南幌町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月15日
姉妹町多良木町との児童交流事業の見直しは
2015年6月15日、南幌町議会の一般質問で、内田惠子議員が「姉妹町多良木町との児童交流事業の見直しは」について質問し、教育長、町長が答弁しました。
- 質問者
- 内田惠子 議員
- 答弁者
- 教育長、町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 内田
姉妹町多良木町との児童交流事業の見直しは、について教育長に伺います。姉妹町多良木町との児童交流事業は、今年で6年目を迎えました。児童も減少傾向にある中、また、少年団活動等で時間が取りづらいなど、募集人数や男女のバランスに苦慮していると伺っています。姉妹町としての児童交流事業が今では町民交流、職員交流へと波及してきました。この縁を大切にさらなる夢のある事業として絆を深めるために、また、公平性からも一人でも多くの子供たちが見聞を広めることができるよう、人数の見直しや実施時期を両町で協議してはどうか、教育長の考えを伺います。
答弁 教育長
姉妹町多良木町との児童交流事業の見直しは、の御質問についてお答えします。多良木町との児童交流学習事業は、本年度で6年目を迎え、これまで50名の子供たちが多くの出会い、触れ合いを通じて、町ぐるみ、家族ぐるみの絆を深めてきています。派遣児童数については、当初からこの事業が末永く継続していけるよう両町それぞれ10名ということで進めてきています。本町においては、昨年度と一昨年度は募集人数を超えたため抽選により派遣児童を決定いたしましたが、実際に引率した教諭の意見や例年の応募状況から現在の派遣児童数は適当であると考えております。次に、実施時期については九州と北海道のお互いに経験できない季節の中でさまざまな体験ができるよう、多良木町では夏、本町では冬としており、子供たちがそれぞれの地域と季節の違いを身をもって体験しています。いずれにしましても、今後とも子供たちがお互いの地域の違いを肌で感じ、貴重な体験を通じて、思い出に残る交流ができるよう両町で協議した中で事業の工夫と改善に努めてまいりたいというふうに考えてございます。
質問 内田
過去5年間、子供たちは50人、その家族、親御さんですね、また、おじいちゃんもおばあちゃんもおられると思うんですけど、この事業について検証、検討されたのでしょうか。どれぐらいの家族が交流を続けていらっしゃるのか。また、されていない家庭はその理由はどうなのかお聞きします。私は、この事業については理解しております。賛成もしておりますけれども、納得という点ではちょっと納得しかねております。愛より情とでも言うのでしょうか。年齢から、そういう観点から再質問いたします。自主的であれ他薦であれ、一部の子供たちが限られた特別な待遇や教育を公費で設定され、特別な時間を持っていると、そういうふうにとられるのではないかと。また、子供たちは終わってみると、すばらしくて、ほかとは違ったというエリート感みたいな、そういったのが子供たちの中に格差が生まれないのかと、そういうことも危惧しております。さらに、家庭の事情、条件を満たさなければ参加できないという差別化、そういったものはどうなのか。おばあちゃんの考えで心配しているんですけども、子供たちが互いに育ち合い、育む、この教育の機会をできるのであれば一人でも多く、また、向こうもうちから見ると子供たち、学校の数が多いようですから多いと思うんですね。うちの町の公平性、また、両町の公平性、そういったことから考えてみてもらえるかどうか再質問します。それで、この交流学習事業の思い出ということで見させていただきました。本当に感動が感謝に変わり、皆さんに対して本当に御礼の気持ちで感謝であふれておりました。私も初めて出会ったのが、教育長が教育委員会におられた時だと思います。その時に初めて見たんです。皆さんがすごく守ってくれて、ちょっと距離感を感じたくらいでした。でも、それがもっとうちの子供たち一人でも多くこういうことを、皆さんの思いを、手を、愛情をかけてもらえたらいいなと思って5年過ぎて思いました。それで、途中、男女のバランスも悪かった時もあったと思うんですけど、議会でも了承しておりますので、じゃあ、私が見てこようと思って、冬も行き、春も行き、真夏の子供たちが行っている時期はちょっと行っていないんですけれど、秋も行きました。イベントの時、うちの子供たちが高校生と遊んでとても感動したとここに書いてあります。その高校生とはどうなのか。そういうものも去年見せていただきました。あと、うちの町に去年、商工会女性部の方が見えて、1人の方が呼びかけておりました。何々君って。来ていますかと。家族としての思いの深さ。私も民泊した家庭のおばあちゃんになるんですけど、友達と一緒に行きました。そうしたら、どの辺だろうとかそういうふうに探しておりました。これがやっぱり皆さんで守っていただくのもありがたい、民泊もありがたいんですけど、そのことでさらなる町民に理解していただくためにもっとPRというんですかね、その方法は考えるべきだと思います。例えば広報に一遍にこういうふうに載るとなかなか年配の方は読みづらいのかなと思うので、2人ぐらいずつ、ずっと思いを広報などに載せていただいて、少子高齢化、その少ない子供たちに本当にもうできるならば全員でも送っていただければと。そうなるためには、高齢化、私たちが我慢をするべきところが出てくるのではないかと思います。そういったことを理解していただくために、そのような方法なども考えていただきたいと思います。南幌町は子育てのまちとうたっていますから、これも南幌をPRする最高の事業ではないかと思っています。すぐ効果は表れませんけど、持続していくことによって子供たちの人格と人生に影響を与えることは間違いないと思っています。そして、グローバルな社会に目を向けてもらって、また、中学の事業を生かしてもらえるよう頑張るというその意識を育てるためにも、広げていただける、すぐではなくてもそういう方向性で子供たちを見守りながら人づくりをしていくという。山もない海もない、川に囲まれた陸の孤島といわれるこの町が8,000人切るか切らないと言っても、やっぱり子供たちの教育はしていくという。先ほどから教育に関して同僚議員が質問しておりました。本当に理解はするんですけれども、納得というのは情の面なのかなと聞いておりました。それで、こういうように南幌町のために今後1つの事業を拡大していくことが可能かどうか、あわせて伺います。
答弁 教育長
それでは、数点あったかと思います。まず、前段としてこの事業の検討、今年で6回目を迎えるわけです。その中で毎年の事業のあり方がどうかということでございますが、それぞれ毎年、多良木町との連携をとりながら良かった点あるいは悪かった点、そういうものは反省をしながら次の年の交流に生かしていくということでございます。さらに、交流事業に参加された保護者の方、当初はどちらかというと大人が、多良木からせっかく来られるのであるから南幌に来た時にはこれも見せたい、あれも見せたいという形の中で、どちらかというと大人が自己満足に陥った傾向にあったというふうに、私は当初、平成22年からこの事業にかかわっておりますので、そんなような嫌いがありました。その中で保護者の方から、もう少し民泊家庭にいて触れ合う時間を長くしていただきたいというお言葉をいただいたことがあります。それを受けて数年前から、できるだけ民泊家庭で晩御飯をごちそうになって、そして、朝御飯をごちそうになって、少しでもかかわりを持って、そして、民泊家庭を後にしていただく、そんなような時間設定をしながら現在に至っております。さらに、先ほど言ったように南幌町は山一つない町、多良木町については多い木がたくさんとれるという意味で多良木町という名前が付いたというふうにお伺いしております。さらに、過去に姉妹町を締結して児童交流をしておりました京都の京北町についても全く地形の違う、山林の町でございました。そんな中で子供たちがそれぞれの環境、歴史、そういうものの違いを肌で感じていただきたいという形の中で実施をしているものでございます。先ほど言ったように、交流の状況については、その都度その都度、参加された方の御意見をいただき、さらには南幌町で行けば、ここ数年の間は冬まつり、ジッピーウィンターフェスティバルという形の中で、そのイベントの一つに、この多良木町の児童交流に日程を合わせていただいて、子供たちが楽しんでいただけるという、そういうような取り組みもしていただいております。ですから、そういう事業も取り組みながら、限られた時間ですが、多くの皆さんと触れ合っていただく、そんなようなことも、毎年、固定化された流れということではなくて、取り組みをしているところでございます。それと、子供たちに格差と言いますか、本来であれば皆さんに経験をしていただきたいということでございます。ただ、これは到底かなうことではありません。ですから、この時期、南幌町では多良木町に7月の末から8月の頭、多良木町からは2月の時期に来られるという、ある程度固定化して希望される子供さんを募って実施をしていることでございます。ですから、例えば、少年団活動、そういうものとの都合で行けない方も中にはいらっしゃるかもわかりません。ただ、子供たちが、あれもやりたい、これもやりたい、全てそれがかなうというのが本当に子供たちが将来大人になった時にいかがかなというふうに思います。やっぱり自分が優先すべき人や物を選択して打ち込むという、そういうことも必要ではないかなと、そんなような思いがありますので格差ということにはならないのではないのかなというふうに思います。それと、家庭の事情によってというお話がございました。確かに多良木町のほうからお伺いした中では、持ち家の方、あるいは借家住まいの方によって民泊がなければ参加したいんだけど、というようなお話があったというふうに伺いしております。ただ、お互いの町の歴史なり地理的条件の違うそういうものに触れていただくということもありますが、民泊というものがこの事業の一つの大きな取り組みでございます。現実に南幌町で子供さんを受け入れていただく家庭についても持ち家の方ばかりではございません。借家住まいの方も参加していただいていることがあります。ただ、先に南幌町が子供たちを派遣する関係で、男女比については南幌町に合わせていただいているというのが現状でございます。昨年初めて男の子5人、女の子5人という結果になりました。今年も多分5人5人という形の中で派遣できるというふうに思っております。さらに、広報の仕方ということで、私どもは多良木町との子供との交流が合った時に、なるべく旬な情報として写真を多く取り入れた中で事業が終わってすぐ広報の中で特集ということで掲載をさせていただいております。情報はすぐにという形で、多良木町も同じような取り組みでやっておりますし、さらに、先ほども言われた親御さんの交流事業に参加しての感想、あるいは子供さんの感想というそういうものの報告書をまとめております。ただ、そういうお話がございましたので、周知の仕方、例えば、2名ずつ5回に分けて掲載するというような方法も一つの方法だと思いますので、その辺については多良木町と意見交換の中でお話しをさせていただければと思います。なかなか気持ちの中では理解をしているが、実際、納得ができないということは多分たくさんあるのではないのかなと。いずれにしても、やっぱり子供たちが元気で、道で会った時に大きな声をかけてくれる、そんなような子供たちの育成の一助になっているというふうに確信をしておりますので、お互いに良い所は伸ばし、悪い所は反省しながら、今後、事業展開をしていきたいというふうに考えております。
質問 内田
では、最後に町長に伺います。私も季節感というんですか、やっぱりまず考えるのは、夏、こちらが夏に、向こうが冬に来るというのが自然かなと思ったんですけど、私、冬に行ってみて自分がびっくりしたんですけど、たまたまお天気が良かったものですから、飛行機からずっと見えて、白い景色が茶色になりグリーンになっていったことに驚きました。2,000キロの距離って本当にこうなんだなと実感しました。そして、やっぱり向こうに着いて開口一番、ああ、山と言う。子供たちもここに書いてあるんです、竹林がね。本当にそういうことではやっぱりいいのかなと思うんですけど。2,000キロの距離を渡って帰ってきた時、東京から帰るのとまた違って、北海道をさらに身近にというか力強くというか、もう大好きになりました、南幌町が。頑張るぞって、なぜかわかりませんけど雪に覆われた真っ白な雪原を見て、この広い空と広い大地、いつも言っていることなんですけど、そう思いました。ですから、姉妹町締結して、町民交流、そして始められた町長ですから。先ほどから議員が思いを、思いを、と言っていますけども、続けるように町長自身もまたPRされて、続けてほしいという思いをやっぱり言い続けていただきたいと思いますので、聞きたいと思います。
答弁 町長
内田議員の再々質問の中で、姉妹町交流の今後についてのお話かなと思います。多良木町の町長と私は、これを始めたので、始める時から単年度で終わりませんよと。やるからにはずっとやりましょうという思いであります。それは、やはり先ほど内田議員もいろいろ、気候、風土、歴史、全然違う中で児童交流あるいは大人の交流も含めて、そういうものの現実を知っていただく、子供の感性をどこで養うかと。やっぱり我が町でずっといてもなかなか私はわからない。よその町を見てわかること、うちの町の良かったこと、悪かったこと、家庭でも同じだと思うんです。隣の家とうちはどう違うんだろうと。随分よく見えるなと。隣の芝生はよく見えるというのは、そういうことだろうと思います。ですから、子供の時にも、やはりこれは制限があって、全員がなかなか対象にはなりませんけれども、そういう機会を作って、そして、子供たちの仲間に広げていただく、あるいはいろんな方に話しをしていただく。こういう交流が大人になった時に、そのことがどういうふうに私は出てくるのかなと。京北町との交流の中でも、いまだ家族交流が続いている方、たくさんおります。熊本ですからちょっとそこまでは行かないかもしれませんが、そういうものを通じながら日本の世の中にいる。この間も大雨だったから心配して電話くれた方、逆にうちが夏の大雨の時に電話して、電話くれましたよという、そういう町の担当者から声を聞くと、やはりこれは大事な一つの事業でありますから、南幌町としても継続してやっていただければ、私はやっていくつもりでおりますし、今後も次の代でも継続してやっていただくのが、やってきた思いでありますから。これは、先ほど申し上げたように多良木町の町長と2人でお話しをさせていただいて。私たちの代で終わるんじゃ何も意味がないと。次の時代へ、次の時代へと引き継いでいただく。南幌町も多良木町もなくなるわけではありません。ぜひ継続してできる事業、そして、いっぱい手が挙がって、行きたい行きたいと困るぐらいになっていただく。そういう子供たちがたくさん出てくるのを期待しながら継続して頑張っていこうと思っておりますので、よろしくお願いします。