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佐呂間町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月29日

佐呂間高校への支援について

2020年9月29日、佐呂間町議会の一般質問で、三田真美議員が「佐呂間高校への支援について」質問し、町長 武田温友が答弁しました。

質問者
三田真美 議員
答弁者
町長 武田温友

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 9番 三田真美

次の質問に移ります。2点目、佐呂間高校への支援についてであります。町長の所信表明で佐呂間高校から4年制大学への入学者に対して年間50万円の給付型の奨学金制度を創設していきたいとありました。現在検討されている具体的な案をお知らせください。

答弁 町長 武田温友

それでは、お答えをさせていただきます。所信表明で申し上げました基本政策の3つ目、教育、文化の充実にあります佐呂間高校から4年制大学への進学者に対しまして年間50万円の給付型奨学金の支給の制度を創設するについてでありますけれども、まず私が驚きましたのは令和元年度の佐呂間中学校卒業生36名のうち佐呂間高校へ進学したのが12名、率にして33%しか地元の高校へ進学しなかったという実態でありました。過去の佐呂間高校進学者数につきましては、平成30年度が21名、率にして53.8%、平成29年度が23名、56.1%と直近の実績を大きく下回る人数でありまして、義務教育を終えてさらに高度な教育を受けるべく高等学校教育の環境、同級生の人数が3分の1に少なくなってしまうことなど、さらには次年度以降に及ぼす影響などを勘案しまして大きな危機感を抱いたところであります。高等学校教育は義務教育ではなく、北海道では道立高等学校通学区域規則が定められているものの、学区外就学であったり私立校を含めまして極めて自由度、選択肢が広がる教育環境にあることは十分に理解できますが、佐呂間町内唯一の高等学校である佐呂間高校は、佐呂間町にはなくてはならない地域校であることから、北海道立校ではありますけれども、以前にも増して高校の存続対策に支援をしていかなければならないと考えているところであります。このため、中学生が進学先の高校として佐呂間高校を選択するための佐呂間高校の魅力づくりということについて考えたわけですけれども、優先すべきは高等学校の学力の向上、自分の夢を実現させるための高等学校教育の環境づくりということで考えまして、佐呂間高校に進学したからこそ大学に進学できたという制度を公約として掲げた次第であります。佐呂間町では、基幹産業基盤が整備をされまして安定した経営が続いているとはいえ所得格差が広がっている現実もあります。このような中で全国の大学進学率が50%を越えている中で、国の制度としまして低所得世帯への一部に対する大学、これは制度上では高等教育となっておりますが、大学の修学支援制度が今年の4月から始まっているわけでありますが、これにつきましては保護者世帯の厳しい所得制限や大学における条件など制約が多い内容となっていますことから、佐呂間高校という小規模な地域校の特色をつくる観点からも年間50万円の給付型奨学金を支給する制度の創設と考えております。具体的にお示しをしております年間50万円の根拠につきましては、国公立大学の1年間の授業料を目安にしておりまして、もちろんこれは私立大学においても準ずるものでありますけれども、4年制大学としていることにつきましては、4年制大学は当然修学年数が長く負担が大きいこと、さらには大学を卒業することによって専門職種の任意資格が得られることや大学卒業を採用条件としている企業もありまして、さらには大学卒業者には就職選択の自由という部分も増えるなど、職業選択の種を大きく広げられるという利点があることであるためであります。大学へ行って勉強して将来の夢を実現したい、佐呂間高校に進学して勉学に励むことによってその夢を実現できるという子供たちに夢と希望を与える政策を佐呂間高校の存続対策と併せて考えるところであります。議員質問の中には現在検討されている具体的な案とありますけれども、私もまだ町長に就任しまして2週間ほどしかたっておりませんので、具体的な検討には至っておりませんけれども、先週の9月24日に開催されました教育委員会会議の冒頭で教育、文化の充実に関する私の所信を説明をさせていただきまして、今後教育委員会のご意見も含めまして制度づくりを進めていきたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。以上です。

質問 9番 三田真美

今答弁をいただきました。具体的な案としては、着任されてまだ日が短いということで、これからお考えをしていくのだろうとは思います。今の答弁を聞きながら、次の2点目に入ってしまうとは思うのですが、町長が大学に入って卒業の任用資格によって専門的なことが学べて自分の夢をかなえられるような企業やそういうところに就職できるということが、若者の夢をかなえてあげたいという思いでおっしゃっているのはよく分かるのですが、基本的には佐呂間高校への入学者を、2点目に入りますが、佐呂間高校への入学者を増やす、佐呂間高校を継続していただくためには生徒数を増やさなくてはいけないですよね。そのためには佐呂間高校への入学者を増やすということで考えると、大学生だけに50万円を4年間給付型の奨学金を補助するのではなく、ホームページを見ましたら令和1年は28名卒業、大学へ行ったのが5名です。また、短大、専門学校へ行ったり各種学校へ行ったりしている子は全部で20名です。高等看護学校が1名で就職が8名というような内訳になっていました。この数字というのは平成30年も平成29年も割合的には大体そんなに変わっておりません。そういうことで考えますと、大学に行く子だけが佐呂間高校に入ったメリットを受けるということであり、夢を持って子供たちが将来どんな職に就きたいかというのは4年制の大学ではなくても専門学校、また各種学校、看護師になりたい子は看護学校などに行くと思います。割合でいくと佐呂間高校の中で18%ぐらいの子が大学に進学するのだとすると、その子たちだけにしか佐呂間高校に入ったメリットがないと考えると、学力を上げたいという町長の答弁もありましたけれども、私は基本的に佐呂間高校に入ったことによっての、入ったことへの取りあえずのメリットがやはり必要だと思うのです。これは高校を卒業して大学生になった4年間を見ますよということよりも、例えば佐呂間高校に入るときにほかのまちでもいろいろやっています制服を買ったり部活動への準備、または教科書代、様々なことを補助している近隣の市町村もあります。そういう意味では佐呂間高校に入ると、そういう支援金というのですか、そういうものがどこの夢に向かってどの進学をしようと就職をしようと佐呂間高校に入ればこれだけ支援をしてもらえるというはっきりしたもののほうが私は佐呂間高校の存続には寄与するのではないかなというふうに思っておりますが、町長のお考えを伺いたいと思います。

答弁 町長 武田温友

1つ目の、初めの質問への答えということで構わ……(何事か声あり)

質問 9番 三田真美

2点目の存続をさせるための、そのほかの施策としての今の私の意見でありますので、2点目についてのご答弁をいただきたいと思います。

答弁 町長 武田温友

非常に奥の深い問題といいましょうか、重要なお話ということで多くの三田議員の意見もいただいたわけでありますけれども、まず私の今の1つ目の給付型の奨学金のことで前段でお話をさせていただきますと、今回の町長選挙に向けた準備の活動の中で早くからこの給付型奨学金というものも私の考え方として出させていただいたわけで、その以降につきましても非常に町民の方々からこの部分につきましてはたくさんの意見をいただいているというのが実際のところでありますけれども、私が考えていた4年制という部分につきましては初めの答弁の中で答えさせていただきましたけれども、夢を実現するためには4年制だけではないというようなご意見もたくさんいただいたところでありまして、この部分につきましてはもう少し、金額の部分は別としましても、これから教育委員会などいろんなところ等含めまして検討をしていきたいというふうに今考えているところであります。2つ目の部分へのお答えになりますけれども、さらなるその他の施策という考え方でありますけれども、在学中の生徒さんに佐呂間高校の魅力を感じてもらえるような施策を考えなければならないのではないかと思っております。まず、議員意見としていただきました入学時の必要な費用負担などの部分についての考え方でありますけれども、私は子供たち自身が夢や希望を持って勉学に励んでいただけるというようなことを中心とした考え方の中で考えていきたいなというふうに思っておりますけれども、まず現状の部分からお話をさせていただきますと、現状では町が佐呂間高校生に対している支援策というのは佐呂間高校学校支援対策事業補助金による模擬試験の受験料の補助であったり資格取得試験の検定料の補助、さらには部活動等への遠征費補助ということになっておりますけれども、これも生徒さんの将来に向けて有利となる試験であったり資格取得等に対する助成ということでありますけれども、さらなる支援ということで考えますと、在学中の学習面であったり、部活動であったり、姉妹校であるパーマ高校への交換留学費用などに対する支援というものが考えられまして、佐呂間高校の魅力ということで高めていくことが考えられるのではないかと思っております。今申し上げました1つ目の学習面での支援ということになりますと、パソコンであったりタブレット端末を使った自宅でのインターネット個別学習指導に対する助成ということが考えられます。現在の遠隔による学習支援につきましては、大学の受験だけではなく、例えば英語検定試験などにも向けた学習指導など多岐にわたるメニューがつくられておりまして、これは佐呂間高校のほうと連携をした形の中で費用の負担支援等を行うということが可能であると考えております。2つ目でありますけれども、少人数の部活動に対する支援ということでありまして、佐呂間高校は現在全校生徒で55名という少人数となっておりますが、限られた部活動を少人数で活動している状況の中で、吹奏楽局におきましては全国大会出場であったり、放送局は全道大会出場ですとか、輝かしい成果を上げている部活動もあります。そして、これらの部活動では地域に公開した形で発表会を開催しまして、町民と一体となった部活動、学校づくりに取り組んでおります。今後は少人数の部活動の質や技術を高めるための指導者の派遣などの支援をするということが考えられますが、これは例えばということでありますけれども、放送局であればアナウンス業を起業している佐呂間高校の卒業生に臨時的に指導を依頼することが可能ではないかと思っております。指導によってスキルアップをしました生徒が中高連携授業で佐呂間中学校に出向いてアナウンス指導を行うことによりまして佐呂間高校の部活動の魅力が中学生に伝達をされまして、佐呂間高校の入学者が増えるということも考えられるのではないかと思っております。3つ目としましては、佐呂間高校と姉妹校を提携しておりますアラスカ州パーマ高校との交換留学生への派遣費用の助成があります。過去の実績を見ましても、交換留学生としてパーマ市に滞在をしまして英会話の必要性を高く認識をしまして、高校卒業後は英文科の大学に進学した生徒さんもおりますので、夢をつかむ、夢を見つける高等学校教育に支援することは重要なのではないかと考えております。現在の資料によりますと、佐呂間中学校の卒業予定人数でありますが、来年3月の令和2年度が42名、令和3年度が38名、令和4年度は39名と今後しばらくの間は30名以上で推移する見込みでありまして、今後におきましては単年度の佐呂間高校への入学数を最低20名の目標にしまして、教育委員会、佐呂間高校、佐呂間中学校と連携を深めながら町としての支援策として強化をしていきたいというふうに考えているところであります。私の考えは以上であります。

