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南幌町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月13日

町立病院で人工透析治療を

2022年12月13日、南幌町議会の一般質問で、細川美喜男議員が「町立病院で人工透析治療を」について質問し、町長が答弁しました。

質問者
細川美喜男 議員
答弁者
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 細川

町立病院で人工透析治療をについて、町長に質問いたします。現在、本町には、約30人の方が人工透析治療の血液透析を必要とされています。一人の血液透析にかかる時間は、1回4時間から5時間かかり、週に3回ペースが一般的で1年間で約160日、透析治療のために近隣の市や町の病院に自家用車や公共交通、無料送迎などにより通院されています。血液透析をされる方は、継続して透析治療をしなければならず、通院が日々の生活で大きなウェイトを占めております。町では、人工透析患者等通院交通費助成事業により交通費の一部を助成しておりますが、人工透析を必要とする方から町立病院に人工透析内科を希望する声があります。本町のデマンド交通「あいるーと」を活用し、町立病院に通院することで町外への通院とは違い、時間に余裕を持つことができ、町立病院に人工透析内科ができることで医師への相談等により不安の解消が図られるとともに、台風や吹雪などの交通障害の心配も減り、万一、他の病気等で入院治療が必要になった場合も透析治療が可能となり、安心して治療を受けることができます。地域医療を担う町立病院を目指すため、人工透析内科を設ける必要があると思いますが町長の考えを伺います。

答弁 町長

町立病院で人工透析治療をの御質問にお答えします。町立病院では、令和2年度に地域ケア包括病棟への転換と病床数の削減を図り、町民が安心して暮らせるよう身近なかかりつけ医としての機能を基本に病院改革を進め、子どもから高齢者までの診察や訪問診療の充実に取り組んでいます。御質問の人工透析内科の設置については、人工透析治療を行うには、医師や臨床工学技士など専門職の確保をはじめ、医療機器購入や既存施設の改修といった投資が伴います。当面は、現行の医療体制を維持しながら、経営基盤の安定を図ることで、町民が安心して受診できる地域医療の提供に取り組みたいと考えますので、現段階では人工透析内科を設置する考えはありません。将来的に、病床数の見直しが必要となった場合など、町立病院が次の転換期を迎えた際には、新たな取り組みとして、人工透析治療などについて調査検討を行ってまいります。

再質問 細川

再質問いたします。ただいまの町長の答弁の中で、地域ケア包括病棟への転換や、病床数の削減を図り、町民が安心して暮らせるよう身近なかかりつけ医として、ということでお話がありましたけども、今取り組んでいただいている内容はとても町民からも喜ばれておりますし、経営も安定してきていて、本当に良いことと評価しております。本当にありがとうございます。そこで、先ほどの人工透析治療の関係なんですけれども、今やっている形態を崩さなくても、一つこの診療をプラスしていただくという考えのもとに検討していただきたいと私は思っています。先ほどお話がありましたように、医師の確保や、医療機器や既存施設の改修といった投資が必要だということで、確かに高額な投資が必要かと思います。その中で、私たちの町立病院のほうは国民健康保険病院になりますので、医療に必要な施設整備や機器の導入については、国の施設整備補助金を活用するなど、また、医療スタッフの確保も難しいと思いますけれども、医療スタッフの確保については、民間病院やクリニックとドクター提携をして対応するなどの方法も検討する余地があるのではないかと思います。患者さんにとっては、やはり町外へ通院されるということは、台風、吹雪など、そういった問題がとても心配だと思います。また、万が一大災害が発生しても、停電になったとしても町立病院には自家発電設備があり、透析治療が可能なこともあり、ぜひ町立病院で診療を行っていただきたいと思います。以上のことから、この透析治療について試算等を行ってできるという可能性があるのであれば、ぜひ実施していただきたいと思うのですが、その検討、試算について、早期に実施していただけるかどうか質問いたします。

答弁 町長

細川議員の再質問にお答えいたします。まず、町内の状況でございますけれども、現在の人工透析患者は33名で、近年横ばいでございます。年代的には30代から50代が9名、60代が多くて13名、70代から90代が11名というような状況でございます。かかっていらっしゃいます医療機関の所在地でございますけれども、江別、北広島、恵庭、札幌、岩見沢市が中心となっております。なお、仕事をされている方は、職場から通院しやすい医療機関を利用されている傾向にございます。透析内科の設置についてでございますけれども、先ほど申し上げましたとおり専門医、臨床工学技士などの専門スタッフの配置と、医療機器設備の導入が必要でございます。地域医療連携ということも言われましたけれども、なかなか状況的にはすぐそういうような状況にはならないのかなと。また、医療機器の導入につきましては、導入だけをみれば国庫補助もありますから、また、その元利については町が補填するなどという措置をとった場合、医療機器導入だけをみれば、町の負担は3分の1、病院の負担3分の1程度で済むのかなというような、そういう試算は行ってございます。設置によります採算性については、具体的な検討は行ってございませんけれども、2年前に病院改革を進めて、まだ途上でございます。現在入院患者は40名前後で推移しておりますけども、外来及び診療件数は伸びている状況にございます。しかし、経営の安定化、町からの基準外繰出しにつきましては、令和3年度は改善されましたけども、まだ目標値には届いてございません。病院長とも確認をいたしましたけれども、まずは本町におけます地域包括ケアシステムの中心的役割を果たすこと、そして、経営の安定化を図ることが大事であるというように考えてございます。また、現在のコロナ禍において、公的病院としての医療体制の機能維持が求められております。現在そういう意味でも、大きな負荷がかかってございます。従いまして、現段階においては人工透析の設置は考えておりません。

再質問 細川

答弁ありがとうございます。確かに今の状況では厳しいということは推察できるわけなんですけども、町立病院の病院理念には、全ての患者のためにということで、安心・安全な医療を行い、地域の住民の皆様の生命と健康を守ることに全力を尽くし、より信頼される病院づくりを目指しますとあり、また、基本方針には、地域の医療機関、町の保健福祉機関との連携、急性期・慢性期、救急医療はもとより、予防医療、さらに在宅医療の充実を図り、小児から老人まで、皆様が安心して暮らせるまちづくりを目指します、とあります。そして、町長の目指している、誰もが安心に暮らせる安心づくりの一つに、ぜひ町立病院の関係で、人口透析治療ということも御検討いただきたく、切にお願いしまして、私の一般質問を終わります。

出典:南幌町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月13日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる