みんなの議会

標茶町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月8日

雪解け時、大雨等により下流施設の水害、環境汚染を防ぐ手だてを

2021年6月8日、標茶町議会の一般質問で、渡邊定之議員が「雪解け時、大雨等により下流施設の水害、環境汚染を防ぐ手だてを」について質問し、町長 佐藤彦、建設課長 冨原稔、副町長 牛﨑康人が答弁しました。

質問者
渡邊定之 議員
答弁者
町長 佐藤彦、建設課長 冨原稔、副町長 牛﨑康人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 渡邊定之

質問通告に従い、1つ目の質問をいたします。雪解け時、大雨等により、下流施設等の水害、環境汚染を防ぐ手だてをについて質問いたします。本町には川が多く、春先の雪解け水、降雨により土手などが崩れ、河川に流れ込む箇所が見られますが、実態の調査等はしたことがありますか。あれば、直近の調査結果をお聞きいたします。例えば虹別では、下流にはふ化場、キャンプ場などの施設があり、影響が出る可能性があると考えます。過去の被害があれば、お聞きいたします。また、対策等はどのように考えていますか。被害を防ぐには河川敷地の確保、植林なども考えられますが、具体的な対策が取られていますか。草地更新、造成などによる影響もあると思いますが、実態はどうですか。昨今の異常気象から、想定される被害と対策が検討されるべきではないかと思いますが、いかがですか。

答弁 町長 佐藤彦

1番、渡邊議員の雪解け時、大雨等により下流施設の水害、環境汚染を防ぐ手だてをのお尋ねにお答えいたします。1点目の雪解けや降雨により崩れた土砂が河川に流れ込む箇所の実態調査をしたことがあるのかのご質問ですが、河川への土砂流入への調査は実施しておりませんが、橋りょう点検や道路パトロールのときに、橋上から河道の目視点検を実施しております。また、近隣地域住民などからの情報提供によって現地確認を行っております。2点目の虹別のふ化場、キャンプ場施設における過去の被害発生状況についてのご質問ですが、直接的な被害報告を受けたことはございませんが、濁り水に関する情報提供を受け、現地確認をし、状況に応じた対応を実施してきているところであります。3点目の被害防止のための河川敷地の確保、植林の実施など具体的な対策が取られているかとのご質問ですが、普通河川の敷地については、河川が公物であることからすると、その区域である土地は町が取得すべきものではありますが、現状では、河川改修実施に伴い河川区域が決定したものを改修することとしており、改修計画のない河川については、河道が変化することから河川決定が困難であるため、積極的に取得することはできないと判断しております。植林の実施についてですが、河川保護を目的とした植林は行っておりませんが、「森と川の月間」など環境を守る活動が展開されており、その中では広い意味で河畔林と位置づけできる植樹活動も行われております。4点目の草地更新、造成などの影響もあるのではとのご質問ですが、一般的に雨水が流下する速度は森林地帯よりも耕地のほうが速くなるため、現地の地形にもよりますが、短時間の強い雨の場合など、一気に水が集まる状況になることは推測されます。5点目の今後、想定される被害と対策の検討についてのご質問ですが、被害については河道の洗掘や土砂流出等が想定されます。河道の対策につきましては、河川改修による護岸や落差工の設置による流速の低減、砂防ダムの建設などが考えられますが、いずれも自然環境への影響などを解決しながら、下流の漁業関係者との協議が必要となります。また、川への土砂流入対策につきましては、地元関係者や関係機関と協議しながら、河畔林などの緩衝帯の設置も含めた対策について配慮していきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。(何事か言う声あり)

答弁 町長 佐藤彦

すみません。ちょっと表現の誤りがありましたので。普通河川の敷地については、現在、河川改修の実施に伴い河川区域の決定したものを「買収」することとしておりというふうに、先ほど「改修」と言ってしまいましたので、表現が違いましたので、訂正させていただきます。

質問 1番 渡邊定之

最初の質問の土砂などが崩れ川に流れ込む箇所という部分で、私の観察といいますか、そういう立場で質問しますけれども、非常に最近、草地更新とかそういう造成で、1団地の面積が過去と違って20ヘクタール、30ヘクタールという広大な草地面積になっています。よって、そういう草地から低みに集まってくる水の量というのが、非常に一気に集まってくるという現象があると思います。そういう意味で、過去に小川に架けた作業用工作道路などは、その水の勢いであっという間に流されてしまう実態があります。そういう意味では、そういう大雨等が起こり、川の増水などがあった後、そういう状況に見舞われている河川があるかどうか。また、あれば、それがどういう場所なのか地図に落としておくというような作業はされていますか。

答弁 建設課長 冨原稔(建設課長は2025年3月まで)

お答えいたします。大雨の後の河川の部分ですけれども、地元の農作業をやっている方とか、利用者とか、地権者の方、また、釣りをしていた方とかから、あそこの部分崩れているよとかという情報をもらった中では、現地の調査に行って対策を行っている河川がございます。大きな対策をやっている河川については、毎回ではございませんけれども、現況、大雨が降った後にまた崩れていないかという確認とかはしております。ただ、それを地図に落としたりとかというのは、対策している河川も少ないですし、また、議員おっしゃるとおり、草地から流入する部分については直接河川に行く部分ではない部分とかもございます。また、河川敷地が山の中という部分もございまして、なかなか現地の確認とかというのはできない状況にあることをご理解いただきたいと思います。