質問 9番 三田真美

今その他の施策について伺ったところであります。3点ほどありましたが、この3点については今までも支援をしてきた事業の継続というようなふうに聞こえてしまったのですが、基本的には町長が今答弁されたように、1学級20人を割り込んでいくと、それが何年か続くと少しずつ再編の検討に入れられる、また地元の中学校からの進学率ですか、7割程度あればいいという、前はそうだったのですが、今回留辺蘂高校も延長になって私としてはどんどん高校がなくなったりとかするよりは、美幌もそうですが、学級減とかいろんな問題があると本当に大変な、地元に高校がないと大変なことになると思います。もし佐呂間高校がなくなった後に下宿をさせたりとか、通学するのでも閉校してから5年間しか道教委は支援金というか、そういうものを出さないという方向性で今伺っていますので、ぜひとも大学に行くための佐呂間高校という先ほどの話の夢はよく分かりますけれども、やはり人数をどうしても、20人以上を必ずキープできるような、そういう意味では先ほどの3点の今までやってきたことも当然継続していくことは当たり前のことだと思いますが、もうちょっと違う意味で入ったメリットというのですか、佐呂間高校に行くと例えば一律支援金として幾らもらえるとかというふうになると、そのお金をそのときに使わなくても少しずつ佐呂間高校、それが大学のときの入学金の足しになることもあったり、そういう下宿やアパートを借りるための補助的なものになったりするかもしれない、それは親とお子さんの考え方になってくると思いますが、佐呂間高校に入ったという意味で不公平感なく佐呂間高校生全員に何かそういう自由に自分たちが将来のために使えるものを給付していくという考え方は今のところないのでしょうか。

答弁 町長 武田温友

その他の考えの部分につきましては、まだまだ私の構想といいますか、想定できる範囲内の話ということでお話をさせていただきましたので、具体的な検討などは進めていない部分でありますし、いろんな、佐呂間町以外でも地元の高校の存続対策という部分であれば様々な特色ある支援をしているというような実績も私たちも把握もしておりますし、そんな中で入学時の一時金の支給というようなものもあるのも事実であると思っています。まずは、私はまず2つ目で申し上げた答弁のことを優先的に考えいきたいと思いますけれども、私だけの考え方ではなく、教育委員会の部分を含めまして、これから最低20名を確保していくということで、これは例えば佐呂間町の公共の交通機関の体系という部分も考えていかなければならないとは思うのですけれども、佐呂間中学校を卒業した子供が自宅のほうから佐呂間高校でも隣まちの高校でも通えるような状態であれば、もっともっと一時金を支給した形の中で佐呂間町の進学というのを誘因するという形も取れるかもしれませんけれども、現状の地域性からいくと通学できるのは佐呂間高校しかないというような状況の中で、まずはいかに夢を持って将来を展望してもらい、佐呂間の郷土愛を持った子供たちを育てたいというのが私の思いでありますけれども、その部分を含めまして、議員の意見を含めた中で今後教育委員会のほうとも協議をしていった中でいろいろと方策を考えていきたいと思っております。以上です。

質問 9番 三田真美

今答弁をいただきました。教育委員会とも相談してとありますが、これは現状中学生の親御さんとか、小学校高学年の親御さんとか、いろんな町民のご意見を町長も聞いていただいて、自分の佐呂間高校に向けた支援についてやっていただき、私も含め佐呂間高校のOB、OGたくさんここにもいらっしゃると思いますので、ぜひとも佐呂間高校の存続だけは何としてでもやり遂げていただきたいなというふうに思っております。

出典:佐呂間町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月29日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる