みんなの議会

鹿追町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月24日

鹿追高等学校への進学にかかる今後の対策について

2020年6月24日、鹿追町議会の一般質問で、畑久雄議員が「鹿追高等学校への進学にかかる今後の対策について」質問し、町長 喜井知己、教育長 大井和行が答弁しました。

質問者
畑久雄 議員
答弁者
町長 喜井知己、教育長 大井和行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 3番 畑久雄

通告に従いまして一般質問させていただきます。なお今日は、総務文教常任委員会の代表質問ということで、委員長、畑久雄が質問いたします。標題、鹿追高等学校への進学に係る今後の対策について。町長に御意見をいただきます。要旨、令和2年度鹿追高校への進学者は定員 80 人のところ 28 人で、うち町内中学校卒業者は 21 人、町外者は7人と進学者全体、そして地元からの進学者も最少と過去に例のない厳しい結果となりました。文部科学省の研究開発学校指定制度が導入された平成 15 年度から昨年度まで地元中学校からは平均 68.8%が進学し、2クラスを維持してまいりました。今年度は、地元からは 40%となり、1クラスとなってしまいました。これまで鹿追町は、教育を施策の中心におき、幼小中高一貫教育を推進し、高校1年生全員のカナダ短期留学、また各種就学助成等、鹿追高校を活性化させていくための幅広い支援策を講じてきたところであります。鹿追高校の先生方の熱心な指導もあり、郡部の高校としては多くの国公立大学合格者を輩出する等、進学校として着実にその成果を上げてきたところであります。鹿追高校への今年度の進学状況を踏まえ、町長の今後の教育について以下4点について伺います。1、地元の中学校から鹿追高校へ進学してもらうために、昨年度どのような取組を行なってきたのでしょうか。2、令和2年度の鹿追高校進学者の結果分析、検証は。3、令和3年度の鹿追高校への進学者を増加させていくための具体的な行動計画は。4、町、教育委員会、議会、PTA、住民等による鹿追高校を存続するための対策会議を早急に設置し、その対応に当たる必要があるのではないでしょうか。以上です。

答弁 町長 喜井知己

総務文教常任委員会、畑委員長から「鹿追高等学校への進学に係る今後の対策について」と題して、御質問いただきましたので、お答えさせていただきます。本年度の鹿追高校への入学者については、御指摘のとおり過去最低の入学者数となり、本年度の1学年は1学級により学習活動を行なっているという状況であります。また、これまでの幼小中高一貫教育をはじめとした教育活動の成果や、鹿追高校から国公立大学への進学実績につきましては評価をいただいたとおりすばらしい成果であり、わが町の最高学府として誇るべき高校であると私も認識しているところであります。しかし、残念ながら近年は鹿追高校への入学者が徐々に減少を続けてきました。この状況について4点について御質問をいただきましたので、順次お答えさせていただきます。1点目の「鹿追高校進学のための昨年度の取組」についてでございますが、まず対象である町内中学生の生徒本人には、中高の交流授業を中心に鹿追高校での授業体験などを通じて、地元の高校への理解と進学への機運の醸成を図ると同時に、鹿追高校の情報を積極的に学校だよりなどにおいて広報を行い生徒と保護者への理解を深めてきました。また、進路選択において重要な機会となる学校説明会では、鹿追高校の教員だけではなく現役の高校生も参加し、鹿追高校の魅力を伝えるなどこれまでにない方法でPRも行なっており、高校協力会で製作するパンフレットやポスターのデザインや構成も一新して生徒への訴求力を高め、鹿追高校ではフェイスブックページを開設するなどして広報活動にも力を入れてきたところであります。また、毎月行う町内全ての学校長が集まる校長会議においても進路希望状況を確認しながら、鹿追高校への進学について一体的に取り組んできたところであります。2点目の「令和2年度の結果分析と検証」についてでありますが、まず町内からの進学率が低くなってしまった一番の要因は、普通科への希望者において帯広市内の進学校への進路選択が多かったことであり、また、部活動などの課外活動においても鹿追高校で希望の部活動ができないなどの理由もその要因と考えております。鹿追高校は、国公立大学への進学をはじめ生徒個々の希望を十分に叶えるだけの進路実績を有しており、修学資金の貸し付けなど手厚い振興策や 15 年以上にわたって取り組んできた幼小中高一貫教育の成果がありますが、十分に生徒や保護者の方々に伝えることができていなかったことが大きな要因とみて教育委員会には、このことに対する改善を強く求めているところでもあります。3点目の「令和3年度の入学者対策」ですが、教育委員会において昨年度の結果を検証した上で対応策を講じており、対策としては3つあり、「事業支援」「制度の改善」「広報対策」、この3つを柱として作業を進めているところであります。「事業支援」としては中高交流における、より効果的な学習プログラムとして生徒同士の交流授業に加えて教員の乗り入れ授業の再開や中学校教員による鹿追高校の授業支援、鹿高卒業生による中学校へのキャリア教育講師など、魅力的な学校づくりへの具体的な支援策を検討しています。「制度改革」では、一貫教育と学校運営協議会との関係を整理して目標を明確にすることで効果的な学校運営を図ることや、受験がないことによる保護者や生徒の不安を解消するための「中高接続」の方策も合わせて検討しているところであります。「広報対策」については、町内での家庭訪問を再開するほか、十勝管内の中学校訪問の強化、さらに鹿追高校でオンラインを活用した新たな学校説明会の模索など全方向での広報活動を強化することを計画しています。4点目の「鹿追高校存続のための対策会議」についてですが、現在は学校関係者とPTA、鹿追高校OBなどによる高校協力会と看護科等誘致期成会の2つの団体で鹿追高校の支援を行なっているところであります。御提案をいただいた対策会議の設置でありますが、学校現場は今後の新型コロナウイルス感染症第3波、第4波に備えて余裕の無い状況にもあります。また同時に対策を行う教育委員会も、対面での活動もなかなか難しい状況の中で鹿追高校の進学者対策と新型コロナウイルス対策を行うという厳しい状況に置かれております。対応策も多岐にわたる中で、まずは3点目で申し上げた取組を現状の組織体制の中で一生懸命実行していきたいと考えております。もちろん、御提案をいただいた新たな組織により町民の機運を高めることはとても重要なことでありますが、効果的な高校支援には目標を明確化した組織体制の整理も合わせて行う必要があり、今後速やかにいろんな角度から進めていきたいと考えておりますので、御理解をお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。ありがとうございました。

質問 3番 畑久雄

では、1点目について御質問させていただきます。我々のこの情報を知ったのは昨年の 12 月です。町長はいつ頃知りましたか、この状況を。まずそれをお答えいただきたいと思います。

答弁 町長 喜井知己

私が相当厳しい状況にあると教育委員会から話を聞いたのは確か昨年の 11 月ごろだったと記憶をしております。

質問 3番 畑久雄

非常に情報が遅いといいますか、そういう状況になっているというのが非常に問題の一つだと思います。毎月、校長会議が行われていてその報告があるかないか分かりませんけれども、いずれにしてもそういう状況になってきていることをやはり我々も知るのが 12 月になりました。そんなことで情報を早く流すということも、情報を共有することも大事だと思いますので、その点をもっといい方向に改めていただきたいと思います。それから2点目の結果分析と検証ということでありますが、生徒それぞれいろんな希望もあります。しかしこの鹿追中学、瓜幕中学で教育を受けている、そういったことから鹿追高校は最高学府でありますので非常に我々町としても非常に多くの応援をしております。また研究開発校に指定されての一貫教育、これも 15 年間、しかし現在も指定は終わりましたけれども進行しております。そういった鹿追町の教育に対する熱心さ、そういったものが何か表に出ないというのか、あまり知らされていないというのか、そういった面が非常に少なく感じるところでありますので、その点についての町長の答弁では、あまりいい答弁ではなかったと思うのですけれども、これについての町長のお考えどうですか。

答弁 町長 喜井知己

お答えをします。平成 15 年からの、15 年間の研究開発、例のないぐらいにいろんな働きかけをして延長がされて、続けられてきた研究開発の指定、それが終わって何となくその指定が終わって、ちょっと一部では幼小中高一貫教育も終わったのではないかみたいなそういうふうに考える方もいたようにお伺いをしています。先ほどの私も情報を聞いたのが遅かったのではないかということでありましたけれども、確かに私のほうでも本当だったら気にしてどうなんだということをいろんな場面で多分言っていればよかったのかなと今となって反省をしておりますけれども、やはりその辺の危機感というか持ち方がやはり十分でなかったなと今更ながら反省をしているところであります。いろいろお答えをしていきましたけれども、基本はやはり地元の子供たち、6割、7割は地元の高校に行っていただけるという形の、もちろん一番の基本は選んでもらえるような魅力ある学校にしていく、そしてそれを維持していくというのが一番大事なことだと思っています。その後、子供たちの数というのは将来的に大体分かっていますから、それに加えて地元の子供たちだけでなく、町外からも一定数以上の人たちが来てもらわないと2クラスというのは、これから将来的に維持をしていかなければなりませんので、当然優先順位はもちろんありますけれども、それらを合わせて効果的に今後、本当にここ1~2年が正念場だと思っておりますので、しっかり進めていきたいと思っています。