質問 1番 渡邊定之

そういう中でも、先ほども言いましたように、非常に草地更新等により1団地が巨大化しているというようなこともあって、大変水があっという間にそういうところに集まってくるということから、簡易な補修、改修ではもたないような状況があるという具合に思います。その辺を調査していただきたいというふうに思います。次に、2つ目です。西別川のことについて若干質問いたしました。西別川の下流に、本流ではありません、支川、シュワンベツ、1号、2号といいますか、そういう川の下にシュワンベツダム、虹別のオートキャンプ場があるわけですけれども、以前も質問したのですけれども、湖水に非常に土砂がどんどん積もっていっている状況、この状況というのは、いずれ虹別キャンプ場にとっては大変な痛手になるといいますか、環境悪化の原因になると思うのですけれども、そのことについては、これは大雨と雪解け水等の影響と関係あると思うのですけれども、その辺の認識はいかがですか。

答弁 建設課長 冨原稔(建設課長は2025年3月まで)

お答えいたします。シュワンベツダムの土砂だまりについては以前も質問いただいておりまして、しゅんせつするとかという方法もあるのではないかという答弁をさせていただいたと思っております。一般的にダムの場合につきましては、これは本当に一般的なダムですけれども、本来であれば通水する、ダムを開けることによって土砂を流す。土砂を流す方法によってダムの深さを確保するというのが、私も専門家ではないのでインターネットで調べたところですけれども、そういうふうなことが言われております。ただ、そういう通水することによって、土砂が下流域に大量に流出する可能性があるという部分につきましては、これは以前からも答弁させていただいておりますけれども、下流域の漁協さん、漁業関係者の皆さんの理解が得られないとできないことと思っております。それで、堆積の部分につきましては、一般にダムがあると、大雨に関係なく自然に土砂が堆積していく部分がございます。大雨だけの原因とはちょっと判断できない部分がございますので、ご理解願いたいと思いますし、シュワンベツ川の上流につきましては、昨年、一部崩れている箇所があるということで情報提供いただきまして、そこの部分については流出防止の対策もさせていただいているところでございますことをご理解いただきたいと思います。

答弁 副町長 牛﨑康人

今、建設課長から答弁をさせていただきましたけれども、若干補足をさせていただきたいと思います。先ほど渡邊議員、1点目の質問の中で、簡易な改修で済まなくなるような、そういう状況が起きていると。そういった地点について、町のほうで調査をという、そういうご趣旨で発言をされていたかというふうに思っております。建設課長の答えの中の柱というのは、河川を管理する立場でのお答えでありまして、そこに人為的な手によって土砂が普通よりも多く流れることを防ぐことに関しては、河川管理者としてはそこまでまだ手を及ぼすことはできないのだろうという、そういう考えでおります。ご指摘のとおり、川については、上流から下流に砂や石が運ばれるというのは、それは当然の摂理なのですけれども、議員が先ほど来おっしゃっているように、何らかの人為的な手によってそれが加速されるのであれば、それを押しとどめることができないのかという、そういうご趣旨だったかというふうに理解しておりますが、それに関しては、私ども町が行う調査というよりかは、流域全体で川や水をどうしていくのか、そういった観点での運動が必要になってくるのかなというふうに思います。ちょっと漠然とした発言になってしまうのですけれども、調査をして見つけるということも大変難しいと思いますし、それであれば、これまでも、特に今ご指摘いただいている地域については、川や水や、それから自然環境に非常に熱心に取り組んできている地域でありますので、いま一度、関係するみんなが集まって、流域で水や川をどうやって守っていくか、そういった運動を起こすのが一つなのかなというふうに感じているところでありますので、その辺含めてご理解いただければと思います。

質問 1番 渡邊定之

そういう意味では、今、副町長がおっしゃられましたように、非常にある意味大きな問題、それから実際にそれを手当てしようとすると、大変な予算が必要となる案件だという具合に思います。そういう意味では、昨今の異常気象から見てもある意味、先ほど申しましたように川に土砂が流れ込むような箇所の発見、そういう調査もやっぱり積極的に行うべきではないかという具合に思います。その辺、最後にお答えいただきたいと思います。

答弁 建設課長 冨原稔(建設課長は2025年3月まで)

議員のおっしゃるとおり、流入する部分についての調査については、山の中の部分もありますので、自分たちでは発見できない部分がございますので、地元の皆さんの協力を得ながら箇所の発見、対応について検討していくこととしたいと思っております。ご理解を願います。

答弁 副町長 牛﨑康人

補足をさせていただきます。私どもができる部分と、それからさっき言ったように、議員をはじめ地域の皆さんが取り組んでいただければ、なおさら効率が上がる分野もあるかと思いますので、その辺についてはご理解を頂きたいと思います。

質問 1番 渡邊定之

1つ目の質問を終わります。

出典:標茶町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月8日 議事録 PDF(13ページ) 間違いを知らせる