ニセコ町議会 平成30年第8回定例会 2018年12月19日
増加するごみの量とその分別について
2018年12月19日、ニセコ町議会の一般質問で、新井正治議員が「増加するごみの量とその分別について」質問し、町長 片山健也、町民生活課長 横山俊幸が答弁しました。
- 質問者
- 新井正治 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也、町民生活課長 横山俊幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 8番 新井正治
通告に従いまして、1件質問させていただきます。増加するごみの量とその分別について。ふえる人口と観光客数に比例するごみの量でございますけれども、燃やせる、燃やせないごみは有料袋を購入して、町外で処分されます。その他の多くの資源ごみは無料で、これも町外で処分されます。生ごみに関しましては、町内で堆肥に加工され、販売されています。多くの町民は、これを理解し、細かく分別していますが、分別方法を知らない観光客やそれらを処理する観光事業者の出すごみの中には分別されていないものが多くあると聞きます。分別を知らない観光客のごみを分別意識のある町民に負担させないような施策を伺います。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
ただいまの新井議員のご質問にお答えいたします。議員ご指摘のとおり、平成30年度、毎月末の人口が5,000人を割り込むことはなく、引き続き本町においては人口の増加傾向となってございます。平成25年度と29年度の比較では、人口が150人増加、観光入れ込み客数では約10万人増加、ごみ収集量で約230トン、全体のごみ量増加しております。ごみの分別につきましては、限りある資源の有効活用に向けて、平成14年10月よりごみの分別の大幅見直しと有料化を開始しております。ごみの分別は、RDF原料としての燃やすごみ、それから燃やさないごみ、生ごみ、資源ごみ、粗大ごみ、蛍光管などの有害ごみ、加えて乾電池などのその他のごみの大区分で7区分となっており、さらに資源ごみは缶、瓶、ペットボトルなど22種類に分別をしております。このほか、年2回、小型家庭電化製品の収集を行っているところでございます。町民の皆様のご協力により、本町の平成29年度末のリサイクル率は93%となっており、最終的に埋め立てられる残渣ごみの減量化が図られてきているところでございます。一方で、本町を訪れる観光客は国内はもとより海外からも多く訪れていただいており、こうした観光客が排出するごみについては宿泊事業者、飲食事業者、それぞれのお店においてごみを分別いただいているところでございます。各事業者の皆様のご協力に対して心から感謝を申し上げたいと思います。なお、平成29年度のごみの総量における1人1日当たりの本町における家庭排出ごみ量は1人当たり754.5グラム、観光宿泊者によるものが254.1グラムと推計しているところでございます。このような現状において、家庭生活に伴って生じた廃棄物、事業系一般廃棄物の処理は、完全とは言えないまでも、比較的適正に排出されているものと考えております。ただ、今後においては他自治体在住者あるいは海外在住者の方の所有する別荘、さらに営業として貸し出される別荘、所有者と離れた場所にある民泊施設等の増加も想定されているところであり、さらなる分別の周知と観光事業者の皆様への理解促進の説明会の開催等も必要なものと考えております。今後とも資源循環社会をつくる一里塚としてごみの分別とごみの減量化への協力をお願いしてまいりたいと考えております。なお、ご質問にあります経費につきましては、観光事業者が集めていただいております入湯税、あるいは法人のそれぞれ納められている住民税等も使っているわけでありまして、一般の町民が全て負担をしているわけではございませんので、その辺ご理解のほどよろしくお願いを申し上げます。以上で終わります。
議員の質問 8番 新井正治
まず、リサイクル率の件ですが、93%ということで、非常に優秀な数値なのかなというふうに思います。また、事業系のごみ等なのですけれども、法人税等を活用していただいてということで、町民への負担が今はそれほどなっていないのかなというふうにも思います。まず、この分別というものをこれからも同様に続けていくのかどうかということをお聞きしたいのですが、これは町民には例えば徹底周知や理解をしていただくことが可能だと思っていますし、それによって分別がきちっとなされているのかなというふうに思います。だけれども、日本や北海道、そしてニセコの文化を知らない外国人を含める観光客、それと季節雇用のスタッフなんていうのも数多くニセコに入ってきていると思うのですが、この人たちへの分別の徹底はちょっと難しいのかなというふうに思われます。観光事業者の中には、専門といいますか、専任の人を雇い、分別の対応をしているようでありますが、完全には分別されていないのかなというふうにも思われます。収集される前後の分別に関しましては、ほとんどが人間の手によって行われていますので、前回の私の一般質問で深刻な人手不足のお話をしましたけれども、今後の人件費の高騰とか、処理料金の高騰、これ人手不足で人件費の高騰が原因になるかと思うのですけれども、処理すること、これが直接町民の負担になることが懸念されるのかなというふうに思います。そこで、現在のような細かい分別が今の時代や将来に向け適正なのかということが1点、また近未来を見込んだ焼却への方針の転換というのは考えられないか、以上の2点をお伺いします。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
