標茶町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月6日
憩の家かや沼
2020年3月6日、標茶町議会の一般質問で、鈴木裕美議員が「憩の家かや沼」について質問し、町長 佐藤𠮷彦、副町長 牛﨑康人が答弁しました。
- 質問者
- 鈴木裕美 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤𠮷彦、副町長 牛﨑康人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 鈴木裕美
それでは、2番目の憩の家かや沼について伺います。昨年の第3回、第4回定例会で、憩の家かや沼を運営する指定管理者と町と同じビジョンを持つ必要があるとして、私は質問をしてきました。また、第4回12月では、町民に対して町のビジョンを示し、状況報告するようにも求めてまいりました。しかし、2月1日開催されたまちづくり町民講座は、憩の家かや沼の基本設計概要とも取れましたが、この講座が町のビジョンとして町民への報告だったのですか、伺います。講座内容は、町民が求めている施設ではないと感じました。本町の観光ビジョン、特に茅沼地区については昨年第3回定例会で、茅沼地区周辺環境を基とするその発揮すべき機能や役割など宿泊施設に関わるビジョンを固めると答えていましたが、茅沼地区の観光ビジョンが示されていない中で、まちづくり町民講座内容は、インバウンドではないですけれども、リゾートと私は感じ取りました。町長は、憩の家かや沼をリゾートにしようとしているのですか、伺います。先ほど同僚議員ではそのようなことはないようなご答弁をされていましたけれども、もう一度伺います。全面改修には8億円ぐらいの財源が必要と全員協議会の中で説明がありましたが、この財源確保に当たっての手だてをどのように考えているのですか、伺います。憩の家かや沼は、昭和53年10月に設置しました。目的は、「町民の健全な保養とレクリエーションの場を提供するとともに、地域観光の振興に資するため」と設置条例第1条に明記しております。この設置条例をどのように考えているのでしょうか、伺います。第5回のまちづくり町民講座内容は、議会には全く説明がありませんでした。これまでの議会議論や全員協議会での説明、それからしても当然、基本設計概要が説明されるものだというふうに思われますが、2月1日の講座は議会軽視と言わざるを得ない、私はそのように感じます。町長の真意を伺います。
答弁 町長 佐藤𠮷彦
6番、鈴木議員の憩の家かや沼についてのお尋ねにお答えいたします。まず、1点目のお尋ねでありますが、2月1日に開催したまちづくり町民講座は、現在策定作業中であります基本計画の概要が見えてきた頃から、町民の方との情報共有を図りながら、まちづくりを進めたいという考えの下で開催したものであります。2点目のお尋ねでありますが、リゾートの概念を一概に定義するのは難しいとは思いますが、今回の基本計画では、町民の使いやすく、町外の方にも気軽く使ってもらえる複合性を工夫し、それが施設の魅力となれるよう設計されたものであります。リゾートは本来、何度も通える場所という意味で、それが転じて行楽地となったと理解しております。そのような意味ではリゾートとなりますが、先ほど深見議員の質問でお答えしたとおり、特定の富裕層をターゲットにしようとする考えではございません。3点目のお尋ねでありますが、改修工事に当たっては、将来の町財政の見通しを注視しながら、補助事業の活用も含め模索中でありますが、町財政の持続性を念頭に負担が少なくなるよう努めていきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。4点目のお尋ねでありますが、設置条例には「町民の健全な保養とレクリエーションの場を提供するとともに、地域観光の振興に資するため」と規定されています。先ほどお答えしたとおり、町民以外の富裕層をターゲットにするのではなく、今までどおり町民に愛される施設並びに本町の観光振興を牽引する施設として、再開を図りたいと考えております。5点目のお尋ねでありますが、令和元年度第4回定例議会においてご説明したとおり、町民の皆さんには、完成品として業者から報告を受ける前に、ある程度の内容が煮詰まった段階で概要を説明できる場を設けたいということで、開催したものであります。現段階では議論を深めながら再開に向け進めていきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
質問 6番 鈴木裕美
質問が前後になるかもしれませんが、まず今お答えになりました、ある程度煮詰まった内容を説明したい、だから、まちづくり町民講座を開催したい、それはいいのですよ。でも、なぜ議会に先に煮詰まったのを説明されなかったのですか。今までの議会、もちろん議会もそうですが、全員協議会の中でも、議会と話をし説明をしながらと町長は答えているではないですか。それが、いきなりまちづくり講座で町民に対して知らせた。私は本当に、参加した議員の中で、私だけがそのように感じたのでしょうか。決してほかの参加された議員さんも、私たちには知らされていないのに先に町民か、そのように多分感じられたのでは、感じない人もいたかもしれませんが、でないかというふうに思いますよ。町長は、私、大変お世話になりました。議会にいらっしゃいましたから、議会と町側の体制といいますか、やり取りというのは、十分承知をしているというふうに私は感じてきました。ですから、当然議会には先にこういう概要を説明されるものだというふうに思ってきましたよ。ところが先に、そのことが私はやっぱり町長の真意を伺いたいというのは、議会軽視ではないのですかということを強く申し上げたいというふうに思いますが、まず1ついかがですか。まず伺います。
答弁 副町長 牛﨑康人
経過のほうを私のほうから前段説明をさせていただきたいと思います。まず、これは町長とも意識を共有しながらおりますので、私のほうから代わって言うものではありませんけれども、議会軽視をしてやったという、そういうつもりは毛頭ございません。それで、この間の議会議論の中では、私どものほうからは、議会の皆さんと十分な議論をしながらつくっていきたい、それから議員の皆さんのほうからは、町民にも十分な説明をという、そういうお言葉をいただいておりました。その中で3月20日の基本計画の納期を前に、発注先のほうに何とか標茶に来てもらえないか、そういうお話をしたのですけれども、先ほどの答弁にもあったとおり、お二方の日程がつくのがあの日、しかも本当は1泊してもらってゆっくり関係者とも意見交換をというようなことも、もともとは思っていたのですけれども、朝に来て、そして午後の便で帰らなければいけないということになってしまった。そんな中で、議会の皆さんに前段にという、そういう時間は組めなかった。何を優先すべきかというのは、煮詰まったという言葉は使っておりますけれども、あくまでも途中経過であります。まだこうなりますという形ではありません。ですので、アウトラインを町民の皆さんに1回お知らせしよう、それは意識としては町民の皆さんに適時お知らせをするという、そういう意識のもとで行ったところであります。議会の皆さんには、この後、基本計画が出来上がった段階で一度提示しながらご説明申し上げまして、そして議論を深めていきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいというふうに思います。
質問 6番 鈴木裕美
同僚議員が質問もされておりましたけれども、新聞では「気軽で上質な施設へ着々」という見出し、あるいは「自然に溶け込む外観」、マスコミさんの見出しですから、あえてそれを否定するわけではありませんが、先ほどのご質問の中でも、設置条例はあくまでも町民ですよね、町民をということで設置されておりましたから、町長のご答弁では複合利用だと。町民と町外の方々の複合利用であって、決して富裕層ではないというふうにお答えになりましたけれども、だとすれば、これから実施設計に入りますから、それを見てからまた議論せざるを得ないだろうというふうに思いますが、富裕層対象でないというふうにきちっと言われていますから、私はそこのところを信用したいなというふうに思うのですが、かや沼の位置づけですよね。観光振興計画にも、かや沼とは載っておりませんけれども、観光施設整備あるいは各セクションが観光振興の視点に立ち、まちづくりに取組というふうにもうたっておりますが、既存の施設、言ってみれば、今の改修をして施設だけを造ったとしても、答弁では周辺の茅沼地区のというふうにも答えられていますけれども、その周辺の観光ビジョン、それが示されていないわけですよ。その中で、この観光振興計画の中には、かや沼というふうには書かれておりませんけれども、それとの整合性というのはどうなのかなというふうに思っておりますし、さらに「関係機関・団体と協議を進めます」というふうにも振興計画には記載されておりますけれども、この憩の家改修に当たって、ビジョンも含めて関係機関というのは観光協会かもしれませんし、その他の団体というのはちょっと思い当たりませんけれども、商工会かもしれませんけれども、協議をされてきたのでしょうか。その辺も伺いたいなというふうに思っておりますし、私はいつも質問してきましたけれども、指定管理者と行政がやはり必要な施設、どういう施設かというのは、これから経営をしてくださる業者が一番大切ではないか。以前にも申し上げましたけれども、建物、造りはできた。しかし、もしかすると受ける側の、指定管理者とはっきり言っていましたから、今後の経営については指定管理者でと言っていますから、受ける指定管理者側が、せっかくできた建物が使いづらかったら何もならないのです。この新聞報道での全館バリアフリー、あるいは先ほども述べましたとおりお部屋におトイレをつける、それは今、当たり前のことですよ。だけれども、先ほど言われたとおりに17を11にするとか、あるいは湖全面を見えるお部屋に持ってくるとか、そういうのも含めると、やっぱり受ける業者、経営をしてくださる業者の意見というのもあるのではないかというふうに感じるのです。その辺いかがでしょうか。
答弁 副町長 牛﨑康人
これも計画策定の経過がありますので、お知らせをしたいというふうに思います。(何事か言う声あり)
答弁 副町長 牛﨑康人
議員おっしゃるように、実際にそこで経営をされる方、その意見を反映するというのは非常に大事だということで、私どもも思ったところであります。ただ、指定管理という形であれば、指定管理者は通常、後に決めることでありますので、逆に言うと物が決まっていないのに指定管理者の指定はできない、あるいは委託先の決定はできないというふうに考えておりました。ただ、建物の概要等々を決めるとき、専門的な知見に欠ける部分がありますので、それらについては関連業界の方々にご意見として、あるいは情報として提供いただきながら反映をさせている部分がございますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 6番 鈴木裕美
今、副町長のほうからそのようにお答えありましたけれども、以前の答弁では、改修中に指定管理者を決めたいというふうなご答弁があったから、実施設計が決まって発注されて、建てている最中に指定管理者を決めたいということだったのかなと今ちょっと思ったのですが、やはり議会の経過からしても、先ほども述べられたように、町民の皆さんが新聞を見て驚いた、あるいはまちづくり町民講座に参加された皆さんが本当に驚かれているのですね。あんな立派なものができるのかよと言われましたし、一方ではこう言った方いらっしゃいましたよ。鈴木さん、議会知らされていなくて外堀を埋められてきているのではないかと。そこまで言われた町民もいたのですよ。まさに私たち議会に一つも知らされないでいきなり、何ぼ町民に早く知らせたいとはいえ、議会に知らされないでというのは、私はもしかしたら本当にその方がおっしゃった、外堀を埋めてきているのかなと正直感じたのですね。決して佐藤町長ですから、そのようなことはないというふうに私は思いたいですし、思います。そんなこともあって、これから先、13日に全員協議会を開いて、その中でも観光公社の経過についてのご説明があるということですから、これ以上は申し上げても仕方がないのかなというふうに思いますけれども、ただただ今日はっきり分かったことは、富裕層を対象にしていないのだと。リゾートの言葉を述べましたけれども、私もリゾートの意味を調べさせていただきましたが、長期間保養するという意味も含まれていて、あの画像とかを見たときに、標茶はあの画像とはなじまないなということも正直感じました。そういう面では、富裕層対象ではなくて、先ほども述べたように、町外からの宿泊者というのは、例えば町外の方というのは、あの景観が好きで、前にも申しましたけれども、マニアの方々が低料金で宿泊できる、そしてさらにすばらしい景観で過ごせる、そういう思いでマニアの方がリピーターとしてお越しいただいているのですよね。そういう面では、低料金であるということをいつも言われます。あるいは同窓会を、標茶に住まれた方々、標茶中学校あるいは虹別中学校もしくは標茶高校を卒業された方々が、やはり地元の憩の家で同窓会をしましょうや、そのような思いでずっと町内の方々は、あの施設で宿泊されてきているのですよ。そういう方々の思いというのを、ぜひ消さないでいただきたい。今日、富裕層対象でないというふうに言われていますので、この辺で思いますけれども、もう一度、富裕層を対象とするではないですね。
答弁 町長 佐藤𠮷彦
お答えしたいと思います。先ほどから、富裕層の件は今最後に聞かれたので、そういう方だけを対象にしているのではなくて、町民も使えて、さらに町外から、あれだけのロケーションの話をされて、鈴木議員も会場にいらしたのなら分かったと思うのですけれども、やはりそれだけ価値のあるものの財産を、どうやってこれから町の活性化のために使っていくかという一面もあるというふうに私は思っています。これから改修のためにお金をかける。どうせかけるなら一定程度のものを造って、いろんな人に来ていただく、そういう場所がやっぱりかや沼なのだと思っています。先ほどビジョンがないという話もしましたけれども、もちろんこれから一緒になって環境審議会の方々、これから会合もたくさんありますので、新しい部分のかや沼をどういう位置づけにしていくのか、それはしっかりやろうと思っていますし、あともう一つ、先ほどから議会軽視だという話をされていますが、非常に残念なのは、私は1月28日の臨時会のときに、このまちづくり町民講座がある話も議会でさせていただきました。そのときに、鈴木議員からも含めて特にこの開催の内容について、特段誰か異議を唱えた方もいらっしゃいませんでした、実は。(「誰かみたいだ、そういうふうな話しして」の声あり)
答弁 町長 佐藤𠮷彦
それはやっぱりちょっと違うのではないかなと思っていますので、議会軽視は私は一切していませんし、これからも議会の皆さんに、まだ実は固まっていないのですよ。基本計画、まだ私のところの手元にもらっているわけではなくて、毎回打ち合わせするたびに内容が変わっていっているのですよ、実は。その内容で、当然2月1日現在でのお話をしてくださいという話をしているだけのことですので、決してそういうつもりでこれをやっているのではなくて、私は今回の基本計画づくりを町民の皆さんがどんな意識で話を聞いてもらえるのかなという部分が一番関心事であったというか、それらはアンケートにいろいろ書かれていますので、それを参考にしながら、最終的に基本計画については、一番先に上がった最終版は皆さんにお示して、皆さんで議論していただきたいな、そんなふうに思っていますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 6番 鈴木裕美
町長、うちの議会は反問権ないのです。ですから、先ほど述べた全員協議会で説明して、それは失礼ですよ。そのことを申し上げて、終わらせていただきたいと思います。