小樽市議会 平成21年第1回定例会 2009年3月4日
(1)北海道新幹線について/(2)歴史を活かしたまちづくりについて/(3)墓地について/(4)教育環境の整備について
2009年3月4日、小樽市議会の一般質問で、佐藤禎洋議員が「北海道新幹線について」「歴史を活かしたまちづくりについて」「墓地について」「教育環境の整備について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤禎洋 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 菊譲
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 佐藤禎洋
平成21年第1回定例会の一般質問に当たり、市長、教育長及び関係理事者にお尋ねいたします。初めに、北海道新幹線について質問します。昨年の12月16日、北海道新幹線の長万部-札幌間の着工が政府・与党会合で決定し、2月20日の新聞に掲載されておりましたけれども、民主党北海道の政策大綱にも明記されております札幌延伸が確定いたしました。北海道新幹線は我が国の高速交通体系の骨格を形成する上で、極めて重要な国家的プロジェクトであり、人と物の流れを飛躍的に拡大することにつながり、魅力と活力に満ちあふれた北海道を築き上げ、21世紀の我が国の発展に大きく貢献していくため、欠かすことのできない社会資本であります。平成17年5月に一部区間となる新青森-新函館間の着工が実現し、平成20年度には函館総合車両基地の用地取得や渡島当別トンネル、新茂辺地トンネルの掘削工事など、着実に整備が進められており、現在、平成27年度末の開業を目指しています。建設方法などさまざまな課題が残るとはいうものの、北海道新幹線にかかわる進ちょく状況と、現在、試算されている新幹線建設による波及効果と開業後の運営による経済波及効果、さらにはそのほかの効果として考えられることをお答えください。一方、本市においても、北海道新幹線(仮称)新小樽駅周辺整備構想は、北海道新幹線の延伸が決まった後に策定される実際の整備計画の素案という位置づけから、これから新幹線を活用したまちづくりについて整備構想にもあるように、新幹線を生かしたまちづくり、土地利用構想及びインフラなどの整備構想について議論を活発化していかなければなりません。既設新幹線駅の参考例として、新小樽駅との共通点が多い広島県の新尾道駅を取り上げた場合、尾道市は人口が約15万人、新幹線駅の立地についても在来線尾道駅から4キロメートルほど離れた山合いにあり、広島県東部の中核市である福山市に隣接しているなど、立地についての類似点も多く、新尾道駅の現在の乗降客数は当初予想を大きく下回って推移してきている実態からも、新尾道駅から学ぶ点は多いと認識しております。また、新小樽駅の位置選定については、平成10年に発表された日本鉄道建設公団の見解によるものですが、市民の方の意見は、「なぜ新幹線は小樽駅に乗り入れられないのか、地上がだめなら地下があるじゃないか、多くの事例を見ても、新しい新幹線駅が市街地と離れたところにあると既存の駅にはよくない」という人もいらっしゃいます。そこで、改めてお聞きしますが、北海道新幹線が小樽駅ではなく、天神地区に新駅を設置して乗り入れることになった経緯についてお伺いします。また、新小樽駅と小樽駅が離れているという状況の中で、今後の本市の計画の進め方をどのように考えているのか、お答えください。次に、歴史を生かしたまちづくりについて質問します。小樽観光都市宣言は、昨年の第3回定例会において全会一致で可決され、見楚谷議長により声高らかに宣言されました。基幹産業の一つになった観光で、小樽市がより質の高い時間消費型観光のまちを目指すためにも、観光資源である歴史的建造物はなくてはならない重要なファクターであります。平成6年に小樽市教育委員会が日本建築学会北海道支部に委託し、「小樽市の歴史的建造物」を発行したことは、当時の私も小樽の歴史的建造物の価値を初めて知り、大変興味深く読んだことを覚えています。近年、まちの歴史を語る歴史的建造物が少しずつ消えていく現状を踏まえ、市内に現存する歴史的建造物をもう一度把握し、歴史的な価値を明らかにした上で、保存、活用策とそれらを生かしたまちづくりのあり方について考え直す必要があります。「小樽市の歴史的建造物」に掲載された建造物は、現在、どのような状態になっているのか、また、今後、追跡調査をする予定があるのか、あわせてお知らせください。昭和60年に公会堂とともに小樽市指定歴史的建造物に定められ、平成5年から一般に公開されている小樽市能舞台は、小樽区会議員、小樽市議会議長を歴任した岡崎謙氏が小樽市入船町の自邸内に建てた能舞台であり、岡崎謙氏没後小樽市に寄贈され、現在地に再建されたものであります。岡崎邸能舞台は江戸時代に定められた能舞台の最高の基準を備えております。江戸幕府大棟りょうの家柄であった平内家の五巻から成る伝書「匠明」の中の「舞台」の記述とも合致点が見いだされ、伝統的な能舞台建築形式に基づくことが確認されております。昭和3年に後の高松宮妃となられた徳川喜久子、同6年に貴族院議長の徳川家達、同9年に宝生流17世宗家宝生重英らの多くの来賓を迎えたほか、昭和24年には幽玄能の世界では不世出の名人と言われた野口兼資もこの舞台で「松風」を舞っております。一度消失してしまうと取り返しがつかない。この能舞台のように、全国的にも歴史的な価値がある建造物は指定管理者による保存は望めないのが現実であり、市民との協働のまちづくりを進めている観光都市小樽としてどのように保全や活用策を進めていくのか、お答えください。また、多くの重要な歴史的建造物の保全や活用については、どのように考えているのかもお答え願います。小樽市に点在する歴史的建造物などの観光施設をどのように線で結び、面に展開していくのか、そのアクセスについては従来検討されている本市の課題の一つであります。運河周辺など観光施設が集積している地域では、それぞれが協力し合いながら課題を克服することもできますが、点在する歴史的建造物など観光施設で問題になるのが、冬期間の除排雪であります。例えば、大型観光バスの通行時に起きる通学児童の安全の確保や地域住民とのトラブルは、歴史的建造物など観光施設がみずから解決するには大変な労力が必要となります。そこで、観光都市小樽として点在するさまざまな施設の除排雪は、特別な配慮がされているのでしょうか。点在するさまざまな施設と協力しながらも除排雪の配慮を検討することはできないでしょうか、御見解をお聞かせください。次に、墓地について質問します昨年、女性の独居老人で歩行時につえを使用している市民の方から、このようなお話をされました。「市役所に墓地の申込みをしたところ、使わせてもらえることになったのだけれども、傾斜が急な場所で大変だ。平らなところを探してもないし、札幌の霊園では小さなお墓をつくれるようだけれども、小樽ではなぜそういうところがないのか」ということでした。本市は高齢化率が30パーセントを超え、独居老人が増加する中で、ノーマライゼーションの観点からも、バリアフリー社会の実現は高齢者や障害者だけではなく、病気やけがをしている人などにとっても、安全で安心して生活していく上で重要な問題であることは皆さん周知の事実です。今後、市や民間で傾斜がなだらかな土地に墓地を設置する予定、若しくは可能性があるのか、また現在の墓地を車いすなどでお参りができるように改修工事をする予定、若しくは可能性があるのか、お知らせください。また、墓地の企画に基準があれば、どのような内容なのかもお知らせください。最後に、教育環境の整備について質問します。昨年10月28日、小樽市PTA連合会の方々と第2回議会報告・意見交換会が開催されました。その中の意見交換会で出され、我が党の平成21年度主要施策要望に盛り込ませていただいた項目も含めて質問させていただきます。欧米では、消火器同様、人の集まるところへの設置が義務づけられているAEDは、突然の心停止時に心臓に電流を流して心臓のふるえを取り除き、生命を守るための有効な装置であり、平成16年7月に一般市民にも使用が許可されたところであります。これによって、企業や官公庁、学校などにおいてもAEDの導入が進み、時間的に間に合わなくてとうとい命が失われたという事故は少なくなるものと認識しております。そのAEDの学校への設置に関しては、中学校へ1台を配置する予定であるとのことですが、プールがある中学校など、本市には14校の中学校がありますが、どこの中学校にどのような基準で設置するのか、また今後の設置見通しは、さらに設置した中学校でのAED講習の受講者対象者と実行回数についてお答えください。平成23年度からの小学校での外国語活動に当たり、来年度から外国語活動の移行が始まることを踏まえ、保護者の皆さんは小学校での外国語活動に不安を抱いています。第1回小学校英語に関する基本調査(教員調査)報告書によると、英語教育を行う上での課題について、学年全体では約4割が指導する教員の英語力、教材の開発や準備のための時間、また3割が指導のためのカリキュラム、英語教育に関する教員研修を上げています。さらに、高学年の年間時数別に見たところ、時数が多い場合には、教材の開発や準備のための時間、ALTなどの外部協力者との打合せの時間、中学校との接続、連携といった英語教育の実施上の課題が多く認識される傾向にあります。