ニセコ町議会 令和5年第6回定例会 2023年9月14日
「幼児センター・小中学校・高校にエアコン設置を検討できないか」
2023年9月14日、ニセコ町議会の一般質問で、小松弘幸議員が質問し、教育長 片岡辰三、学校教育課長 淵野伸隆が答弁しました。
- 質問者
- 小松弘幸 議員
- 答弁者
- 教育長 片岡辰三、学校教育課長 淵野伸隆
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 小松弘幸
それでは通告に従いまして一般質問させていただきます。今回は、幼児センター・小中学校・高校にエアコン設置を検討できないか、質問いたします。地球温暖化による環境変化により、今年のニセコ町は湿度も高く 30 度を超える真夏日が多く続きました。この高温傾向は、今後も続くことが予想されています。さて幼児センターでは、年々長時間型児童の割合が高くなっており、特に 3 歳未満児の入園要望が多い状況です。現在、0 歳児の乳児室にはエアコンが設置されていますが、1 歳児から 5 歳児の保育室には設置されておりません。扇風機で暑さをしのいでいるのが現状であり、小さな子どもは体温調整の機能が未発達で熱中症になりやすいと言われており、従来の暑さ対策では限界もあると考えます。深刻な夏の暑さ、熱中症対策、換気設備として、また、未来を担う子どもたちの健やかな成長と安心で快適な保育環境改善のために、全室設置に向けて検討できないか。同じく小中学校・高校に対しても早急に導入を検討できないか、これについて伺います。
答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)
小松議員のご質問にお答えいたします。この夏は熱中症警戒アラートが発33せられるほど記録的な猛暑日が続きましたが、報道などでは来年以降も気温の高い傾向が続くと言われており、教育委員会としては子どもたちの学習環境や保育環境をしっかり保障するため、迅速に対応すべき課題と考えております。特に幼児センターにつきましては、5 歳児以下の小さな子どもたちを預かっている施設でもありますことから、子どもたちと職員の健康と安全のためにも、施設の利用方法に合わせ、効率的かつ経済的で保育業務にできるだけ支障が出ないような施工方法なども勘案しつつ、できるだけ早くエアコンの設置に向けて検討させていただきます。また、同じく小中学校・高校におきましても、同様にエアコン設置に向けて検討させていただきます。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
議員の質問 6番 小松弘幸
地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が来たと警笛も鳴らされている状況にあります。最近の暑さは高齢者や乳幼児に限らず、誰にとっても命を脅かす気象災害であると認識しなければいけません。水分補給、十分な睡眠と休息など、日常生活の中での熱中症予防策をこれまでより強めていかなければなりません。さて、文部科学省によりますと、先ほど町長も触れておりましたが、道内の小中学校エアコン設置率は 16.5%、全国平均の 95.7%には遠く及ばず最下位でした。設置されている教室は多くが保健室などの特別教室で、普通学級への普及はほとんど進んでおりません。道内の中には同じ後志管内の寿都町で 100%、小清水町で 74.4%、普通教室は 100%と高い冷房設置率を誇っているところもあります。エアコンを設置することで子どもを熱中症から守り、落ちついて勉強に集中できる環境を提供できます。また、学校で働く教職員に、快適な職場環境を提供できることがメリットと考えます。夏休みが終わっても残暑が大変厳しく、子どもたちや教職員が共に学ぶ場として、大変苛酷な環境にあります。現在、各教室では窓を開けて、扇風機を 3 台程度回しているようですが、外も中も暑い中で熱風を回しても冷却効果はありません。学び舎の環境改善は喫緊の課題です。もはやエアコンは贅沢品ではなく、地球温暖化が進む中、いつかではなく、早期に設置を考えるべきです。導入のために各学校、各教室ごとに導入計画を立てるべきと考えますが、これについて伺います。
答弁 学校教育課長 淵野伸隆(学校教育課長は2025年3月まで)
ただいまの小松議員の再質問にお答えします。学校においては学校保健安全法という法律に基づきまして、児童生徒及び職員の健康を保護する上で維持されることが望ましい基準という、学校環境衛生基準というものが定められております。その基準において、教室の温度については 18℃以上 28℃以下であることが望ましいとされているところです。ご質問にもあったとおり、今年の夏については熱中症警戒アラートが発令されるなど、教室内の温度が 30℃を超えて、時には 35℃にいくような場合もございました。このことから、各学校では午後の事業を取りやめるといった対応もとってきたところでございます。このような状況ですと、児童生徒の健康維持ですとか学習能率、それから教職員の職場環境の維持という点からも、適切な状況ではないと考えておりますので、教育委員会としてもエアコンの設置は急務の課題だと考えてございます。ニセコ町においては、小中高校には保健室にウインドークーラーを設置しておりますが、現状では普通教室への34設置はございません。議員からご指摘いただいたとおり、後志管内では寿都町が冷房の設置 100%でございますが、羊蹄山麓の状況では京極中学校で設置があるのみということで、全体としてはまだまだという状況かなと見ております。今後、本町においても効果的な導入計画を進めていきたいと考えておりますので、現在どういった冷房設備がいいかという選定等、具体的に検討を始めているところでございます。あわせて、冷房効率を上げるという意味で、窓からの断熱ですとか屋上の断熱といったことも有効と伺っておりますので、そのほかのCO2 削減への配慮ですとか電気代の抑制といった観点も含めながら、総合的に検討を進めていきたいと考えておりますので、ご理解・ご支援のほどよろしくお願いいたします。
議員の質問 6番 小松弘幸
学校に空調設備を導入する際には、いくつかの条件を満たすと、国から学校施設環境改善交付金が受けられます。体育館については 2023 年度から補助率が 2 分の 1 に引上げられ、普通教室・特別教室は 3 分の 1 の補助金がありますが、残りは町は負担しなければなりません。先ほど同僚議員への説明の中で、町長のほうから政権与党に予算確保とか補助制度について要請をしたとお聞きしましたけれども、設備選定や施工方法などさらなる財源確保や課題はありますが、来夏の稼働に向けた検討をぜひ進めるべきと考えますが、これについてお聞きしたいと思います。
答弁 学校教育課長 淵野伸隆(学校教育課長は2025年3月まで)
ただいまの再々質問にお答えしたいと思います。ご紹介いただいたとおり、学校環境改善交付金については 3 分の 1 もしくは 2 分の 1 といった補助制度がございます。今年の夏の猛暑の影響によって、特に北海道・東北から相当量の要望が上がると見込まれておりまして、そのため国による予算不足の可能性が指摘されているところです。再々質問の中でもご紹介いただいたとおり、町長においても要望活動に取り組んでいるという状況でございます。そのほかの方法として、学校環境改善交付金以外にも学校は避難所にも指定されておりますので、学校施設の防災機能の強化をするという観点で他の財政措置を活用するといった方法もあるのかなと考えております。それから、近年は品不足ですとか工事をする人手不足という点からも工事が遅れたりという状況もありますので、そういった点も総合的に勘案する中で導入計画を立てていきたいと考えております。今後、エアコンのタイプですとか効果などを検証しつつ、財源も含めて総合的に検証を進めてまいりたいと思います。最後に、来夏に向けてということでありましたけれども、最初にこども未来課長が答弁させていただいたとおり、乳幼児については特に体温調整機能が未熟という点もありますので、幼児センターをまず最優先と考えて、あわせて学校についても教室ごとの優先度を確認するなど検討しながら対応してまいりたいと考えてございます。以上です。