ただいまのご質問にお答え申し上げます。分別につきましては、私ども環境モデル都市としてごみの分別というのは非常に環境面で有用であるというふうに考えておりますので、今後とも国の大きな方針転換等がなければ、引き続き現在の分別を観光事業者の皆さん含めて住民の皆さんにもお願いをしていきたいというように考えております。なお、将来的に現在の方式で出なくて焼却等を考えられないかということでありますが、これは現在RDF、ごみを燃やさないということで羊蹄山麓統一して広域でやられている。このときも実は相当な議論をさせていただきまして、そのことは随時議会の皆さんに行政報告でもさせていただいたところであります。今流れとしては、RDFより高性能の焼却によってCO2の排出を減らしつつ、そこで発電をするというのが大きな日本の方向性かなというようには思っておりますが、現在広域で決めたルールに従って進めていることでありますので、これをしっかり推進するとともに、将来的な課題としては議員ご指摘のことも踏まえ、将来のこのエリアの環境施策にとってどういう方向がいいか、引き続きまた検討してまいりたい、このように考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
議員の質問 8番 新井正治
日本の国の方向性は焼却の方向に向かっているということでいただきました答弁なのですが、まず燃やせるごみ、広域で処理しているRDFの件なのですけれども、これが燃料として適正なものなのかというのが1点ちょっとお伺いしたいことです。あと、分別に関しましてプラスチックのごみなのですが、昨今海洋汚染が大きな問題になっているかと思います。しかも、この排出量なのですけれども、日本は世界で第2位という大変多くのプラスチックごみを出しています。プラスチックごみを最終的に環境基準の低い国へ送り込むようなことが海洋汚染の始まりとも言われていると思います。幸いというか、ニセコ町には海はありませんが、これは大きな問題だと思っていまして、環境モデル都市として考えていかなければならない大きな課題なのかなというふうに思っています。また、ペットボトルに関しまして、大きな輸出先の中国が最近受け入れの制限、多分これ廃止というか、中止に持っていくかと思うのですけれども、中国でも人件費は莫大な処理料金のもとになっていまして、これがどんどん高騰しているというようなことも考えられます。しかし、プラスの話もありまして、倶知安町では最近宿泊税の導入、具体的になってきたと思うのですけれども、ニセコ町もこれ追随してやっていかれるのかなというふうに思います。この辺で資源の確保ができれば、このごみ問題にも使用目的として考慮されているのかどうかというのが2番目の質問になります。あと、もう一つ、私が平成29年9月にごみ袋の多言語化というのを質問したのですけれども、答弁の中でごみ袋の多言語化についてはもう必須の条件になっていると、そのことはきちっと取り進めたいというふうに答弁されているのですが、1年以上経過している今なのですけれども、この議会の中で78万円の補正予算が計上されていると思うのですけれども、これごみ袋の追加分だというふうに説明されていますけれども、多言語化がされているのかどうかというのが1点と、もしされていなければ、具体的な時期についてお聞かせいただきたいと思います。
答弁 町民生活課長 横山俊幸(町民生活課長は2019年3月まで)
私からご質問の何点かについてお答えをいたしたいと思います。まず、RDFの燃料としての適正化という部分でございますけれども、平成29年度のRDFの生産量といいますか、そういった部分でいきますと、86.4%がそれぞれのRDFを使うところに販売といいますか、そういうことで出されておりまして、そういった部分では適正であるというふうに考えております。それと、ごみ袋の多言語化の関係につきましては、現在英語表記という部分を加えることで考えておりますけれども、全部が全部ごみ袋をつくっているわけではなくて、例えば燃やすごみでしたら45リッター、20リッター、10リッターという部分であるのですけれども、それぞれ生産するときにあわせてそれらを対応していくと考えておりまして、今現在燃やすごみについては固形燃料という部分も加えてはどうかという部分を検討しておりまして、これは当初予算しておりますので、今後年度内には、全部ではないですけれども、それぞれ加えていく予定としております。それと、ペットボトルの関係ですけれども、これは議員おっしゃるとおり、中国が廃止ということで、ニセコ町でも容リ協会に排出する部分をかえるという方向で考えておりまして、それについては来年度からそういう方向で進みたいというふうに考えております。以上です。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
先ほどいただいたご質問の中で、プラスチックごみについては発生抑制ということも今後検討していかざるを得ないというふうには考えております。それと、もう一点、観光目的税の検討の中に環境とかごみ問題についてはいかがかというご質問かと思いますが、観光目的税の使途につきましては観光客の皆さんの質を高めるものに活用したいということを言って、これまできておりまして、これは皆さんとこれから事業者の皆さんも含めて議論をして熟度を高めていきたいというふうに考えております。大きなこととしては、私自身がイメージしているのは、1つは地域交通が非常に脆弱だと、そこに安定的な財源を供給していきたいということ、そのことによって観光客の皆さんの滞在期間の質を高める、利便性を高めるといいますか、そういったことに活用したい。それと、我が町は環境モデル都市、あるいはSDGs未来都市として今環境面でも大変軸足を置いておりますので、観光客の皆さんがここに来られるのはこの景観と環境というものに対する熱い思いではないかというふうに考えておりますので、こういった環境面での使途もまた議論をしてまいりたいと、このように考えております。以上でございます。よろしくお願いいたします。