置戸町議会 令和7年第6回定例会 2025年12月11日
特に昨年示された課題の中で改善が進んでいるもの、逆に依然として課題として残っているもの、この辺りについて
2025年12月11日、置戸町議会の一般質問で、石村吉博議員が「特に昨年示された課題の中で改善が進んでいるもの、逆に依然として課題として残っているもの、この辺りについて」質問し、教育長 平野が答弁しました。
- 質問者
- 石村吉博 議員
- 答弁者
- 教育長 平野
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 石村吉博
はい、それでは休憩前に引き続き教育長にお伺いしたいと思います。では私からの質問は子どものスポーツ環境を守る広域連携の推進についてということでお伺いしていきたいと思います。教育長にお伺いいたします。子どもたちが好きなスポーツ、続けたいスポーツを中学校でも選べず、田舎にいるだけで夢を諦めなければならないような状況が生まれている、私はこの現状を何とかしても変えたいと思っております。さて、昨年12月の嘉藤議員の一般質問において、教育長は本町の課題として受け皿となる団体や活動場所の確保、移動手段、指導者の謝礼、保護者負担、競技大会運営、生徒の多様なニーズの掌握など多くの課題を整理されました。そこでまず確認したいのは、この1年でそれらの課題に対して本町として具体的などのような進歩があったのかという点です。 特に昨年示された課題の中で改善が進んでいるもの、逆に依然として課題として残っているもの、この辺りについて現段階での整理を具体的にお示しください。お願いします。
答弁 教育長 平野
今、議員の方からスポーツ環境を守る広域連携の推進についてということで質問がありましたが、私は教員でしたので、このことについては多くの課題を感じています。置戸中学校はとっても小さな学校ですけれど、バスケット、バレーが全道に、スキーは全国にという子どもたちの活躍する姿を見て本当に嬉しく思っていますし、地域の方々もその知らせを聞いてすごいねと笑顔にさせてくれる、そんな力を子どもたちは持っているんだなということを実感しているところです。今多くの課題はありますが、一つ一つ課題を解決しながら環境づくりに努めていかなければならないというふうに考えています。最初に町内のスポーツ団体の現状についてお話します。令和7年4月現在において町のスポーツ協会に加盟している団体、野球、バレーボール、柔道、スキー、ゲートボール、パークゴルフの6団体です。また、町スポーツ少年団協議会の加盟団体はバスケットボール、バレーボール、野球、スキー、柔道の5団体で構成されています。39次にその支援、助成についてどうなってるかということですが、町内のスポーツ振興や各団体の活動支援等を行うことを目的に、スポーツ協会及びスポーツ少年団体協議会に対し補助金を交付し、事業運営と活動支援の一助としていただいております。また、中学生に対しては部活動の地域展開の動向を踏まえて少年団の団員として活動する日常の練習や中体連等の大会出場に係る活動支援として令和5年度より町少年団協議会の補助対象経費にユニフォーム等の購入費の一部助成を上乗せし、補助金の交付を行っているところです。このほか予選を勝ち上がり、全道大会等上位大会への出場がかなったチームや個人に対し、大会参加に係る経費の負担軽減を目的として参加奨励金あるいは学校教育振興協議会助成金を交付したり、移動手段の支援としてスクールバスや福祉バスを運行させるなど、本町としても町内のスポーツ活動に対する振興を実施しているところです。次に今後の課題、取り組みについて話をさせていただきます。従来からあるスポーツのほか、最近町内でも人気のあるボッチャやモルックといったニュースポーツあるいは e スポーツなど、スポーツにカテゴライズされるジャンルはとても幅が広くなっております。個々のニーズも多種多様となっている状況にあります。そのため議員がおっしゃるとおり、地方に行けば行くほど活動場所がなかったり、指導者等が整わず、やりたいことのすべてができる環境を提供できない状況にあります。個々のやりたいスポーツを行政指導ですべてを満たすというのには限界があると感じているところです。この状況下で今後ますます重要になるというふうに考えているのは文化、スポーツに限らず、文化面もそうですが、団体やチーム、サークルを組織したり、指導者の確保を行政だけで行うのではなく、同じ活動を志向する仲間が集まって知恵を出し合い、主体的に組織し活動していくことが、これから問われていくのかなというふうに考えているところです。置戸ではギター、ヴァイオリン、ウクレレ等のサークルが新たに活動し始めていますが、その動きが置戸では出てきているという実感をしているところです。次に議員が最も気にされている本町の子どもたちのスポーツ活動の現状についてですが、町内の子どもたちのみならず、置戸で活動したいという子どもを受け入れている少年団体もあれば、逆に町内で活動できる場がありながら、よりレベルの高い環境でその活動をしたいということで町外に出ている生徒もいます。また、単独でチームを編成するのがとても難しい状況になっていて、広域の中学校合同チームで中体連やその他大会などに出場している種目などもあります。ただ、大会運営については種目ごとに参加資格が違っていて、いまだに解決されていない状況がありますが、大会や練習試合におけるスクールバスや福祉バスの利用による移動手段のサポート、上位大会参加における助成金交付あるいは町内スポーツ協会や少年団協議会を通じた活動費助成など、町としてできる限り、可能な限り側面的な支援をしているというふうに考えています。ただ、これでいいというラインはないというふうに思いますので、今後も要望を受け止めながら、少しでもできることがあればということも考えながら継続していきたいというふうに思っています。また、先日スポーツサミットを開催しましたが、そのなかでも現在の中学生における部活動や大会参加等の現状について意見を交換を行うなどしました。これからもスポーツ関係者へ今後を見据えての情報提供も積極的に行っていかなければならないというふうにも考えています。当町に限らず、近隣市町村においても人口減少に伴うスポーツ団体の継続的な活動や環境整備、あ40るいは指導者の確保については共通の課題となっています。ですから近隣市町村、関係機関、団体との共有を重ねながら意見交換等も今後も継続していかなければならないというふうに考えています。なお、部活動の地域展開における課題としてあげていた受け皿、活動場所、指導者、移動手段、保護者負担等について、ようやくスポーツ庁から部活動改革及び地域クラブ活動の推進等に関する総合的ガイドラインが12月に発出される予定となっています。まだその詳細はつかんでいませんが、地域クラブ推進体制の整備に必要な支援について予算を措置されるということですし、保護者の費用負担の目安に関しても示されるということになってますので、その詳細をしっかりと把握して部活動の地域展開に取り組み、子どもたちにとってより良い環境づくりに努めていきたいというふうに考えているところです。
質問 4番 石村吉博
はい、国の補助や助成なども今出てきたという話もあったので、積極的に利活用しながら進めていっていただきたいと思っております。子どもたちが希望するスポーツを続けられるようにするためには、人口規模が小さく、単独でチームを組めない競技が出てくる本町のような地域では広域連携が不可欠だと思っております。ちょうどこの一般質問を考えていたタイミングで、先月の11月26日に訓子府町で開催された訓子府町部活動のあり方プロジェクト委員会というものがありまして、私の息子が訓子府で陸上させていただいているご縁もあって、ちょっと声をかけていただいて参加させていただきました。このような資料をいただきましてお話を伺ってきました。このなかでは教員、保護者、各団体が集まり、小中学生のアンケートの結果からどんな競技にどの程度のニーズがあるのか。また、どの保護者が何の競技の指導体制が可能なのか。そして令和9年度までの明確な地域移行スケジュールまで共有されていました。さらに来年度には中学野球のクラブ化も進め、私が伺ったところ置戸町との地域連携も視野に入れていると、考えていると言っていただきました。このように隣町ではすでに動き出しております。一方、本町は昨年の段階で生徒数減少により、学校単独でのチーム編成が難しい種目もあり、近隣市町村との連携を強化する必要があると教育長自身がおっしゃっておりました。そこで伺います。本町として訓子府町との広域連携のお話を具体的にどこまで検討しており、いつ頃までに方向性を示す考えなのか。また、国が進める地域クラブ化の補助制度を活用した体制作りについて本町はどのように位置づけ、どのような段階にあるのか改めてお伺いしたいと思います。
答弁 教育長 平野
今、訓子府との話が出ましたが、訓子府については広域連携について話し合いを進めているところです。課題を共有して、団体種目についてはできれば一番近い訓子府と連携するのが一番いいかなと思っているところです。子どもたちが好きなスポーツ、続けたいスポーツを中学校で選べないというふうに危惧されていますが、それは置戸に限らず北見市内の大きな学校でも同様の状況になってます。生徒数の減少ということもありますが、部活に加入する生徒数の割合が激減しています。スポーツ部で見ると2021年までは70%台をキープしてましたが、23年には50%を切るという、そういう状況になって減少傾向が続いています。ですので、特に団体種目については各学校ともその成立が難しくなっているという状況になってます。その状況を受けて子どもたちが好きなスポーツに取り組むことができる、そんなことも狙いにして41部活の地域展開は開催される一つの大きな要因となっています。活動場所への移動をどうするか、活動費の負担等課題はありますが、今後さらに他市町村の子どもでも受け入れられる体制が整っていくというふうにも感じてます。その情報を取るのが一番重要かなというふうに思っているところです。勝利を目指すか、あるいは楽しむかの目的でも応じた、そんな選択も可能になっていくと思います。今までは置戸中学校で限られた狭い選択でしたが、子どもの選択肢という観点で言えば広がるというふうに考えてますので、ちょっと親の負担は増えるというふうに思いますが、そんな状況になっていくと判断してますし、そのことを考えれば、ますます訓子府、置戸で言えば、それから北見市ですね、北見市、それから網走にも行ってる子がいるので、そんな連携をこうしっかりと情報交換しながら進めていくということが一番の重要課題だなというふうに認識して環境づくりを進めたいというふうに考えているところです。
質問 4番 石村吉博
ありがとうございます。隣町の訓子府町さんは本当に置戸町といつでも組む準備はできてるような話もいただいてますので、早急にお話を伺っていただきたいと思っております。改めて強く申し上げたいのは、子どもがやりたいスポーツを続けられないことは競技の問題ではなく、夢の機会が奪われるという非常に大きな問題だということです。小学生の頃から打ち込んできた競技が中学校に進むと続けられない。その悔しさや諦めがこの町で現実に起きています。人口減少が進む地域であればなおさら広域連携をどれだけ早く進めるかが子どもたちの人生を左右します。先ほどからもおっしゃってます、訓子府町ではすでに明確なスケジュールを持って動き出しています。本町としても昨年の答弁から1年経った今、待ったなしの状態にあると思っております。そこで最後にお伺いいたします。置戸町として子どもたちが夢をあきらめなくてもいい環境を作るために広域連携を含む具体的な施策を来年度早期にでも明確な形で示す意思はありますでしょうか。ご所見をお伺いいたします。
答弁 教育長 平野
今、夢を叶えるという観点でのお話をされましたが、夢を叶えるという一番重要なのは子どもがもうその夢を叶えるという強い意志と努力だというふうに思います。夢を叶えるための道を子ども自身が探りながら、そしてこの場所で活動して、そして夢を叶えるんだという、世界に目を向けて飛び出していくことも必要なんじゃないかなというふうに思います。必要の環境、そして先生を見つけて自分の力で切り開いていく。そして親はその子どもの夢を叶えるための情報提供をして、そしてしっかりと子どもの道を支えてあげるということが一番大事なことかなというふうに思っています。数年後にはおそらく中学校から部活動は消えるということを考えれば、全国に目を向けた時に例えばサッカーでプロに、テニスでプロに、またスポーツ面だけではなくてバレリーナに、あるいはピアニストにということで、東京にあるいは時には世界に出て、そして夢を叶えようとする子どもたち、そして保護者は少なくないというふうに思っています。その役割が、大人の役割がさらに問われていくんだろうなというふうに思っています。教育委員会としては置戸町は少ない生徒数ですので、個人対応が基本になるというふうに思ってい42ます。子どもの夢を叶える、そんな活動場所、そんな情報収集に力を入れて、この情報があるよ、こんな活動場所があるよと、こんな先生がいるよということを、町内、町外を問わず情報提供して、子どもたちの夢をかなえるべく橋渡しをしていくことがこれからとっても重要だなというふうに感じてますので、そのことも押さえながら環境づくりに努めていきたいというふうに考えているところです。よろしくお願いいたします。
質問 4番 石村吉博
はい、子どもたちの夢を叶えるための指針をぜひ町として示していただきたいと思っております。ぜひすぐにでもですね、まずは各スポーツ団体や保護者の皆さんに説明する機会を設けていただきたいです。置戸町はほかの町と比べていろいろ行動が遅いという親御さんもいらっしゃいます。皆さん町から何もアナウンスがないのでやきもきした状態にあります。そして改めて申し上げます。今置戸町の子どもたちはやりたいスポーツが続けられないという極めて深刻な現実に直面しています。これは部活動のあり方という制度論だけの問題ではありません。地方に生まれたというだけの理由で子どもたちが夢をあきらめなければならない、私はそんな町にしてはならないと強く思っております。昨年教育長は受け皿の不足、移動手段の課題、指導者、保護者負担など課題を幅広く示されました。まさにそのとおりであり、今必要なのは課題の整理ではなく、実際に一つ一つ早急に解決へ踏み出すことだと思います。何度も言いますが、隣町、訓子府町ではすでに小中学生、保護者、指導者への詳細なアンケート、クラブ化のスケジュールの明示、そして来年令和9年度までのロードマップが示され、来年度4月には中学野球部のクラブ化を進めるところにまで来ています。まさに走り出している状況となっております。置戸町も同じ規模の自治体として、子どもたちの夢を守るという視点でどれだけ真剣に、どれだけ早く動けるかが問われているのではないでしょうか。教育長はこれまで多くの子どもたちを見てこられた現場経験をお持ちです。また、そちらで聞いていらっしゃる町長も若かりし頃スポーツに打ち込み、指導の経験も積まれてこられたと承知しております。また、町長が掲げるまちづくりは人づくり、誰も不幸にしないまちづくりという言葉は子どもたちの健やかな成長を支えることと直結していると私は考えております。だからこそ私はお願いしたいです。どうか子どもたちのやりたいを守る立場から置戸町が遅れを取ることなく、訓子府町との広域連携も含め、スピード感を持って前に進めていただきたいと思っております。そして未来を担う子どもたちに置戸町でなら夢を追い続けられる。そう胸を張って言える環境づくりをどうか指導していただきたい。よろしくお願いいたします。以上で私の質問を締めさせていただきます。ありがとうございました。