猿払村議会 平成29年第1回定例会 2017年3月7日
水産加工場の人手不足について
2017年3月7日、猿払村議会の一般質問で、野村雅男議員が「水産加工場の人手不足について」質問し、村長 伊藤浩一が答弁しました。
- 質問者
- 野村雅男 議員
- 答弁者
- 村長 伊藤浩一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 野村雅男
近々ですね、非常に水産加工場の人手不足、こういうのが深刻化して、水産加工場の人手不足がどういう原因で起きているか私なりにというか、これは皆さん方の答えも同じだと思いますけど、やはり働いている人方の高齢化、いわゆる若い人がいない、加工場もですね毎年来ている顔ぶれの方々はあまり変わらない、そしたら10年前は平均年齢が50歳くらいだったのは、まぁ10年後、今であれば60歳近くなっちゃって新しく増えている人方はほんの少し。そして定年を迎えるというか、相当猿払村もですね、地元だけでは当然取り込めない。それで遠いところでは中頓別あるいは浜頓別から、今は豊富からもですね本当に仕事のできる人、そういう人を、もうあの手この手で、本当に、こちらへ来ていると。そうするとですね、猿払村内で働いている人方もですね、村の施設だって相当数、募集とかをかけていても軽度な仕事でも誰も来ないと。必然的に賃金も上がっていく。水産加工場さんはまだ今現在ですね、賃金は相当高いようですけど、いわゆるその、何て言うんですか。パートさんでなくて、東京のほうからどんどん人を入れてですね、やはり時給は普通の1.5倍くらいかかるというふうに言われておりますけど、それもですねやっぱり3月とか4月とか、まだ閑散期の時に入れるとやっぱりそんなお金にもならないから、向こうでは相手にしてくれない、やはり本格的な漁になる5月内から9月いっぱいくらいまで、いわゆる季節で集めている、そういうようなことですけれども、それでもやはり地元の人方あるいは近隣の人方、もうこれだけでは足りないと、こういう形で村長さんも色々考えてはいると思うんですけど、こういうことについて具体的にどういうふうにお考えになっているのかお聞かせ願います。
答弁 村長 伊藤浩一
ただいまのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。議員おっしゃるとおり、本村の基幹産業であるホタテ、漁業を補完する役割であります水産加工施設における人員不足が、私もたいへん深刻な問題というふうに捉えております。また村内外の雇用者の確保につきましては、それぞれ各事業所での対応に現在任せておりますけれども、村としましては、特区制度の見直しなどを大きな括りの中で、関係機関とともにですね国のほうへ要請を現在し続けております。こればかりは、一首長がどうのこうのという問題には非常になりませんけれど、宗谷オホーツク沿岸、また、全国各地で特区制度を受けて人員、働き手を確保している首長団体がですね一緒に特区制度の改正について申し上げているところでございます。状況としてはまだはっきり決まっておりませんけども、今3年間の研修実習という部分をですね、これを5年間になんとか延長していただけないかという状況の中で今進んでいるようでございますけども、今のところは日本人の雇用者を確保するという部分については、これといった早急な打開策としては、私としては非常に持ち合わせておりません。たいへん申し訳ございません。ただ、その特区制度を今やっている段階の中でそういう外国人研修生、実習生の人方に頼らざるを得ないという状況でございますけれども、そういう状況の中で今後進めて人員の雇用者の確保をしてまいりたいというふうに考えております。以上です。
質問 野村雅男
今この特区制度の変更、今現行では研修生、実習生の制度は3年からまたさらに3年伸びて、ごめんなさい。6人ですね。1年間に6人なんですけど、ちょうど2年だったのが3年に増えて、一つの加工場で最大限雇用できるこの1年間の人数というのは18人というふうに聞いております。それが5年になると6人ですから30人、そうですね。そういうふうになります。それもたいへん大事な話でありますけれども、やはりこの猿払村にこの加工、あるいはまたこの所帯を持った旦那さんがほかの職業に就きながら、女性の奥さんのほうがそういう加工のほうの仕事ができないか。そういうこともやはり、あるいはまた一人、単身の方々のそういう方々も猿払村に来て、最初は季節で帰られるかもしれませんけれども、やはり長い年月をかけていくとあと猿払村に居住するという可能性はあるわけです。ただ非常に短期的では、一番効能のあるのはその特区の延長という形で、それはすぐ効果は出ると思いますけれども、しかしこの移住定住と申しますか水産加工員がやはり日本人である、あるいはそういうことによって猿払村に定住してくれる可能性がある、そういうことを念頭にそういうところには少しずつでもですね、やっぱり資源を投下していく。今はねお話を聞くとそういう答弁はありませんでしたから何もしてないと思うんですけど、する考え方はないですか。
