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ニセコ町議会 令和2年第8回定例会 2020年9月16日

町内におけるカラスの生息状況について

2020年9月16日、ニセコ町議会の一般質問で、小松弘幸議員が「町内におけるカラスの生息状況について」質問し、町長 片山健也、農政課長 中川博視、副町長 林知己が答弁しました。

質問者
小松弘幸 議員
答弁者
町長 片山健也、農政課長 中川博視、副町長 林知己

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 7番 小松弘幸

7番、小松です。それでは、通告に従いまして、一般質問させていただきます。町内におけるカラスの生息状況についてご質問します。これまで当町では、鳥獣被害防止対策として、平成23年にニセコ町鳥獣被害防止計画、平成25年から狩猟免許、わなの取得に要する経費の補助を開始し、同年、町の有志により猟友会が設立されております。平成26年には町有害鳥獣対策協議会、平成27年には鳥獣被害防止対策支援事業補助要綱を制定し、有害鳥獣への対応を強化されているところでありますが、平成23年頃よりもカラスの増加傾向が見受けられます。ここで一つ対策を講じなければ、将来さらに増えると予想されますが、町としてこれについてどう考えているのか。また、現在のニセコ町鳥獣被害防止計画では、対象鳥獣、計画期間、対象地域、被害の現状と傾向、捕獲計画等がどのように示されているのかお伺いいたします。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

ただいまの小松議員のご質問にお答えいたします。ニセコ町の鳥獣被害につきましては、近年異常気象や生態系の変化もあり、在来種だけではなく、外来種や近隣に生息していなかった野生動物が増加し、それに伴い農作物への被害も波はありますが、年々増加している状況でございます。このことから、ご質問の中にもありましたとおり、本町におきましては平成23年度より本町の被害防止対策を総合的かつ効果的に実施するため、鳥獣による農林業等の被害を防止するためのニセコ町鳥獣被害防止計画を策定し、平成25年度に有志による猟友会の設立、26年度には有害鳥獣対策協議会の設立、翌年27年度におきましては鳥獣被害防止対策支援事業を立ち上げ、猟友会と行政が連携した取組を構築しながら、農業者の皆様と協力して、徐々にではありますが、農業被害、野生鳥獣被害防止への対応を強化している状況でございます。1点目のカラスの対策につきましては、生息数の把握はしておりませんが、ここ数年同程度の農業被害報告に大きな変動というものがないものですから、カラスの生息数にも変化はないものと考えております。しかしながら、被害が拡大しないよう今後とも銃器による個体の駆除や巣の破壊などを随時実施し、被害抑制に努めてまいりたいと考えております。2点目の新たな鳥獣被害防止計画につきましては、令和2年、本年から令和4年の3か年計画としており、ニセコ町内全域を対象としてカラス類、キツネ、タヌキ、エゾシカ、アライグマ、ヒグマを被害防止対象鳥獣としております。農業被害につきましては、資材だけでなく農作物全般において食害等の被害を受けておりますが、特にスイートコーンはヒグマ以外の対象鳥獣からの被害を受けております。また、被害面積は、アライグマ、エゾシカ、カラス類、キツネ、タヌキの順で農業被害が発生している状況であり、近年は特にアライグマやエゾシカの被害が拡大しているというような状況でございます。捕獲体制としましては、一般財団法人北海道猟友会倶知安支部ニセコ部会と有害鳥獣駆除委託契約を結び、箱わな、くくりわな、銃器等を使った駆除や追い払い、わなの設置指導、パトロールなどを実施していただいております。捕獲計画は、今回の計画より頭羽数を明記するということになったことから、昨年捕獲実績を参考に頭羽数を明記し、本年度の目標としては30羽を目標としているところであります。以上、よろしくお願いを申し上げます。

議員の質問 7番 小松弘幸

この防止計画ですが、町のホームページを開くと誰もが検索できるようにしていただきたいと思います。さて、対象鳥獣のカラスについて触れますが、ニセコ町内でよく見かけるカラスにはハシブトガラスとハシボソガラスの2種類がいます。春になると繁殖期を迎え、4月上旬から4月下旬頃にかけて巣を作り、ひなの巣立つ時期にそれぞれ神経質になり、巣の近くを通るとひなを守ろうとする習慣から威嚇します。後方から低空で飛んできて、頭の付近をかすめて飛んだり、足で後頭部を蹴っていくこともあります。これには参ってしまいますが、それより農作物、促成栽培シートをめくったり、新芽をつまみ出すなどの被害も出ております。また、市街地では、夕方になると空一面に鳴きながら集団旋回する様子やニセコ大橋や建物の屋上、あるいは電線にカラスが群れになって集まっているのを見かけます。カラスからのふんが建物や公道、そして歩道を汚損し、乾燥後に舞い上がるなど、ふん害は大規模かつ日々繰り返されています。公衆衛生上苦慮しているのが実情です。確かにカラスも鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律が適用される動物ですが、被害がある以上被害防止管理を目的として、ニセコ町が猟友会倶知安支部ニセコ部会の協力により、さらに有害鳥獣捕獲駆除を実施できないかお伺いします。

答弁 農政課長 中川博視(農政課長は2025年3月まで)

小松議員のご質問にお答えいたします。カラスの駆除方法としまして、一般的ではありますけれども、先ほどの計画にも載せさせていただいている銃器での駆除、あと箱わなを使った捕獲方法などがあります。今回の防止計画においては、カラスに関しては銃器による駆除及び追い払いという形を実施するということにしております。過去には試験的にわなでの捕獲を実施したことがありましたが、現在は積極的なわなを使った捕獲等の計画は立ててございません。今は農業被害の連絡があって、銃器が利用できる場合については駆除、巣の破壊等を猟友会にお願いして行っていただいているところでございます。しかしながら、市街地においては銃器を使用しての駆除が実質不可能なことから、個々の施設を管理されている方等によって手段を講じていただくしかない状態でございます。また、近年アライグマ、鹿等の出没の増加によって猟友会に参加していただいている方々の出動回数が増加していまして、会の負担が大きくなってきていることを考えると、これ以上の活動をお願いするのがなかなか言いづらいというのも現状でございます。以上です。

議員の質問 7番 小松弘幸

現在は銃と追い払いということなのですが、カラスの捕獲にはやはり銃や箱わなの導入、設置が必要だと思います。箱わなの設置となると、設置場所の検討と捕獲したカラスの処理方法、そして箱わな見回り等が発生します。これにより猟友会の捕獲経費としての報酬を予算化しなければいけないと思いますが、これについてお聞きしたいと思います。

答弁 農政課長 中川博視(農政課長は2025年3月まで)

小松議員のご質問にお答えします。猟友会の契約に関しまして、銃器での駆除、巣の破壊等の作業については現状の委託契約の内容にも含んでおりまして、算定しております。先ほど出たわなを使った捕獲に関しては、カラスを対象に生態を利用したおとりを使った駆除方法というのがございます。この方法は、過去にニセコ町でも試験的に実施しておりました。設置場所が旧じんかい処理場で行っていましたが、カラスの処理、わなの清掃、おとりの入手、わな内のおとりの世話などいろいろあって、捕獲頭数の実績よりも諸問題のほうが多かったことにより、継続的な実施には至らなかったということのようです。もし今後同様のことを実施するとした場合に関しましては、猟友会との協議、了承はもとより、設置箇所の選定をはじめとして設置箇所の周辺住民への説明、了承、わなの管理、清掃、おとりの管理、捕獲鳥獣の処理方法など、多くの問題を解決させる必要が出てくると思っております。全ての問題が解決できたときにはわなの購入、設置費用、撤去費用、猟友会の作業費用については、原課において町予算に要望する形になりますので、もしその場合に関しましてはご協力をよろしくお願いします。以上です。

答弁 副町長 林知己(副町長は2020年11月まで)

私からも1点回答させていただきます。カラスの被害対策につきましては、実は私も以前その対応というか、担当しておりました。被害の多い場所に様々な対策を打ってきておりました。ただ、一時的な効果はあるものの、やっぱりまたカラスは移動してしまって、また別のところの対策、別のところの対策と、なかなかその辺苦慮してきたというのが実態でございます。今のカラスの駆除に対しては、個人的な町民の皆さんも含めて、いろんな各社から対策グッズというか、用品も出ておりまして、それらもいろんなものを買って対応してきましたが、一般的にいわゆるいたちごっこという状況が続いてきているような状況でございます。そんな状況はこれからも対策を打っても続いていくのかなというふうには思いますけれども、ただやっぱり黙って見ているわけにはいかないので、まずカラスの餌となるような人が出すごみ、その処理はしっかりきちっと対応しながらも、その状況にあった対策はしていかなければならないかなというふうに思っております。また、猟友会のほうとお話合いする中で、皆さんのカラス駆除に対するご意見も聞きながら、まだ有効な手段があるのであればその対策も含めて検討して、必要であれば予算を見るとか、そういう状況をつくっていければいいかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。

出典:ニセコ町議会 令和2年第8回定例会 2020年9月16日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる