置戸町議会 令和5年第5回定例会 2023年6月13日
考えるまちづくりについて
2023年6月13日、置戸町議会の一般質問で、石村吉博議員が「考えるまちづくりについて」質問し、町長 深川が答弁しました。
- 質問者
- 石村吉博 議員
- 答弁者
- 町長 深川
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 石村吉博
それでは私から通告に従いまして深川町長に質問させていただきます。よろしくお願いいたします。私からは子どもたちが参画し、ともに考えるまちづくりについて質問させていただきます。置戸町の将来を担う子どもたちと行政との関わりについては、今町長自らがくるみの会や各学校の訪問などで子どもたちと触れ合いながら意見交換をし、それにより子どもたちもさまざまな意見を直接町長に伝えることで、町の将来に向けた共通の目標や価値観を築くとともに、ふるさと教育ということに関しても良い学びの機会になると思います。また、町長は令和5年3月定例会や先日行われました報告会などでも、児童館の基本構想案策定について現場や子どもたちの意見もたくさん聞きながら進めていきたいと発言されておりました。町長は就任以来現在に至るまで新型コロナウイルスの蔓延によりなかなか思うように身動きも取れず大変な町政だったかとは思いますが、こども基本法が4月から施行され、コロナも5類に下げられた現在、子ども版のまちづくり町長室や子ども議会、子どもワークショップなどを今一度検討してみてはいかがかと私は思いますが、そのあたりを町長にお伺いいたします。
答弁 町長 深川
ただいま石村議員から子どもが参画し、ともに考えるまちづくりについてご質問37をいただきました。本年4月にこども家庭庁が発足し、併せてこども基本法も施行されております。この法律はすべての子どもが幸せな生活を送ることができる社会を目指して、社会全体で子どもに関する取り組み、こども施策を進めるために作られた法律でございます。この法律でいうこども施策の基本理念では、すべての子どもが年齢や成長の程度に合わせて自分に直接関係することに意見を言えたり、さまざまな活動に参加できること、さらにすべての子どもの意見が年齢や成長の程度に合わせて大事にされ、子どもの今とこれからにとって最も良いことが優先して考えられることなどが盛り込まれた家庭や子どもに夢を持ち、喜びを感じられる社会環境を整備することを大きな目標とされております。議員からもお話がありましたが、本町の第4次総合計画を策定する際、わんぱくサミット模擬議会を平成11年に開催し、各小中学校から推薦された15名が議員となり、学校や議会の全面的な協力をいただき開催したことがございます。そのなかでは子どもならではの意見を多数いただき、その後の町政の執行に、施策に盛り込まれた部分も少なからずあります。例えば電気自動車導入、小学校の改築など、その後実現したものもあります。また、開町100周年記念事業では、子ども実行委員会で検討し、熱気球体験から今では小学生の女満別空港から飛行機でふるさとを見るふるさと教育チャーター事業への実施につながっているところでもあります。まさに現在のこども家庭庁の基本理念を先取りした取り組みであったというふうに思っております。さて、議員からも児童館に向け、児童館建設検討委員会で意見交換を行い、計画策定を進めていただいておりますが、その際大人の意見だけではなくて、利用する子どもたちの声も聞き入れながら基本構想の策定を進めてほしいと私も願っておりました。子どもたちにとって自分たちの意見が全部でなくても、少しでも取り入れられたものであれば、整備後利用する児童館に対する思いも強くなると思います。検討委員会では放課後児童クラブの利用者からの聞き取りを実施していますが、今後報告書を取りまとめるにあたり、より多くの子どもたちの意見を参考に、子どもたちが楽しく利用できる施設の整備に向け進めていきたいと考えております。このような体験が大人になって積極的に意見を述べる人、社会への参画意欲、政治への関心が育まれる効果も期待できます。また、次の世代の子どもたちに対する世の中の考え方が少しずつ変わっていくことも期待できると思います。本町では町の未来を担う子どもたちや、その家庭が住みやすいまちづくりを目指し、子育て環境の充実や移住、定住対策に取り組んできたところでもあります。近年では認定こども園の拡充や保育料の全面無償化、児童遊園地の整備、そして今予定して計画を進めています児童館等の整備につきましても、老朽化したくるみの会児童センターの子どもたちの安全が保たれますよう、そして子どもの健全育成につながるよう、子どもや保護者の意見を反映して政策決定をなされてきております。これからも子育て中の皆さんや、これから子育てが始まる皆さんに選ばれる町となるよう、いろいろな場面で手法をこらし、子どもたちはじめ、たくさんの意見をいただきながらまちづくりを進めていきたいと考えておりますのでご理解いただきたいと思います。議員のご指摘のように児童館建設にこだわらず、子どもたちと私含めた大人の意見交換の場の設置や子ども版の移動町長室、ワークショップなど開催も検討してまいりたいと思います。未来の政治家や社会参画が積極的になるような大人を作っていくためにも、議員の皆さんにもご協力いただきながら、子38ども議会になるかどうかは分かりませんが、子どもの参画を進めていきたいと思いますので、どうぞご理解いただきたいと思います。
