みんなの議会

蘭越町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月12日

らんこし米の生産状況について

2024年3月12日、蘭越町議会の一般質問で、永井浩議員が「らんこし米の生産状況について」質問し、町長 金秀行が答弁しました。

質問者
永井浩 議員
答弁者
町長 金秀行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 永井浩

それではですね、似たような質問になりますが、らんこし米の有機栽培について、質問させていただきます。町政執行方針13ページで、町内で進められている日本酒の醸造所に対しての原材料の供給確保などに努力してまいりますとありますが、先般のテレビ、新聞報道で周知されました醸造所建設で、本町の産業観光の一翼を担う新たな産業として大変嬉しく、大いに期待し、協力を惜しまないと思っております。記者会見では、杜氏様が有機栽培のらんこし米を使い、おいしい発泡日本酒をつくるとおっしゃっておりましたが、現在、蘭越町での有機栽培、らんこし米の生産状況について伺いたく、また、酒蔵に使うための有機栽培らんこし米でだけでなく、今後のらんこし米のブランド力向上のためにも、有機栽培のらんこし米生産が必要不可欠となると考えるが、今後の政策を伺いたい。

答弁 町長 金秀行

永井議員のらんこし米の有機栽培についての御質問にお答えをいたします。先月、発表しました森ノ醸造所建設については、議員がおっしゃるとおり、町内の産業や観光の発展に大きく寄与する期待の施設であると考えております。当日の記者会見においては、代表取締役が、らんこし米ななつぼしを使い、スパークリング日本酒を醸造すると発表しましたが、その栽培は有機によるものと述べられました。有機農業については、有機農業の推進に関する法律において、科学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと、並びに遺伝子組換技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産方法を用いて行われる農業と定義づけられております。JAS法に基づき、登録認証機関が検査し適合した生産が行われていると認証された事業者だけが有機JASマークを使うことができます。さて、議員御質問の、現在、蘭越町での有機栽培らんこし米の生産状況についてですが、町内では農業者で構成するやすらぎと癒しの里42会員が、環境保全型農業直接支払の交付を受けて、環境保全型農業を推進しております。そのメニューの一つとして有機農業の取組が行われております。その中で有機JASの認証を受けた方は1名で、面積はおよそ4.7ヘクタール、今年の1反当たりの収量は4俵前後という状況を伺っております。また、認証を受けるためには2年間の準備期間が必要ですが、取得に向け準備を進めている方や、今年から取組を進める予定の方が3名いると伺っております。醸造所では、来年10月から製造を開始する際、300俵、約18トンのお米が必要で、必ずしも有機JASの認証を受けなくとも有機による栽培であればよいと伺っています。なお、現在、有機栽培に取り組む農業者には売り手を確保している方もおりますことから、醸造所への供給が可能か調査を進めていくとともに、農業委員会にも相談し、協力体制を整え、新たに有機栽培に取り組んでいただく方を募って、必要な原料の確保に向け準備を進める必要があると考えているところでございます。いずれにしても、新たな企業の進出により、本町の産業や雇用など大きな効果が期待されることから、生産者の協力をいただくよう努めてまいりたいと考えております。次に、有機栽培に係る今後の政策についてですが、有機栽培については、世界的な流れであり、引き続き取り組んでいかなければならないと考えおりますが、その一方で、収量減、雑草の繁茂、病害虫の発生など有機農業のリスクが農家経営を圧迫することも懸念をされております。先ほど申し上げたとおり、本町においては、環境保全型農業直接支払交付金を受けて、有機農業の取組が進められております。その一方で、現在、らんこし米は生産者の努力により、安全・安心なブランド米として高い評価を得ており、必ずしも有機栽培への取組み機運は高まっているとは思っておりません。このようなことから、農業者自らが有機農業の取組を希望する方には、有機農業の知識や技術など、国の制度や情報提供に努めてまいりたいと考えております。有機栽培は、環境への配慮に役割を果たしており、今後の推移を見守りながら検討してまいりたいと考えておりますので御理解を願いたいと思います。以上です。

質問 10番 永井浩

もう大変なリスクがあるんですよね。この有機栽培っていうのは。それを全部が全部農業者に押し付けるってのも大変なことで、なかなか進まないっていうのが現状ってのはわかりますが、やはりブランド力のアップってのやっぱり有機、もうこれからは有機でないとだめだろうと、無農薬はちょっと当初、この醸造所の杜氏さんもらんこし米の無農薬でっていう話でした。ちょっと無農薬が無理だと、有機だと、有機でも3年かかりますよっていう話だったんですけど、今、現在、例えば今年手を挙げて、有機に変えますと言ってもですね、2年間の移行期間、3年目でやっとそれが本物の有機かどうかを認定してもらって、やっと実質有機になるという状況だということで、本当にリスクはあるんですけども、やはり機運を高めていかないとならないと思うんですよね。やっぱり、行政がですね、ちょっとリードしてですね、奨励していって有機栽培を広めていくということが大事だと思うんです。例えば、蘭越町で、らんこし米がこれほどブランド力を持った大きな要因っていうのは、大きく分けて二つあったと思うんです。例えば、育苗施設の建設、これでですね、安定的な安全な苗を作って、よりおいしいらんこし米を作りましょうということで建てました。その次、低タンパク米の生産、6.2以下でしたっけね。それぞれですね、大変な猛反対と、行政側もサンドバック状態になったことを、私はまだその頃は議員ではありませんが、よく覚えておりますし、逆に本当にそんなことできるのかという状況でした。しかしながら、この政策が今のらんこし米を育てた、ブランド力に達成してるわけです。そして、生産者の意識改革が行われて、今ではですね、米Ü1グランプリで、開催して、蘭越の米はどうだと胸を張ってですね、堂々と宣言して、そこでチャンピオンを獲れるような、また入賞できるような米に育て上げた。やはり、始めるときはどうしてもですね、いろんなことがあると思いますが、やっぱり勇気を持ってやっていくということが、これはらんこし米だけじゃなくて、例えば新規就農者がトマトから入りますよって言っても、トマトの有機栽培はかなりの商品価値がありますので、やはり安定的な経営に役に立つのではないかと。だから、今、私はね、らんこし米から入りましたけども、らんこし米だけでなく、蘭越町の農業ってのは有機栽培で持ってますよっていうぐらいのことをですね、考えていかなければならないんじゃないかなと。その施策の一つとしてですね、例えば、国の政策で有機の促進のために、オーガニックビレッジ政策というのがあったりして、これは北海道では安平町しかやってないんですけども、宣言すればいいらしいんですよ。それ宣言してどんどんやってますって言って、結果は見せなくてもいいんです。それで何か1,200万ぐらいもらえるらしいんですけども、そういうお金を使いながらですね、それ有機にチャレンジしている人たちに、リスク軽減させていくとか、そういうことも考えればいいんじゃないかなと思いますが、いかがなものでしょうか。

答弁 町長 金秀行

永井議員の御質問にお答えします。まず醸造所に関してはですね、せっかく蘭越で醸造所を造って、そしておいしいらんこし米をさらにお酒もPRしながら進めていきたいということからいくと、やはり私は町を挙げていろんな協力体制をとって、なんとか杜氏が望んでいる、そういう米をですね、関係機関、来年仕込むということですから、今年からそういう協力者を募りながら進めていかなければならない。それには協力、それと有機やるためには減収になりますので、やっぱり単価がいくらぐらいで契約できるかっていうのが非常に大事な部分だと思います。普通の一般的な単価ではできないわけです。ですから、そのへんのところも、きちっと会社のほう、さらには協力してる方々、そういうところも町のほうで聞き取りをしながら、いろんな関係機関使ってなんとかして、やっぱりそういう米を提供できる体制はとっていかなければならないっていうことは、まず強く感じているところです。それと併せて、今の日本の農業っていうのは、有機に確かにシフトをしていることは間違いないです。先ほど言った食料農業農村基本法の部分の中でも、有機を中心としながら、各種いろんな施策をしていくっていうことは、明確に今の中では謳っております。ただ、それをすぐに全部がですね、進めていくっていうのはやっぱりかなりリスクがあると思います。らんこし米っていうのは、今、安心・安全、先ほど議員が言っていただいた育苗施設とか、低タンパク、6.8以下とか、そういう7.3以下とか、そういう部分の中を十分満たして、全国に発信できる、そういうブランド米です。ですから、それはそれで維持しながら、これからの時代ってのはやっぱり有機っていうのは必ず必要になってくると。それで、私のほうとしては、今、担当のほうで検討している蘭越町のブランド確立検討委員会っていうのをですね、各関係機関を集めて、それをまず組織化をする、今年度、是非、今年度とか令和6年度、その組織化に向けてですね、それをきちっと動きをしたいというふうに思ってます。生産者を含めながら、各いろんな関係機関が集まって、そして国の機関とか、道の機関とか、そういう一緒に協力している方々も集まった中で、その蘭越のブランド力をどう向上させていくかということを、これをきちっと話をしてもらう。その中にやはり有機というものは、これはやっぱり入ってくるというふうに思ってます。そういう検討会のいろんな御意見をいただいて、そしてさらには農業委員会、関係機関に、議会もそうですが、今こういうような流れになってて、これから町の施策としては新たなこういうものをとっていきたい、そういうような一つの答申をしていただけるような組織が、今、なんとしても、作り上げてですね、次に向けて進めていけたらというのが、今の私どものお考えでございますので、御理解を願えればというふうに思います。以上です。

質問 10番 永井浩

先般のですね、議員研修のときに後志の振興局長いらしてくれてましたが、その中にも、らんこし米のブランド力、もう一つ何か欲しいですねっていう話をより強いですね、配信力、数量はそれだけでいいんですかとか、全国には足りないんじゃないですかとか、それからもう一つブランド力になる、その力のが一つ欲しいですねって言ってましたので、やはり有機っていうのは一つの武器になるんじゃないかなと思います。これを進めるに当たりましてですね、特栽米のグループで癒しの里、先ほど町長、おっしゃってますが、その方々とですね、合わせてですね、一緒に取り組んでみてはどうかという、特栽米と一緒になって取り組んでいくという方法もあるのではないかと思います。いずれにしろですね、考え方がですね、町長、同じような考え方で進んでくれるということですし、今回、醸造所ができるということで、有機ということで、農業者がかなり前からですね、話し合っておいて、大体、今、取り組みしようかって手を挙げてくる農家が7件ぐらいあるんじゃないかと。1年間に使う米の量が大体10ヘクタール、10町歩ぐらい必要だろうと言われてます。10町をですね、一つの農業体で作ることは絶対無理だと思いますので、何とかそういう仲間たち、有機の仲間たちをですね、増やしていくような政策をお願いしたいなと思います。

答弁 町長 金秀行

永井議員の御質問にお答えします。議員おっしゃってくれた特別栽培米とか、今やってる方々っていうのは、町でいくと約48戸ぐらい。それとイエスクリーン米、それが13戸、そして癒しの里41戸という部分の中でですね、それぞれそうい有機を目指して、低農薬のお米を生産してくれております。そういう方々の協力を得ながらですね、まずは、私は醸造所という、せっかく来てくれる方が、蘭越から新たな、それも食用米で挑戦したいっていう大変ありがたい、本当に大丈夫かという部分もあるんですが、自信を持って、ななつぼしで勝負したいんだっていうことですので、生産者の皆さんの協力を得て、是非とも町民の皆さんが、これできてよかった、飲んでもらってやっぱりおいしい、うちの特産品になるというような部分で側面からいろんな協力をしていきたいというふうに考えております。それと併せて、これからの農業というものは、やっぱり有機というものはやっぱり外されないっていう時代が来ます。そのへんのところを、農業者の皆さんにもいろんな研修会を含めて、そういう情報提供をする場、そういうとこから認識を高めてもらう、そういうことも必要だと思います。これからの蘭越生き残りをかけていくためには、農業を中心としながら、やっぱりブランド米であるらんこし米というものを、さらに全国に知っていただく、そのための施策というものを、関係機関を含めて、町の担当職員共々ですね、全力で取り組んでまいりたいというふうに考えております。御理解を願いたいと思います。

質問 10番 永井浩

らんこし米、ななつぼしやるって言ったときは、なんか今まで酒米でね、蘭越でも山田錦を作って、蘭越で作ったで山田錦でやろうぜって試験栽培もしましたが、ちょっとなんか肩透かしだったんですけど、逆に嬉しいことに、らんこし米がどんどんどんどん食用米でやっていくということで、逆にまた新たな楽しみもできましたし、先般、昨年育てたですね、百万石と山田錦、珍しく絶対ありえない、両方混ぜたですね、日本酒が試験的にこの杜氏さんが作ってくれるということで、商工労働観光課長がですね、担いで持ってってですね、今、いろいろあって4月にできてくるという話を楽しみにしてますが、また新たなですね、それはそれで1年限りの夢ですが、楽しみですが、今後、有機のらんこし米を使ったですね、世界につながるですね、全く世界につながる杜氏さんですので、つながるものがですね、お酒が蘭越から出荷されるっていうことは本当に喜ばしいことですので、協力は惜しまないつもりでいますので、蘭越町のほうも、これから益々のですね、有機栽培の発展をですね、する政策をお願いしたいと思いまして質問を終わります。

答弁 町長 金秀行

永井議員の御質問にお答えします。議員おっしゃっていただいた研修農場のところで、酒米を育てました。ある程度、それできた部分をですね、昨年秋に収穫をして、今、杜氏が来る、今、山梨の会社、七賢というところでお酒を作ってもらってます。それができた、できて、まずは試験というかたちもあって、幽泉閣の部分の中で、町民に向けて販売も少しは考えていきたいなというふうに思ってますし、そういうお酒が、次は食用米でできるんだというような部分も、いろんな部分で試験でやった部分ありますから、町のほうでも、それを買いながら、いろんなところで皆さんで飲んでもらう、そういう機会も、是非設けたいなというふうには思っているところです。いずれにしてもその醸造所の部分と、これからの農業の有機という部分は、大切、大事なことだという部分は認識をしておりますので、生産者の皆さんにもいろんな情報を提供できる、そんなような、担当としても協議しながら進めてまいりたい。そして、らんこし米っていうのが、より一段アップされるような、ブランド米になるよう努力してまいりたいというふうに思っております。御理解を願います。

質問 10番 永井浩

終わります。

出典:蘭越町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月12日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる