ニセコ町議会 令和7年第5回定例会 2025年6月19日
地域割について
2025年6月19日、ニセコ町議会の一般質問で、小松弘幸議員が「地域割について」質問し、町長 片山健也、商工観光課長 馬渕由香が答弁しました。
- 質問者
- 小松弘幸 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也、商工観光課長 馬渕由香
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 小松弘幸
おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。それでは通告に従いまして、2 件一般質問させていただきます。まずはじめに、地域割についてご質問いたします。ロシアによるウクライナ侵攻によって、エネルギー価格の高騰や物価上昇が続いています。食料価格の上昇は家庭の食卓にも影響を及ぼし、飲食店では原材料費や物流コストの高騰などにより値上げが相次いでいます。また、コロナ禍に旅行に行けていなかった分、旅行に行けるようになったことで急激に需要が増えたことや、インバウンド需要も同時に回復し、国内需要よりも料金が寛容なインバウンド需要に合わせた基準で宿泊料金が高騰しています。当町でも冬季は、歴史的な円安や空前のインバウンド復活によって、飲食店では毎日満席となり予約もとれず、地元客の利用がなかなかできない状況が続きました。さらには、ニセコバブルとも称されるニセコ地域の法外な値段が話題となり、ニセコ価格とも呼ばれ、SNSやテレビなどでニセコ町にとってマイナスイメージに陥りました。現在、町のホームページにニセコ町で楽しもうということで、期間限定での町民特典や割引サービスが紹介されています。これをさらに発展させるとともにマイナス要因を払拭するためにも、そろそろニセコらしい地域割について検討すべきと考えますが、これについて伺います。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
おはようございます。本日もどうぞよろしくお願いをいたします。それでは、小松議員の御質問にお答えいたします。ニセコ価格という言葉は、ニセコ比羅夫地区を中心にオーストラリアから冬季の観光客が大勢来4られるようになった 2000 年頃から聞かれるようになり、20 年以上が経過しております。その間、インバウンド需要は着実に伸び、それに合わせリゾート地区においては価格の上昇を見ており、マスコミなどの喧伝により、現在ではニセコ町の町全体の物価が高いとの誤解を受け、一部の日本人観光客の方々から敬遠されるという状況が見られるようになってまいりました。このような中で、小松議員のご懸念のとおり、観光エリアでの価格高騰が地域住民のレジャーや暮らしにおける影響を少なくするための対策が必要であるのではないかと私も考えております。現在、ニセコ町観光協会などではニセココレクション事業などにおいて、町民限定価格メニューを創設し、取組みが進められているところでございます。また、ニセコ町全域での取組みという点につきましては、町民限定のルールや制度の構築、それに関わる環境整備が必要であるため、引き続き検討してまいりたいと考えております。事業者の皆様のご協力のもと、現状においては個別の町民割や地域割による事業を支援する中から、こうした動きの拡充を図ってまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。
議員の質問 6番 小松弘幸
地域割は日本国内ではあまりなじみがありませんが、世界の主要な観光地では随分前から導入されています。海外事例ではインドのタージマハル、フランスのルーブル美術館、カンボジアのアンコールワット、エジプトギザのピラミッド、ペルーのマチュピチュ、アメリカのメトロポリタン美術館等が挙げられます。米国では地域割が地元住民への優遇措置という点にその主眼があります。ハワイでは現地に住む人に対して優遇されるカマアイナ割と呼ばれる特別割引を利用することができます。カマアイナ割は様々なビジネスが提供するハワイ在住者向けの特別な割引です。観光事業に取り組む一方で、地域住民の生活を守るためにも地域割が設けられています。インバウンド観光客に対して不公平でないかと考える方もいるかもしれませんが、社員割引や会員割引と同じようなものと捉えてよいと考えます。日本はノーチップです。昨年 9 月の行政報告で、町長は「地域割は世界で広く、観光地・リゾート地で行われており、円滑な運用を図っていきたい」、あるいは今年の 3 月定例会では、「オーバーツーリズムに関する世界では地域割制度が当たり前ですし、町民は安く利用できる、観光客にはそれなりにご負担いただくことで、効率的で地域循環型社会に資する」とも述べておりました。ニセコ地域在住者が食事や宿泊、アクティビティなどをお特に利用できたり、また、在住者向け割引を実施している人気グルメスポットや施設をまとめて紹介する情報が得られる仕組みづくりが重要だと考えます。行政が音頭をとって、リゾート観光協会や商工会との連携強化を図り、地域割を本格的に導入すべきと考えますが、これについてお聞きします。
答弁 商工観光課長 馬渕由香(商工観光課長は2026年3月まで)
小松議員の再質問にお答えしたいと思います。昨年度からニセコ町のホームページにて、町民や地域住民への割引情報をまとめて掲載してございます。そのほかにグルメガイドマップの運用や、その情報収集にはニセコリゾート観光協会や商工会と連携しながら行っております。その割り引きですが、先シーズンはリフト券の町民割引、イベン5ト時の町民割、レストランでの町民割引などがありました。今年度もラフティングなどのアクティビティや日帰り温泉などの町民割が事業者のほうで行われております。こういった取組みを行いながら、町全域での地域割について今後検討していくこととしておりますので、よろしくお願いします。
議員の質問 6番 小松弘幸
日本でも兵庫県姫路市が姫路城の入場料について、2026 年 3 月から地域割制度を導入する方針を公表しています。18 歳以上の大人では市民は現行の 1,000 円、市民以外は 2,500円となるそうです。さて、倶知安町のニセコ花園リゾートでは後志管内 20 市町村の住民を対象にした後志ローカル割が始まりました。後志全域を対象として、リゾートを身近に感じてほしいとしています。当町として、地域割導入を前提とした場合には、対象エリアをどういった範囲まで考えられるのか伺います。
答弁 商工観光課長 馬渕由香(商工観光課長は2026年3月まで)
ニセコリゾート観光協会で行っています地域のアクティビティや体験・食を特に楽しむことができるクーポンニセココレクションなんですけれども、こちら町民割引のほか、時期は限定なんですけれども後志エリアに広げたローカル割も今年度実施しております。そういった事業者の意向によって、対象範囲を広げることはできるのではないかと考えておりますので、よろしくお願いします。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
小松議員のご質問にある中で、例えば公共施設なんかも近い町でも入浴料の町民割引といいますかね、そういう制度を設けてきているところもありますし、また、今後地域通貨、あるいは日本広く見るとマイナカードを利用しての割引制度を導入してるところもありますので、こういった情報を集め、調査しつつ、できるだけそういう全体のことも含めながら検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。