中頓別町議会 平成19年第4回定例会 2007年12月16日
小さな農家づくりの推進を
2007年12月16日、中頓別町議会の一般質問で、村山義明議員が「小さな農家づくりの推進を」について質問し、町長 野邑智雄、産業建設課長 柴田弘、総務課参事 小林生吉が答弁しました。
- 質問者
- 村山義明 議員
- 答弁者
- 町長 野邑智雄、産業建設課長 柴田弘、総務課参事 小林生吉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 村山義明
質問事項として、小さな農家づくりの推進をということでお尋ねをしたいと思います。人口や世帯数の減少は、商店にとって大変深刻な問題です。消費人口が減少していく状況下では、新たな起業はおろか、現状維持さえ難しく、高齢化と後継者不足によって廃業する商店も出ている現状です。農家も同じような状況に置かれておりますが、商店と根本的に異なるのは、自然や家畜を相手にして生産に携わるため、経営の仕方、努力次第では結果がついてくる職業だと思います。酪農家の中には、搾乳牛20頭以下でも安定した経営をしている農家もあります。町では、お試し体験など豊かな自然環境と共生する地域づくりの一環として、都市住民に向けて本町への移住、ふるさと回帰の受け皿づくりを進めていますが、長57期的展望をプラスして、耕地面積の狭い本町に見合った小規模な新規就農を推進してはいかがでしょうか。元手のかからない小さな農家づくりのためには、農協や関係機関と協議が必要ですが、経営に関する具体的な数値を盛り込んだモデルプランを作成し、情報発信していくことが一流の、中頓別づくりにつながると思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
村山議員さんの小さな農家づくりの推進につきまして、地域懇談会でもお話がありまして、担当課長に調査するように話してありますので、柴田課長に答弁をいたさせます。
答弁 産業建設課長 柴田弘(産業建設課長は2009年3月まで)
農家戸数の減少は、商店を初め、地域経済にとって大変な問題であります。町においても後継者不足や経営者の高齢化、さらに今後予想される農地の遊休化など農業生産力や農村活力の低下が懸念されており、次代を担う意欲に富んだ担い手の育成確保は重要な課題であります。ご質問のとおりその対策の一つとして小規模農家、後継者不在農家の離農跡地等を新規就農へ誘導する方向を農協や関係機関と十分協議し、経営に関する具体的な数値を盛り込んだモデルプランを検討し、新規就農につなげてまいりたいと思います。
再質問 4番 村山義明
再質問いたします。早速モデルプランを検討していきたいとのご答弁をいただき、今後に期待をしながら注目していきたいと思います。他町村では大型化、共同化等で施設も何億円もかけた大規模な施設をつくってやっておりますが、果たして経営はどうなるのか大変疑問もあります。中頓別は中頓別に合った、中頓別らしい農家づくりをすべきだと思います。都市住民には、本格的に酪農業で生計を立てたいと思う人もいるでしょうし、また酪農に限ったことではなく、野菜や果実、花づくり等畑作をやりたいとか、定年後のんびり自給自足の生活あるいは趣味と実益を兼ねて農家をやってみたいとか、いろいろな考え方があります。町内の人でもそばをつくったり、山ワサビを栽培している人もいろいろおります。現在町では、国や道のいろいろな事業に積極的に取り組んでおります。北海道おためし暮らし、なかとん・おためし暮らしといって、北海道長期滞在型生活体験プラン、あるいは商工会が窓口になってことしやっている地域資源全国展開プロジェクト、自然との共生、都市との交流による地域経済再生プロジェクトや、高橋はるみ知事の公約に基づき、創設した交付金事業で公益地域再生プロジェクトのモデル事業、北の杜など、いかにこれらを連携し、地域再生プランを立てていくか、そして実践していくかが大事だと思います。小さな農家づくりの推進もその実践の一つになるのではないかと考えられます。これら事業推進のかなめになっている小林参事にご意見をお伺いしたいと思います。いろいろな思い、あるいは今後考えていることなどを含めて、ご答弁いただければなと思います。
答弁 総務課参事 小林生吉(総務課参事は2008年3月まで)
済みません。新規就農の関係につきましては、ちょっと所管外で、答弁能力がないので、ご勘弁いただきたいと思います。今お話のありましたおためし暮らしなどの実践をしておりまして、都市の方がこういう田舎で農的な暮らしをしたいという志向については強くあるということは多くの方と接して感じているところでありまして、それらの仕組みというものを考えていくべきかなということはあります。また、ただ農地につきましては現在適切に管理され、また将来も適切に管理されていくという前提のもとで、この地域におきましてはやはり酪農ということが核になって展開されていくのだろうというふうに想定しておりますので、なかなか難しい課題なのかなというふうには感じております。ただ、今ちょっとお話のありましたプロジェクト北の杜というようなところで検討しているのは、遊休農地が将来発生した場合という前提であります。現在町としては、遊休農地はほとんどないという前提に立って、今ある農地がある程度適切に管理されているということかなというふうに思いますが、もし本町においてもそういう遊休農地の活用が生じるということであれば、それらについては株式会社であったり、NPO法人であったりというようなところが活用するというような仕組みも考えられ、実際に行われているところがあって、そういうところの視察というようなことも美瑛町さんや中川町さんと一緒にしてこようというような話をしているところであります。すぐすぐ本町において遊休農地があるかどうかという問題があろうかと思いますけれども、その辺の可能性というようなことも考えてみたいなというようなことはこの事業の中から進めていければというふうに考えております。
再質問 4番 村山義明
私が言いたいのは小さな農家づくりということで、非常に今小規模であっても、しっかりと立派に経営安定化してやっている農家もあるというふうに聞いております。ただ、その農家も後継者がいなくて、近い将来やめるのではないかというふうな予想もされております。そういう中で経営がだめになってやめるのだというのなら、これしようがないのですけれども、生計立てるのには十分間に合っている、もうかっているのだというような農家が定年といいますか、年が来たから、それでやめるのだと、そこでなくなってしまうのだということが非常にもったいないなと思うのです。これは、やめた後ほかの人がそこを吸収してやるということは今までそのとおりなのですけれども、そのために1軒農家がなくなってしまうわけです。そうでなくて、やはりそういうところも事業を継続していけるような方策というか、それが非常に今まで難しいのかなというふうに思っておりますけれども、ただこれも今後考え方によっては、今までは農家は世襲、世襲、息子さんが後継者になっていくというのが普通ですけれども、これも考え方によっては、個人企業にしろ、法人化したにしても、自分の子供であっても、ただ世襲というものではなくて、買ってもらうと。他人なら、もちろんそういうことになります。身内でも買ってもらうと。そういうのが、外国ではそういうような方式でやっているところもあります。ですから、ただ後継者、後継者ということでいくから、後継者がいないと、もうそこはみんなやめてしまうと、やめた後を59ほかの人がそこを引き受けてやるというようなことが今までのずっと流れではないかなと思うのですけれども、そうではなくて事業の途中からでもその事業を引き継いでやっていくというような形をとれるようにすれば、そこへ入る人も安心して、今もう経営やっているわけですから、それを継続したわけですから、だからそういう継続の仕方をすればスムーズに入っていけるのではないのかなということも考えられますし、今後はそういうこともやはり頭の中に置いて進めていかなければならないときが来るのかなと、私はそういうふうに思っているのです。そうでなければ、だんだん後継者いない、後継者いないという形でいけば、農家は消滅してしまいます。だから、それを防ぐのにはやはりそういう形にしていかなければならないのでないのかなと、そういうふうに。これは、極端にそういうことを言っても、すぐそういうふうにはなりませんけれども、そういう考え方もあるということで今後検討していったほうがいいのではないのかなと思います。そうすると、自分がやめるまで一生懸命自分の企業として高めようと努力するわけです。高く売るためには一生懸命やると、買う人も安心して買えるわけです。そういうシステムづくりが今後そうなっていくのではないかなという気もいたします。これは株式会社だとか、そういうあれがどんどん農家に入ってきたら、当然そういう形になるのではないかなと思いますけれども、そういうことを今から頭に置いておいたほうがいいのではないのかなと。そういうことで、ぜひ自分の農家をやめるときには高くだれかに事業を引き継いでもらう、そういう意欲で頑張っていただきたいなと思うのですけれども、ちょっとこれに対して答弁は要りませんけれども、先ほど言いましたようにいろんなニーズに対応できるようなモデルプランを示して、都会の人もわかりやすく、飛び込んでこれるような、興味を持ってもらえるような、そういうプランづくりをぜひやってくださいと、そういうことでそれによって少しでも中頓の起爆剤になればなというふうに思っております。今申し上げたことに全体的に町長からちょっとコメントいただければ、それで終わりたいと思います。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
お答えをいたします。本当に中頓別町で酪農家の戸数が減少してまいりました。私平成3年に産業課長やっていたとき77戸あった記憶を持っておりまして、今50戸を切っておりますから、大変減少しているなと。その分それぞれの今いる酪農家が大規模になってきているのかなと、このように思います。しかしながら、私は今でも中頓別は中頓別に合った酪農形態、それぞれの酪農者の考え方によって経営をしていけば一番いいのでないかなと。当時も法人化等々の話がありましたけれども、決してそういう方向ではなく、地元の町のいろんな条件に合った酪農家が育っていけば一番いいのかなと、こういうような考えを持っています。そういう意味で今村山議員さんから指摘のあったようなことを踏まえて、担当課長のほうで農協とも協議をしながら、小規模の酪農家を新規就農として入れていく場合、今大変配合飼料高いですから、草地酪農的な方向性に変わってだんだんいくのかなと思いますけれども、そうなればなるほ60どまた技術的な問題だとか、いろんな問題があろうかなと思います。それぞれ今現在経営している方々が後継者に移譲する場合に対価で移行していく分もありますし、また小規模の酪農家が経営をやめた場合にそこに新規に入ると、そういうようなこともいろいろとあるのでなかろうかなと思います。そういう中で今までなかなか新規就農の具体的な取り組みというのは町独自ではできませんので、農協と十分協議をした中で何とかいい方向に持っていければなと、このように考えております。
再質問 4番 村山義明
これで終わります。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
大変申しわけありません。東海林議員さんの質問の中で、日本財団からの補助金300万円という答弁をさせていただきましたけれども、担当のほうから厚生園のほうに照会したところ1事業補助限度額が3,000万円と、こういうことでありますので、訂正させていただきます。申しわけありません。◎一般質問(続行)