置戸町議会 平成28年第9回定例会 2016年12月15日
東京都江東区との連携について
2016年12月15日、置戸町議会の一般質問で、岩藤孝一議員が「東京都江東区との連携について」質問し、町長 井上が答弁しました。
- 質問者
- 岩藤孝一 議員
- 答弁者
- 町長 井上
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 岩藤孝一
29年度の早いうちにということですので、大いに期待して2つ目の質問に移りたいと思います。2つ目の質問、東京都江東区との連携についてということでお伺いいたします。11月の住民懇談会あるいは各種いろいろな会合等で町長のご挨拶の中に、東京都江東区との連携を今後進めていきたいと。北海道と東京都23区との連携の中でのオホーツク管内と江東区との連携、そういったものだというふうに聞いておりますけれども、いろいろ町長の方からこの話聞いた時には、こんなこともできるかなとか、こんなこともあるかなとか、いろんな夢を描くことができる面白い取り組みなのかなというふうに聞いておりました。そこで、ある会合の中では、平成29年度から具体的な事業を進めていくので、ここに参加の皆さんにもぜひ協力願いたいというような、そんなご挨拶もありましたけれども、その29年度から始まると言いますか、今後想定されている具体的な事業内容、または、そういったものにかかる予算、どういうところまで計画されているのか、または、想定されているのか、お伺いしたいと思います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
江東区は、皆さんもご承知のように、東京オリンピックで確か9種目ぐらい江東区の中で開催される種目があると思います。そのうち、3つの種目についていろいろと話題になっております。バレーボール一つ取りますと、バレーボールなんかは横浜アリーナの方で開催、そちらの方で開催したらいいんじゃないかというようなお話が出ておりました。最終的には、有明アリーナを新しくして、そちらの方で落ち着きそうですけども、今話題になっている、東京オリンピックで話題になっている部分が、その江東区での3種目であります。併せて豊洲の市場も江東区であります。従いまして、東京の特別23区、特別区としての23区について今非常に話題になっているのが江東区でもあります。それから、置戸的に言いますと、人間ばん馬の東京大会、これが平成元年に開催されたと思います。4年間ほど置戸の人間ばん馬大会に東京の代表という形で来ていたと思います。4年ほど続いたのですが、その後、いろんな事情があって止めたという経緯もありますけれども、直接的に置戸とはそういう関係があったということであります。それとは直接的には関係ないんでありますが、ご承知のように、北海道は全国平均を上回るペースで人口減少が続いている状況を何とか打破したいというようなことが北海道としての思いでありました。そこで、基幹産業である農業や水産業、林業ももちろんそうでありますけれども、そうした基幹産業と言われる部分あるいは観光の振興、さらには移住定住の促進による交流人口の拡大を目指したいというのが北海道としての思いでありました。それは同時に、道内の市町村も同じような考えがありまして、何とか道外の都市と連携事業を進めて、それを総合戦略の重要な施策の一つにしたいというのが北海道としてもありました。そんなことを受けまして、43北海道町村会では、昨年の6月に東京都の特別区長会というのがあるんですが、この区長会の人たちと意見交換を行いまして、本年の3月に東京23区と北海道町村会との連携事業を行うということで合意をいたしました。その連携事業の実施にあたって、それぞれの地域の特性あるいはこれまでの各町村が個別に進めてきた交流の実績と言いましょうか、そうしたことを踏まえながら振興局単位で、この特定の区と連携事業を進めていこうということにいたしました。ちょっと長くなって申し訳ないのですが、そこでオホーツク町村会としては、江東区と連携事業を進めるということにしたわけでありますが、その江東区を相手に連携事業を進めるという経緯について若干申し上げたいと思います。オホーツク圏域は、ご承知のように、多くの自然景観に恵まれておりまして、それは全道に誇れるものでありますし、同時に農林水産業の主要な生産地帯でありますし、また、同時に豊かな自然環境というものを踏まえて、安全安心な農林水産物の生産あるいは森林認証制度等の自然環境資源サイクル、これを守り、そして育てることへの責任と言いましょうか、それと誇りというものを持って先進的な取り組みを進めているわけであります。一方、江東区の方も川を中心に発展してきた地域でありまして、江戸時代には河川あるいは掘割に木場や倉庫、また米や油問屋等が立ち並んでおりまして、生活物資の集積地として栄えてきたところであります。また、昭和30年代からは、工場の跡地というのを利用して、多くの集合住宅が建設されて、都心に近い住工、混在の町として発展もしてきたようであります。現在は、輸送路の役目というものを終えた、運河、これも親水公園として生まれ変わっておりますし、これまで蓄積してきた歴史的な資源というものを、あるいは伝統文化というものを重んじてきた街並み、水彩都市江東と言っているんですけども、水に彩るという字です。この水彩都市江東と呼ばれるまちづくりを進めているというわけであります。その他に、歴史ももちろんいろいろあるわけでありますが、共通項として、このオホーツク管内の豊かな森林あるいは田園地帯と言いましょうか、そういうまた豊かな海を守っていくという共通項もいろいろありますので、オホーツク管内としては連携事業を進めるにあたって、東京23区の中では一番良い相手と言いましょうか、区であろうということで、この江東区を選んだわけであります。