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ニセコ町議会 令和5年第8回定例会 2023年12月21日

冬季期間の交通課題を解決するニセコモデルについて

2023年12月21日、ニセコ町議会の一般質問で、前原孝植議員が「冬季期間の交通課題を解決するニセコモデルについて」質問し、町長 片山健也、企画環境課長 黒瀧敏雄が答弁しました。

質問者
前原孝植 議員
答弁者
町長 片山健也、企画環境課長 黒瀧敏雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 前原孝植

通告に従い、3問質問させていただきます。冬季期間の交通課題を解決するニセコモデルについて。今年9月の定例会にて議会が可決した冬季期間の交通課題を解決するニセコモデル、693万8,000円について、当初執行部から受けた説明と実施内容が異なっております。その件について質問させていただきます。(1)町民がこのニセコモデルのタクシーを利用すると一度の配車料が900円、往復で1,800円かかります。この金額設定では高過ぎて町民がサービスを受けられないと執行部は誰一人声を上げなかったのでしょうか。(2)実証実験の結果として、事業者側にアンケートを取る手続は済んでいるのか。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

本定例会よろしくお願いいたします。それでは、前原議員のご質問にお答え申し上げます。1点目のご質問ですが、ニセコ地区の冬季タクシー不足の解消に向けた取組、通称ニセコモデルに関しましては、広報ニセコ12月号で特集し、ご紹介しておりますが、町民の皆さんや観光客にかかわらず、タクシーアプリGOを利用しタクシーを配車した場合のみ、配車料900円が加算される仕組みで、従来どおり、町民が電話にて地元のタクシー会社へ配車を依頼する場合には、配車料900円は加算されないということになってございます。また、タクシーアプリGOを利用した場合の配車料900円の決定に関しましては、北海道ハイヤー協会や地元タクシー事業者から、配車料加算への強い要望と提案があったものでございまして、関係者との数度にわたる協議、検討を経て決定をしているところでございます。地元の事業者の皆様においても、経営圧迫要因となることについては慎重にならざるを得ない事情もご理解いただきたく存じ4ます。観光客の皆さんには主にタクシーアプリをご利用いただき、町民の皆様方には従来どおり電話にて地元のタクシーをご利用いただく、このようなすみ分けを行うことで町民や観光客、双方のタクシー不足の緩和、解消を目指しているところでございます。次に、2点目のニセコモデルの実証実験の結果として、事業者側にアンケートを取る手続は進んでいるかというご質問ですが、ニセコモデルでのタクシー利用実績のデータ蓄積、事業後の事業者側からのアンケートなどの回収や分析は、実施する方向で調整をしております。今年度の実績や事業者側からのフィードバックなどを基に、次年度以降の実施に関しての改善や検討をしてまいりたいと、このように考えておりますので、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

議員の再質問 5番 前原孝植

(1)について再質問させていただきます。町民は電話にてタクシーを取れるとおっしゃいましたが、ニセコ町のタクシー会社は、電話は出られません。なぜかといいますと、ホテル側は、こういったGOアプリとかそういったところにお客さんを流したときに、事故があってはならないので、まず、今までお付き合いがあるタクシー会社に連絡します。なので、山側のタクシー利用のタクシー会社のタクシーが町民に来ることはございません。ご理解いただけますか、そこまで。今までどおり、タクシー会社はホテルを優先してタクシーを配車するということです。もう一つなんですけれども、この900円というのですけれども、これは東京で配車は400円なんです。500円も上振れた金額が配車会社に行っています。これを町に返してもらう、還元してもらうことは可能ですか。これは町税で700万円近いお金を使って、町民はタクシーを使えない状態です。シーズンに入っても。かつ、町民の血税が700万円流れたにもかかわらず、どこの会社が、どこの誰が利益を得たのか、しっかりお金を追ってください、お金の流れを。今回このニセコモデルで荒稼ぎをしているのは、タクシーGO配車です。900円という配車料金が1社の会社の中にどんどんお金がたまっていきます。これがほかの地方でもやられたらどうなりますか。ニセコがやったものだからといって、ほかの自治体でやられたら、どんどんその1社がお金が、どんどん利益がそこに入るだけです、このモデルは。愚策ですよ、これは。ここまで理解できる方はいらっしゃいますか。お金が全部タクシーGOアプリに流れているんです。そして、町民はタクシーを、地元のタクシーは使えません。お伝えしたように、なぜかといいますと、ホテルの人たちが一番使いたいのは地元のタクシーだから、そちらに配車を頼んでいるんです。そのシステムをご理解してください。今までの質問で理解できないことがあればお答えしますが、よろしくお願いします。

答弁 企画環境課長 黒瀧敏雄(企画環境課長は2024年3月まで)

前原議員のご質問に、私のほうからちょっと説明させていただいてよろしいでしょうか。まず、900円の内訳についてなんですが、GOアプリのほうの内訳としては、そのうちの180円頂きますと。それで残りの720円についてはタクシー事業者、今、タクシー事業者が北海道で7社、東京か5ら1社という形で、その7社の部分と東京の1社の部分を含めまして、その部分が720円の配車手数料をもらうという今の仕組みになっているというのがまず実態です。今、前原議員がおっしゃったように、確かに地元の人の足になっていないというのは、おっしゃるとおりだと思っています。その関係については、我々も今後、地元の足になるようなことを考えないといけないなということは我々原課のほうでは考えておりました。今後、その辺についてはしっかり考えていこうということで考えています。それともう一つ今おっしゃった今回900円という根拠なんですけれども、実際、先ほど町長の答弁にもちょっとお話しさせていただいたんですけれども、その900円の根拠というのは、地元のタクシー事業者を含めまして、その根拠をどうするかという話になったときに、逆にその配車手数料を全く取らないということは、とても納得できないという話があって、当初はもう、2,000円でも3,000円でも、場合によってはそのクリスマスとか正月はもっと、1万円ぐらい、極端な話、取るべきじゃないかみたいな、そんな議論もあって、最終的に、タクシー事業者の話も含めて900円というふうに落ち着いたということは、ちょっと私のほうから補足で、理解していただきたいなと思います。以上です。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

前原議員から愚策ということを言われましたが、今、全国どこもタクシー不足でして、今回、ニセコでタクシー不足を何とかしたいと、これは運輸局長のところにも行きました、道庁の幹部にも何とかならないかというお願いに行きました。その中でやっぱりどこもタクシー不足で、東京も札幌も実質的にはタクシー不足していると。今の現状では回せないということになりました。その中で今、実際にホテルに泊まられた方が、もうロビーで朝から動けないと。この実情を何とかしたいという訴えをさせていただいて、その中で、国交省や北海道庁が大変な今回ご尽力をいただいて、全国ハイヤー・タクシー協会の皆さんのご協力もいただいて、特別に、ニセコの今の本当に動けない実情を何とかしたいということで、今回、タクシーを札幌と東京からということで応援をいただいた制度でございます。具体的に、こういった解決策があるということがあれば、前原議員からきちっとご提案賜ればありがたいというふうに思いますけれども、これは全国でも、こういうことをやろうといって動いたとこはこれまでも幾つかあります。ご承知のとおり、沖縄や軽井沢でも今本当に深刻なタクシー不足と、時期によってですけれども、あって、こういうことができないかと動いていて、今回はニセコが、そういう面ではニセコモデルとして一回やってみようと。それで本当にこういうものがあるんであれば、タクシー不足で本当に困窮している地域に、タクシー事業者もみんなで協力しながらできないかといって生まれた制度であります。先ほど担当課長から説明申し上げたとおり、地元のタクシー業者さんとしては、やっぱり経営圧迫要因になっては、大変これまで頑張ってきて、そしてしかもコロナ禍も乗り越えて持続しているのに、言ってみれば、私たちが頑張ってきたことが全部応援部隊に持っていかれては困ると。だから差をつけてほしいと。だから2,000円でも3,000円でも配車料を高くして、地元の皆さんが地元で使えるようにしたいというのが地元のタクシー会社の意向であります。そんな中の話合いを何度も重ねた結果、6今回の配車料が決まり、そして、11台、このニセコに持ってきていただけるということが生まれたわけであります。今回の内容を見ていただければ分かると思いますけれども、タクシー業界の中では、今まで全くできなかったこと、それが今回、ニセコモデルとして、タクシー事業者さんの合意も得て、そして国土交通省や様々なところの応援によって初めてできた制度でありますので、その辺の規制の中のいろんな要因を乗り越えて、そして、ニセコモデルとしての多少の緩和もしていただいて今回動くということになったわけでありますので、ぜひそのニセコ地域が本当にタクシーに困窮しているという実情もご理解賜れば大変ありがたいと思います。よろしくお願いいたします。

議員の再々質問 5番 前原孝植

再々質問させていただきます。その配車料、差額2,000円でも3,000円でも取ったらいいということなんですけれども、取った分をなぜ町のほうに還元せずにタクシー会社に還元しているんですか。それともう一つ、中頓別町の、2017年にUberの利用でライドシェアを実証実験されております。なぜ、Uberが使えて、またこの2023年になってタクシーGOという日本のアプリに変わったんですか。ニセコ町では冬シーズン、たくさん海外のお客様が来られます。であれば、海外のUberのアプリを使えばいいじゃないですか。なぜこのタクシーGOになったんですか、お聞かせください。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

地元の事業者さんを含めていろんな話をする中で、Uberの仕組みを導入というのは、タクシー事業者さんのほうではなかなか納得できないということでありますので、Uberは、前原議員もご承知と思いますけれども、東京で、ではUberをやったとき、Uberが広がったかというと、実際上は広がっていないんです。それはやっぱり事業者さんとの話合いも非常に重要です。そんな中で、今回、全国ハイヤー・タクシー協会の、あるいは北海道ハイヤー協会の、また北海道のタクシー協会の皆さんのご努力で、今回制度を入れさせたということであります。中頓別町は、ご承知かと思いますが、人口が少なくて実際にタクシー事業者がなくなってしまったんです。それで町として、新たな仕組みということで、特例として認められた制度でありますので、その辺は、ニセコの場合のタクシー不足の量は、中頓別町とは全く違う社会的実態にあるということをぜひご理解賜れば大変ありがたいと思います。よろしくお願いいたします。

出典:ニセコ町議会 令和5年第8回定例会 2023年12月21日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる