みんなの議会

標茶町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月10日

光ファイバー通信網整備の検討結果は

2019年9月10日、標茶町議会の一般質問で、熊谷善行議員が「光ファイバー通信網整備の検討結果は」について質問し、町長 佐藤ർ彦、総務課長 齊藤正行、副町長 牛﨑康人が答弁しました。

質問者
熊谷善行 議員
答弁者
町長 佐藤ർ彦、総務課長 齊藤正行、副町長 牛﨑康人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 熊谷善行

私からは、大きな枠で2点ほどお聞きします。1点目です。光ファイバー通信網整備の検討結果はということで、30年第4回定例会で「光ファイバーインターネット通信網の整備を」ということで質問をしました。そのときの答弁で、「町の元気を増すための喫緊の課題と認識しています」と。「今年度中に総務省の地域情報アドバイザーの助言、提案をもらい検討していく」とのことでしたので、以下について伺います。1点目、標茶と似た環境の地域情報化に協力いただいた地域情報アドバイザーを平成31年2月に呼ぶことが決まりかけていて、その方の標茶の現状に合ったアドバイスをもらい検討していきたいとのことでしたので、その結果について伺います。2点目、情報通信技術は、非常に速い速度で進化しています。役場及び担当課においては、基幹産業である畜産酪農業におけるIT技術の活用状況、また、商工業における活用状況等についてどのように把握していますか。3点目、磯分内市街地で光ファイバー通信網の整備に係る調査が進行していると聞きます。どのような調査内容なのか、お聞きします。4点目、平成30年第4回定例会の質問内容の中で、5G(第5世代移動通信システム)の話もありました。日本では2020年度にサービスが始まると聞いています。私はこの地域においてはもう少し先の時期になると考えていますが、最新の情報は捉えていますか。

答弁 町長 佐藤ർ彦

5番、熊谷議員の光ファイバー通信網整備の検討結果はとのお尋ねにお答えします。1点目の地域情報アドバイザーの結果についてですが、地域情報アドバイザーについては平成31年2月に2度来庁していただき、現在、利用可能な補助の制度や標茶町のブロードバンド環境の現状報告等を行い、一つの可能性として地域BWA(ブロードバンドワイヤレスアクセス)で補助を利用しながら整備することをご提案いただきました。BWAにつきましては、地域局に光回線を接続し、半径2キロメートルのワイヤレスネットワークを設置するものですが、光回線を必要な場所まで敷設するまでの費用が高額となること、また、半径が2キロメートルから計算すると基地局までが無数に必要となることから、提言の活用には至っておりません。また、2回目の来庁につきましては、まちづくり町民講座でご講演いただいており、参加者にアンケートを実施し、ブロードバンド環境の高速化の必要性についてご意見をいただいたところです。2点目のICTの進化と基幹産業の畜産酪農業あるいは商工業におけるIT技術の利用状況の把握についてですが、搾乳ロボットや畜舎内でICTについて、現在、町内においては18件利用されており、今後、AIを利用したトラクターの自動運転や草地の栄養価の計算など、さまざまな分野でIT技術を活用することが想定されます。また、商工業においては、本町ではサテライトオフィス形態の企業誘致の例や、ホームページでSNS等を活用した売り上げ、集客アップを図っている事例があります。今後もキャッシュレス化の情報発信の方法などとともに、ICT技術の活用などが想定されているところであります。3点目の磯分内市街地で光ファイバー通信網の整備に係る調査が振興していると聞きているが、どのような調査内容かとのお尋ねですが、磯分内市街地における光ファイバー設置については、現在、同地区において工場の建てかえ工事が進んでいる雪印メグミルク株式会社磯分内工場から、同地域にはADSL回線しかないため、工場竣工に合わせ光回線の敷設という要望から始まったものでございます。光ファイバーの敷設には、この地域の通信インフラの整備として特に重要と考え、NTTと数度の協議を重ね、要望調査を行い、一定水準に達したので、今後の進展に大いに期待を寄せているところでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。4点目の5G(第5世代移動通信システム)の最新情報についてのお尋ねですが、現在の4Gと比べて通信速度が100倍と言われている5Gのサービスは、令和2年、2020年に開始される予定ですが、本町エリア内のサービス開始時期は未定であります。関係機関事業者からの聞き取り、各種展示会等を活用し、引き続き情報収集を行っていきたいと考えているところですので、ご理解をいただきたいと存じます。

質問 5番 熊谷善行

先ほど1点目の件ですけれども、BBWAでいいのか。(「BWAです」の声あり)

質問 5番 熊谷善行

BWAか。BWA、要は基地局間を光ファイバーで結んで、基地局からの範囲が2キロメートル。基地局間ということは、今の、例えば町で持っている基地というのかな、鉄塔、違う。(何事か言う声あり)

質問 5番 熊谷善行

いや、要はそういうのをつなぐのですよね。つなぐということなのかな。ちょっともう少し詳しく教えてほしい。

答弁 総務課長 齊藤正行(総務課長は2024年3月まで)

現在のFWA、これにつきましては、簡単に言うと鉄塔まで電波で飛ばす、電波間を電波で飛ばしてやるというのが、現在入っているFWAという方式です。今回アドバイザーにお聞きして標茶での一つの可能性としてご提示いただいたのがBWAと言われるもので、簡単に言いますと、電波間で飛ばす部分から、そこまでは光の線でつないで鉄塔から半径2キロメートル、電波でということでございます。ですので、点在する集落ではなくて、例えば一つの集合している集落であれば、半径2キロメートルの部分については飛ぶだろうという想定があって、これは有効な部分の一つではないかという話ですけれども、本町のように、例えば点在する郊外の農家さんに、これを1塔1塔建てて、そこまで光というのは、そこに行っても農家が1軒であればダイレクトにそこで光を持っていったほうがということもありまして、抜本的な、全町を光で結ぶということで、このBWAというのがどうなのかということで、さっきの町長の答弁にもありました具体的な活用には至っていないという答弁の理由は、そういったことでございます。

質問 5番 熊谷善行

わかりました。ただ、いずれにしても、これ2点目の、例えば畜産酪農でどう使われているか。例えば、畜産酪農関係では、牛の健康を今はITを駆使して、コンピューターを使って健康管理も全部やっている。それから、子牛が生まれるときのアラートが今スマホに情報が入ってくる。さらには、繁殖の状況に牛がなった段階で、それもスマホで見られる。そんな状況だそうです。件数はまだ少ないですけれども、非常に畜産酪農においてもAI化が進んでいると、IT化が進んでいるということで、非常に重要なこれからの一つのツールかなというふうに思います。実は、これは搾乳ロボットを販売している会社の記事が載っていまして、それにも、やはり搾乳された牛の体重や乳質などのデータを収集、個体などの健康状態を把握する。これはすぐその状況でホストコンピューターに送るというようなことだそうです。そういうことをやることによって、酪農家を時間の縛りから解放して、非常に管理のほうに時間をかける、経営の質が上がるのではないかということを言われています。それで、非常に進んでいる。実は、私の調べたところは、今、ADSLなのです。標茶のプロバイダー、SIPを引いているそうです。そこで、それではどうしてもスピードが遅いので、そこから増幅機をつけてWi-Fiを設置して半径360メートルの範囲は全部わかるようにして、それで牛のロボットの情報なんかもそこからホストコンピューターに入って、ホストコンピューターからその状況をスマホで全部確認できる。そういうふうにしているのだけれども、ADSLだとどうしてもタイムラグが大きいと。それで、もう少し何とかしたいのだという非常に要望を言っていました。そのためには、やっぱり光が必要なのですね。それと、聞いたら搾乳ロボットなんかは大体、今、海外製ですから、海外のメーカーから更新プログラムがどんどん送られるのだそうですね、その状況をコンピューターで確認しながら。そうすると、その更新プログラムが相当な量なものだから、非常にADSLで受けるとなると大変だと。特に混雑しているような時間帯には、ダウンロードすらできないような状況にあるというふうに聞いています。そういう意味では、進んだと言ったらおかしいけれども、機械化された酪農家においては、非常に光ファイバーの重要性を認識しています。今後これは全町に広がっていくと僕は思っていますし、一大酪農地帯のためには必要だと思っていますので、今後も光ファイバーについては検討していただきたいのですが、それで、磯分内の件ですけれども、これ一定の水準という話ありましたけれども、例えば磯分内市街地で何件以上のつなぐ事業所が、もしくは家庭がなかったらだめだよというようなことで決まっているのですか。

質問 5番 熊谷善行

磯分内市街地の件は了解しました。今後もやはり学校、酪農センターとか役所の施設があるところについては、ぜひ光ファイバーを引くようにNTTと交渉をしていただきたいと思います。最後の4番目の5Gの関係なのですが、実はこれ、8月7日の道新に載っていたのです。「地方創生の鍵は5G使う新技術」が必要なのだと。これはNTTドコモの北海道支社がやっているのですね。総務省顧問の方を招いて講演をしています。5Gは高速で遅延がなく、多数の機器を同時に接続できるのだと、そういうシステムであって、先ほど町長の答弁にありましたが、トラクターの自動運転等が含まれますけれども、さらには農地管理、スマート農業や、これは医療ですけれども、遠隔手術なんかにも利用できるのだということで、今後の地方創生の鍵を握っているのだという新聞記事がございました。そういう意味では、確かに5G、非常にすばらしい技術なのですが、まだ、いかんせん民間でも1社しか名乗りを上げていません。これは8月18日、産経新聞の記事なのですが、5Gの全国展開に向けて、国が予算を52億円、前年比8倍の予算をつけました。ただ、よく読むと、これは5Gを使うために、基地局間、例えば携帯電話をやっている基地局、基地局というのかな、業者の基地局間を光回線で結ぶと。そのための補助なのですね、よく読むと。それで、もう既に民間業者、数えたら皆さんわかると思うのですけれども、4社かな。20件の民間事業者から申請があったというふうに書かれています。それで、政府としては、基本的に今の光ファイバーの整備が、首都圏はもちろん100%いっているのですが、地方はまだまだ足りないと。そういうことで、5Gを有効に活用したいということで、令和5年度末までに都市部と地方の格差解消をしたいということで整備を進めるということで、今年度52億円の予算をつけています。それで、この中に、この補助金については過疎地や離島などの整備は非常に費用が高額になるので、そういう地域も対象だというふうに書いてあるのです。ただ、先ほども言いましたが、これ、民間参入業者への補助という建前上があるのですけれども、よく中を読んでいくと、これ行政だって、例えば地方創生の観点から突っ込んでいけば補助をいただけるのではないかなと僕が勝手に思ったのですけれども、この情報についてはどういうふうに捉えていますか。

答弁 副町長 牛﨑康人

お答えいたします。今、議員からお話のあった補助の関係でありますが、高度無線環境整備推進事業なのではないのかなというふうに思いながらお話を伺っておりました。おっしゃるとおり、自治体の場合も補助の対象になるのですけれども、いずれにしても、本町の場合については、公設した場合、イニシャルコスト、かなりの金額が算定される。補助が3分の2であったり、2分の1であったりということがあるのですけれども、いずれにしても、残った補助残がかなりの負担になるということでは、当面、民設の方向でうまいこといかないかというふうにして考えていたところであります。先ほど来お話がありました磯分内地域の例については、民の力をおかりして進めるということで、一定程度の推進を見たということであります。また、孫さんのお話にもあったとおり、今後ほかの地域にも、地域の拠点となるところには光を引ける可能性がまだあるということでありまして、みずから公設補助金を活用してやるというよりは、今現在、民の力をおかりしながらやっていくほうがいいのではないのかなというふうに思っているところであります。この事業につきましては、先ほど話がありました地域情報化アドバイザーからも情報提供いただいておりまして、それをもとに総合通信局のほうに情報収集に出かけたりとかしてきておりまして、大体の内容は担当のほうでは押さえている状況であります。

質問 5番 熊谷善行

わかりました。それで、先ほど言った地方創生の鍵の話なのですが、最後にこう書いてあるのですよ。これ総務省の顧問が言ったことですからね。各自治体の具体的な課題から問題を解決していくと。さらに、政府の方針として、地方創生が20年度に、2020年から第2期に入る。その中で取り上げていくと書いているのですよ。だから、地方創生の絡みでもこれは何らかのアクションをしておいたほうがいいのかなと思うので、今までの答弁も含めて、ぜひ標茶の町に光ファイバーが、縦横無尽になるようにまでは言いませんけれども、情報システムが自由に使えるぐらいの町になればいいなと思いますので、努力をいただきたいと思います。

出典:標茶町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月10日 議事録 PDF(59ページ) 間違いを知らせる