質問 3番 畑久雄

それでは、6月2日に北海道教育委員会が発表しました、公立高校配置計画案によりますと、今年度 40 人以上の欠員が生じた高校については、令和3年度の募集数を維持するか9月に公表されるとの報道がありました。非常に鹿追高校としては危惧していかなければならない状況下にあります。そういった状況の中で今まで携わってきました看護関係の期成会があります。これについての今後の進め方、それと同時にこういった状況下にある鹿追高校の在り方等非常に重要な問題ですので、また時間もありません。そういった中で提案しております関係者等の連携を深めるための協議会なるものを作り上げて、町民と共に歩むような姿をどんどん見せていかなければならないだろうと私は思います。そういうことを考えておりますけれどもいかがお考えですか。

答弁 町長 喜井知己

看護科等の誘致期成会との関係、それから9月に来年度のという話もございます。9月にどのような形になっていくのか、その辺の状況、それから来年度の本町の高校への希望者の状況というのも少しずつ状況が分かってくる時期にも当然なってきます。期成会の目的は御存じのとおりの組織でございますので、その期成会との関係等いろいろそのままというわけにもちろんいきませんし、また新たにということになりますとなかなか似通ったおそらくメンバー的にもそういう組織になろうかと思いますので、そうのんびりしてられる問題でもありませんので、いろいろその辺の関係をしっかり中身等を検討してどういった形で進んでいくのがいいのか、早急に検討してまいりたいと思っています。

答弁 教育長 大井和行(教育長は2022年3月まで)

教育の関係でございますので、私から、先ほど畑議員のほうからお話がありました6月2日の公立高校の配置計画の関係、9月に北海道教育委員会で正式に来年度の学級数を発表するということで新聞報道がなされておりましたけれども、その状況について若干、私からお話を申し上げたいと思っています。まず先ほど御質問がありました情報の遅さと申しましょうか、町長のほうから答弁をさせていただきましたけれども、教育委員会として毎月、校長会を開催しながら情報を共有しながらやっておりましたけれども、今年度につきましては本当に私も責任の一端を感じておりますけれども、ここ数十年、十何年来、50 人、60 人、80 人近い入学者を送っていたということで、一種の安心感というかそういう甘えがあったなという形で、毎月の校長会もやりながら、十分そこの辺の話がされていなかったというのが一つ大きな今回の原因なのかなと思っていますので、ここら辺はしっかりやっていきたいと思っております。それで来年度の鹿追高校の学級数の募集の関係でございますけれど、今現在、北海道教育委員会から今年度の募集定員で1学級減になった自治体に対して、自治体として来年度どういう状況で高校の入学者を増やしていくのか、具体的な計画を出していただきたいということで調査が来ております。その調査、それと来年度以降の中学生の卒業者の数、それから当該高校の来年度以降の取組の状況等々、総合的に勘案いたしましてこの9月に来年度の募集学級、それから募集定員を発表するというような状況でお聞きしております。今回、1学級減になりまして教員が2名、講師が1名はがされております。それから少人数学級というか少人数指導で加配の教員が3名おりまして、これも1学級減で減じるということでございましたけれども、先般、町長と私も北海道教育委員会教育長とお会いして、町長のほうからこの加配については何とか令和2年度は維持してほしいということで要請をいたしまして、この加配の教員についてははがされておりませんけれども、間口減になりました教員と講師3名につきましては、今現在減じられるということで、何とか令和3年度については2クラス維持をしていかなければならないということで、先ほど町長が答弁しました3点について、教育委員会もしっかり対応していきたいと考えておりますのでよろしくお願いしたいと思っています。

質問 3番 畑久雄

今までの検証、またこれからの考え方等いろいろ述べられておりますけれども、例えば3点目で申し上げました入学者対策の中で事業支援だとか制度改革、これはいつから始められるのでしょうか。もちろん今年度でしょうけれども早い時期も進めておられるのかどうかということをお尋ねいたします。

答弁 教育長 大井和行(教育長は2022年3月まで)

