標茶町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月11日
国における障がい者雇用の水増し問題があったが、本町の障がい者雇用の実態は、また、今後の積極的な取り組み
2019年3月11日、標茶町議会の一般質問で、渡邊定之議員が「国における障がい者雇用の水増し問題があったが、本町の障がい者雇用の実態は、また、今後の積極的な取り組み」について質問し、町長 佐藤彦、総務課長 牛﨑康人、保健福祉課長 伊藤順司、育成牧場長 常陸勝敏が答弁しました。
- 質問者
- 渡邊定之 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤彦、総務課長 牛﨑康人、保健福祉課長 伊藤順司、育成牧場長 常陸勝敏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 渡邊定之
次の質問に移ります。2つ目は、国における障がい者雇用の水増し問題がありましたが、本町の障がい者雇用の実態をお聞きいたします。また、今後の積極的な取り組みをお聞きいたします。国の各省庁の障がい者雇用の水増し問題が大きく取り上げられました。障がい者雇用について、本町においてはどのような対応がなされているのか伺います。本町として、今後、積極的に障がい者の雇用に取り組むべきと考えますが、町長の所見を伺います。就労継続支援B型事業所施設コスモスに対する仕事の確保、支援について、現在、本町が提供している町育成牧場での羊の仕事について今後の見通しをお聞きいたします。また、現場では法令化により今後難しくなるとの話も聞いていますが、状況を把握しているのか伺います。町長の選挙公約で「障がいがあっても地元で安心して働き、暮らせる体制づくりの充実」とありますが、具体的な構想があるのか伺います。農福連携による障がい者の仕事の確保に取り組む経験が各地にはありますが、本町では考えられないのか伺います。
答弁 町長 佐藤彦
8番、渡邊議員の国における障がい者雇用の水増し問題があったが、本町の障がい者雇用の実態は、また、今後の積極的な取り組みについてのお尋ねにお答えいたします。1点目の障がい者雇用について本町においてはどのような対応がなされているのか伺う、積極的に障がい者の雇用に取り組むべきと考えるが、町長の所見を伺うとのお尋ねにつきましては、国及び地方公共団体は、議員ご指摘のとおり、障がい者の雇用の促進等に関する法律第40条に基づき、毎年、身体障がい者、知的障がい者及び精神障がい者である職員の任用に関する状況を厚生労働大臣に報告しなければならないこととされております。本町におきましても、昨年6月1日現在の障がい者である職員の任用に関する状況を管轄する釧路公共職業安定所長に提出しているところです。通報の対象となる職員は常時勤務する職員とされ、法令上の任用形式の常勤、非常勤を問わず採用から1年を超えて勤務する者となっています。また、1週間の所定勤務時間が20時間以上30時間未満である短時間勤務職員については、1人をもって0.5人の職員とみなすことになっております。本町における平成30年度の障がい者の任用状況につきましては、国及び地方公共団体等に適用される法定雇用率2.5%に対し、実雇用率3.59%となっており、法定雇用率を満たしている状況です。なお、法定雇用率については、平成33年4月までにさらに0.1%引き上げられると発表されていることから、毎年精査を行い、障がい者の雇用に努めてまいりたいと考えております。2点目の就労継続支援B型事業施設コスモスに対する仕事の確保、支援に対する今後の見通し、また、高齢化の現状を把握しているかとのお尋ねにつきましては、B型事業所しべちゃコスモスにつきましては、その運営主体は標茶町社会福祉協議会であり、運営方針の中で一般の事業所に雇用されることが困難で、通所により就労や生産活動の機会を提供するとともに、知識及び能力の向上のために必要な訓練その他の便宜を適切かつ効率的に行うこととされております。議員お尋ねの育成牧場での就労については、この間、育成牧場としてめん羊の飼育業務、トイレ清掃業務、草刈り業務を委託し、平成29年度の実績では合わせて143万800円の受託収入を得ているとの報告を受けております。しかし、今年度においては、社会福祉協議会と育成牧場との平成31年度における委託事業の打ち合わせ時において、次年度はしべちゃコスモス利用者の減少と高齢化が進み、継続的な業務の受託体制を整えることができないとの理由から、めん羊の飼育業務とトイレ清掃から撤退するとの方針が示されたところです。スポット的な、例えばごみの分別作業などであれば受託可能であるし、現在、育成牧場でもこれにかわる委託業務を検討しているところであります。町としましては、しべちゃコスモス運営委員会の運営委員として関係する職員が選任され、委員会において現状説明を受ける中で、さまざまな課題があることも認識しているところであります。いずれにしましても、しべちゃコスモスの現在の人員体制の中で、どのような業務を受託できるのか、また、どのような製品をつくり上げていけるのか、事業としての方針を決定していただき、町としてどのような支援ができるのかを判断してまいりたいと思います。3点目の選挙公約で「障がいがあっても地元で安心して働き、暮らせる体制づくりの充実」とあるが、具体的な構想はあるのかとのお尋ねにつきましては、現在、具体的な構想を示す段階にはございませんが、平成25年4月に「国等による障がい者就労施設からの物品等の調達の推進等に関する法律」が施行され、地方公共団体の責務として調達方針を策定し、その方針に基づき実施することとされており、本町においても公契約に係る方針を示し、働く障がい者の所得向上に取り組むこととしており、対象とする施設をしべちゃコスモスと標茶町地域活動支援センターとしているところです。障がいを持つ方が将来にわたり安心して暮らしていくためには、就労の場の確保や所得向上が求められることは承知しておりますが、どのような施策が有効に機能するのか、関係する団体等の意見を聞きながら、4点目の質問にも通ずるところでありますが、本町の基幹産業である酪農業への就労を求めることができないのか含めて検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。
質問 8番 渡邊定之
それでは、1点目にお答えいただいた雇用の関係なのですけれども、新聞等で報道されている内容にもあるのですけれども、どうしても標茶の場合は、お伺いしたいのですけれども、精神的、知的雇用の関係では、その割合といいますか、そういう部分ではどうですか。
答弁 総務課長 牛﨑康人(総務課長は2019年6月まで)
お答えいたします。町長の答弁の中にありました標茶町として雇用されている障がい者の方につきましては、精神の方はいらっしゃいません。総体的に総務課としては、ほかの職場については現状押さえておりませんので、よろしくお願いしたいと思います。
質問 8番 渡邊定之
新聞報道でも、どうしても精神、知的、この分野での雇用が進まない現実があるということで報道されています。そこで、意見書も提出させていただきましたけれども、標茶のコスモス、羊の仕事がなくなってしまうということの減収分、これが本当にコスモスに与える影響というのは非常に大きい部分がありますので、そういう部分では本当に減収分に見合った、それ以上のものを町としても確保できるよう今後検討していただきたいと思うのですが、いかがですか。
答弁 保健福祉課長 伊藤順司(保健福祉課長は2019年3月まで)
障がい福祉を担当している立場から回答申し上げたいと思います。先ほど町長の答弁ありましたとおり、育成牧場における羊等の飼養に対する業務につきましては、しべちゃコスモスの方針決定に基づいて今後難しいというような判断が示されたところでございますけれども、今、育成牧場を含めまして今後どのような仕事ができるのかというところを検討しているところであるというふうに聞いております。いずれにしましても、コスモスの人員体制、それから指導員の確保、それから高齢化含めてさまざまな課題があることは認識しておりますけれども、その辺を加味した中でどういった業務が請け負えるのか、また、どういったことで雇用を拡大できるのかというところをこれから研究していきたいというふうに思っておりますので、ご理解をお願いいたします。
答弁 育成牧場長 常陸勝敏(育成牧場長は2021年3月まで)
今、保健福祉課長のほうから全体的なお話をお答えしましたけれども、育成牧場としてコスモスさんのほうから羊の世話の業務を30年度まで委託しておりました。その中で、実は30年度中においてもコスモスの利用者が減少してきている、それから高齢化も進んでいるという中で、業務途中でもありましたが、何回か協議、打ち合わせをさせていただいております。その中で、実は指導員1人になる場合もあったり、利用者が1人プラス指導員1名というような体制の業務をしなければならないような場面も出てきているという中で、31年度の業務の部分について新年度予算前に打ち合わせをさせていただきました。その中では、コスモスのほうから、体制としてちょっと厳しい、それで羊の飼養管理、それからトイレの清掃部分についてはちょっと体制が組めないので、31年度については撤退したいというお話がありましたので、そういうような状況になっております。それにかわる業務として何かないですかというような打ち合わせもさせていただいておりまして、その中で通年の毎日の仕事としては体制として厳しいというお話でしたので、今考えているのが牧場内に出てくるごみ、プラスチックごみの分別作業、それについてはスポット的に作業としてやっていただけないかなというようなお話をさせていただいております。ですから、そういう作業も含めて、牧場側でも農福連携ということでできる作業については積極的に情報発信したいなと考えております。
質問 8番 渡邊定之
わかりました。それでは、3番目と4番目の選挙公約と農福連携についてのお答えに対して質問させていただきます。この農福連携については、いろんなところで実践され、地域おこしにも非常に貢献している事業ということで、さまざまな事例が紹介されているものがあります。この中で非常に興味深い事業といいますか、都市農村共生・対流総合対策交付金という、そういう交付金があって、これは非常に厚生労働省、農水省、経産省もこの3つの省がかかわりながら農福連携にかかわる事業を起こすことができるというようなことが、たまたま拝見したのですけれども、この中身についてもしわかれば。
答弁 保健福祉課長 伊藤順司(保健福祉課長は2019年3月まで)
お答えいたします。申しわけありません。ただいまの質問に対しまして、正確な答弁ができるような資料を持ち合わせておりませんので、ご理解願いたいと思います。
質問 8番 渡邊定之
ぜひ、このことを情報として調べていただいて、この地域でも取り組めるかどうかを検討していただきたいというぐあいに思います。この農福連携を進める、かなり私が読む限りでは非常に興味深い中身ですので、よろしくお願いいたします。