それで、今年でありますけれども、6月に開催されました江東区環境フェア、それからそれに併せてと言いましょうか、こちらのオホーツク管内の15の町村の職員が、この環境フェアに併せて江東区の方に行きました。その際、環境フェアももちろんでありますけれども、このオホーツクとしての環境問題について、或いは、環境を進めている事業についてお披露目をしたというようなこともあって、来年はそれをより具体的な形で江東区とオホーツク管内とやっていこうじゃないかというようなことを決めたわけであります。決めたのは、先月の11月に、私ども、全国町村長大会があったんですが、その時期に合わせて江東区を訪問いたしまして、江東区の区長と私共管内の町村長と今後の連携事業について意見交換をして、29年度から具体的に事業を進めていこうじゃないかというような合意をしてきたところであります。今まだ具体的にというのは、これからということになりますけれども、いずれにしてもお互いの情報を交換しながら、息の長い付き合いをしましょうと。それにはベースになるのは人的な交流であろうというふうに双方で認識しておりますので、いろんなイベントと併せて人の交流を中心に進めていくということになるだろうと、このように思っております。本年度は、北海道の方から100万円、北海道町村会から150万円、合わせて250万円の支援を受けて、先程も申し上げましたけれども、環境フェア等を含めてこの予算を使ってきたところであ44ります。来年についても、基本的には同じぐらいな事業規模を考えているわけでありますが、北海道の方からは、100万円ぐらいは予定できると思います。ただ、北海道町村会の方は50万円ということになりますので、残りの100万円については、管内の15町村で負担すると。新年度でそういうような予算も計上されてくるであろうというふうに思いますのでご理解をいただきたいと、こういうふうに思います。いずれにいたしましても、江東区との交流連携事業は、地方創生のある意味お互いにとって目的がある種はっきりしておりますので、その取り組みというものを大事にしながら、都市と地方の関係について新たな視点で進めて、そして私どものまち、オホーツクがより活性化できるような息の長い付き合いができるような、そういうようなものにしていきたいというふうに思っているところであります。具体的にどういうことでお互い出入りするのかということについては、新年度の中で明らかにしてきたいと、こういうふうに思います。
質問 6番 岩藤孝一
初めて詳しくと言いますか、詳細と言いますか、そういうところを説明いただいたので、少しばかり整理できていないんですけれども、人との交流、人的交流を中心に進めていくというのは、もちろんと言いますか、それが基本になっていくんだろうなというふうに思います。地方創生という、そういった絡みからの北海道との東京都の連携だということも理解したつもりでおります。ちょうど今日の道新ですが、出ておりました。大都市圏に住む中高年齢者の地方移住を促す取り組みというようなことで、日本版CCRCという、そういう呼び方をしているんだそうですが、都市圏にいる元気な高齢者ですね、そういう人たちを地方、田舎の方に来て住んでいただいて、言い方ちょっと悪いかもしれませんけども、終の棲家と言いますか、そういうところに田舎で定住してはどうでしょうかというような動きだと思います。そういったものを各自治体で取り組んではどうかというような動きが今出てきているというふうに報道されておりました。そういう報道を見ますと、この連携を機に置戸なんていうのは、本当に終の棲家、あるいは高齢者が東京から来て、置戸に住んでというようなことで言えば、福祉課高校を持っている、養護老人ホーム、特養もある、また病院も備えてある、そういう置戸町というところに、こういった制度を利用して都会の高齢者が置戸に来て住んでもらうという、そんな取り組み、そんな夢を抱くことが出来ればいいのになというようなことでこの新聞読んでいましたけれども、将来的にはそこまでいく可能性もあるのかなというふうに思いますが、町長、そんな夢を抱いてもいいのか、夢を持ってもいいのか、お伺いしたいと思います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
福祉に関わってのお話もありました。そういう夢を描いていいのかということなんだけども、同じ夢だとすれば、福祉の担い手、置戸高校に東京の高校生って言いましょうか、中学生っていうか、そういう人たちが置戸高校に入って、福祉の人材養成って言いますか、人材になるように東京にいる子供たちが来て、置戸高校に入りたいと、これはいろいろ制度たくさんありますよ、整理しなきゃならないことが。だけど、そういう部分については、私は大いに結構だと思います。だけど、どうでしょうか、高齢者の人たちをどうこうっていうわけじゃありませんけれども、やはり東京にいる高齢者の人たちを地方が受け入れるということになりますと、当然ながら施設も考えなきゃ45ならんと思います。それと、東京での高齢者の人たちっていうのは、長い間東京で生活を送ってきているというものがあると思います。従って、どうでしょうか、本当に北海道の遠い所に来て自分の人生の最後を迎えるということに対して、本当にお互い喜んでいいのかどうかっていうのが、私は少なからず気になるところです。従いまして、この北海道と東京23区の区長の代表の方と私も直接的にやり取りしたんですが、そこの会長さんは言ってました。決して自分たちは親不孝な息子ではないんだと。しかし、東京で高齢者を入れられるだけの施設を建設するには、土地がないし難しいんだというふうに言ってました。それを何とか地方の人たちで考えてくれれば有り難いんだけどっていうようなお話がありました。だけど、それは東京周辺の部分なら私はいいんだと思います。例えば、1時間ほど新幹線に乗れば都心の方に行けるというような、例えば、埼玉だとかあの周辺であれば、ちょっと違うと思うんだけれども、それをこの北海道までということになりますと、自然条件っていうのは厳しいですよね。ですから、本当に高齢者の人たちにとって喜んでいただけるような北海道なのかと、私は少なからずそういうことを心配するんです。ですから同じ福祉という、そういう面を考えた時にも、福祉の担い手を作るという意味では、大いに期待もしたいというふうに思いますし、夢も膨らませたいというふうに思うんですけれども、やはり本人にとってどうなのかっていうことは、やはりきちっと私ども考える必要があるんだろうなというふうに思います。そうした中で、北海道として提供できるっていうか喜んでもらえるようなことを提供できるんだとすれば、それは大いにやるべきことだろうというふうに思いますけれども、人生の最後という部分でのお話ありましたけれども、そういう部分については、私もいささか懸念すると言いましょうか、ちょっと首かしげるというか、そんな感じがいたします。
質問 6番 岩藤孝一
オホーツク管内と江東区ということになると、各町の特色と言いますか、そういったもので、いろいろ分野って言ったら変ですけども、もちやはもちやみたいなところが各町村あるんだと思います。その会長が井上町長ですから、自分の町だけいいとこ取りするっていうことにならないというふうにも思いますけれども、置戸町その中で考えた時に、町長、いみじくも置戸高校の生徒として東京から受け入れるっていうようなことも一つありではないかというようなことも言われましたけれども、やはり福祉っていう部分が、これからの置戸にとっては大きな目玉と言いますか、特徴と言いますか、売りと言いますか、そういうことになるんだと思います。先程も言いましたけれども、病院がきちんと赤十字病院があって、置戸高校があってというようなことで言うと、まんざら地理的条件とか気候的な条件で置戸が敬遠されるという、そんな自信のないことを言わなくてもいいのかなというふうに思ったりも僕はしております。ここに日本版CCRC構想っていうようなのがネットで出ておりまして、高齢者希望の実現というようなことで出ております。高齢者になっても都会に近いところじゃなくても、住みたいわ、移住したいわっていうような人たちっていうのは、結構おられるようにここには書いてあります。今、飛行機で女満別来て置戸に来るなんていうのは、3時間もかからないぐらいな時間で来るような時代ですので、ましてや受け入れるキャパとして何千人も来られても逆に困ってしまうんですけれども、ある意味では、置戸の受け入れる体制作りっていう、出来る範囲でっていうことでの交流っていうのは、46僕は福祉を中心にしてっていうことで手を挙げても可能なのかなというふうに思います。懸念される材料としては、医療費が上がるですとか、介護保険料が上がるとか、施設をこっちで整備しなきゃいけないだとか、いろいろな問題出てくるでしょうけども、お金のかかる部分はしっかり地方創生ということで、東京都の方で持ってもらうとか、そういう地方と都会の交流事業ということで、役割分担ということでしっかり置戸の役割を担っていくというようなことがもし出来れば、本当に地方創生、まち・ひと・しごとですか、それの本当の意味合いでの事業になるのかなというふうに思います。ぜひとも、江東区との交流の中で福祉の分野っていうものも広い意味で捉えていただいて進めていっていただきたいというふうに思います。町長、いかがでしょうか。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
決してお金がかかるからということで申し上げているつもりはないです。ただ、冒頭申し上げましたけれども、長年住み慣れてきたと言いましょうか、そうした人たちが非常に自然景観が豊かだとか、いろんなこと言いますけれども、やっぱり長い間住み慣れた所から移るということについては、やはり私は慎重になるべきだろうというふうに思います。そうした意味で申し上げているわけですし、しかも長い人生経験を送ってきた人が新しい場所で最後を迎えるということについて、本当にどうなのかっていう感じがするから申し上げただけです。しかし、この江東区との交流が、本当に双方できちんと定着するようなことになっていけば、この東京の方に住んでいる人たちにとっても、この北海道のオホーツクというところが自分達の将来を託せるというのか、人生の最後を託せるというような、そういう信頼関係みたいなものが醸成されて初めて、先程来出ていることになっていくんだろうなというふうに思います。しかし、この関係が出来ていく上で、ぜひ北海道のオホーツクの方に来たいという人たちが東京の方にいらっしゃるとすれば、それは積極的に受け入れるというようなことは、それぞれの町で考えていく、そのスタンスは重要だろうというふうに思っています。
質問 6番 岩藤孝一
本当に置戸らしいと言いますか、置戸の役割と言いますか、そういった意味で何が出来るのか、その辺は長いスパンになるんだと思いますけれども、しっかり連携してというか、向こうと交流を深めながら進めていってほしいと思います。このことについては大いに期待しておりますので、町長頑張ってほしいと思います。以上で、一般質問を終わります。