答弁 村長 伊藤浩一
現在これで2年間進めてまいりましたけれども、移住体験ツアーまたは、まるごとフェアのブースにおきましてですね、各協賛企業のほうから時給ですとか雇用体系を含めた中で、いろいろご提案をいただいておりますので、移住体験ツアーの時にですね村内にはこういう事業者があって時給はこのくらいで、どういう形でという形の中できちっと説明をさせていただいております。その中で見合った職業の中にうちのほうで体験住宅を利用しながら、短期就労をしていただく。そしてそれが通年、移住定住に結びついていただいて、そこで雇用していただけるという形の流れになれば一番よろしいんでしょうけども、PRはさせていただいております。ただなかなかそれが女工員のところまで結びついていっていないというのが今の現状でございますので、その分も含めながらですね、きちっと水産業のみならずほかの商工業も含めながら、なんとかうちのほうにですね移住をしていただいて、そういうところに就労してもらえるような方向もきちっと今やっておりますので、引き続き強力にそういうところも含めてやっていきたいなというふうに考えております。
質問 野村雅男
特効薬はないということでありますけれども、やはり工場がですね、やはり今は季節ですから、3月から4月まではホタテの工場であればいわゆる間引きっていうんですか、前の年の取り残しの分ですから当然やっぱり少ないわけですよね。それとやっぱり時化とかもちょっとやっぱり多いと。本格操業になるのが5月の連休明けから、それもですねやっぱり時化のあんばいだとかなんとかありまして、大体、年間操業するのは120日くらいというふうに聞いて、私自身も記憶しているところでございます。これをですね何かの力を加えてあげることによって、通年加工体制というのはホタテの今は原貝から加工する仕事ですけれども、何かそういう製品をつくって通年体制でラインみたいなものができてですね、そういう仕事ができるとやはりずっと通年でやってなかなかこれは企業として、大変でしょうけれども、初期投資だとかそういうところに相当お金はかかるかなと思いますけれども、やはり村としてもですね、やっぱりそういう定住していただける人方を、やはり来てもらえると、そしてそういう方々が最初はやっぱりすぐは定住にはつかないでしょうけども、やはり少しずつ少しずつやっていくことによって定住につながっていくのではないか。そういうことによってですね、例えば、猿払村では子育てが良いですよ、たいへん子育てのしやすいところですよ、そういうものを売り込みにしてですね、やはり現実の問題としては、いろんな町村のそういう移住されているところと、あるいはまた、たまにニュースで何ヶ所も働いてですね、そして子育てをしているような家庭も見受けるわけですよね。それであれば、猿払村に来れば1ヶ所できちっと8時から5時まで加工場で仕事をして、そして子どもはちゃんと預かってくれると。そういうことが条件であれば、そしてあるいはそういう子育ての期間中、そういう特典を与えることによって住民になって、そしてまたそういう子どもさんがいればですね将来また巣立って、またそういう夢も広がってくる。猿払村として、やっぱりそういう人達が住んでくれて猿払村で生活していただいたことは将来につながっていくのではないのか。しかし今のこの特区だけのやり方でいくとですね、もう今の日本の国と同じことですよね。オリンピック終わったら今これガターンで終わりですよ、特区やっていてね。建設業者足りない、人足りない、ですけど実際に子ども達が増えないわけですから、人口は今去年から減少してるわけですから。猿払村は毎年減少してますけどね、日本は去年から初めて減ったわけです。子どもが生まれない、高齢化になってきて高齢者は寿命がずんずん延びてきて、しかし、子どもの数は少ない。減りますよ。近い将来すぐ1億割るだろうし、我々の目の黒いうちはどうかわかりませんけれども、そういうことを一つずつやっぱりやっていかないと、やっぱりここに住む人は増えないのではないでしょうか。どうですか村長さん。
答弁 村長 伊藤浩一
僕もそのとおりだと思います。なかなか子育て支援のほうにきちっと軸足を置きながら、子ども達が将来結婚して出産をして子育てできるというようなきちっとした環境を整えてやってこそ、きちっとここで子ども達がどんどんどんどん増えていくんだろうというふうに思っております。当然、子ども達がいなければここの産業は漁業・酪農業も含めですね衰退の一途をたどるという状況にありますので、そういう部分については、今後ですね取捨選択をしながらきちっと政策のほうに盛り込んでいきたいなというふうに思っております。また、3番目の質問はまだですね。という形の中で進めていきたいというふうに考えております。
質問 野村雅男
考え方をきちっと強く持っていただいて、そういうことをやっぱり庁内の中であるいは当然これ受益者、加工関係の会社の方々、あるいはその原貝を供給していただいている漁協さんも同じですけど、やはり皆、三者一体でやっぱり漁協さんもたくさんの従業員さん抱えてますけど、やっぱりもうすぐそういう状況に陥ってくると思います。それとやはり村内の水産加工屋さん方も人手が不足だと、例えば、人のいるところに工場を移設するような動きになってしまってはですね、やはり猿払村としてせっかくこれだけの原料、原貝がありながら、やっぱりほかに原料をどんどん持っていって村内の加工を減らす、そういうことにならないような、生産者も考え方同じだと思うんですよ。自分達は高いほうに売って、そういう考え方で今までもやってきてますけど、全然そんな考え方では漁業者、生産者から聞いたことありません。やはりこの地域で皆さん方と一緒にやってきたんだと、そういう意識でございますから、ぜひ村あるいはまたその水産加工関係、そしてその漁業者、生産者、やっぱりそういう部局で産業の振興と人手不足、こういうものをやっぱり解消する。これはやはり村長さんから旗を振らなければなかなかついていけないと思うんですよ。そして3番目、通年加工体制にするということは、ラインをつくるということなんですけど、やっぱりそういうこともですね視野に入れて、そういう生産者との話し合いをしていかないと、それとやはり村内に住むということになれば、やっぱりそういう住宅、住処の供給ですよ。そういうことはやはりインフラ、やっぱり村がいろんな形でインフラを整備していかなければならない、そういうふうに思うのですが、それに対して村長の考え方はいかがでしょう。
答弁 村長 伊藤浩一
ただいまのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。この通年加工体制と、2番目の質問、前段の質問にも係ってくるんですけど、この部分につきましては、それぞれ事業者の考え方がありまして、特に経営面からなかなか冬期間も豊富な日本人の人手を雇用しながら経営していくという部分については、どうしても11月いっぱいで原貝の供給が終わってしまうという状況の中で、さらに中国人の実習生の部分の仕事も当然継続してやっていかなきゃならないというところで、非常に難しいというところもお話を聞いておりましたけれども、一つの方法として、これは漁組さんの話ですけれども、ミミ、残渣として当然ミミとかウロが残ってきます。その中で、ミミは一部珍味だとか色んな部分で、冷凍しながら出荷をしているというふうに聞いております。半分はですね産業廃棄物として今焼却、投棄、なげているという形でお聞きしております。あとの残りの半分は今の職員の方々の中で処理をしていると聞いておりますので、せっかくとったものが商品価値としてあるものが半分、産業廃棄物としてお金をかけてなげているという状況中で、その半分をなんとか冬期間の間に利用できるような状況の中で通年雇用をしていただくような方向で今後進めていけないかということで、漁組さんのほうにもいろいろお話をさせていただいております。この部分は健常者のみならず、障がい者の雇用という部分も含めながら検討していきたい、していただけないかという形の中で進めていっている状況でございます。また、この定住の部分に結びつけるという部分については、当然住宅、先ほどから話がありました住宅等の確保についても、非常に重要だろうというふうに思っております。この部分については、漁業のみならず農業の担い手という部分につきまして、もし村と漁業、農業等の三者でですねなにかしらの住宅政策という部分で打ち出していけるような方向になれば、村としても支援をしてまいりたい、協議をしてまいりたいというふうに考えております。以上です。
質問 野村雅男
なんとかですねこの移住定住につながるような、そしてこの産業、この水産加工関係の人手不足が少しでも解消になるような、そういう政策をやっぱり急いで構築をしていただければとそういうふうに思います。