりには不可欠であることから、「今住んでいる町民をできるだけ減少させない」、あるいは「新たな人口の増加を図っていく」、このことを双方から考えて、取り組んでいくことが重要であると認識をしているところであります。一点目の減少の実態についての検証、その内容、このことについてお答えをいたします。本町の人口は、今回の調査で 5,266 人となりましたが、5年前の調査と比較すると5%、276 人の減少であります。年齢別では、15 歳未満の年少人口では 94 人、15 歳から 65 歳未満のいわゆる生産年齢人口では 245 人がそれぞれ減少しておりますが、65 歳以上の老年人口、これでは 63 人の増加となっておりまして、本町においても少子高齢化が進行していると認識をしております。またその一方で、本町の平均年齢でありますけれども、全住民の平均年齢ですけども、47.9 歳ということであります。十勝管内の単純平均では 51.6 歳ということになっておりまして、十勝管内で平均年齢では一番若い、こういう町でございます。このような中で人口減少の要因といたしましては、死亡数が出生数を上回る自然減の他、転出数が転入数を上回る社会減、これも増加をしております。これは将来世代の形成が期待される、若い世代を中心に進学・就職等を理由に町外へ流出しているほか、町内にある国や北海道の施設や事業所の規模縮小に伴い転出が増加している、こういうふうに推測をしております。また2点目ですけれども、今後の予想人口の増減についてお答えをいたします。日本の将来推計人口等の作成や公表を行う厚生労働省の試験研究機関である「国立社会保障・人口問題研究所」、社人研と略していることが多いですけれども、2015 年(平成 27年)の国勢調査を受けた将来推計では、日本の総人口は 2053 年、令和でいうと 35 年には1億人を下回ると推計がされております。また、本町の人口は 2030 年(令和 12 年)には 5,000 人を切り、4,910 人になると推計されておりますが、さらに5年前の 2010 年(平成 22 年)の国勢調査に基づく将来推計では、同じく 2030 年(令和 12 年)の推計が 4,759 人。先ほどの推計と比較すると 151 人増加する推計となっているところであります。この推計によれば、減少幅がやや緩やかになっていますが、国全体と同様に減少傾向が続いております。令和5年度の上旬には、2020 年、直近の令和2年の国勢調査を受けた今後の人口推計が公表される見通しとなっております。この推計数値が非常に重要であると思っておりますので、それらが公表された時点から、またしっかりと今後の見通し、検討していく必要があると思っております。最後3点目の人口増のための事業についてお答えをいたします。人口減少対策につきましては、従来から定住促進対策としての「建設促進奨励制度」、「賃貸住宅建設促進制度」、あるいは「家賃助成」など、また少子化対策・子育て支援としては、「乳幼児等医療費助成事業」、「育児パッケージ事業」、「保育料あるいは給食費の無償化」、また「産業研修制度」や「山村留学制度」あるいは「自衛隊の維持拡充運動」の展開など様々あらゆる部角度からアプローチを行なって人口減少の抑制に努めております。さらに、近年では移住者のような地域との関わりが深い定住人口の増加に加え、ワーケーションやテレワークの活用による関係人口の拡大にも取り組んでいるところであります。今後におきましても国あるいは北海道の政策、これらも注視をしつつ、現行制度の充実や新たな事業の展開などより、一層の人口減少対策に取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解と御協力をお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。ありがとうございました。
質問 3番 畑久雄
自然なる増減、そして転出・転入、あるいは離農だとか、あるいは農業関係で言いますと、未婚の方が多いとか、いろいろな条件があろうかと思うのです。今おっしゃられたことは、数値がどのくらい減っているかということで、その原因、そういったことがちょっと目に見えてきてない、そう思うところであります。本当にこれから先、黙っていたらと言うのはおかしいのですけど、いろんな事業をなされても、どうしても例年のごとく 40 人前後減っていくという状況にあります。その中でどうしたらいいのかということを考えますと、まずは協力隊員の増加だとか、あるいは一つ産業を起こすために、わが町は農業が主産業でありますので、そういった中で農業を中心とした産業の育成ということが非常に大事だと思うのです。手っ取り早く漬物作りだとか、そういったものを考えてもいいのではないかと思うのです。鹿追の町で作られている作物の中に野沢菜があります。これは他の町村に出ていっているんですね。そうじゃなくて、地元で漬物を作る工夫をしてはどうかなと思う時があります。そういったことで、以前物産協会がありましたときに、漬物コンクールをやった覚えがあります。非常に特徴ある漬物が出てきました。そういったこともありました。ですから、そういう農業をきちっとしながら枝葉を伸ばしていく考え方、そういうものを持ってほしい。例えば、北の国でサツマイモを作っておりますね。これもやはりわが町の特徴あるサツマイモであります。それを中心にして、芋のいろんな商品的にはできるかと思うのですね。先日、茨城でサツマイモの加工品のイベントがありました。そしたら 200 種類の品が出てきた。そんなことが新聞に載っておりました。本当にそれに携わる人、町の職員じゃなくて、もっと一般の人も入って、大いにその頭脳を働けるような場所を作っていろんな考えでそういう商品作りを幅広くしていただきたい。そうすることによって若い人たちを雇うような形になるのだろうと思うのです。ですから、何かこの主産業である農業から大いにそういう産業を皆で考えて幅広く加工品を作っていくということ。作るだけじゃ駄目なのです。売っていかなければならない。それには特徴あるものを作るということであります。作らなければ何も売ることはできません。どうか広くこれに携わる、いろんな御意見をお聞きして、そして実行に移していくことが大事かなと思います。それから一つの先ほど言いました漬物作りからサツマイモのいろんな加工品作りとか、昨年作られた芋があるかどうかわかりませんけれども、昨年は芋ができたということはちょっと聞いていませんけれども、実際どうだったのかもお尋ねしたいと思います。そしてその先どうなっているのか。どこで貯蔵されて、どういうものを考えてあるか、それもお尋ねしたいと思います。それから産業の中で先日更別村のことが出ていました。サテライトオフィスというのですか、デジタル化が進んでおります。そういうことで、もっと若い人たちが職場から離れても仕事ができるようなこともこれから考えていけるのではないかと思います。いろんな産業を駆使することが、これから必要だと思うのです。いろんな考えの人がたくさんおります。どうか一般の人も入れて広い意見を聞いて産業を興していく。最初は小さいかもしれないけれども、やはり幅広く考えていくことが大事でありますので、どうかそんな方向を考えたらどうでしょうかと私は思います。そしてこれから中学校2校ありますけれども、高校の指導内容もだいぶ転換されてくるだろうと思うのですね。優秀な人づくり、そして優秀な先生方も集まってくると思うのですけども、そういった中からも町民の頭脳をフルに生かしていただきたい、そう思います。それから先日、10 月の初めですか同僚議員と岡山の方へ現地視察に行ってまいりました。西粟倉村というたった 1,500 人くらいの村ですけども、8割が新人でありました。その中でやはり担当者たる会社がしっかりしていて、いろんな木材から考えられる、山は今まだ荒れ放題だったけれども、若い人たちが入ってきて非常に整備されてきて、またその森林を切って整備されて販売していく。そして雑木は温泉の関係で、あるいは小さな水力発電を造っているのです。何かそういった一つ森林にとっても、幅広い販売というか、商品作りしているのです。そういったことを非常に参考になって見てまいりました。一番大事なことだと思うのです。私も魚を商売していますけれども、やはり食べるだけじゃなく、何かやはり確保して広く売りたい。これ皆同じだと思うのですよね。僕はそういう方向で、人口をある程度増やす、あるいは減る数を少なくするというところからもお考えいただきたいと思うところであります。それともう一つ、わが町ではPRが非常に少ないのです。PRが下手といえば、はっきり言うと下手かもしれません。やはりPRの重要性というのが非常に大事なことだと思うのですが、1万円かけたからすぐ1万円が戻ってくるというものではない。PRというものは、何年か続いて、その内容によって少しずつ増えていく。本当に町のPRは下手であります。はっきり言うと、もう少し上手にやっていただきたい。やはりPRってのは大事だと思うんです。ぜひそういったことでお考えいただければと思いますが。いろいろ申し上げましたけれど、町長のお考えをお尋ねしたいと思います。
答弁 町長 喜井知己
お答えをいたします。何点かお話をいただきました。例を出された漬物、野沢菜の件、過去に物産協会等で話されたという経緯があったということですけれども、そのことに限らず町の方で様々な起業する場合の企業支援ということで、企業の支援の条例を私が就任してから最高 2,000 万円だったかということで制定をさせていただいたのは畑議員もよく御承知のことだと思います。これについては、既に数件の利用実績もいただいているところであります。これは町がこれをやれ、あれをやれということではなくて、そういうことを考えておられる方は、いろいろまず、実際に相談にも来ていただいています。そう大きくなくても、牛乳を使った商品化だとか様々な面で活用していただいていると思っておりますので、ぜひそういう情報を町が聞きつけた場合には、積極的にPRなんかもさせていただいています。これらの活用について、またしっかりと周知する機会なんかも増やしていきたいと思っております。もちろん地元で採れたもの、そういうものを使っていただくのは本当にそれは大変いいことだと思いますので、その辺しっかりPRして使っていただけるように進めていきたいと思っております。サツマイモの関係はもちろん従来から続けております。保管場所もこれについても議会の承認をいただいて、保管庫を造ってそこでずっと取り組んでおります。年によって収量はいろいろ差があります。また土地をそんなにたくさん確保できないということで、今、もちろんずっと干し芋ということで取り組んでおります。保管もなかなか難しい面もあって、歩留まりが高いとは言えないのですけれども、昨年あたりはちょっと雨が多かったということもあって、なかなか品質的にうまくいかない面もありましたけれど、これは確保する、栽培する土地を増やせればもっともっと活用の場所が広がるのではないかと思っているところであります。順番がちょっと前後するかもしれませんが、サテライトオフィス・ワーケーションの関係ですけれども、これは研修については一昨年、昨年といろいろ実証事業なんかをして取り組んで来ました。一過性のワーケーションであればやってやれないことはないのです。ただそれがその時だけのワーケーションだと後につながりませんので、わが町ではいろんな企業と連携をした町の課題の解決を一緒に考えてもらえる課題解決型のワーケーション、そういう形で取り組んでいくのがいいだろうということで、令和5年度もそういった方向で進めていきたいと思います。なかなか実際のところワーケーションで地方に来て仕事をする。それは1回2回はできるのですね。それがずっと続くかというと、実際やってみてそう簡単なものではないということがわかりましたので、これはきちっと続けていける形でこのワーケーションというのを取り入れていくべきだなと思っております。それから学校の授業の中で鹿追の人材を利用したいろんなこと、それは高校でも中学校でもしっかり取り組んでいると思います。それらの機会を今後とも増やしていくこと。これは地元のことを学んでいただく。そういった意味でも大変重要だと思っております。それから西粟倉村の関係、ここはわが町と一緒で脱炭素先行地域に選ばれたところで、私もよく承知をしております。森林が村の大半を占めるということで、木質バイオを中心とした取組ということで、これは私たちの町と状況が違うところもありますけれども、いろいろ取組について考えることについては当然参考にすべきところは参考にしていきたいと思っております。それからPRが上手下手の話がございました。どこを基準に上手下手と考えるかという問題はあります。もっともっとしっかりPRする必要は当然あると思っておりますが、ただ一方で、わが町のことについて全く外に出てないかと言ったら、私はそうではなくて、今回の脱炭素、バイオのこと、水素のことをはじめとして全国から注目をされております。私はしっかり取り組んでいる成果だと思っていますので、PRについてはもちろんさらにさらに取り組んでいく必要があると思っておりますけども、PRが下手だと私は思っておりません。管内でも町の中にいると、鹿追に対する見方について皆さんあまり分からないと思います。よく外部の人の話も聞いていただきたいと思います。
質問 3番 畑久雄
御回答いろいろとありがとうございます。ちょっと今、具合が悪く、声も悪いのですけれども、本当にPRが下手と極端な言い方をしましたけれども、やはり町長さんの間、あるいは国の中でそういうことはよく分かりますけれども、やはり一般の方々に聞くと意外とあまり鹿追町はどこにあるのかと、そんな話を時々聞きますので。パンフレット1枚にしても役員の方が上の方に載って、載ってない方も中にいたりとか、そんな状況もありました。そういうことが起きないような公平なまちづくりがあってほしいなと思います。ただ、予算の関係もありますけれども、自分たちで考えてそして動けるようなシステム作りというのが必要なのかな。いつも町全体じゃなくて役場中心にしたような、何かそういうものになっているのか、もう少し一般人も入って意見を述べて、もっといろんな考えを持った方々が意見を出し合ってやっていけるような、そんな方向がいいのかなと思います。農協さん、力があるのにどうして漬物なんかやらないのか。野菜ができる、そういったことも非常に私は疑問に思っております。農協さんは力あるのにね。本当に新しい機械をいっぱい入れています。それも必要だし、そうかといってやはり新しいもの作りをしてほしい。そういう考えも、ですからもっと一般人・農業者・商人などを入れて検討していただくことが必要だと思います。いらないことをちょっといろいろ述べましたけれども、今後次期に向けての町長のそういった広い考えで一つやっていただきたいと思います。そう思って私の質問を終わります。ありがとうございました。
答弁 町長 喜井知已
貴重な御指摘をいただきましてありがとうございます。JAさんはJAさんの考え方、当然あると思います。生産だけでなくて付加価値を付けた加工というのももちろん大変重要なことだと思いますので、その辺は農協には農協理事会なり基本的な考え方があろうかと思いますので、そういったことも含めてしっかりとろ話をしていきたいと思います。いろいろな機会を通じて町民の方のお話を聞くというのはもちろん重要なことであります。町の中でも観光では観光協会があったり、様々な組織があるわけですけど、いろんな機会を通じて町民の広い考え方、議会も住民の方と向き合ってやっておられるわけですから、議員さんの方からもいろいろ町民の方の御意見も吸い上げていただいていると思っています。私もできるだけ、コロナ禍でなかなかできない時期もありましたけれども、出前トークをやったりカフェトークをやったりということで、できるだけそういう機会を多くと思っておりましたけれども、コロナでなかなか思うようにいかなかったという面もあります。もし5月以降担当させていただくことになりましたら、その辺しっかり中心に置いて、広く町民の皆様のお話を聞かせていただき、町政の運営に生かしていけるように頑張っていきたいと思います。以上でございます。
質問 3番 畑久雄
いろいろありがとうございました。次期に向かっていろんなことを申し上げましたけれども、やはりひとりでも増やしていきたい。あるいはこの鹿追町に訪れる人も増やしていきたい。そういう思いであります。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。