反対に、時数が少ない場合には、指導のためのカリキュラム、英語教育に関する教員研修、ALTなどの外部協力者の来校頻度、英語教育の時間数など、そもそも英語教育実施以前の課題が多く認識される傾向にあります。このことからも、ALTに関しては打合せの時間や来校頻度が重要であり、また英語教育改革総合プラン2009では、小学校での外国語活動を導入するための条件整備などで、ALTや地域人材の確保が盛り込まれていることからも、現在のわずか2名の体制では大変厳しいと感じているのは私だけではありません。そこで、ALTの小学校への派遣の実態はどうなっているのか、また地域人材の確保も含めて、今後はどのように考えているのか、お答えください。指導する教員の英語力に関しては、教員研修を含め、どのように考えているのか、さらにはカリキュラムや時間数に関して、また各小学校における指導計画の作成状況や内容などについてお答えください。本市では、子供の心のケアに向けてスクールカウンセラーを配置していますが、いじめや不登校など、中にはうつ、不安障害、ストレスによる心身症によるものが含まれています。このようなケースはカウンセリングで軽くなったり完治したりする可能性があります。そこで、スクールカウンセラーの現在の配置状況と児童、保護者への告知方法についてお知らせください。他市においては、ほかの相談機関のような相談に限定せず、治す役割を果たす学校外の相談員になる方を無償のボランティアで募集しているところもありますが、本市ではどのようになっているのでしょうか。このようなボランティアを検討することはできないでしょうか、お答えください。現在のさまざまな心の問題を抱えている児童がたくさんいる一方で、保護者もさまざまな心の問題を抱えているのも事実です。文部科学省では「子供と親の相談員」の事業も行っていますが、本市では保護者への相談についてはどのように対応しているのか、お答えください。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
佐藤議員の御質問にお答えいたします。初めに、北海道新幹線について何点か御質問がございました。まず、北海道新幹線の進ちょく状況でありますが、事業主体の鉄道・運輸機構によりますと、建設工事の主なものとしてトンネルなどのほかに、知内町の湯の里軌道基地ではレールの溶接が進められ、七飯町の函館総合車両基地では路盤工事が行われております。また、未着工区間の新函館-札幌間では、高度化事業と呼ばれる各種の事前調査事業が進められており、小樽市におきましても、新駅の概略などを検討する駅部調査や朝里トンネルの地質調査などが実施されております。さらに、新幹線車両の高速化に向けた取組としては、JR東日本は平成22年度の新青森開業時には、現在の時速275キロメートルから300キロメートルに、さらに開業2年後には時速320キロメートルでの運行を予定していると聞いております。次に、新幹線の経済波及効果でありますが、北海道経済連合会の試算によりますと、新幹線の建設による道内への経済波及効果は約2兆5,000億円、就業機会の増加による雇用効果が約18万人と言われております。産業別の効果では、建設業が約半数近くを占め、次いで建設関連のサービス業などになっています。また、札幌まで開業した後の経済効果としては、北海道の純増分だけで年間約1,400億円、就業機会の増加による雇用効果が年間約1万2,000人と見込まれており、産業別の効果はサービス業を中心として運輸・通信業、商業など、幅広い業種に及ぶものと聞いております。このほかの効果としては、観光客など交流人口の拡大が年間500万人程度見込まれることから、特に東北地方との交流が活発化するほか、冬期間欠航の多い航空機と比べて、定時運行が保たれることや省エネルギー化などが期待されております。次に、新幹線が天神地区に新駅を設置して乗り入れることになった経過と今後の計画の進め方でありますけれども、まず新幹線駅の位置につきましては、基本的に新幹線の高速走行に対応できるカーブやこう配などの技術面、地形、地質など、自然環境、市街地への影響などを基本要件として、一定のルートが設定され、その上で駅設置による地域への効果などが総合的に検討され、決定されると聞いております。天神地区に駅を設置することとなった経過でありますけれども、小樽市の市街地には歴史的建造物が多数存在し、また起伏に富んだまち並みであることから、その中に新幹線を通すことによって建造物により地域を分断することとなり、さらに市街地へのアクセスを考慮して、朝里地区ではなく最終的に天神地区に決定されたと当時の日本鉄道建設公団から聞いております。次に、今後の具体的な計画の進め方でありますけれども、平成18年に策定しました新小樽(仮称)駅整備構想に基づき、実際の整備計画の策定に向けて、まず庁内に検討会議を設けて計画の素案を作成し、その後、市民の皆さんや関係機関、各界各層の御意見を伺いながら、新幹線の効果を最大限に生かしたまちづくりについて検討してまいりたいと考えております。なお、天神地区に設置される駅につきましては、新幹線という高速交通の新たな玄関口として、市街地や観光地と結ぶために、シャトルバスやタクシーなど、いわゆる2次交通の整備が重要であると考えており、このことについても検討していかなければならないと考えております。次に、歴史を生かしたまちづくりについての御質問でありますけれども、初めに著書「小樽市の歴史的建造物」に掲載された歴史的建造物の状況と追跡調査についてでありますが、この資料には全市域を対象として調査した歴史的建造物508棟について、その建築概要等が記載されております。当時、この調査を経て景観審議会からの答申を受け、保全すべきものとして100棟を景観条例に基づく小樽市歴史的建造物として登録したところであります。現在、解体や焼失などで89棟になっており、これらについては巡回などで状況の把握に努めているところでありますが、それ以外の建造物の追跡調査については今のところ行う予定はありません。次に、能楽堂の保存と活用でありますけれども、能楽堂は本市にとって歴史的にも価値のある貴重な建造物であり、今後とも適切な保全が必要なものと考えております。将来的には建物全体を恒久的に保全するために、大規模な工事が必要と考えておりますが、厳しい財政状況でありますので、工事の実施に当たっては小樽ファンが支えるふるさとまちづくり資金基金に能楽堂の保存についても1項目を加えて、全国から募金をお願いしながら施設整備に努めてまいりたいと考えております。また、能楽堂は平成5年度から一般公開しておりますが、平成19年度からは能や狂言の公演のほか、ライトアップコンサートと名づけて、バイオリン演奏や日本舞踊、語りびわなどの催し物を開催し、活用に努めているところであります。今後とも、能楽堂が多くの市民や観光客に親しまれるよう、指定管理者と相談しながら、多彩な事業を企画してまいりたいと考えております。次に、歴史的建造物の保全、活用についてですが、建物がかなりの年数を経過していることから、所有者の方はその維持補修や活用に大変苦労されていると思っております。市といたしましては、これまでも担当窓口で具体的な補修や活用についての相談を受けたり、登録歴史的建造物等の修復などに係る費用の一部について助成や融資を行うなど支援をしてまいりました。新年度は今年度創設しました小樽ファンが支えるふるさとまちづくり寄附条例のメニューにあります、歴史的建造物の保全事業に寄せられた寄附金を活用させていただいて、引き続き支援してまいりたいと考えております。今後とも厳しい財政状況の中ではありますけれども、市内外の方たちの協力もいただきながら、歴史的建造物の保全、活用に取り組んでまいりたいと考えております。次に、歴史的建造物等観光施設周辺の除排雪でありますけれども、小樽市が行っております除排雪は、全市域における冬期間の市民生活の安全や物流など円滑な交通確保を目的としておりまして、特に観光施設周辺に限った除排雪は行っておりません。また、歴史的建造物等は市内各所に点在しておりまして、その範囲も広範なことから、通常の除排雪は継続してまいりますけれども、特別な作業は困難であると考えております。次に、墓地についての御質問でありますけれども、まず平たんな土地に墓地を設置することについてでありますけれども、市といたしましては、新たに墓地を設置する予定はありませんが、市内14か所にある市営墓地の使用状況などを十分に把握しながら、適正な運営に努めてまいりたいと考えております。また、車いすなどに配慮した改修工事についてでありますが、市営墓地のほとんどが傾斜地に位置しているため、改修を行うとすれば、膨大な費用が見込まれますので、工事は難しいものと考えております。なお、保健所では民間事業者から平たんな土地への墓地設置や車いすなどに配慮した改修工事などの相談や情報は受けておりません。次に、墓地の広さの基準でありますけれども、本市における墓地一区画当たりの面積は、基本は6平方メートルであります。この根拠としましては、北海道の墓地埋葬等に関する法律施行細則に基づき、10ヘクタール以上の大規模な霊園の場合は4平方メートル以上、それ未満の霊園の場合は3平方メートル以上と規定されておりまして、道内では政令指定都市、中核市以外の市町村が墓地の最低区画面積をこの基準に従って墓地経営の許可をしているところであります。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
佐藤議員の御質問にお答えいたします。初めに、中学校のAED設置についてでありますが、昨年12月に1台の寄贈があり、事前調査に基づき設置希望のあった学校の中から長橋中学校を選定したものであります。また、現在、小樽市教育委員会には球技大会などの学校行事の際の貸出し用として、AEDを1台保管しておりますが、有効活用を図るため、希望のあった学校への設置について考えております。AEDの設置に当たっては、その取扱いについて教員研修を進めていくことが必要不可欠であると考えております。今年度は学校安全講習を2回開催し、その中でAEDの取扱いや心肺そ生の内容を取り入れ、研修していますが、この講習以外にも独自の講習会を開催している学校があります。来年度も継続してこの講習会を開催する予定でありますが、たくさんの受講者に取扱いを知ってもらうとともに、AEDの設置が増えていくよう努めてまいりたいと考えております。次に、ALTの派遣の実態と今後の対応についてでありますが、ALTは中学校外国語指導のアシスタントとしての派遣を基本としていますが、要請に応じて小学校へも派遣しております。平成20年度の小学校への実績は、平成21年2月25日現在で、12校の20回となっております。外国語指導の地域人材の活用については、これまで総合的な学習の時間における国際交流において、小樽商科大学の留学生や地域在住の外国人の協力をいただいておりますが、今後、関係団体や地域等に呼びかけ、活用のあり方について2年間の移行期間の中で十分に検討してまいりたいと思います。次に、英語力を高める教員の研修についてでありますが、指導者にはある程度の語学力はありますが、小学校における英語活動は語学にとどまるだけではなく、コミュニケーション能力をはぐくむことを目的としていることから、指導に当たってはその技能も必要になります。市教委では平成15年度から小学校における英語活動の研修会を毎年開催しており、とりわけ本年度は「コミュニケーション能力の素地を培うために」という指導資料を作成し、すべての小学校教員に配布するとともに、冬期休業中には具体的な指導案を基にした演習や英語スキルの指導を内容とする研修会を開催しております。次年度からは、入門編と発展編を開催し、教員の力量に応じた研修会を開催するなど、今後とも指導力の向上に向けた取組を進めてまいります。次に、各小学校における指導計画の作成状況についてでありますが、平成21年度からの2年間は、23年度の全面実施に向けた移行期間でもあり、外国語活動の授業時数と指導内容については、各学校の判断で指導することとなっております。市内のすべての小学校において、円滑な移動を行うため、この4月から年間10時間から15時間程度段階的に取り組んでいく予定であります。また、指導内容は文部科学省が配布する英語ノートの活用を基本としながら、児童の発達段階や興味、関心などを考慮して作成しているところであります。これらの指導計画は3月中に市教委に提出することとなっており、現在、各学校で作成中であります。次に、スクールカウンセラーの配置とその告知方法についてでありますが、本市のスクールカウンセラーは道費職員が5名で1人3校を担当し、すべての中学校と小学校1校に配置しております。また、市費職員が1名おり、市教委に配置して、主に小学校を担当しております。スクールカウンセラーの配置と相談時間などについては、市の広報誌に掲載するとともに、毎年相談窓口を示した啓発チラシを全児童・生徒へ配布しております。各学校においては、相談日を校内に掲示したり、学校だよりに掲載するなどしながら、その周知に努めております。次に、校外における無償のボランティアの相談員についてでありますが、現在、教育委員会としては、ボランティアの相談員の活用は行っておりません。教育委員会が行う相談業務については、ボランティアの活用というよりも、プライバシーの保護や守秘義務などの観点から、現状の相談体制の充実に力を注いでまいりたいと考えております。最後に、本市における保護者からの相談の対応についてでありますが、文部科学省の事業として平成16年度から19年度まで実施してきた子供と親の相談員と活用調査研究事業について、本市においては小学校4校で活用してまいりました。現在、保護者からの相談については、まず学校において対応することを基本としていますが、市教委ではこうしたことのほかに、スクールカウンセラーや教育研究所、指導室などにおいて相談窓口を開設し対応しております。(「議長、13番」と呼ぶ者あり)
質問 13番 佐藤禎洋
今後詳細につきましては、予算特別委員会、各常任委員会でさせていただきます。