質問 4番 石村吉博
ありがとうございます。私もまだまだこども基本法については勉強中なのですべてのことはわかりませんが、一度理念などを読ませていただきました。そのなかにすべての子どもには意見の尊重、自己に関わることへの意見を表明し、参画する機会が確保される等の条文もありました。置戸町には子どもたちが行政に参画する仕組みや声を反映させる仕組みなども現在のところ不十分だと私は思います。また、置戸町には子どもたちが直接悩みなどを相談できるような、権利を守るような窓口も今のところないのではないかと私は思います。調べてる間に置戸町をあの北海道のホームページなどで調べたんですけども、ほかの市町村は問い合わせ先とかが載ってるんですが、置戸町に関しては抜けていて、ダイヤルとかもなく、いじめや差別などの報告や相談できる窓口が直接置戸にはないというところが現状だと思います。こども基本法をもとに、これから地方自治体ごとに条例を定めていくことは努力義務となりますが、置戸町としてはこれからどのように取り組んで行くおつもりでしょうか、質問いたします。
答弁 町長 深川
先ほどあの嘉藤議員からの障がい者に対する質問同様、児童虐待や子どもの貧困、ヤングケアラーなど、今さまざまな問題が顕著となってきております。国連が定めた子どもの権利条約に遅れること5年、日本は1994年批准しております。このなかでは端的に言えば、子どもは大人の所有物ではありません。大人と同じように1人の人間として持つさまざまな権利を認めるとともに、成長過程にあっては保護や配慮が必要な権利、差別の禁止、最善の利益の享受、生命、生存、発達の権利、そして子どもの意見尊重が子どもの基本法の行使となっております。先進国と言われている日本、先ほど申し上げましたさまざまな社会事件が顕著となっています。そして少子化が進んでいる日本でも痛ましい事故、事件が絶えません。本町においてもそれは無縁ではないというふうに思っておりますし、相談体制の整備、そして明確化は今後必要だというふうに認識いたしました。せめてこのコミュニティが一定程度ほかの町よりも私は進んでると思いますが、この置戸でこんな痛ましい事件が発生しないよう、未然に防いでいかなければならないと私は切に願うものであります。福祉機関、教育機関を問わず、子どもは先ほど申し上げましたが、両親の所有ではありません。子どもたちの幸福のために地域が一体となって、もちろん行政もでございます。大人各人が勇気を持って行動することが大事であると思います。児童館建設はこの町民の思いの一つであると考えておりますので、先ほどの相談体制の整備と合わせ、この児童館建設は私は最優先で考えていきたいと思っておりますし、その際には子どもたちの意見が反映されるよう配慮してまいりたいと思っております。
質問 4番 石村吉博
ありがとうございます。子どもたちの意見を反映して、児童館に関しましてももっともっといろんな観点から検討していただきたいとは思いますが、先日発行されました6月のおけと広報に児童館に関しまして新築するとありました。また、建設場所については小学校周辺39を候補地とするという記載がありました。私も周りの人とかに聞かれましてですね、小学校の周辺に建築すると決まったんですかと言われたんですが、現段階ではそのようなことに決まったのでしょうか。検討委員会の中間報告なども読みましたが、直接そのような記載は今のところなく、3月の議会でも建設ありきではないとの話だったと思うのですが、町民の方々のなかには新築で建設すると思っている方々も現在のところ多数いらっしゃると思いますが、その辺いかがでしょうか、お願いします。
答弁 町長 深川
6月の広報の1面にはこの子ども児童館の建設についての今までの経過ということで掲載をさせていただいております。これは検討委員会で今検討してきたなかでは新築がふさわしいだろうということと、建設場所については小学校付近が良いのではないかということで議論がなされてきた経過についての説明でございまして、決定したわけではありません。今、基本構想を業者とも委託契約を結びながら、検討委員とも協議をしながらどうするべきか検討、まぁ既存の施設の改築も検討しながら、そしてもしも新築するんであれば複数の候補地を選定しながら議論を進めているところでありますので、まぁ決定ということではないということをご認識いただきたいと思います。
質問 4番 石村吉博
ありがとうございます。置戸町のホームページなどにも中間報告書のダイジェスト版の記載もありますが、ご覧になれない方もいらっしゃると思いますので、その辺を含めて、改めて広報で皆さんにお知らせした方が私はいいかと思いますので、そちらも含めてご検討をよろしくお願いいたします。また、児童館の検討委員会や審議会等もございますが、現在のところ町長個人といたしましては、どのようなお考えなのでしょうか。先日の議会と、また勉強会の予算案などで私たちも説明を受けましたが、建設設計委託料として500万円の予算も組まれており、建設に向けて前進しているように思えるのですが、現在のところ建設の見込みでは大まかにどれくらいの予算が、費用がかかるのでしょうか。また、その財源やスケジュールなども大まかには決まっておりますでしょうか。そのあたりもよろしくお願いします。
答弁 町長 深川
先ほどと重複する部分もありますが、建設新築を決めたわけではございません。もちろん議会とも十分なコンセンサスを取りながら、この議論を実現に向けては進めていかなければならないと考えておりますし、先ほど言いましたように、検討するにも専門的な、例えば概算建てるのであればいくらかかる、改修するのではいくらかかる、こんなことも含めてですね、今基本構想のなかで進めているところでございまして、それには専門家の業者が入っていろいろな各地の状況、そして補助金等も担当課の方ではこれから探して、どのような建設コストになるかも含めて議論をする題材としていきたいというふうに思っておりますが、私個人の意見ということで、まぁ質問されましたので言いますが、先ほどの前議員の質問でもありましたが、今のくるみの会の児童館は老朽化しているのは間違いありません。これについてはいずれ直さなければならない、もしくは大規模改修か建て直すか、どちらかはちょっとまだあの当時も決めかねていましたが、これについては費用も含めて、まぁかけていかなければならないという現状のなかで、それであればこれから児童減少が見込まれるなかでは、くるみの会だけの機能を持たせた建物では十分な効用を発揮できないんではないだろうかということで、私は児40童館ということを選挙公約で述べさせていただいたところであります。私はそんなことを考えますと、今検討委員会でどんなまとめ方になるか分かりませんが、それをもちろん尊重しながら整備を進めていく方向で私は考えているところでありますし、議会にもその理解を深めていただくよう、今後常任委員会でも協議をさせていただきたいというふうに思っていますし、議員協議会も開催していきたいというふうに考えております。いずれにいたしても、検討する題材として一定の叩き台が必要だというふうに思っておりますので、まぁ今事業費だとか、財源の問題だとか、これお示しするまで至っていないところというところが正直なところでございます。
質問 4番 石村吉博
ありがとうございます。私たち議員も含めて皆さんとよく考えて、この問題について取り組んでいきたいと思っております。建設するとすればですね、莫大な予算がかかることは目に見えていますし、先日の置戸タイムスにも記載がありましたとおり、2022年に生まれた子どももついに9名と1桁になってしまっているのが今の町の現状であります。そのなかで建築を進めるのはなかなか町民の理解も得られないのではないかと私は思います。しかしながら、私個人としては児童館の建設に2歳と7歳の子どもがいる親としては決して反対ではありません。むしろ建築してほしいということには思いますが、議員という立場に現在なり、町全体の未来を見据え、現実的に考えると、老人ホームや役場庁舎の老朽化、また先ほど伴いまして児童館の建設などにかかる費用、大きな問題がいくつもあるのが今の置戸の問題だと思います。そのなかで町長はもう一度優先順位を改めてもらって、あらゆるリスクを考えてもらって、置戸町の将来のために子どもから諸先輩方、皆様の意見をもっと聞いてもらって、町民老若男女、皆さん一丸となれるようにいろいろな可能性を考えて慎重に取り組んでいただき、これからのリーダーシップを図っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。私の質問は以上です。ありがとうございました。
答弁 町長 深川
議員のご心配のように、個人的には賛同だが、町民の多くになかなか浸透してはいないんではないだろうかというお話だったと思います。もちろん議会含めて町民の皆様にも周知を図りながら、これに対する理解を私も深めていく努力をしていきたいと思います。私は先ほども申し上げましたが、公約で建設をうたった以上、それは最優先課題として取り組みたいというふうに私は考えておりますが、ほかにも大きな課題はたくさんあるのも承知しております。もちろん財源の問題、そしてランニングコストの問題、将来の人口の問題、さまざまな観点から皆さんが納得できるような方向での整備を進めていきたいというふうに考えております。
質問 4番 石村吉博
ありがとうございます。これで終わります。