みんなの議会

更別村議会 令和3年第1回定例会 2021年3月11日

さらべつ版生涯活躍のまち基本計画に定めた障害者施策の現状と今後の課題の展望

2021年3月11日、更別村議会の一般質問で、遠藤久雄議員が「さらべつ版生涯活躍のまち基本計画に定めた障害者施策の現状と今後の課題の展望」について質問し、村長が答弁しました。

質問者
遠藤久雄 議員
答弁者
村長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 遠藤久雄

議長の許可がありましたので、一般質問をさせていただきます。さらべつ版生涯活躍のまち基本計画に定めた障害者施策の現状と課題ということで質問をさせていただきます。今から約15年前、村は村民の誰もが安心して住み続けることができる村づくりということを基本理念としたリラクタウン構想をつくり上げました。その実現に向け、次に掲げる施設整備計画を作成いたしました。ちょっとここは略して書いてあるところがあるのですが、全部で9つあります。1つ目、地域密着型介護老人福祉施設、2つ目、小規模多機能型居宅介護事業所とそれら1番、2番での関連での農園、4番目として障害者向けグループホーム、5番目に障害者通所授産施設と栽培農園、6番目に賃貸の宅地の分譲、7番目に公共駐車場とその周辺での緑の広場、8番目に地域ふれあい広場、9番目として、国道沿いですけれども、植樹などという計画内容でありました。しかし、現在に至るまでに実施できたのは1と2のみであるという現実にあります。こうした中で、平成27年に国が生涯活躍のまち構想を定めたのを契機に、更別村としては平成31年9月にさらべつ版生涯活躍のまち構想を策定したという経緯があります。このさらべつ版生涯活躍のまちづくり構想の中で、リラクタウン構想でこれまで未着手であった障害者支援施策として、活躍の場、それと住まいの確保、それと療育や相談サポート体制の構築を図ることを明記してございます。こうしたことを踏まえて質問させていただきます。内容的には3つです。1つには、村の新規事業となる児童発達支援と放課後等デイサービスの開設に向けた進捗状況、現状どうなっているのかということと今後の展望についてお聞きします。2つ目に、リラクタウン構想で基本計画に掲げ、未着手の障害者通所授産施設及び栽培農園はさらべつ版生涯活躍のまち構想の中の基本計画として私は入れるべきというふうに考えているのですが、そこに対しての村長のお考えを聞きたいということです。3つ目に、親亡き後の住まい、これはちょっと略して書いてしまいましたけれども、グループホームだけでなく、将来の一人暮らしを支援するための体験住宅、これは勝手につけた名前ですが、こういった整備ということを併せて考えてみたらどうかということの質問でございます。まずはそのこと3点、よろしくお願いいたします。

答弁 村長

遠藤議員さんのさらべつ版生涯活躍のまち基本計画に定めた障害者施策の現状と今後の課題の展望についてお答えをいたします。まず、ご質問の1点目であります。児童発達支援と放課後等デイサービスの開設に向けた現状と展望についてお答えを申し上げます。さらべつ版生涯活躍のまち構想において展開する事業案としましては、児童発達支援機能つき放課後等デイサービスとしており、また実施計画におきましては療育事業等発達支援の取組の充実として療育事業を地域交流拠点内で展開し、利用する児童の発達に有意義なものとなるよう事業を実施するとしているところであります。しかし、事業の運営主体を担う予定であった一般社団法人が令和元年度末に本構想から脱退したことにより、現在は療育事業の実施主体がない状態となっております。今後につきましては、地域交流拠点の施設整備が当初の計画より大きく変更となっていることを踏まえた上で、療育事業の内容の変更や方向転換も視野に適切に見定めながら、見極めながら検討していくこととしております。続きまして、ご質問の2点目ですが、平成18年度に策定したリラクタウン構想においては、誰もが安心して住み続けられる村づくりを基本理念に、障害者の自立支援や生活支援、地域の人々との交流を促す施設として障害者通所授産施設及び栽培農園の整備を掲げていたものの、実施に向けた具体的な検討段階において担い手となる予定の団体がニーズや採算性等の問題から事業の実施に至らなかった経過があります。その後国の地方創生の動きの中で浮上した生涯活躍のまち構想を契機に、障害者の働く場や住まいといったリラクタウン構想の再構築に係る検討や誰もが住みよい村となるような多世代、多様な人々の交流等を促す手法につきまして様々な関係団体と検討を重ね、平成30年にさらべつ版生涯活躍のまち基本構想、平成31年に実施計画を策定したところであります。現在リラクタウン構想時に描いた障害者通所授産施設及び栽培農園の整備は予定しておりませんが、関係者の皆様と改めて検討した実施計画等に基づき、CCRC構想の拠点施設となる老人福祉センターに関係団体の協力の下、コミュニティーカフェを設置するなど、多世代、多様な方々のごちゃまぜの交流の場や新たな雇用の場となるように取り組んでいます。最後に、3点目ですが、CCRC構想では障害をお持ちの方の住まいの場を福祉の里エリアや老人保健福祉センター周辺に障害者向けグループホームを中心とした住まいの場の検討を行い、整備することとしておりますが、今すぐに施設を利用したいという方が多くないことや障害の種別や程度など多様化への対応、運営する人材の確保が難しいことも予想されることなどから、現時点におきまして具体的な建設に至っていない状況であります。ご質問の体験住宅の整備についてでありますが、リラクタウン構想からの悲願であるグループホーム整備の取組を進めるためにも複数の施設整備は財政的にも非常に厳しい状況があります。しかしながら、障害のある方の暮らしを支援するため、障害の種別や程度に関わりなくどんな人でも快適に暮らせる場所として、グループホームのみならず、支援つき一人暮らし、親亡き後の実家暮らしなど、個々のニーズに応じて安定した生活が継続できるよう、グループホーム整備の検討と並行して既存の更別村にある資源を活用した一定の支援を受けながら、地域の中で暮らしていけるような仕組みづくりについても検討してまいりたいと考えております。以上、答弁とさせていただきます。

質問 1番 遠藤久雄

3つの中で最後の親亡き後の住まい、グループホームだけでなくてということに関して非常に前向きなご意見をいただけたことをとてもありがたいなというふうに思っております。もう一月以上前ですかね、道新に出ておりましたけれども、芽室町で実際こういったことを始めております。建物の中に電気、ガス、水道入っていて、基本的な備品もそろえてあって、何回までの限定で1回幾らというような料金設定だったというふうに思いますが、幾つかそういう場所もあると思いますので、参考にした上でお考えいただければというふうに思っております。あと2点ほど改めてお聞きしたいのですが、1番目の児童発達支援とか放課後等デイ、これ今後療育事業の内容の変更とか方向転換も視野にというふうにお答えいただいたかと思うのですが、具体的に今どんなような形で考えていらっしゃるのか。それと、年次計画の中では令和3年度に実施主体を決めると、これはこの事業だけではありませんけれども、いうふうになっていて、その辺のこともどのような形で今進められているかというふうなことを改めてお聞きしたいというふうに思います。それと、もう一つには、2番目のところです。通所授産施設、これ障害者の総合支援法に変わって、こういう表現のものがそのまま残っているかどうか、私きちっと調べていなくての質問で恐縮なのですが、リラクタウン構想のときには施設の目的として更別村の地場産の品物、それから地元の農業生産者とか企業と連携を図りながら経済事業活動として取り扱うというふうな考え方が示されていました。基本理念としては、利用者が地域で自立した生活を営むことができるよう、利便性のみならず、経済性に優れた施設としますと。もう一つ、同じような内容になるのですが、様々な創作活動や生産活動が機能的に行えるよう、利用者の動作特性に配慮した施設とすると。施設としては、具体的には、事務所は当然でしょうけれども、あと売店、作業所、工場、温室というふうになっているのです。栽培農園もそれとの関連で地元企業との連携を図りながら、地元の農業者も含めて連携を図りながら、地元農産物の特性に配慮し、経済性を考慮した農園事業を行うというふうに、当時の考え方としてはそのようなことです。つまりそこで訓練を受けた人たちが収入を得る形で、それを商品化することによって経済性を確保するということが基本的な考え方に立っての立案だったというふうに私は認識しております。ただ、先ほどの答弁いただいた中では、CCRCの、いわゆるごちゃまぜとよく言っていますけれども、地域交流拠点施設です。そこに老人福祉センターを使ってのコミュニティーカフェなど、それとそこを場にして多世代、多様な人とのごちゃまぜの交流の場とか新たな雇用の場となるようにというふうなご答弁だったというふうに思っておりますが、果たして、そもそもあった計画の理念とか実行するための施設とかということとはちょっと別の形で再提案のような形になっているというふうに思います。さっき村長のご発言にもありましたけれども、それぞれのいろいろなCCRC関連の会議体の中で検討した上で、新しくリラクタウン構想の見直しを含めての今の状況がこうなっているという説明だったと思うのですけれども、経済性とかというふうなことに関してどのようにお考えかということも併せてお聞かせいただきたいと思っています。といいますのは、更別版のCCRCの基本構想、基本計画の中ではこのような表現が使われているのです。事業主体の運営体制、これは温泉施設に限ったことなのですが、その中で収益の確保を見込む計画が必要であるため、各事業の収益性を考慮しながら、持続可能な運営主体の選定をしていく必要があるというふうなことです。今どの団体がこれをやるかということは、さっき言いましたように令和3年度中に決めるということになっていますから、今まだ確定はしていないにしても、方向性としてはもう既に定まっていて、準備に入るということになると思うのですが、今カフェをといったときに、それを運営する主体が持続可能だというふうな判断をされているのかどうか。私が当事者といいますか、今候補に挙がっているところと直接お会いをして話を聞いた中では、2年間は何とか頑張れると、3年目以降は何とも言えないという返事が返ってきました。となると、ここで言っている収益性を考慮しながら持続可能な運営主体というふうなこととして考えていくのは果たしてどうなのだろうかという疑問があります。その辺りを改めてお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。

答弁 村長

遠藤議員さんの1点目の部分ですけれども、今後の、芽室の部分でグループホームのところは置いておきまして、令和3年度実施主体等再構築の部分のお話もありました。療育の分野等につきましては、現在村が事業主体となるか、または経験や実績のある民間事業者を新たに誘致するかを含め、事業に対するニーズを見極めながら検討することとしております。なお、村が実施する事業といたしましては、本年2月より更別地区の子育て支援センターを実施場所として、本村の子育て世代包括支援センターに配置している発達相談員による心身の成長に気がかりな子どもを対象とした療育事業を開始をしております。内容につきましても、こちらにつきましても南十勝こども発達支援センターにおいて指導員不足が今続いているということから、現在新規の在籍児童の受入れができない状況等々に対処するために、新たな新規事業として実施をしたものであります。2月につきましては、1名の児童を対象に実施したところでありますが、今後も継続して、また新たに必要とする対象児がいましたら本事業に掲げていきたいというふうに思っております。また、南十勝こども発達支援センターの状況ですけれども、地域の療育施設として本村の児童が在籍して利用しているところですけれども、こちらにつきましては在籍児童数の増加と指導員の欠員により、現在は一部対象となる児童で通所回数を減らす対応、新規の児童の在籍をお断りしている状況となっている本当に残念な状況にあります。設置している大樹町に対しましては、今後も職員の確保に努めて在籍児童にとって適切な通所回数が図られるようお伝えをしておりますけれども、職員の募集をしても応募がない状況、採用に至っても短期で退職になったこともあり、大変苦慮しているというふうに聞いております。地域の療育施設として位置づけをどのようにしていくのが適切であるかについても見据えながら、構想における事業について検討してまいりたいというふうに思っています。それがまず第1点の療育等で、放課後デイサービスについてはガイドライン等を平成24年4月に児童福祉法、昭和22年法律第164号に位置づけられた新たな支援ということと、その後平成26年7月に取りまとめられました障害児支援の在り方に対する検討会報告書、今後の障害児支援の在り方についてというガイドラインを含めましてしっかり放課後デイサービスの基本的役割、子どもの最善の利益の保障ということで、児童福祉法第6条の2の2第4項の規定に基づいて、しっかりとそこにうたわれている理念を今後とも構築していきたいというふうに考えております。次の経済性のところですけれども、リラクタウン構想からCCRC構想ということで、そういうふうになっていったところでありますけれども、その部分ではリラクタウン構想のうち、障害者施設について一部推進の部分として継続的な収益性の確保の問題とか、今授産施設というふうな形で、法律が変わってというか、なりまして、現在は就労継続支援B型作業所というのがその役割になっているという、遠藤さんも御存じだと思いますけれども、授産施設とは呼ばなくなっておりますけれども、その部分はジャイロスタートということでいろんな事業所が今関わっている団体の強みを生かして事業を展開しようということでその部分をしております。リラクタウン構想のそういう理念については引き継いでいるものの、その手法、実施方法についてはさらべつ版生涯活躍のまち構想実施計画の検討の際に改めて協議して、また現在コロナといった状況にもありますので、なかなか前進させることもかなり難しいところもございます。現在実施している、進行中であるということをご理解いただきたいというふうに思います。授産施設等、B型等、栽培農園はこれについても想定では単独閉鎖的な空間ではなくて、より多くの村民と交流を持ち、顔の見える活躍の場を地域交流拠点の中で整備することが望ましいということは考えておりまして、まずはコミュニティーカフェを設置し、村民の交流の場、障害者の活躍の場づくりを目指すということになっております。また、農園等については、松橋議員さんからも一度質問を受けておりますけれども、農福連携という形での方法もあるのではないかというご指摘も受けておりますので、その辺の部分についても連携の検討を今進めているところであります。以上であります。

質問 1番 遠藤久雄

農福連携の件は、私改めて言おうと思ってさっき言わなかったのですが、CCRCの中でもアクティブシニアさん、元気な高齢者の人たちの活躍の場という中で、十勝管内でも幾つかの地域で実際に農福連携という形で進められておりますけれども、ここに温室、当初のリラクタウン構想の話に戻ってしまいますけれども、温室というふうなことをあえて書いているということは、年間を通して安定的な収益を上げることができるという思いでこうしていたのだというふうに私は理解しているのです。それにこだわるということではなくて、そういった視点を持ちながら施設整備をしていくということが、リラクタウン構想のときの思いを踏襲しながら、新しいCCRCの構想とか施設整備というふうなものを進めていっていただきたいなというふうなことを思っています。グループホームのことに関して、これCCRCの中でも、私途中から参加できなくなったのですが、障害者単独でやるのか、共生型にするのかというふうなところに関しては今現在CCRCのいろいろな会議体がありますけれども、その中ではどっちを想定して話合いがされているか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。単独なのか、共生型なのか。

答弁 村長

今単独なのか共生なのかということですけれども、これ両方加味して検討しているという状況でありまして、どちらか一方ということではないですけれども、当初はグループホームというのは単独というふうな形で障害者だけのということでありましたけれども、その後CCRC構想の中ではいろんなニーズも見極めて、先ほど言いました支援つきのそういうようなこととか、いろんな方が共生できるような、高齢者とかいろんな方も含め、若者も含めてそういうような方向も今検討している段階であります。以上です。

質問 1番 遠藤久雄

では、回答はいただかなくて結構ですが、就労継続支援A、Bというのは、AにしろBにしろ、一人の人が今の段階で一般就労はまだ無理だという人たちが一般就労できるようにという前段の支援策です。Bのほうがちょっと時間がかかりそうな人たちというふうな、これは聞き流していただいたら困るから、回答は要らないのですけれども、前にも私どこかのときに言ったかもしれませんけれども、日本理化学工業という会社があります。粉の出ないチョークを主に作っているところですけれども、あそこは今職員76名のうち57名が障害者なのです。ほとんどが知的障害です、昔の言い方で言えば。57名のうち、約6割が重度の障害の人たちなのです。これは偶然できたことではなくて、今で言う特別支援学校の先生が直接日本理化学工業を訪ねて、どうかうちの卒業する生徒たちを採用してほしいと頼み込んだ。でも、経験がないからといって2回断った。3回目に来たときに、就労できないことは分かりましたと、でも卒業する前に一度だけ働くという体験をさせたいのですと、将来のためにということで、当時専務だった、今会長さんをされているのかな、方がその熱意に打たれて2週間だけの試験採用のような形で受け入れた。その人たちが、2人の女生徒だったのですけれども、卒業してからずっと社員として仕事を続けます。社員として仕事続けられた背景というのは、2週間たったときに職員が十何人か集まって何とか正式な採用として職員として採用してほしいということを懇願したのです。できないことは自分たちがお世話するからということに、負けてというか、その思いを受け止めて採用して、定年まで仕事したというふうなことがあります。計算もできない、読み書きも十分できない子がどうして一人で会社に来れるのだろうと考えたら、信号はきちんと読み取って渡れるのだと……

質問 1番 遠藤久雄

作業工程を全部障害のある人にも分かる形につくり変えたというふうなことです。何が言いたいかというと、一つの思いだけではなかなか成り立たないと。学校の先生の熱意があって、会社のオーナーの理解があって、職員たちのサポートがあってというふうなことなので、制度というか、働く場があれば何とかなるというふうなことではないのではないかと、全体で支え合って協力し合っていくということがあって初めてそういうふうなことも成り立つのかなということを、御存じの話かもしれませんけれども、改めてご理解の上、今後の取組を進めていただけたらという思いで、すみません、お時間いただきました。ありがとうございました。

出典:更別村議会 令和3年第1回定例会 2021年3月11日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる