大空町議会 平成21年第4回定例会 2009年12月15日
まちづくりの推進について
2009年12月15日、大空町議会の一般質問で、森田暢明議員が「まちづくりの推進について」質問し、町長が答弁しました。
- 質問者
- 森田暢明 議員
- 答弁者
- 町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 森田暢明
平成21年第4回の大空町議会定例会の一般質問をさせていただきたいと思います。私がこれから質問をしようとする項目につきましては、4年に一度しかできない質問なのかなというふうに思ってございます。この質問が一般質問になじむのかどうかということも自問自答しながら通告を出させていただいたわけでありますが、お許しをいただいて、ご質問をさせていただきたいというふうに思ってございます。質問事項につきましては、まちづくりの推進についてということでございます。非常に幅の広い話になってしまうのかなというふうにも思いますけれども、質問の要旨につきましては、大空町長のこの来春で4年の任期を迎えるということでの、町長の考え等についてお聞かせ願えればというふうに思ってございます。1つ目でありますけれども、大空町長1期目の総括についてということでございます。生意気にも町長に対して、総括をというような言い方もちょっと失礼な言葉かなというふうにも思いますが、平成18年3月31日に旧女満別町と旧東藻琴村が合併し、大空町が誕生し、その直後の町長選挙において初代大空町長にご就任なられた。その後、卓越した知性と指導力を発揮して、新たなまちづくりの先頭に立って奮闘してこられたことは多くの住民が認め、さらに期待を込めていると思われるものであります。合併後、町長就任から任期満了にはまだ数カ月残してございますけれども、この間、多様な住民のニーズにこたえて多くの事業を実施もしてまいったと思います。合併した町、初代町長としてすべての住民との触れ合いを通して総括するとすれば、どのようにまとめられておられるのか、お聞かせいただきたいというふうに思います。2つ目には、次期に向けてのその考えについてということでありますが、特にこのことにつきましては、第3回の定例会においても、同僚議員のほうからも1つ目のことも含めてでありますが、ご質問もあったように思ってございます。また、別な角度から、大空町長としての公約として、いわゆるマニフェストなるものの総括をというような評価という言い回しだったかなと思いますが、ご自分での評価についてというようなことのご質問も、同僚議員のほうからあったように思ってございます。それらのことも踏まえての私の質問でございますけれども、このような質問につきましては、私自身が思うには、当然、町長として答弁の中でも言われておりましたけれども、自分が次の時を考える上では、やはり今思われている、また、託されていることをまず一生懸命やってからその評価もしながら、次期のことも考えることであるというふうに答弁もされておりましたので、その考える時期が、今日までいろいろ時間もかけながら、いろいろ事業も進めてこられたのではないかなというふうに思いますが、まさに今の時期に、町長のお考え、それから思いを語っていただくことが最もタイムリーな時期であるのかなというふうに思ってございますので、2つ目の次期に向けてのその考えについても、大空町の初代町長を務められて、そこで樹立もされました総合計画も始まったばかりでありますけれども、次期へなお一層の奮起の声が多く聞かれるところでありますので、ご自身のお考えをお聞かせ願いたいというふうに思います。以上、1回目の質問といたします。
答弁 町長
森田議員の一般質問にお答えをしたいと存じます。9月の第3回定例会の一般質問においてもご同様のお尋ねがございました。新しい町がスタートして4年。私にとって任期の最終年でございます。この4年間、町民の皆様にお約束をさせていただいた事務事業等の執行について、努力をさせていただいております。顧みますと、診療所の建設、特別養護老人ホームの増床の支援、町営住宅の建設、芝桜公園の整備、麦類乾燥調製貯蔵施設の建設支援、公共施設間の光ファイバーの敷設、水道施設の整備、学校コンピューターの更新、さらには、国の経済対策の財源などを活用してある程度社会資本の整備というものを進めることができたように思います。女満別小学校の建設についても、ご理解をいただきスタートをきることができました。一方で、総合計画、財政計画、行政改革の推進計画、そのほか各種計画の策定や行政評価、人事評価制度の仕組みづくりも進めてまいりました。現在、自治基本条例の制定に向けてご議論をいただいておりますし、使用料・手数料の基準の統一というものも、今定例会に提案をさせていただいたところでございます。また、人件費の抑制、事業経費の見直しを進め、借入金残高や債務負担行為の額の縮減も一定程度進めてまいりました。実質公債費比率については、平成20年度決算で23.4%。将来負担比率においては117.3%。ピーク時の平成19年よりも下げた形になってございます。自分自身でずいぶんやれたようにも思います。しかし、これらは町民の皆さんのご支援と議員各位のご指導や、また職員の頑張りがあったからだと思っております。しかしながら、私自身の思いとすれば、コミュニティー醸成のための地域担当者制度や、放課後児童対策、保育年齢の引き下げ、高齢者の見守り事業、移住定住対策、地域間交通の整備、生ごみの分別、グリーン・ツーリズム、地域特産物の多様な売り込みなど、どちらかといいますと新しい仕組みづくりを構築することが、新しい大空町にとって必要なことだと考えております。これらを考えますと、頭出しはできた部分がありますけれども、まだまだ不十分だと思う気持ちが強いのも正直なところでございます。さらに、町民間、特に両地域の間の町民の融合は、事業や制度というよりは、心に起因するものでございます。社会資本の整備や仕組みづくりとは異なり、時間がかかるものと思われます、しかしながら文化事業や各種団体の活動など、交流が深まっていることも事実だと受け止めております。町民皆さんの自主的な活動に助けられておりますことを、この場を借りて感謝を申し上げたいと存じます。東藻琴は分村から60年、女満別は分村から85年の長きにわたって、独自の文化や習慣、生活を築いてまいりました。大空町におけるコミュニティーというものも一瞬でできるものではありません。これからの歴史が築いていくものだと考えております。私たちの日常の一つ一つが新しい町の生活であり、文化や習慣となっていくはずだと、そのように思います。合併という言葉は、縮小するもののようにとらわれがちでありますけれども、新しい形として出発するという意味におきましては、分村するということと同義語だと私は思っております。時代を超えてお互いの地域が分村時代の気概を持ってあがったように、新しいまちづくりに取り組んでいかなくてはならないのだと、そのように感じております。行政といたしましては、町民交流のきっかけをつくったり、町民共有の目標としての町の将来像をしっかりと位置づけていくということが、融合につながっていくものと、そのように考えており、それが大きな課題と言えるのではないかと思ってございます。自分自身で自分自身を見つめるということは大変難しいことであり、十分な総括とは言えませんけれども、そのように考えているところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。次期についての考え方であります。今申し述べましたように、大空町にはまだまだ多くの課題が残されております。また、私の後援会の組織からも意欲を持って課題解決に当たるべしとのご意見もいただいております。議員が言われましたとおり、さきの9月の定例会での一般質問もございました。そしてまた今回も一般質問をいただいたところであります。このことについては、十分前向きに検討させていただいております。はっきりとした発言ということのためには、単に今言いましたような課題だけではなくて、政策的なものもしっかりと申し述べた中でなくては責任のあるお答えにはならないように思っております。それらをまとめて近い時期に町民の皆さんにしっかりとご報告ができるようにしてまいりたいと、そのように考えておりますので、ぜひともご理解を賜りたいと、そのように思います。以上、ご答弁とさせていただきます。
質問 森田暢明
1点だけ質問させていただきたいと思いますが、次期のことにつきましては、しかるべきときにということで、その中身については、何となく皆さんも、町民の方々もご想像がつくようにも思いますし、また町民の前で力強いお言葉を聞けることを期待をしたいというふうに思っております。まず最初にお答えいただきました総括についてでありますが、町長も今言われておりましたように、この大空町は、合併をした町であるというようなことで、ずっとこの歴史が続いてきた町とはまた異質な自治体でもございます。そういう意味からしても、やはり精神的なつながりというか、そういったものを特に多く事業の中に取り入れていっていただきたいなというふうな思いもございます。その辺のことにつきましては、町長も十分承知の上でのことであろうかなというふうに思ってございますので、いろいろな事業を通して、それぞれの一体感であるとか、また、仲間意識であるとか、そういうような事柄を皆がいつも持っていけるようなことをいろいろな事業の中に生かしながらやっていっていただきたいなというふうに思ってございますので、また、新年度にすぐそれが完結するというようなことにはならないと思いますので、毎年それらの思いを込めながら事業の遂行をしていっていただきたいというふうにも思ってございますので、今後のご期待を強くしながら質問にかえさせていただきます。どうもありがとうございました。
答弁 町長
この4年間、いろいろなところで、いろいろな方からいろいろなご意見をいただきました。その中で強く感じておりましたのは、自分自身ではいろいろな先ほど言いましたけれども、公約的なものを並べてまいりましたが、何もできないというのが正直なところだなというふうに感じたわけであります。これは一つには、仕事をする上では、職員に頑張ってもらわなければならない部分がたくさんありますし、また、議員の皆さんや町民の皆さん方にご理解を賜らなければ進まない事柄ばかりであります。そして何より、何か事業をするときに役場が行うということではなくて、町民の皆さんが自らいろいろな行動をとって、興していただかなければ物事が進んでいかないというのが正直なところなのだなと、改めて痛感をしたところでございます。そういったことから考えますと、町民の方々の一丸となったそういう取り組みというものが、まちづくりには改めて必要なのだと感じさせられた期間でございました。また、先ほど言いましたように、ハード的なものの整備でありますとか、ソフトの制度づくりというようなことを手がけてきたわけでありますけれども、行政の担っていく役割の一つには、将来の不安を取り除くということの大切さ、将来、夢や希望が描けるようなそんな地域でなければならないのだという気持ちが、だんだんと心の中からわいてきたのも現実であります。最近、昭和23年の網走新聞というものを拝見させていただくことがございました。戦後間もなくでありますし、東藻琴の地域においては、分村をして間もなくという時代でございます。その紙面からは、未来に対する希望や展望、そして頑張っていこうじゃないかという、その村民の意欲というものが、満遍なくつづられておりました。そういうものをつくっていく、提供していくということが、私どもの役割の一つではないかと感じたところでもございます。両地域がございまして、いろいろな比較論を言われることがございます。いろいろな意味で、公平間は常々言っておりますのは、いつ、どういうところに、どういった手だてが必要なのかということを判断をして、的確に対応するということが公平につながるというふうに思っておりますけれども、それは、受け取られる側の方からすれば、一体どれだけ行政から愛されているかということになるのかなと、そのように思っております。そういった意味では、一人一人、一つの地域一つの地域ということではなくて、やはり大空町というものを見ながら、そこが愛される対象であるということになって、皆さんが感じ取っていただけるような、そんなことを考えていかなければならない。そのためには、町民皆さんが等しく語ることができる共通のまちづくりの目標というものをしっかりと位置づけてそれに取り組んでいくということが、一丸となれる取り組みではないかなと、そのように考えておりますので、そういうことを課題としてとらえて、今後も努力をしてまいりたいと思いますので、今後ともご指導いただきますようによろしくお願い申し上げます。
質問 森田暢明
終わります。