更別村議会 令和元年第4回定例会 2019年12月16日
自立支援協議会の現状と今後のあり方
2019年12月16日、更別村議会の一般質問で、遠藤久雄議員が「自立支援協議会の現状と今後のあり方」について質問し、村長が答弁しました。
- 質問者
- 遠藤久雄 議員
- 答弁者
- 村長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 遠藤久雄
議長の許可をいただきましたので、通告書に基づいて村長に質問をいたします。質問事項、これは自立支援協議会の現状と今後のあり方について、質問の要旨としましては4項目ほど挙げております。最初にお断りしておきますといいますか、非常に今更別村の自立支援協議会が要綱に定められている中身を遂行するには極めて稚拙な状態にあると私は考えております。更別村では平成30年の3月に、障がいのある人が自立した日常生活及び社会生活を営むことができるよう、第4期のいきいきふれあい計画を策定いたしました。この計画は、障がいの有無にかかわらず「相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会」の実現を目指し、障がいのある人が社会を構成する一員として主体的に社会に参加するとともに、次がとても大事なことだと思うのですが、必要とするサービスを利用しながら「希望する全ての障害者が安心して暮らせる社会づくり」を目標とするもので、具体的には次の3つの施策が挙げられております。1つ目として、地域生活の支援体制の充実、内容としては生活支援とか保健、医療の充実ということをうたっています。2つ目として、自立と社会参加の促進、内容としては療育、教育、就労支援、社会参加。3つ目に、バリアフリー社会の実現、これが私十分中身が理解できていないのですが、その内容として権利擁護というような文言も記されております。こうした事項について協議する中核的な役割を担うべきものが自立支援協議会であるというふうに考えています。平成24年の3月に厚労省の社会援護局のほうから、自立支援協議会の設置と運営に関してということが伝わってきております。行政にです。その第1、これは目的を指しておりますが、第1項とか1条とかって記されていないのです。第1、目的として、福祉、医療、教育または雇用に関する職務に従事する者、その他の関係者が相互に連絡を図ることにより、ちょっと中の文章を飛ばしてしまいますが、地域の実情に応じた体制の整備について協議を行うことを目的とすると。支援体制の整備について協議をすることが目的なのが自立支援協議会。あわせて、今申しました厚労省からの、通知というのでしょうか、の第3の項目の中で市町村自立支援協議会のことがうたわれています。市町村自立支援協議会のことの1番目に基本的役割という項目があります。その内容は、相談支援事業を初めとする地域における障害者等の支援体制の整備に関し、中核的な役割を果たす定期的な協議の場とするというふうにうたわれているのです。余りさかのぼってもどうなのかなということで、私の具体的な要旨の中では4項目うたわせていただきましたけれども、この支援体制を整備するということは、現実的な目で見ますと一人一人、対象は障害を持つ一人一人がというふうに定義されているわけですが、障害の内容というのはさまざまです。さまざまな困り感がそれぞれの人にあるという捉え方をするのが大前提で、知的障害者という一くくりとか、身体障害者という一くくりで考えることは全く意味がないことだというふうに私は思っています。今言った一人一人、特別その子、その人固有の障害を持っている、その人が尊厳が守られて住みやすい村をつくるという、その中核的な役割を果たすということで考えると、具体的な表現で言うと一人一人に合った道しるべをどう整えるかということだと思うのです。施設があればいい、そういうことではないと思います。生まれて、例えば乳幼児健診で何かの問題点が見つかったと、この子のこういうことがこの子の生きづらさのもとにあると、例えばですよ、というようなことがあって、保育園なり幼稚園なりに入って、加配の先生のお世話になりながらという経験を積んで就学期を迎えると。そこまでの経緯がどういうふうな道しるべとして次につながっていくのかなというところが非常に曖昧なといいますか、きちんとした形で伝承、伝わっていっていないという現実があるように思えます。就学をして、就労の時期を迎えたとき、働く場というのは誰がどうやって支えていくような体制整備ができているかというと、なかなかそれもできていないというのが現状のような思いを持っています。そうした中で、これまでの自立支援協議会の所掌事務としている困難事例、それからネットワークの構築、社会資源の開発、この基本的にやらなければならないとされているものに関しての現状がどうかというようなことを1つ質問したいというふうに思っています。それと、構成員に関してというのが書かれておりますけれども、構成員、どういう人をもって構成するということが要綱に定められております。これでいいのかなと、村長の考えを伺いたいということです。幾つかの構成団体が具体的に表示されています。その他必要に応じてというところで、当事者の親とか医療関係者とかというようになっているのですが、必要に応じてで本当にいいのだろうかと、もともと正規の自立支援協議会の構成員としてそういう人たちも含めるべきではないのかなというふうに思っての質問です。あわせて、任期とかの定めがないのです。それから、団体に対して案内、いついつ開かれますので、参加方よろしくというような形でもって、個人名として構成員名簿がつくられていません。そういうあたりでいいのだろうかと。場合によっては前回出た人でない人が2回目に出ると、現にありました。これはボランティアのグループでしたけれども、1回出て、もう一回出させてくれと言ったら、あなたは1回もう出ているから、ほかの人にしてくださいというような返事があったということも実際にあったりしています。本当にそれで過去のことが十分押さえられて、次のステップに移っていくということが可能なのだろうかという疑問を持っています。それから、運営に関してということがもう一つです。これは、現状と今後のあり方の全体の中であえて分けて言っているのですが、運営に関して定期的に実行されていないと、協議会が開かれていないと。具体的には、直近でいえば今年度は一回も開かれていませんと認識しています。前年度も一回も開かれていません。なぜこういう状態なのかをお聞きしたいと思っています。それから、専門部会を置くことができると、これは国の指針というか、その通知にもそうなっていますし、更別の自立支援協議会の要綱にもなっています。しかし、専門部会というのは置かれていない。なぜでしょうかというあたりで村長のお考えをお答えをいただきたいというふうに思っています。
答弁 村長
遠藤議員さんからの自立支援協議会の現状と今後のあり方についてお答えをいたします。議員のご質問の1番目でありますけれども、自立支援協議会設置要綱第2条に掲げます所轄事項に関しましてのご質問であると思われますが、1の1、直近の5年の困難事例の対応件数については、困難事例として相談された実績がないもので、対応したものはありませんでした。ただ、関係機関からの事例として2件の個別ケースがありまして、それについて議題として検討したことはあります。1の2のネットワーク構築の実績でありますけれども、当初の構成員から、居宅相談施設事業所として包括支援センターや役場の子育て応援課、教育委員会、任意団体を構成員に加え、広がりを持たせてきたところでありますけれども、就労継続支援B型のクローバーの事業所設立の前段階でも事業の説明をいただくなどを行っておりました。社会資源開発の実績については、本村にはなかった就労継続支援事業所の開設の際に建設費の国庫補助の減少分を補填する等の対策を村で実施をしておりまして、建設前に自立支援協議会で事業内容の説明などをしております。2の構成員等ですけれども、南十勝の他町村と比較してもほぼ同じではないかというふうに考えておりますけれども、委員の任期等については定める必要があるのではないかと考えております。構成員の選出団体を定め、その長もしくは代表者を推薦いただくことにより構成員とすることも今後検討していかなくてはならないと考えております。3の運営に関してでありますけれども、現在の要綱では会長は保健福祉課長となっております。委員による互選が適当だろうと考えます。保健福祉課及び役場関係各課も関係機関として事務局を構成するのが妥当であるというふうに考えております。定期的に開催されていないというご指摘であります。毎年定期的に開催しておりましたけれども、平成30年度は、これは言いわけにはならないと思いますけれども、国保関係部門の計画策定等の補助と職員のそれにかかわった業務が多かったということで開催できなかったというふうに聞いております。この辺は、決してこういうことが理由で開催できないということにはならないというふうに思い、大変申しわけなく思っております。本年は、年度末までに開催するように指示をしております。最後の専門部会に関してですけれども、設置要綱第5条に必要に応じて専門部会を設けることができるという規定があります。困難事例の相談等なかったことにより部会の設定は行っておりませんけれども、他の協議会等を見ると部会についても積極的に設定をしておりますので、必要に応じて設定していくことも必要ではないかというふうに考えております。以上、答弁とさせていただきます。
質問 1番 遠藤久雄
専門部会は、私が調べた中では設置している町村とそうでないところがあることは事実です。実は私芽室の社協にいたときに自立支援協議会のメンバーであったのですけれども、専門部会の設置に関しては役場庁舎内で各課、こういう案件に関してはこの課とこの課とこの課、初めに言いましたように一人一人の特性が全く違いますから、それに合わせた課が連合体のような形になって部会を担っていると。そこには役場職員以外のメンバーは入っていませんでした。でも、ほかの町村ではそういう人たちを核にしながら、当事者の親が入ったりとかというふうにして運営しているところも現にあります。ちなみに、発達支援部会といいますか、というものだとか、生活支援部会、就労支援部会、これは初めに言いましたいきいきふれあい計画の中の3つの柱に入っているものなのです。必要に応じて開催するというのは、誰が必要かどうか判断するのですか。協議会がすべきではないですかと思うのです。ですから、協議会の中にいろんな対象者がいても全ての者に対応できるような部会をぜひ私はつくるべきではないかなというふうに考えているのですけれども、まずはそのことに対してどうお考えかお聞かせください。
答弁 村長
遠藤議員さんお話あった所轄事務、構成員、運営、専門部会、これはっきり申しまして私本当にちょっと不十分であると思います。これは速やかに私が指示して、この自立支援協議会が何たるものであるか、どの法律に基づいてこれが設置されているのか。そして、今の運営体制が本当にお恥ずかしい話ですけれども、平成26年から29年までは年1回ないし2回開催しています。ただ、計画の策定年度に計画の策定内容について論議をしている。個別具体的には2件の困難ケースという、これも私承知しておりますけれども、30年、そしてことしこれがないというのはご指摘のとおりです。これはだめです。しっかり自立支援協議会の部分でこれはやらなければいけないのです。そして、なおかつ、この構成部員も本当に、ほかのところと同じというような発言をしましたけれども、これケースに応じて、あるいは役員も含めまして保健福祉課長が会長をするというのは、これはないです。これは、委員の互選です。そして、今社会福祉協議会とかハート事業、あるいは身体障害者福祉更別村分会、手をつなぐ親と子の会、コムニの里さらべつ、包括支援センター、芽吹きの会、子育て応援課、教育委員会になっていますけれども、ここの部分もやっぱりしっかり考えなければだめです。おっしゃるとおりです。だから、できていないことがあるということを私率直に認めますので、その部分はしっかり今後、構成員、運営、部会もそうです。やっぱりきちんとやっているところは、生活支援部会、就労支援部会、発達支援部会あります。そこが横との連携とっています。そこをしないと、本当に町村で課せられた地域に応じた、個別に応じた個別的な支援とか、一般相談活動、計画相談支援、障害児支援相談支援、地域相談支援、児童発達支援、成年後見制度利用支援、基幹相談支援センター、あるいは障害保健福祉圏域ネットワーク、圏域自立協議会の運営、市町村協議会の支援ということもありますよね、自治体としてですよ。そして、ネットワークの形成、地域課題の把握、それの解決に向けて、やはり専門性の高い相談支援とか広域的な支援、これ構築しないと、本当に生まれ育ったところで、障害のあるなしにもかかわりますけれども、それは本当に安心して暮らして、誰もが本当に暮らせる村にしなければいけませんけれども、その部分では私は不十分なご指摘のとおりは率直に認めますし、その部分はしっかり再構築していかなければならないと思いますし、今議員ご指摘があったように、部会についてという話ありましたけれども、私は全体としてこの自立支援協議会の根幹にかかわる部分をしっかり構築し直すということが私としては今回の質問をいただいてできていないというふうに自覚をしましたので、しっかりこれにはご指摘の点、またいろいろ関係機関の方と協議も含めながら抜本的にこの部分についてはしっかりやっていきたいというふうに考えております。以上であります。
質問 1番 遠藤久雄
何か気持ちが伝わったかなと、次の質問しないでもいいのかなというようなふうに正直思うのですが、今のご答弁の中で構成員を見直すべきだというようなお言葉もありました。例えば就労とかというふうなことで考えたときに、そういうジャンルの方も入るべきだというふうに思いますし、特別支援教育を受けている子どもであれば、特別支援の加配の先生として勤務されている方が大半、全部って言っていいのかな、だと思いますけれども、特別支援にかかわっている先生とかというような人たちをぜひ中に入れていただきたい。それから、専門機関です。これ具体的に名前出してしまって構わないと思いますけれども、十勝障がい者総合相談支援センター、ご存じのとおりございますよね、これはかなりいい働きをしているところ、それから十勝障がい者就業・生活支援センター、これ俗にだいちと言っているところですが、だいちはCCRCのオブザーバーとしても貢献していただいておりますけれども、そういう客観的な目から見る専門職の人たちもぜひ入れていただきたいということです。おおむねそういうことなのですが、1つ、これは質問ではないのですけれども、ほとんどの方がご存じだと思いますけれども、日本理化学工業、粉の出ないチョークをつくって、川崎が本社で、北海道にもあるのです。美唄でしたかね。創業が昭和12年、かなり古いといえば古いところですが、ここは特別支援学校を出た卒業生2名を採用したのです、最初。その2名はどういう形で採用されたかというと、特別支援学校の先生がこの子はこういうことができますと、嫌な言い方ですけれども、健常者と同じ能力をこういう点では持っています。ぜひ採用してください。その熱意に社長さんが打たれて採用したと。何年前でしたかね、5、6年前だと思いますけれども、その二人の方は定年を迎えられたのですけれども、定年後、60歳定年の会社なのです。その後一人の方は68歳まで、もう一人の方は65歳まで嘱託職員として勤務をしたと。これは、会社の風土が、やっぱりトップがそういう方だからという影響力が大きいと思うのですけれども、就業時間がわからないと、時計が読めないので、いつまででも仕事していると。もう帰っていいのだよというようなサポートをして、普通に考えたら時計が読めない人が正職員になるということは一般的概念からいったらちょっと考えがたいです。でも、そうしている。正職で採用しているわけですから、いきなり。84名、全職員、そのうち62名の人が知的障害、構成率73.8%です。7割以上が障害者が正職員として働いている。これは、事務方さんではなくて、工場での生産部門で仕事をしているわけですけれども、そういうようなことなどがあります。それをそのまんま更別の中で実現できるかどうかということではなくて、一般企業に向けても自立支援協議会の動きというものを十分に伝える努力と理解を得る努力ということを村としても自立支援協議会としてもやれるようなものにしていかないといけないのではないかなというふうなことを思っておりますので、村長から私の4項目に関して非常に前向きな答弁をいただけましたので、今後きちんとした要綱に沿った運営をしていくように協議会、村ともに同じ方向を見て、いろんな道しるべがつくられていって、きちんとそれが年代年代に準じて生かされていく、そんな実態をつくっていただきたいなというふうに思っています。以上です。ありがとうございます。
答弁 村長
今遠藤議員さんご指摘のとおり、本当に要綱等、先ほど任期の点でもこれ任期定めないとだめですよね。だから、その部分では不備はあると思いますので、ちょうどいい機会ですので、いい機会と言ったら失礼ですけれども、ちょっと遅きになっておりますけれども、今そういう形でどんどん支援とかいろんな形で広がってきていますし、せっかくいろんな部分で村の事業もそういうふうに展開してきているわけですから、この根幹に当たる部分で、特に法的に定められている協議会でもありますから、その部分はしっかりやっていきたいと思います。その部分を精査、そして改善しながら、何よりも更別村に住む障害を持った方が村において自立した生活、日常生活、社会生活を営んで、本当に安心して暮らせる、豊かに暮らせることができるように、質の高い相談支援体制の確立を目指したいというふうに思います。以上であります。