標茶町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月11日
同一労働同一賃金の趣旨を踏まえて非正規職員の底上げを
2019年3月11日、標茶町議会の一般質問で、鈴木裕美議員が「同一労働同一賃金の趣旨を踏まえて非正規職員の底上げを」について質問し、町長 佐藤彦、総務課長 牛﨑康人が答弁しました。
- 質問者
- 鈴木裕美 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤彦、総務課長 牛﨑康人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 鈴木裕美
2点目に移らせていただきます。同一労働同一賃金の趣旨を踏まえて、非正規職員の底上げについて伺います。3番目のとも関連いたしますけれども、まず区切って伺いたいなというふうに思います。地方公共団体においては、人口減少、高齢化の進行、行政需要の多様化など、社会経済情勢の変化に一層適切に対応することが必要です。また、働く側にも、さまざまな働き方へのニーズが存在しています。このため、各地方公共団体においては、正職員を中心とする公務の運営を原則としつつも、最小のコストで最も効果的な行政サービスの提供を行うため、幅広い行政分野で事務の種類や性質に応じ臨時・非常勤職員を活用するなど、任用・勤務形態の多様化が進んでおり、本町も例外ではないと思います。2018年6月、働き方改革関連法が成立し、性別、雇用形態等に関係なく、同一の仕事に従事する労働者は、労働の種類と量に基づいて皆、同一水準の賃金を支払うことになりました。そこで伺います。本町の公務での同一労働と言える職場ごとの実態はどのようになっておりますか、伺います。資料を通告してからいただきましたので、質問も通告しておりましたので、伺いたいと思います。同一労働同一賃金の趣旨を踏まえ、臨時・非常勤職員の待遇改善及び特に福祉に携わる職場においては、正規職員への任用を図るべきと考えますが、いかがでしょうか、町長のお考えを伺います。
答弁 町長 佐藤彦
9番、鈴木議員の同一労働同一賃金の趣旨を踏まえて非正規職員の底上げをについてお答えいたします。「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」が昨年7月に公布され、雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保を目的として、パートタイム労働法、労働契約法、労働者派遣法の改正が行われ、平成32年4月1日に施行されることとなっております。これにより正社員と非正規社員との間の格差是正などの取り組みが進められることとなりますが、関連して地方公務員法も一部改正され、非常勤職員と臨時職員の任用基準を厳格化した上で、会計年度任用職員制度が導入されます。本町では、非常勤職員は、地方公務員法第17条及び標茶町非常勤職員取扱要綱に基づき、「当該職が常的なもので、その勤務態様が正規職員とほぼ同様な職であり、かつ、当該職に1年以上継続して雇用されるもので正規職員の1週間の勤務時間の4分の3をこえない範囲の勤務時間をもって任用される者」として、臨時職員については、地方公務員法第22条第5項及び標茶町臨時職員取扱要綱に基づき、緊急の場合または臨時の職に関する場合に6月を超えない期間で任用しております。そこで、お尋ねの同一労働の職場ごとの実態ですが、臨時・非常勤職員の業務内容としましては、いずれも正規職員の補助的な役割として任用することを基本としていますが、特に福祉関係の職場にあっては、正規職員とほぼ同様の職務内容となっている職種があると認識しております。また、これらの職員の正規職員への任用についてですが、職員の任用は地方公務員法第15条に任用の根本基準として成績主義または能力実証主義と呼ばれている基本原則が定められており、これに従うことになります。また、各職場における正規職員の採用につきましては、業務仕分けを行った上で正規職員の適正な人員配置を検討し、その中で不足する部分には補助的職員を配置することが基本となります。これらについては、会計年度任用職員制度などを規定した改正地方公民法の施行に向けて今なお作業中であり、さらに検証し、計画的な採用について検証してまいりますので、ご理解をお願いいたします。
質問 9番 鈴木裕美
今なお作業中なのでというご答弁がありましたから、そのとおりだというふうに思うのですが、ご答弁にもありましたように、私は同一労働という観点から、特に福祉事業に携わるというふうに申し上げましたけれども、例えばこの表をいただきました。介護員、保育士等々は、正規の職員さんと同じ仕事をしていると、従事されているというふうに聞いておりますし、例えば保育士の中には臨時職員であっても、言ってみれば担任というのですか、クラスを担っているというふうな臨時職員さんもいらっしゃるというふうにも聞いております。そしてまた、町長は、能力主義、成績主義というふうに述べられておりましたけれども、その部分というのは、今現在、介護職員が同一の労働に従事している、もしくは保育士さんが担任を担っているという場合に、では、そこを判断しながら同一の労働をしていただいているのでしょうか。私は決してそうではないというふうに思うのですね。ですから、ぜひ全員を、今、底上げをしろといったって、これは無理な話で、それは私も財政的な問題がありますから、これは任用制度に移行したときにも国に対して財政を求めていかなければならないという部分はありますから、うちの町だけで底上げを全員しろということは無理だというふうに思いますが、やはりおいおいにやっていかなければならないというふうに思いますし、決して福祉に携わる方々、従事している方々というのは、補助的仕事ではないというふうに理解をしておりますが、その辺の考え方はいかがですか。
答弁 総務課長 牛﨑康人(総務課長は2019年6月まで)
担当のほうからお答えさせていただきたいと思います。町長の答弁は、あくまでも原理原則の部分の答弁でありまして、能力主義のくだりにつきましても、職員として採用する段の基本的な原則ということでご理解いただきたいと思います。つまり、議員のご質問にあった、正職員化をするとき、現状、臨時・非常勤の方を正職員にするときには、それらの原則に基づいて試験等公正な過程を経て職員にしなければならない、そういう現実があるという、そういう答弁であるというふうに理解しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。それから、現状の担当していただいている業務について能力等を検証した上ではないのではないかという、そういうご指摘でありますけれども、これにつきましては、これまでも議会の中で幾度と話題になっておりまして、職員として、まず現状の臨時・非常勤職員の職務の対応につきましては、その経過の中でやむを得ず現状のようになってきているところがあるのではないのかなというふうに、今、担当としては思っているところであります。町長の答弁で作業中ということでありますけれども、その部分についても非常に難しい問題であるというふうに認識しておりまして、時間を要しているところでありますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 9番 鈴木裕美
苦しいなというふうに思って聞いておりましたけれども、やはり法が改正されますから、財政も含めながらも重々わかるのですけれども、その辺の底上げというのは必要になってくるだろうというふうに思いますので、ぜひご検討をしていただきたいというふうに思います。