今、3点目の入学者対策の関係でお話がありましたけれど、現在教育委員会、それから校長会を中心にいたしまして、今現在あります学校運営協議会、俗称「CS」「コミュニティ・スクール」を立ち上げておりますけれども、平成 30 年に立ち上げさせていただきましたけれどもなかなか実態にそぐわないということで、今、このCSの再編成をしておりまして新たに8部会、8委員会を作ってはどうかという形で考えております。その中に一貫教育委員会ということで、今御質問にありました高校の間口の問題も含めまして、それから教員の働き方改革、ICT関係等々、8部会、委員会を設けていこうということで、今現在、明日、教育委員会がございますけれども、まずCSの規則の改正を明日の教育委員会におかけをいたしまして、実態に合ったCSを再構築していきたいと考えておりますし、高校協力会によりますと、先ほどの答弁の中にお話ししました新しいパンフレット、今作成中でございますので、これができ次第、近隣の中学校に協力会の役員の方が教員と一緒にお邪魔いたしまして、さらに鹿追高校の魅力のための勧誘活動をしていくことと、それから過去数年実施をしておりました中学校卒業予定者の保護者宅への訪問というのも何年かぶりに再開をいたしまして、三者面談前に実施をしてぜひとも鹿追高校の魅力ある高校への入学への勧誘ということで、既に取り組んでいる取組もありますけれども、今後取り組んでいく取組も検討していきたいと考えております。

質問 3番 畑久雄

教育長述べられた様々な計画、良き方向に早急に進めていただきたいと思います。もう一つお尋ねしたいのですが、広報対策、非常に鹿追高校にはいろいろ他校にない良い面がたくさんあります。そういったことのPR、町民にすれば毎月送られる町からの関係、またPTAに対する学校からの通知だとかそういった面で鹿追高校の良さをもっと町民に知らせる工夫というのをしたらどうでしょうか。今までどおりじゃなくてもっと先に進んだ紙面によるものもよろしいし、ぜひそう言った方向でぜひ考えていただきたいと思うのですが、その点ひとつ御回答いただければ。

答弁 教育長 大井和行(教育長は2022年3月まで)

ありがとうございます。先ほどもお話申し上げました、やはり高校の魅力ある支援のため、何といっても今回本当に入学者が少なかったというのがやはり高校の魅力化、すばらしい高校の取組をしておりますけれども、やはりこの魅力が十分保護者それから生徒の皆さんに伝わっていなかったというのがやはり大きな要因の一つなのかなと思っておりますので、今、議員が言われました本当に広報活動の強化、「広報しかおい」にもちろん高校での活動の取組紹介、先ほど私のほうからお話ししました教育委員会、校長会または高校協力会がやっております取組もこの「広報しかおい」の誌面をいただきながらやっていきたいと思っておりますし、今、教育委員会でも一貫教育のウェブを立ち上げていこうということで適宜考えておりますので、本当に広報の弱い部分をしっかり現状をとらえて広報活動をしていきたいと思っています。

質問 3番 畑久雄

新型コロナウイルスによる様々なことで先生方、あるいは職員の皆さん、我々もそうでしょうけれども本当に大変な時期であります。そのような中でこの問題をもっと進めていかなければならない問題として、非常に大事なことでありますので、町長最後に一言お願いしたいのですが、まずはそういった中でのお仕事でありますので、1 カ月に1回、校長会があるということも述べられておりますので、ぜひそういった中に町長も飛び込んで、もちろん町民の中にもそういったPR効果を出すためにも様々な紙面でPRしていく、そういったお気持ちでぜひ難関を突破していきたいと思いますが、最後に一言決意をお願いいたします。

答弁 町長 喜井知己

ありがとうございます。今回の新型コロナウイルスによる長期の学校休業で全道たくさんの高校がある中で鹿追高校のようにオンライン授業に取り組めた学校というのは、そう多分多くないというふうに思っています。いろいろ内部的には大変なこともあったり、うまくいかなかったりということもあったのでしょうけれども、先生方も一生懸命取り組んでいただいて、こういう形が少しでも実現できたということは、とてもすばらしいことだなと思っています。やはり先ほど来お話出ていますとおり、本当に鹿追高校はいろいろなことをやっているのですがそれがうまく伝えられていないのが一番なのかなと思っていますので、もちろんそういうことを保護者の皆さん、それから生徒にはもちろんですけれども、広くいろんな方に知ってもらうということは、本当に大変重要なことだと思いますので、私も必要があれば校長会に顔を出させていただくことはもちろんですし、ちょっと話が戻りますけれども、昨年、私がそういう情報を聞いたときにはすぐ鹿追と瓜幕の校長先生にお越しをいただいていろいろ現状だとか今後に向かってのお話をしっかりさせていただいたと思っておりますので、いろんな機会を見て広報の部分でも私もしっかりと先頭に立って取り組んでいきたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。

質問 3番 畑久雄

ぜひ町長が述べられたように教育委員会ともども皆さんしっかり頑張ってほしいと思います。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

出典:鹿追町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月24日 議事録 PDF(62ページ) 間違いを知らせる