七飯町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月7日
大沼の観光客誘致について
2021年12月7日、七飯町議会の一般質問で、平松俊一議員が「大沼の観光客誘致について」質問し、学校教育課長 俉楼司、商工観光課長 福川晃也が答弁しました。
- 質問者
- 平松俊一 議員
- 答弁者
- 学校教育課長 俉楼司、商工観光課長 福川晃也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 平松俊一
最後、3点目の質問に移ります。大沼観光のことであります。大沼の観光客誘致について。最近、七飯町は大手旅行会社と観光分野に関する包括連携協定を結び、コロナ後を見据えて、観光関連事業が大いに活気づくことに期待が寄せられているところであります。しかしながら、大沼公園の現状は、自然公園法の規制の中で、七飯町が独自に整備を進めることも容易ではなく、北海道に対して要望を行うことが常態化しているところであります。世の中はコロナ禍の間に随分とアウトドア志向が進み、キャンプやトレッキングが急速に広まり、関連事業の売上げも目に見えて伸びております。この流れを逃すことなく、大沼観光を再生させなければ、忘れ去られた観光地になりかねないと。そこで、次の点についてお伺いをいたします。1、大沼地区で運行しているスクールバスの空き時間を湖畔循環バスに流用することについて。2、湖畔外周の木道整備について、北海道と協議を行った経緯について。3、今後、大沼の湖畔木道の整備推進を森町や鹿部町とともに要望していくことについてであります。お願いいたします。
答弁 学校教育課長 俉楼司(学校教育課長は2022年6月まで)
1点目のスクールバスの運行状況について、私のほうから御答弁いたします。現在、大沼岳陽学校の登下校のためにスクールバスを導入し、運行しているところでございます。日常の運行では、登校は、運行前点検、回送後の点検及び清掃・消毒作業を含め、おおむね7時から9時前まで1回の運行、下校は、運行前点検、回送後の点検及び清掃・消毒作業を含め、おおむね14時以降から部活動の終了後の間で3回の運行を行っております。ただし、登下校は、基本的には決まった時間帯ですが、学校行事及び天候などにより午前授業となるなど、登下校時の時間帯が変わる場合があります。また、大沼岳陽学校の登下校時に使用しない時間帯においても、町内各学校の行事、部活動において活用しているところであり、コロナ禍以前の実績として、令和元年度には、バス2台で273回の稼動がありました。以上のことから、スクールバスを湖畔循環バスに流用することは、現在も登下校以外にも学校行事、部活動などで利用していること。また、登下校においても、学校行事、荒天などの天候による不規則な運行にも対応しなければならないため、定期的な運行に活用することは難しいと考えます。私からは、以上です。
答弁 商工観光課長 福川晃也
それでは、1点目から御答弁させていただきます。まず、1点目につきまして、現在のところ大沼湖畔を周回するバス事業に類する事例がなく、したがいまして、スクールバスの流用等は検討されておりませんので、御理解願います。2点目につきまして、湖畔外周の木道整備につきましては、現時点では予定がないことから、北海道を初めとした関係機関等との協議は行ってございません。3点目につきまして、2点目の答弁と関連いたしますが、森町や鹿部町とは、観光のソフト事業などで緊密に連携をしてございますが、現時点では、木道の整備に関して検討されてございませんので、共に要望する環境にはございません。以上でございます。
再質問 3番 平松俊一
再質問を行います。スクールバスをということ、ちょっと無理があるかなという気もするのですが、実は先月、私、奥入瀬渓流を個人的に見てきました。河川の横に、全線ではないのですけれども、部分的に歩きづらいところに木道を設置して、そこを皆さん方がトレッキングして歩いている。小さいお子さんから、かなりのシルバー世代まで多くの人がいました。これには、一つ、サポートする仕組みがついていまして、国内大手のリゾートホテルが独自で動かしている無料のバスが走っています。十和田湖から流れ出るところからホテルまでの間を幾つかバス停を設置しまして、そこにホテルが無料で運行しているバスが走っていると。例えば上流側に向かってバスに乗っていって、適当なところで降りてから、下り、ホテルに向かって歩いてくるとか。もしくは、歩けると思ったのだけれども、途中で大変だからバス停に立っているとピックアップしてもらえるというふうなことをやっていました。ですから、結構早い時間から、暗くなってからもいろいろな方が、バスが動いている間は歩いているという現状がありましたので。そういえば七飯町も大沼でバスが3台くらい今運行していると。この空き時間に何か少しやってみて、これから冬の観光になりますから、ある程度周知をして、どのぐらい利用者が出るのか、それから利用者の声を聞くにはいいチャンスではないのかということで、今回この質問をしました。せっかく包括連携なんかする大手旅行会社もいることですから、何か特別予算を組まなくても、町内であるもので、観光客の誘致につながるようなものを考えられないかなというのが質問の趣旨であります。それで、何か所かに木道があるので、この木道は道が設置したものと思っていましたら、お聞きしましたら、道では一切つくっていないということなのです。どうも地元の人たちが今までつくったようであるということだったので。ただ、昔つくった頃、道の協議した形跡がないのか、もう1回、町担当者にお聞きしたいなと思っていました。何か道のほうでは認めないと言ったのか、勝手にやるならいいでしょうというレベルだったのか、前は公園管理事務所というがありましたので、そこと何か打合せでもしてやったのかもしれないなということでお聞きしていますので、もしその辺、何か資料等があるのでしたら、お答えを願いたいと思います。3点目は、考えはないと。いずれも考えはないということなのですけれども、七飯だけがよければという話ではなくて、近郊とタッグを組んで観光客を誘致するという考えで、周りを巻き込んでやっていくと波及効果も高いのではないかと思うのですけれども、それぞれの自治体の考えでやることなのだから、わざわざ一緒にやるということは考えていないと、分からないわけではないのですけれども、一緒にやっても特別予算がかかるとか、皆さん方の業務が極端に重くなるとかということもないような気がするのですけれども、その辺もう少し柔軟なお考えというのは持てないものなのか、その辺の再答弁を求めたいと思います。
答弁 商工観光課長 福川晃也
再質問に御答弁させていただきます。まず、順番は前後しますが、大沼国定公園、いわゆる周遊道路近辺につきまして、既に木道が一部整備されている部分がございます。これにつきましては、今、御質問の中にお話がありましたとおり、整備者、所有者不明というところがございます。それから、そういった流れにあるものでございますから、北海道との協議があったのかどうかというのも実は不明なところでございます。ただし、一部、七飯町議会の皆様から御議決をいただいた予算の中で、一部の木道について、非常に老朽化して利用者に危険が及ぶところがございましたので、これについては、御議決をいただいた予算で整備をしているという経過は一部ございます。これにつきましては、北海道においても、その場所については、サイクリングの駐輪場を整備したりだとか、そういった利用促進に取り組んでいたところもございまして、その時点におきましては、北海道との協議の上で、そのような形で対処させていただいたということで、御理解をいただきたいと思います。また、木道に限らない話なのですけれども、今、質問にございました湖畔外周の木道整備といったものにつきましては、冒頭御答弁申し上げましたとおり、現在のところそういった検討がなされていないので、先ほどのような御答弁をさせていただきました。これもひとえに、大沼国定公園の受け入れ態勢の整備という一面があるところでございます。これにつきましては、今までも国定公園管理者の北海道に対しましては、何度かにわたりまして要望等を行ってございました。例えば周遊道路に関しましては、以前に北海道建設部に対しまして、大沼周辺整備促進に関する要望書といたしまして、七飯町議会、それから七飯町、それから七飯町議会防災・災害対策に関する調査特別委員会の連名におきまして、歩道の拡幅や路肩の拡幅などの要望を、観光振興の分野からも要望しているという経過もございまして、これにつきましては、引き続き北海道において周遊道路近辺の整備が続けられているところでございます。また、ほかの関連団体、森町や鹿部町との観光施策につきましては、御承知のとおり、環駒ヶ岳という3町一帯の広域観光について、様々なソフト事業を展開しているところでございまして、こちらと共同してやっていくというスタンスは変わりはございません。ただし、これら御質問にありました受け入れ態勢の整備等に関しましては、開発の規模や環境に対する負荷、それから利活用については、十分地域の皆様を初めとしまして、検討等をしながら、相互理解の上、慎重に進めるべきものでございますので、今現在のところは、このような形で御答弁をさせていただくということで、御理解をいただきたいと思います。以上です。
再質問 3番 平松俊一
全く考えがないという答弁しか出ない中にあっても、環駒なり何なりで、現実やっているものもあると、ソフトに関してなのでしょうけれども、これを何とかハードに向けて、近郊の町とタッグを組んでやれると、要望する力もあるでしょうし、実現する可能性の率も高まるのではないのかと思うので、検討する場が環駒であれば、環駒の中で提案しながらやっていくというのも一つの手かもしれませんけれども。何にしても、先ほど言いましたけれども、コロナ禍にあっても自然のところに出ていく人たち、それから、そういう人たちが購入する衣類ですとか靴ですとか、ザックだとかがえらい売れているのです。こういう会社の株も上がっています。木古内町にも国内の結構大きいそういうところが、来年度から調査をして町に提案するという記事が載っていました。やはり観光地の先進地としての大沼、この大沼が道南のそういった流れを牽引するくらいの気概が求められるのではないかと、どうも大沼は寂しい状況が漂っている。みんなで大沼を中心に観光客をいっぱい引っ張ってこようと、こういう意思表示をマスコミを通じてする必要があるかなと思うのですけれども、最後にもう一度答弁を求めたいと思います。
答弁 商工観光課長 福川晃也
先ほども御答弁申し上げましたが、現在のところハード整備につきましては具体的な事例、事案がなくて、検討させていただく部分が今のところ、正直なところございません。しかしながら、これはこういった大沼の受け入れ態勢の整備を全て否定するということではなくて、そういったアイデアにつきましては、民間事業者の取組、それから関係団体、地域住民の方々と十分意見交換をさせていただきながら、検討していくというのは十分に考えられるところでございますので、御理解をいただきたいと思います。また、特に大沼国定公園につきましては、管理者である北海道が整備をすべきというようなところは従前から変わってございませんが、こちらの大沼国定公園のいろいろな環境の整備や改善ということにつきましては、民間事業者のそれぞれの取組だけではなくて、今まさに地域住民の方が自らのボランティアによって、様々な看板の修復とかといったものにも取り組んでいるというような状況でもございます。それに、大沼国定公園につきましては、四季折々によって、例えば春であればミズバショウの鑑賞、夏であれば湖上遊覧、秋であれば散策路等で紅葉狩りをする。冬はスキーを初めとしたウインタースポーツなど、様々な自然の資源がありますので、こういったものをそれぞれが相互に連携し合って活用していく。そして地域活性化に寄与していきたいというような考えでおりますので、ぜひ御理解をいただきたいと思います。