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ニセコ町議会 令和7年第9回定例会 2025年12月17日

住宅不足とそれによる弊害について

2025年12月17日、ニセコ町議会の一般質問で、高井裕子議員が「住宅不足とそれによる弊害について」質問し、町長 田中健人、副町長 山本契太、総務課長 福村一広が答弁しました。

質問者
高井裕子 議員
答弁者
町長 田中健人、副町長 山本契太、総務課長 福村一広

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 高井裕子

4 問目です。住宅不足とそれによる弊害について。①住宅不足が悩まれる中、特に町の中心地の空き家や民泊が増えているということに対して、ニセコ町としてはどのようなことを想定し、対策を検討されているか伺います。②また、近年キャンピングカー等の特殊用途自動車が増加傾向にあります。今後は住宅不足の観点からも町内宿泊施設やキャンプ場等を利用せず、特殊用途自動車等を住居とすることにより、ごみの分別や違法投棄、騒音などの近隣住民トラブルが懸念されますが、ニセコ町としては今後何か対策等を検討しているか伺います。

答弁 町長 田中健人

ただいまの高井議員の御質問にお答えいたします。まず一つ目の御質問でございますが、ニセコ町における民泊の北海道への届出状況についてでございますが、住宅宿泊事業法、通称民泊新法と言われるものが施行されたのが平成 30 年度でございます。平成 30 年度のニセコ町内の民泊の登録件数については 11 件でございました。現在の登録件数については 67 件となっておりますので、約 6 倍の増加傾向となっております。また、町内の空き家の状況でございますが、令和 6 年度の調査では 75 戸となっており、前回令和4 年度の調査からは減少傾向となっております。中心市街地の機能維持、活性化は町全体の持続性において重要であると考えているため、市街地においては一定程度の居住人口や人口密度を維持し、既存の商店など住民生活に関連のある事業者がその営業をし続けていける環境を整えていくことが求められます。市街地の人口減少、店舗の減少や空洞化は好ましくないと考えておりますので、今後も空き家や民泊等の状況を調査しながら、その対応について検討していきたいと考えております。二つ目の質問でございます。町内においてキャンピングカーなどの特殊用途自動車が、宿泊施設や52キャンプ場以外で居住利用することに起因するごみの分別や違法投棄、騒音など近隣住民とのトラブルに関する具体的な事例についてでございますが、今のところ具体的には確認をされておりません。町といたしましては現在のところ、この種の居住形態が原因となる問題は顕在化していないものだと認識をしております。今後仮に御質問の趣旨にあるようなキャンピングカーなどの居住利用に起因する近隣住民とのトラブル、公衆衛生上の問題、法令違反の恐れがある事案が発生した場合は、警察などと連携をし適切に対応してまいりたいと考えております。また、住宅不足が深刻化する中でキャンピングカーなどによる居住形態が今後増加する可能性は否定できませんが、現時点で具体的なトラブル事例がないというところでございます。今後、懸念される事態が発生した際は、関係機関との連携体制をとって適切に対応していきたいと考えております。最後になりますが、高井議員の御質問は住宅不足に起因したものということでございますが、永年の課題となっている住宅不足対策については、引き続きその解消に向けて町として行政として行えることについて検討を進めてまいりたいと思いますので、引き続き御支援のほどよろしくお願いいたします。

議員の質問 5番 高井裕子

住宅不足に関してはすぐに解決する問題ではないと思いますので、今後も町を挙げて、我々も協力しながらいろいろと決めていけたらいいなと思っています。②のキャンピングカーについて、現時点では町では特に被害があったりとかっていう事例がないということで少しほっとしているところではありますが、実はキャンピングカーだけではなくて住居等の敷地にインフラ設備のない小屋があって、そこで寝泊まりをさせて就労するというような事例がニセコ町内でも少しずつ出てきています。要するに小屋の中は布団だけみたいなことが、住むところがない季節労働者に対してちょっとずつ出てきているようです。そういったキャンピングカーとか車を貸すことや小屋を貸すことの新たなビジネスを否定するということではなくて、住宅不足による弊害によりこのようなビジネスが今後増えてくる可能性がちょっと懸念事項としてあるのかなと思いましたので、共有をさせていただきました。私も夏のキャンプを楽しみますが、キャンプ場のマナーを守って楽しんでいます。生活基盤が車や小屋となると、基本的な生活インフラはコンビニだったり温泉とかはお金払うと思いますけれども、そういった事例が今後たくさん出てきたときにはルールが必要になってくることもあるのかなという懸念事項で今回質問させていただきました。今のところはニセコ町では特にそういった事例がないということで、今後懸念事項として考えていけたらと思っています。

答弁 副町長 山本契太

御指摘ありがとうございます。小屋を貸してキャンピングカーがっていう話は、申し訳ありません、初めて聞きました。そういう状況の中で今何かトラブルがたくさん聞かれるということではないけれども、今後そういうことが増えていくのではないかということで御指摘いただいたと思います。我々のほうとしましても、恥ずかしながら今のお話は初耳でございますので、今後その辺についてもアンテナを立てておきたいと考えております。53

議員の質問 5番 高井裕子

これが最後の質問でございます。先ほどの木下議員と内容がほぼかぶっていますが、企業誘致の今後の方針を伺います。ニセコ町内への企業誘致の在り方について田中町長の方針を伺います。町有地への企業誘致は良い面がある一方で、そこに至るまでのプロセスや情報共有の不足により、町民からは不透明さや不安を感じる声が寄せられています。ニセコ町内では、今後の企業誘致の在り方については慎重な判断が必要不可欠かと存じますが、どのようなお考えでいらっしゃいますでしょうか。今後の方針を伺います。

答弁 町長 田中健人

ただいまの高井議員の御質問にお答えいたします。先ほどの木下議員の御質問への回答とも重なる部分もございますが、既存の各種計画については誘致に関して一定のハードルがあるということも、また町有地などをどのように利活用するのか、改めて内部で協議をするところからスタートをするべきではないかというところが私の考えでございます。また、他の町有地につきましても、企業誘致やそのほかの利活用も含めどうしていくべきか内部で協議を十分に行った上で、町民講座等での町民との意見交換なども参考にしながら、いずれにしても丁寧に進めていくところが必要だと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。

議員の質問 5番 高井裕子

先ほど木下議員へのお話にもありましたが、町有地の利活用については一旦立ち返って協議し直すというふうにお答えをいただいておりますので、そういった方針を聞けて安心をしております。一方で企業誘致によって町が得られるメリットは非常に大きいものだと私も理解をしておりまして、今まで町が積極的に誘致されてきたことに対しては敬服をしております。それで先ほど木下議員のときに町長が話していたお話の中で、町有地等の所在がどこにあるのかっていうことが見て分かるようにできるといいなというところでいけば、私もできればマップのようなものにどこにどういった町財産というか町有地があるのかっていうのが分かるようになると非常に良いのではないかなと思いました。それについていかがでしょうか。

答弁 総務課長 福村一広(総務課長は2026年3月まで)

高井議員の御質問にお答えしたいと思います。町有地がどこにどれぐらいあるのかということをマップにして公表するということですが、昨今町有地を貸してくださいという企業さんや個人の方に来ていただいておりまして、個別にどこどこのというのを聞きながら、周りの状況も踏まえて勘案した上で丁寧に対応さしていただいてるつもりではあります。ただマップに公表すると非常に殺到したり、貸してくださいとかいろいろ出てくる恐れが非常に多くて、そんなに利便性のあるところに町有地があるわけではないんですけども、そういったことも鑑みて、本当に公開するのがいいのかどうかというところも非常に悩ましいところではございます。54すぐにマップに落として公開することがいいとは私は思っておりませんが、一応内部で協議させていただいて、それが適切であるか踏まえて、公開できるかどうかは検討していきたいと思います。本当に借りたい人は自分で調べて直接突撃してくるので、公開してもあまり意味がないかもしれませんが、いずれにしましても公開することで弊害もあると思いますのでその辺は十分検討して対応を考えたいと思います。

答弁 町長 田中健人

1 点だけ補足させていただきます。先ほどの木下議員の回答の場でもお伝え申し上げましたが、私は企業誘致の行為自体には決して否定的ではないというところでございます。不透明さですとか不安を感じる声が多いということはまずはしっかり受け止めないといけませんが、例えば今申し上げたようなマップのような形で全て公開するのがいいのかあるいは、企業誘致についてもプロポーザル、公募のような形がいいのかについてもメリットデメリットがあります。全てが全て公開をして丁寧に吟味をしていくというところも含めて、まずしっかりと内部で協議をしていきたいと考えております。というのも、一方ではこの 5,000 人規模の町の中で、これだけ多くの事業者の方からよくも悪くも注目をいただけるということがまず当たり前ではないということは、しっかりと私たちもそこにあぐらをかいてはいけないと認識をしなければならないことはお伝えさせていただきたいと思っております。また、私自身もかつては事業者の立場も当事者としてすごく分かる立場の経歴でもありますので、そうであれば事業者としてはハードルが高過ぎることで、本来町の課題解決、政策的に誘致をしたい企業をとり逃してしまう可能性もあるというところについてもしっかりと吟味をした上で、どのような情報公開の在り方あるいは、公平性・透明性の在り方について、企業誘致というものは本当になかなか教科書というものがないものもありますので、最低限しっかりと決められたルールの中で、一定規模については議会での議決承認をいただく、あるいは一定の範囲については執行部のほうである程度任せられているという権限もありますので、それも踏まえて今現状どうなのか、今後をどうするべきかも含めてしっかりと協議をしていくところから進めていきたいと考えております。いずれにしても丁寧に進めていく中で、皆様からどういった形がいいかも含めて御意見いただきながら協議を進めていきたいです。

出典:ニセコ町議会 令和7年第9回定例会 2025年12月17日 議事録 PDF(51ページ) 間違いを知らせる