鹿追町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月25日
瓜幕自然体験留学制度の今後の在り方について
2021年6月25日、鹿追町議会の一般質問で、畑久雄議員が「瓜幕自然体験留学制度の今後の在り方について」質問し、町長 喜井知己が答弁しました。
- 質問者
- 畑久雄 議員
- 答弁者
- 町長 喜井知己
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 3番 畑久雄
議長の御了解をいただきましたので、委員会を代表いたしまして一般質問させていただきます。標題、瓜幕自然体験留学制度の今後の在り方について。町長に御答弁をお願いするものであります。要旨、瓜幕市街で事業を行なっている自然体験留学制度にかかる令和3年度の留学生受入れが 25 人と 13 年ぶりに 20 人を超える状況にあります。令和3年度留学希望者の応募に際し、資料請求は 123 件、視察者は 25 件と多く、本町の自然体験留学制度が注目を浴びております。この事業は、昭和 63(1988)年、北海道で2か所目の山村留学事業として、本町瓜幕でこの留学制度が発足しました。これまで 30 年が経過し、留学生は延べ 500 人を超え、多くの学びと地域活動を通して育み、今では全国各地で活躍をされております。この留学制度発足以来、地域の皆様方の御支援、御協力をいただきながら、多種多様な事業展開を行い、地域の子供たちは留学生と共に切磋琢磨しながら、学校生活を充実させてきました。平成 30 年には、記念祝賀会、翌年度には記念誌の発行も行なっており、鹿追町の事業として、歴史を重ね認知されてきているところであります。この事業のこれまでの成果及び効果並びに今後の展開について町長の御所見を伺いたいと存じます。1、この事業で鹿追町にもたらした成果及び効果は。2、地域の児童生徒との学年の人数を考慮し、それを上回る留学生の受入れの考え方は。3、受入れではセンター方式、親子留学、ホームステイがありますが、どのような方式を推進していくか。4、瓜幕自然体験留学センターは、修繕を行いながら使用しているが、この事業を継続するにあたりセンター改築のお考えは。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 喜井知己
総務文教常任委員会、畑委員長から「瓜幕自然体験留学制度の今後の在り方について」と題しまして、4点御質問をいただきましたので、順次お答えさせていただきます。瓜幕自然体験留学制度、これにつきましては昭和 63 年にスタートし、今年で 33 年目となります。当初は、ホームステイでスタートいたしまして、その後、旧瓜幕農民研修所を改築し、平成5年より瓜幕自然体験留学センターとして利用を開始しておりまして、畑委員長御発言のとおり、本年度まで延べ 586 人、実人員で 302 人の留学生を受入れ、地域等の活性化に寄与しているところであります。最初に1点目の「この事業で鹿追町にもたらした成果及び効果」についてお答えいたします。この事業で留学生を受入れたことによりまして、地元の小中学生が全く異なる環境で育った子供たちと交流することで、様々な意味で刺激を受け、新たな人間関係の構築をはじめ、積極性あるいは幅広い視野などが養われていると考えているところであります。また、地域においても同様でありまして、高齢化が進む中で、留学生の保護者、あるいは親子留学の居住者が地域活動へ加わっていただくことによりまして、新たな取組が生まれるなど地域活動の活性化に寄与していると考えています。その代表例の一つは、現在の瓜幕夏祭りにおける打ち上げ花火ということがございまして、留学事業スタート時にホームステイの子供たちの夏の思い出にということで企画したのが始まりで現在も続いている状況でございます。次に2点目の「地域の児童生徒との学年の人数を考慮し、それを上回る留学生の受入れの考え方」についてお答えいたします。留学制度のスタート時における関係者間の協議で、留学生の割合を在校生の 50%以内と定めたと承知しておりまして、その年によりばらつきがありますが、小学校で9%~34%、中学校で 17%~24%、直近5年間の平均でいいますと、小学校で 21.8%、中学校で 21.2%の割合となっております。また、現状学年に偏りがどうしても生じてしまいます。毎年状況が変化する中でこちらが意図した学年の子供が集まるとはなかなかならないこともございます。学年を絞っての募集はなかなか難しいのではないかと考えているところであります。今後においては少子化もございまして、地元の子供の数が減っていく見通しであります。このような状況から目安としている 50%のラインを、今後どう考えていくのか。鹿追町瓜幕自然体験留学制度推進連絡協議会をはじめ各関係機関、学校も含め瓜幕地域の方々、これはしっかりと協議して考えていきたいと思っております。3点目の「受入れでは、センター方式、親子留学、ホームステイがあるが、どのような方式を推進していくか」についてお答えいたします。現在、3つの方式により受入れを実施しておりますが、以前にも一般質問等でいただいた際にお答えしているとおり、センター方式と親子留学を組み合わせて進め、不測の事態にはホームステイで補う形態が有効と考えております。センター方式では、親元を離れた子供たちが、学校とは違う年齢差のある集団生活の中で、人間関係の構築や社会性を身に着けることができるなどの効果があり、また、親子留学では、留学後も地域に定住するケースなどがあり定住人口の増加、あるいは働き手の確保など、地域の活性化や経済的なメリットがあると考えているところであります。最後の4点目「この事業を継続するにあたりセンターの改築」ということでありますけれども、現在の留学センターは最初の建築から 47 年、留学センターとして改築してから28 年、相当な年数を経過しておりますが、まだ使用に耐えられる施設であることは御承知のことと思います。しかしながら経年劣化により修繕が必要となっておりまして、その都度対応している現状にあります。また、老朽化もありますけれども、現在の一般的な生活様式と比較すると施設の内容としても改善が必要であることは十分認識しております。改築するとした場合には、当然相当の費用が見込まれます。これについては裏付けとなる財源の確保が不可欠でありますので、現状においてすぐに着手するのはなかなか難しいと考えておりますけれども、引き続き、瓜幕地域そして町の将来像を見据えた広い視点で検討を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。この制度につきましては、第7期総合計画の重点プロジェクトに位置付けおります。社会情勢の変化等に注視をしながら、引き続き推進してまいりたいと考えておりますので、御理解と御協力をお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。ありがとうございました。
質問 3番 畑久雄
詳しくいろいろとお話をいただきましたが、順次御質問させていただきます。この事業で鹿追町にもたらした成果、効果、非常に大きいものがあります。これは皆さんが御存じのとおりだと思いますが、しかしこれをもう一段と力を入れて進めていくべきではないでしょうかと、私はいつも疑問に思っています。そのことについて、いかがお考えか。2点目の「児童・生徒との学年の人数、地域の児童生徒との学年の人数を考慮し」、これは担当する教育委員会、そして地域の方々、そして鹿追町瓜幕自然体験留学制度推進連絡協議会の方々、大いに相談されて円満にいくように、何とかまとめていっていただきたい。ひいては、瓜幕地域や町の活性化につながる事業でございますので、その点よろしくお願いしたいと思います。3点目の受入れ関係でございますが3通りありますけれども、センター方式、そして親子留学等含めて、本当に町の活性化、ましてや町の計画の中にあります重点プロジェクトに入っております。そんな意味でも少し力を入れていただきたい。3年ほど前までは、非常に事務局の力で何とか順調に来ている状況であります。どうかそういった面を含みながら、ぜひ力を入れてほしいと願うものであります。もちろん教育委員会、そして地域の方々、鹿追町瓜幕自然体験留学制度推進連絡協議会の方々の協力を当然得ながらやらなければならないと思います。4点目の「事業を継続する留学センターの改築の考え」ということでございますが、確かに設備は古い。例年修繕をしながら使用している状況であります。そうかと言って来年だめだとか、3年後だめだということではないだろうと思いますけれども、町のこれからの重点プロジェクトの中に入っております活性化という意味においても、瓜幕地域や町全体の活性化のためにも、そして子供たちの今後の生き方、勉強の仕方も変わってくるでしょう。そういった意味でももう少し力を入れていただきたい思うのであります。ちまたでは、新しい事業をするのに 10 年ほどの資金計画を立てますけれども、町の財政を考えた上での、いつ頃どの程度のものができるのか。そういったお考えを持っていただければと思いますが、その点についてお伺いいたします。
答弁 町長 喜井知己
全体的に再質問いただきましたので、一つ一つというよりも全体の考え方でお答えをさせていただきたいと思います。この留学制度の歴史、それから効果、子供たち、それから地域への関係については、お話をしたとおりであります。この留学の希望者、こういう新型コロナウイルスの時代ということもありまして、希望者等々も増えてきている状況にあります。それぞれ希望される方の状況を鹿追町瓜幕自然体験留学制度推進連絡協議会の方だとか、学校関係者も入って留学するのにいろんな意味で課題等がある中で、その中で来ていただく方をある程度選抜していることになります。総体的な人数が、確かに小中学校の学年構成との関係でどうあるべきか、お答えしたとおりいろいろ検討していく必要があると思っておりますけれども、この留学制度を利用して生活をしていただくための受入れ体制等々も考慮しながら、その年によって人数が変動している状況であります。この制度については、もう一段と力を入れてということでございますけれども、いろんな形で、例えば瓜幕地域に住宅を整備したり、それから管理体制も専任の職員を置く形で一生懸命やっているつもりでございます。親子留学等々になると、確かに住宅の問題ですとか、様々な問題もございますので、既存の瓜幕地域にある住宅などをできるだけ活用しながら、町の組織の中でも各課の連携をいろいろ取りながら、可能な限り受入れができるように今後もしっかりとやっていきたいと思っております。改築の関係ですけれども、今の総合計画、10 年間ということで考えている中での重点プロジェクトの一つと考えています。いずれの時期かには、やはり改築ということも考えなければならないと思っておりますけれども、その時期をということでございますけれども、それを今、いつということは簡単に申し上げられません。当然全部町の単独の経費でということは、もちろん施設規模等により事業費はまだまだ分かりませんけれども、相当な経費になることは間違いないですので、そういった財源、あるいはこの施設はもちろんセンターという役割が中心なのですけれども、それに併せて、またもう一つもっと違う機能も併せ持った形の検討も必要かなと思っておりますので、そういったことも含め総合計画の全体、それから今、行財政改革も検討しておりますけれども、その中で財政の計画見通しもしっかり考えて、今後の在り方、改築の進め方についても、慎重に検討していく必要があると思っておりますのでよろしくお願いをいたします。
質問 3番 畑久雄
4つの件に関していろいろ御説明いただきました。4つ目の改築関係でございますけれども、いかほどかかるのか分かりませんが、今、そういったことの答弁でございましたけれども、しかしすでに必要だという意識はあろうかと思います。どの程度の物をお考えかというより、財政的に見てどの程度の規模の物なのかということは分かりませんか。お答えいただきたい。
答弁 町長 喜井知己
規模ですね。例えばセンターを使っていただく定員をどういうふうに考えていくかというところから始まると思うのです。そういうことで仮に改築するとした場合、どれだけの規模にするとか具体的な検討をしている段階ではありませんので、事業費をいくらぐらいと申し上げる段階にはないと思っております。
質問 3番 畑久雄
今、申し上げられないということでございますけれども、しかし、わが町についてはこの先いろいろ大きな事業が山積していると思われます。我々普通一般人が考えますと、やはり商売をするからにはある程度、年度ごとの事業計画を立てながら借金もするし、自己資金で賄うような形ですけれども、そういったこと、町民にとってはいつ頃になるのか、約束はできないけれども近いうちと言いながら3年後とか5年後とかということで我々借入する場合は行なっておりますけれども、町としても町の財政、年間どの程度そういった方向に資金が回るのか分かりませんけれども、そういうお答えはできないのでしょうか。まず、それが一つでございます。お答えいただきたい。
答弁 町長 喜井知己
お答えいたします。いずれ改築が必要だと認識しているということは、先ほどお答えしたとおりであります。それで具体的に、繰り返しになりますけれども改築の規模、内容等を固めないと当然概算の事業費は出てこないわけです。そうなると事業費ももちろんですけれども、町の全体のこれからのいろんな事業を進めていく中で、どういった順番、優先順位を付けてやっていくのは、10 年先まで決まっているわけでありませんので、先ほども申し上げましたけれども、当然、今年より具体的な財政計画も見ていきますので、そういった中で年次的にどの時期であれば取り組むことが可能であろうかということも含めて、これから検討することでありますので、例えば5年後にするとか3年後にするとか、ということまで詰めている状況ではありませんので、申し訳ないですけれどもまだいつ、どれくらいの規模でということは、申し上げられる段階ではないということで御理解をいただきたいと思います。
質問 3番 畑久雄
なかなか具体的には示されないということであります。よく分かりますけれども、我々住民にしてみれば今の町長は何年ごろ考えているのかということも知りたいわけです。それはそれとして、この事業、町の活性化に対して非常に大事な事業でありまして、本当に過去 586 人、この事業におけるいろんな各方面での活動がされております。そんな意味においても最初に事務局をされました秋田さんたち、一生懸命やっていただいて 30 年後にこういう姿になっております。本当に感謝したいと思います。そこに住民の協力を得ながら、瓜幕や町全体の活性化につながっている現状でありますので、十分お考えの上よろしくお願いを申し上げたいと思います。以上、質問を終わります。ありがとうございました。
答弁 町長 喜井知己
答弁が必要だったかどうか、最後にお答えをいたしたいと思います。本当にこの留学制度、今日は傍聴にも見えられている鹿追町瓜幕自然体験留学制度推進連絡協議会前会長の秋田さん、それから現会長の高橋さんがお見えになっておりますけれども、本当にそれぞれ鹿追町瓜幕自然体験留学制度推進連絡協議会の皆さん、あるいは瓜幕地域の皆さんの御協力があってここまで来た事業、それからもちろん今後も継続をされていく事業だと思っています。こういった事業は、地域の方々の協力と理解がなければ当然継続していかない事業だと思っていますので、町としても今後ともしっかりと対応していきたいと思っております。改築の話、また繰り返しになりますけれども必要性は十分認識をしております。町ではやはりいろいろな事業を計画的に、あるいは緊急性などを勘案しながら全体的に行政を進めていかなければならないと、もちろん私が申し上げるまでもなく、畑委員長も御承知のことと思います。しっかりと将来見通しも含めて検討していきますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。