標茶町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月5日
光ファイバーインターネット通信網の整備を
2018年12月5日、標茶町議会の一般質問で、熊谷善行議員が「光ファイバーインターネット通信網の整備を」について質問し、町長 佐藤𠮷彦、総務課長 牛﨑康人が答弁しました。
- 質問者
- 熊谷善行 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤𠮷彦、総務課長 牛﨑康人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 熊谷善行
私のほうからは、3点ほど質問させていただきます。1点目です。光ファイバーインターネット通信網の整備をということで質問します。標茶町は、平成22年に光通信(Bフレッツ)や高速ブロードバンド(ADSL)で接続できない地域におけるインターネット接続のための無線LANインターネット環境を整備し、運用を始めました。現状は、本町の一部市街地では光通信、いわゆるBフレッツが利用できますが、ほかの地域においては、NTTのADSLまたは無線LANインターネット環境によるADSL並みの通信環境です。最近ですが、本町の基幹産業である畜産酪農業においては、酪農クラスター事業の推進等によって、搾乳ロボットの導入などにより搾乳時のデータが、ホストコンピューター、これはどうもメーカーのクラウドサービスがあるらしいのですが、そういうところに瞬時に牛乳が、例えば乳房炎に感染していないとか、そういうデータが瞬時にわかるそうです。わかった時点で、出荷できる牛乳なのか、それを瞬時に分けて搾るそうです。そういうデータがそのホストコンピューターにすぐ送られるそうです。今はそんな状況になっているというふうに聞きました。当然、その送られたデータを、搾乳している側、農家のほうは、閲覧や受け渡しを受けたいわけですよね。そうすると当然、相互通信が図られる状況です。そういう意味では、営農管理の近代化が非常に進んでいます。しかし、現状のインターネット環境では、通信速度の遅さや送受信データ容量の限界など、営農管理の近代化に追いついていっていない状況があります。また、私どもの商工業や一般企業でも情報収集や情報発信においては同様の状況が見られ、多くのデータをとろうと、または送ろうと思ってもなかなか時間がかかってとれない、もしくは送ってもプロバイダーではじかれる、時間がかかり過ぎる、そういう状況があります。また、2年後には磯分内で雪印メグミルクの新工場が落成します。当然、あそこも聞いてみますと、近代化というか、オートメーション化が図られるということで、当然、光ファイバー等は絶対の条件となってくるのではないかと考えています。そういう意味では、将来の本町の産業発展のためには、光ファイバーインターネット通信網の整備は欠かせないと考えていますので、所見を伺います。
答弁 町長 佐藤𠮷彦
3番、熊谷議員の光ファイバーインターネット通信網の整備をとのお尋ねにお答えいたします。本町におけるインターネット環境については、議員ご指摘のとおり、NTTにより整備運営される光回線が標茶市街地に、ADSLが磯分内、虹別、塘路の市街地に、そしてNTTによりブロードバンド環境が整備されなかった各地域においては、町が無線LANを整備し、インターネットを利用していただいているところでございます。近年の情報通信技術は、超高速化、大容量化を可能とし、データ通信が普及する中で、光回線の利用を前提としたIoT(モノインターネット)が急速に推進され、あらゆるものが自動化され、高速回線を通してデータ処理されるようになってきておりますが、光回線以外のインターネット環境が脆弱な地域では、十分な活用はできていない現状にあることは、議員ご指摘のとおりであります。また、引き合いに出されました現在進行形の設備投資のみならず、既存の設備もそうですし、インスメタル社の例があるように、施設誘致にも光回線が非常に重要な要素であることから、この整備については、町の元気を増すための喫緊の課題と認識するところであります。一方、今後の光回線整備については、通信整備事業者であるNTTの事業としての整備は非常に厳しく、なおかつ整備費用は大変な高額になるとの見解もあることから、各種支援措置をフル活用しながら、民設民営方式への助成や公設民営での整備あるいは公設公営での整備について十分に内容を検討し、どのような形で整備するのがよいのか、また、新たな接続方式を検討するほうのがよいのか、今年度中に総務省の地域情報アドバイザーを招聘し、助言、提言をいただく中で検討を行ってまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
質問 3番 熊谷善行
今、町長が答弁されたことは私も十分承知しています。それで、私の家もADSLなのですけれども、道路の向かい側に国交省が敷設した光ファイバーがあるのです。NTTにあれからとれないのと言ったら、100万円かかりますと。毎月の接続料かな、それは別ですよと。そんな状況です。ですから、そういう国で敷設したものをうまく利用できればできるのではないかなと僕は単純に思っているのですけれども、あるところの話を聞きますと、自分のところに引っ張るのが500万円だそうです。毎月の使用料が10万円。4キロ先では、光ファイバーが月の使用料が6,000円で使えているそうです。そんな状況です。やはり情報というのは非常に大事な話で、光が入れば、これは双方向通信ができますから、家庭にいてお医者さんに診断を受けるということもできるわけですよ。そういうようなことから、非常に大事なものだと思っているのです。前の官房長官だった河村さんが、たまたま鶴居で地域創生の講演をやりました。そのときに私、質問しました。うちの町は無線LANを選択したのですけれども、地域創生のお金で光ファイバーを引き直すというのはだめなのですかと言ったら、ちゃんと理由をつけろと、同じことでやるのだったらだめだよと。例えば、それを医療と絡めるとか、いろんな、今出ているような農業も絡めるとか、そういうものがあればいいのではないかという話を受けたことがあります。残念ながら官房長官がかわってしまったので、その後の話はどうなっているのかはわかりませんが、いずれにしても、地方創生のお金が使えるという話は聞いています。そういう意味では、情報収集をさらに深めていただいて、ぜひ検討いただきたい。それと、もう一点、ニセコ町、それから倶知安町山田、あれがなぜあれだけ発展、今すごい状況になっているかと、僕が2005年からたまたま仕事で行っていましたら、あそこの外国人があそこの場所を選んだのは、もちろんパウダースノーもありますけれども、インターネット環境ですと。例えば、アメリカから来て、オーストラリアから来て、ヨーロッパから来て、光が入っているから仕事しながら遊べるのですよ。それであそこを選んだという話を聞きました。それで現在も、今あのような状況になっています。そういう意味では産業だけではなくて、産業だけではなくと言ったら変だけれども、観光とか、いろんなところに波及する効果があると思います。そういう意味ではぜひ検討をいただきたい。また、さらには今、NTTなどが5G、第5世代のやつを検討していますが、まだ先の話で、やはりスマホでやれる限度というのはあると思うのですね。そういう意味では絶対光ファイバーが必要だと思いますので、ぜひ早急に検討いただいて、光を引けるような状況をつくっていただければと思いますので、再度お聞きします。
答弁 総務課長 牛﨑康人(総務課長は2019年6月まで)
お答えいたします。現状の標茶町のインターネット環境があるいきさつについては、議員もご案内のとおりだと思いますので、繰り返しは避けたいとは思うのですけれども、およそ10年前に議員おっしゃるように光を選ぶのか、いわゆるFWA無線LANを選ぶのかという、そういう選択肢があったというふうに勉強しておりますけれども、その段階では町内くまなく光回線を引っ張るには、ちょっとびっくりするような金額になってしまうと。その中で同じぐらいの速度が得られるという話で、無線LANの環境が整備されたということであります。当時は、各家庭でインターネットを使えれば、楽しめればいいというのが、恐らく主なニーズだったと思うのですけれども、この10年間で先ほど町長答弁にもあったとおり、大幅に環境が変わってきたということであります。現状、光回線を町内くまなく引っ張ると幾らかかるのかというのは、これから試算しなければいけない、NTTあたりに計算をしてもらわなければいけないということがあるのですが、最近整備したところの事例でいくと、1キロメートル当たり800万円という数字があるということも耳にしたことがあります。それからすると、町内くまなく網目のようにめぐらすのは、物理的に難しいものがあるのではないのかなというふうに思っているところなのですが、そこで従来の私どもの考え方のほかに、新しい流れ、議員もご指摘のように5Gの話もあります。2020年というふうに言っておりますけれども、5Gの話もある中で、先ほど町長答弁にあった地域情報化アドバイザーなのですが、道内の標茶と似たような環境にある地域の情報化にご協力いただいたアドバイザーの方がいらっしゃいまして、その方を来年2月に呼ぶということで、今、決まりかけているところであります。その方から、現状に標茶に合った一番いい方法はどんな方法なのか、あるいはそこから出てきたものを多くの町民の方と共有しながら、どういう形でやっていくのがいいのか、そんなことを検討していきたいというふうに考えているところであります。それから、光回線が希望されるのは、やはり速さだけではなくて、安定性があるというふうに聞いております。実は、先ほど議員引き合いの雪印さんも、そういった2つの要素で光を希望されているというふうに聞いているのですけれども、一方では安定性がなくても速さだけでもいいよというところがあるふうにも聞いておりますので、そこは必ずしも有線でなくても無線が発達すれば、5Gが具体的になってくるとかであれば、そちらでも構わないのかなというふうに個人的には思っているところなのですけれども、いずれにしても10年前、光かFWAかという選択をしたとき、10年後に今こうしたことに陥っているということがありますので、専門家の意見をしっかり聞きながらやっていきたいというふうに考えておりますので、現状ご理解いただきたいと思います。
質問 3番 熊谷善行
ぜひ、やはりコストも含めて、よい方向を選択して早急に実現していただきたいと思います。