佐呂間町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月23日
長期臨時休校時の児童・生徒の家庭学習に対する支援について
2020年6月23日、佐呂間町議会の一般質問で、三田真美議員が「長期臨時休校時の児童・生徒の家庭学習に対する支援について」質問し、教育長 仲川倫則が答弁しました。
- 質問者
- 三田真美 議員
- 答弁者
- 教育長 仲川倫則
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 9番 三田真美
それでは、通告をしてありました質問を行いたいと思います。まず最初に、長期臨時休校の児童生徒の家庭学習に対する支援についてであります。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が出され、学校が長期の休校になり、外出なども制限されたところであります。休校中の子供たちへの対応として、主に私立の学校でオンライン授業を行っている学校がたくさんありました。こういう時期において私立と公立の多少なりの学習格差が生まれたのだろうなというふうに思っておりますが、このたびGIGAスクール構想、学校ICT環境整備事業を実施し、学習環境の充実を図るということでありまして、町としてはとても動きが速く、今定例に事業として7,284万6,000円が出され、これから審議になりますが、国としての感染症対応地方創生臨時交付金対象事業にもなっております。PCの端末を1人1台としてオンライン授業が可能になることは、今後コロナによる再度の休校や、また災害時などの休校にも大いに役立てていただけると期待をしておりますが、オンラインの授業を具体的にどのように行っていくのか、また職員も初めてのことでございますので、いろんな部分でどういうふうにしていけばいいのかという研修なども必要になってくるのではないかと思います。そういう意味でソフトの対応について伺いたいと思います。
答弁 教育長 仲川倫則
オンライン授業の具体策ということで答弁をさせていただきます。まず、前段でこれまでのコロナウイルスの感染症対策の振り返りという部分も含めまして説明をさせていただきます。新型コロナウイルス感染症に係る教育委員会及び学校の対応でありますが、これまで行政報告を通して町長からの報告のとおりでありますが、全国的な取組として5月6日の連休までは臨時休校とし、さらに7日、8日は授業再開に向けて準備をしていましたが、7日以降も5月31日まで休校する要請があり、この間これまでの休校期間と同じように児童生徒の心身の健康状態や学習状況の把握はもちろん、学校再開に向けた生活リズムを整えるように指導を行うとともに、臨時休校期間中には分散登校を実施いたしました。その後、議員もご承知のとおり、緊急事態宣言が解除され、学校の新しい生活様式による方針が示され、6月から学校を通常再開し、3週間が過ぎましたが、新型コロナウイルスに伴う臨時休校で実施できなかった今後の授業時数の確保などをしていくには予定されている行事なども中止や延期をしなければならないものと懸念をしております。いずれにいたしましても、休校期間中にコロナウイルス感染症の終息はありませんでしたし、その終息の兆しを見ることはありません。現状としては非常に厳しいという状況であり、学校でもその対応に追われております。どういう状況になっても児童生徒の安全、安心と健康と命を守ることと学びの保障を優先に取り組んでまいります。そうした中で、GIGAスクール構想の早期実現が持ち上がり、全ての児童生徒と教員に1人1台のタブレット端末を準備することとなりました。議員もご承知のとおり、多くの私立学校では児童生徒一人一人に学校からタブレット端末が与えられて、学校の宿題や連絡等が端末を通じて提出、連絡ができる体制が整えられております。一方、現在の公立学校では授業は一斉対面授業、宿題は紙での提出が大半であり、佐呂間町立学校でオンラインとなっているのは、学校のパソコン教室や学校内で利用できるセキュリティーの確保されたタブレット端末が無線でインターネットにつながる状況であります。また、教科によってタブレット端末を用い、授業を行っているほか、ICTによらず、従来型の板書授業など、教師によって授業の行い方も様々であります。これから先の新型コロナウイルス感染状況は読めませんが、再度学校の休校措置が取られた場合には各ご家庭へ学校のタブレット端末やモバイルルーターなどを貸し出し、インターネット接続の上、教師と児童生徒が端末を通じてオンライン学級などの朝活動や家庭学習の確認作業、学習教材の提供配信、健康状態の確認、保護者との面談などを行うことなどが想定され、オンラインの活用を支援したいと考えております。現在の段階では学校のオンライン授業は実施しておりませんが、今後は教師の働き方を考慮しながら、無理のない持続可能なオンライン授業などのICT研修を推進し、Society5.0 の時代に即した形で児童生徒に学びを保障したいと考えております。また、文部科学省や教育局ではそれぞれのホームページ上で家庭学習コンテンツを配信しており、各学年別、教科別、単元別に動画や学習教材などの情報を得ることができます。これについては、佐呂間町のホームページトップに子供の学び応援サイトのバナーを設け、お子様の学習をサポートするリンク集を作成しており、5月8日付で各保護者宛てに佐呂間町のホームページから国や道の家庭学習用の教材が配信されていることの案内文書を発出して、休校期間中の家庭学習の推進を図っております。さらに、オホーツク教育局では、できることから始めようと多人数でも参加可能な双方向会議アプリケーションのズームの活用を推進しており、各学校や市町村間での会議や研修等でも端末を通じてやり取りがされております。議員ご指摘のとおり、ハード面が整備されてもソフト面においての対応も同時に推進していかなければなりません。反面、学校では新型コロナウイルス感染症蔓延防止衛生対策をはじめ、教育課程の再考と授業時数確保のための工夫、夏休みの登校、各種学校行事の中止や延期による児童生徒の思い出づくりなど、今までにない教職員の仕事が山積しており、学校が疲弊している状況であります。子供たちの学びを支えるためには、教師のICT活用能力を高める研修やサポートももちろん大切でありますが、家庭や地域も連携、協働して児童生徒の望ましい生活、学習習慣を確立するため、適切な電子メディアの利用とインターネットリテラシーをよく理解し、私たち大人もインターネット利用について模範を示していかなければならないというふうに思っているところであります。
質問 9番 三田真美
今教育長から答弁をいただきました。このソフト面については、ホームページやいろんなところから家庭学習についていろんなものが出ているということでありました。家庭学習ということでありますが、家庭学習をさせるためには家庭の力、保護者の力というものもとても必要だと思います。その点については学校からある程度、子供については今は保育園児でもスマホを見ながらユーチューブを見たりとか、そういうことができるというので、子供のタブレットとかの扱いはとても慣れていると思うのですが、保護者への家庭学習の環境周知をしていくということをしなければ、なかなか学習の格差が、ハード面が幾ら先ほどのネット環境とかいろんなものもそろって、物もあったとしても、家庭の考え方として保護者の方も頑張って子供と一緒に家庭学習をしてもらえるような、そういう周知もしていかなくてはいけないと思いますが、その点について学校側のお便りなんかでされているとは思うのですが、どのように周知をされていこうと思っているのか、1点だけお聞かせください。
答弁 教育長 仲川倫則
今三田議員ご指摘のとおり、ICT環境の充実、その前に使用に当たって、今回の臨時休校、長い期間でありました。この長い期間は、子供たちにとっても家庭で保護者と長く話ができるという期間であったというふうに考えております。そうした中で、家庭でもそういう電子機器、IC機器も含めて適切な使い方、また学校でもタブレット端末を使うに当たっての姿勢だとか、角度だとか、そういうものも含めて子供たちに指導していかなければならないというふうに考えておりますし、もし本格的に導入になりましたら、今言われました部分も含めていろいろなものが想定されますので、そういうものもまとめて保護者には連絡、また指導をしていきたいし、そういうものも私たちと一緒になって協働できるような体制も必要ではないかなというふうには考えております。
質問 9番 三田真美
今回こういういろんな部分でハードがそろっていて、子供たちが家でも学習ができるというのはとてもいいことだなと思います。うちの娘も大学生で、ずっとオンラインで勉強していますが、大学生だからでしょうか、ゼミとかでは十何人しかいないからなのかもしれませんが、なかなか30人でオンライン、先ほど教育長もおっしゃっていたように、30人とかでオンラインで相手の状況を見ながら授業を進めていくというのはすごく難しい作業だと思います。そういう意味もいろんなことを想定しながら、今後に向けてこの点については教職員の方々には大変お手数をかけて、今も長時間労働とか、いろんなことが騒がれておりますけれども、頑張って子供たちや生徒、児童のためにうまく利用していただきたいなというふうに思っております。