中札内村議会 令和5年12月定例会 2023年12月15日
大規模育成草地の道営事業について
2023年12月15日、中札内村議会の一般質問で、福原一斉議員が「大規模育成草地の道営事業について」質問し、村長 森田匡彦、産業課長 尾野悟里が答弁しました。
- 質問者
- 福原一斉 議員
- 答弁者
- 村長 森田匡彦、産業課長 尾野悟里
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 福原一斉
最初に、一般質問通告後に、全員協議会の中で、大規模育成草地の道営事業について、概要は説明をいただきましたけれども、通告後でございましたので、繰り返しの答弁になるかと思いますが、ご容赦いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。それでは、大規模草地育成牧場、道営事業の概要について、お尋ね申し上げます。大規模草地育成牧場では、平成30年に現指定管理者に切り替わる際、当時、指定管理者の代表者であったことから、これは不肖私めでございます。従来の牧場の多くの問題点、改善点などを指摘させていただいたところであり、来年度から計画されている「道営草地畜産基盤整備事業(公共牧場整備)」には大きな関心を寄せているところでもあります。当時、指摘させていただいた中で最も大きな2つの問題「老朽化し作業性の悪い牛舎」、「更新のされることのない永年放牧地」については、今回の事業でどのように改善されるのか。また、収容頭数はどれぐらい増やせるのかなど、大きな期待をもって事業の詳細を心待ちにしているところでもあり、来年度からの事業ということで、すでに決定されたこともあろうかと思いますので、以上を踏まえ、以下2点についてお伺いいたします。1、道営草地畜産基盤整備事業の計画概要、内容についてお尋ね申し上げます。2、概算費用の規模と概算の負担割合についてお尋ねします。
答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)
道営草地畜産基盤整備事業を活用した大規模草地育成牧場の整備についてですが、現在、使用している400頭が入る牛舎につきましては、昭和53年に建てられた施設で老朽化が進んでいること、当時と現在では、牛の個体も大きくなり、牛床の大きさなど設備が現在の体格に合っていないなど、福原議員がご指摘のとおり、抜本的な見直しが必要となっておりました。こうした状況を踏まえ、道営事業による整備を検討し、新たに500頭規模の牛舎を現在の南札内基地前に整備するとともに、この間、手つかずであった各放牧区の草地更新も行う予定としております。1点目の計画概要についてですが、整備を予定している施設は、育成舎250頭規模が2棟、事務所1棟、飼料保管用バンカーサイロ及びロールサイレージ置き場、そして堆肥舎1棟であります。牛舎には、自動的に糞尿を堆肥舎へ送り込む徐糞用ケーブルクリーナー等を設置し、作業能率の向上と牧場従業員の負担軽減を図ります。また、草地更新では、南札内基地周辺及び元更別牧区を中心に、整備改良面積は314.7ヘクタール、造成改良面積が15.4ヘクタールを予定しております。なお、基地から遠い西札内牧区の奥地や南札内の一部は、起伏が大きくて作業しづらく、放牧にも適していない等の理由から、今後も有効な利用が見込まれないと判断し、今回は更新しない方針であります。2点目の概算費用と負担割合についてですが、今回の事業は、令和6年度から令和11年度までの6年間で整備するもので、総額28億円と見込んでおります。その内訳は、草地更新等の面整備で8億1,500万円、施設整備で18億4,500万円、機械等購入費1億4,000万円となります。費用負担の割合については、国及び道の負担が75%、地元負担は25%となっており、本村の負担額は7億円との見込みです。なお、村負担分の財源につきましては、地方交付税算入率80%の辺地対策事業債を活用することで、関係機関と協議を行っております。また、施設整備分における事業費の7.5%分、約1億3,800万円分については、受益者に負担していただくことで整理したいと考えております。国営事業で面整備等を行った場合も、地域負担25%のうち7.5%を受益者負担としていることから、数値設定の根拠といたしました。なお、今回説明した事業計画は現時点でのもので、今後も細部については一部変更する場合もございます。村としましては、今後も村内酪農家や関係機関と連携しながら協議を進め、令和6年度からの事業が円滑に進められるよう取組んでまいります。
質問 5番 福原一斉
ただいま答弁いただきまして、概算については、先日の全員協議会の中での説明と大体同じかなというふうに思っております。何点か、当時の協議会の中でも質問できなかった、時間の関係上できなかったものですとか、確認を含めて質問させていただきたいと思います。ロールサイレージ置き場あるいは乾草舎といったものが整備されるかと思います。乾草舎については、今回の答弁の中にちょっと抜けているのかなと思っているのですが、図面の中にはありますので、やる前提で質問させていただきますが、概ねざっと自分の中で計算しますと、ロールサイレージ置き場1,640平米、乾草舎が大体250坪ぐらいになるのかな。そう考えると、乾草ロールですとか、麦稈ロールですね、大体大きさ決まっていまして、概ね3,000本弱保管ができるような規模になっているのですが、実際のところそれだけの乾草ロールは1年間では収穫できないのでないかなというふうに思います。ただ、その後に草地更新が314ヘクタール、それから、造成が15ヘクタールあるということで、その更新を含めて、放牧地を一定程度採草ができるような状況にすれば、それだけの数は確保できるというふうな計算になるのですが、そのような考えでよろしいでしょうか。
答弁 産業課長 尾野悟里(産業課長は2025年6月まで)
今、お話がありましたロール置き場、あるいはバンカーサイロや乾草収納庫の整備面積の関係ですけれども、基本的に福原議員がおっしゃっているとおり、今回の道営事業、併せて面工事も行います。面工事を整備した場合、当然それを置く場所、全体的な草地更新を行いますので、そういった時の草地の置き場所の面積から逆算していくと、今回、整備する広さ程度の大きさのものが必要になってきたというところで、今回、事業計画の方をまとめたところでございます。
質問 5番 福原一斉
更新については、314ヘクタール、それから造成が15ヘクタールということで、合計しますと330ヘクタール、これを平成11年までの5ヶ年間で更新していくということで確認をいたしました。ありがとうございました。過去5年、難防除事業などを使って、合計すると大体60ヘクタール余りに関しては、更新を大規模草地でもしてきたわけなのですけれども、これだけ大規模な草地更新というのは今までやったことがないということで、非常に更新した後の畑の維持ですとかも含めて、管理のしやすいような畑になるような更新を目指していただきたいと、こんなふうに思っての質問でございました。続いて、2番目の概算費用と費用負担割合についての質問なのですが、概算で総額28億円と非常に大きな金額だと思っております。ただ、そのうちの75%、約4分の3ですから21億円余りになるかと思いますけれども、21億円が国と道からの資金投入というような形になりまして、非常に大きな形で、それだけの責任も伴うというような形での理解かなというふうに思います。ちょっと用語といいましょうか、自分の理解が足りないものですからわからないところ、ちょっと調べて意味はわかったのですが、その中身がちょっとわからない部分がありまして、辺地対策事業債というものを80%の部分に、地方交付税参入率80%の辺地対策事業債を活用するというふうに答弁をいただきましたけれども、この辺地対策事業債が大変有利な事業債だということは理解をしているのですが、使うことによってどのようなメリットがあるのかということをお伺いしたいのですが、よろしくお願いいたします。
答弁 産業課長 尾野悟里(産業課長は2025年6月まで)
今回、受益者負担を除くところですけども、事業費28億円でそれぞれ地元負担25%ということになりますと、7億円という形になってございます。今回、今、村としまして辺地対策事業債の活用を検討しているというのは、この7億円の財源といいますか、7億円をどう確保すると考えた際に、やはり交付税の参入率の高い地方債といいますか、借金をすることで、実質村の持ち出し分が還ってくるといいますか、7億円の結果的に80%は交付税に参入されて、それが交付税となって跳ね返ってくると言いますか、戻ってくるといいますか、交付税算定式に参入されるという形になるのですけども、やはりそういったことで、村としての財源を確保したいということで、今回、今、辺地対策債の活用を振興局とも協議させていただいているというところでございます。
質問 5番 福原一斉
丁寧な説明で、私の方はすっと理解をできました。大体5億6,000万円ぐらいが交付金の参入として戻ってくるというような理解かなというふうに思いますので。となれば、村の持ち出し分はおよそ1億円、この概算の金額の中で考えますと1億4,000万円ぐらいの負担。それに対して、国、道からの負担が21億円という形なのかなということで理解をいたしました。それで、続いて、受益者負担の部分ですね、1億3,800万円ほどを想定しておるということで、地域負担が25%のうちの7.5%ということで、計算すれば大体1億3,800万円かと思いますけれども、この金額の算定ですね、実は平成28年に、今、新牛舎と言われている、離れたところに建てた、牛舎を建てた際に、これはクラスター補助金を利用して建てたものだと思いますが、総額で大体、牛舎本体ですけども2億1,000万円ほどの牛舎を建てた際に、受益者負担として、受益者が負担した分は、総額大体1億3,000万円ほどだったのですね。この時の算定として、クラスター補助金を抜いた補正予算債の半分を受益者が負担をし、村が半分を負担したと。単独事業債というものを発行されまして、それが1億1,000万円、それを全て受益者が負担をしているということで、その当時、この2億1,000万円の牛舎を建てた際に、その受益者負担が1億3,000万円ということで、非常に負担の比率としては大きな負担をしています。これは28年度からです。その時に実際には、預託料金ですか、45円アップというようなことで、非常に大幅な改定がされたという経緯がございます。そういったものと、今回のこの7.5%がかなり相違があるので、そこら辺の整合性をどのように考えているのか。この28年度にやったものの見直しを今回できるのかどうかということをお伺いしたいのですが、よろしいでしょうか。
答弁 産業課長 尾野悟里(産業課長は2025年6月まで)
28年に建設した牛舎の費用負担の関係ですけども、ただいま福原議員がおっしゃったとおり、当時、28年度建設した牛舎、大体2億1,000万円ほどの事業費をかけて建設し、そのうち5,000万円ちょっとと、その時、村として、補正予算債で補助金のバック分の2,400万円を除いた額につきましては、全て受益者負担という形で、牧場の利用料に反映させて、当時、結果的に反映になったという経過がございます。したがいまして、福原議員のおっしゃるとおり、当時の受益者負担といいますか、酪農家さんの負担が、通常といいますか、一般的な基盤整備の考え方よりも、かなり高額に負担をしていただいた上で、牧場使用料が設定されたというのは、されてきていたということは認識しております。今回、最終的に、今7.5%、受益者負担7.5%、これは国営の基盤整備事業と合わせて受益者負担を同じ割合で整備していくというふうに考えておりますけども、28年度に建設した時の牛舎の負担割合についても、今回、道営事業の負担割合を再算定する中で、改めてその負担割合が適切だったのかどうかも踏まえて、統一的に受益者負担の割合については、見直し検討を行っていきたいというふうに思っております。
質問 5番 福原一斉
ありがとうございます。今、お答えいただいたように、私としては、28年度に決めたこの費用割合、これを見直していただくというのが、非常に酪農家にとっても理解が進むのでないかなというふうに思っています。ということは、当時の話ですけれども、これ28年度にこの2億円ほどの牛舎を建てて、大幅なアップを酪農家としては経験をしているわけで、この時、非常に実は入れる頭数がかなり激減したような状況もあります。同時に、当時指定管理者でありました農協との理解もかなり温度差ができまして、それがきっかけに、それが要因ではないのですけれども、一つの要因として、その後、29年、30年に指定管理者を外れると、変更になるというような自体がなってしまったというふうに私としては認識しておりますので、今回この道営事業導入をして、牛舎を18億円ほどの牛舎ができるわけですけども、その中で、酪農家の心配としては、この18億円もの牛舎を建てた時に、じゃあ、果たして預託料金幾ら上がるのだと。そういった理解をしている酪農家さんもいらっしゃるということで、この辺の説明をしっかりとしていただいた上で、根拠ある預託料金を再設定していただきたいと、こんなふうに考えている次第でございまして、今の質問になったというふうにご理解いただきたいと思います。続いて、現在新しい牛舎、まだこれは8年度ぐらいから着工の予定だというふうに伺っておりますが、現在使っている旧牛舎の活用方法についてお伺いしたいと思います。当然ながら新しい牛舎ができますれば、今現在使っている牛舎については使わないよという形になるのが自然かなと思いますが、現実としては、使わないからといって取り潰してしまうということも多額な費用が発生いたします。また、老朽化しているとはいえ、中をある程度改修すれば、今後も使うことはある程度可能なのかなというふうな私としては見解なのですが、この旧牛舎の活用方法について、今のところ考えていることがあれば、お伺いしたいと思いますが、よろしくお願いいたします。
答弁 産業課長 尾野悟里(産業課長は2025年6月まで)
現在使用している牛舎の活用方法等についてですけども、福原議員の質問にもあったとおり、昭和53年につくった牛舎ですので、当然、当時と牛の大きさ等も違っていますので、使用にあたっては、旧牛舎の改修等もやっぱり必要になってくるのかなというふうに考えております。それを踏まえながら、今回、道営事業の概要については、酪農家さんにも説明会を開催させていただきまして、11月下旬にその説明会を行った際も、酪農家さんからは、患畜ですね、病気で通常預かれない牛といいますか、基本的には牧場で預かれない牛、こういったものを、例えば、今の既存の牛舎を使って、感染していない牛と分けることによって飼養することができないだろうかというご意見もいただいたところです。この部分については、村としても、当然村内でも牛ヨーネ病ですとか、そういった病気が最近、非常に多く発生しているというところもございますので、その部分については、前向きに検討をしていきたいというふうに思っておりますけども、ただ、患畜を扱うとなれば、衛生飼養管理、徹底しなければならないですし、機械類、設備、そういったものも新たに整備しなければならないというところもありますので、そういった財源の問題というところもございますし、作業員への負担というところもありますので、そういったところは今後改めて、そういったご意見もいただきましたので、患畜を預かれないかというご意見もいただきましたので、そこの部分については、今後、様々な角度から内容を検討していきたいなというふうに、現段階では思っているところです。
質問 5番 福原一斉
ただいま答弁いただきましたように、旧牛舎においても、有効利用していきたいというのが酪農家の考えだと思います。これ400床に及ぶ牛舎があると、改修すれば牛を飼うこともできるということで、そうなれば、これは仮定の話なので、なればですが、現在使っている400頭の牛舎に加え、500頭の牛舎ができるということで、さらに入牧頭数を増やすことが可能だということで、何とかご理解と、これに向けた努力をしていただきたいと、このように考えている次第でございます。続いて、6月の決算定例会の時にも質問をさせていただいたのですが、この大規模草地育成牧場の現状を鑑みた時に、やはり入牧頭数を増やしていくのだということ、これについては必ずやっていかなければならないというふうに思います。現在、村では帯広畜産大学と一緒になって、育成牧場の機能ですとか、役割ですとかメリットですとか、そういったものを見える化しようという作業をしております。それをもとに、見える化されたデータですとか、このようなメリットがあるのだというものが明確になったものをもとに、酪農家に丁寧な説明と、それと一緒に、議会あるいは一般村民に対しても、村の基幹産業の基盤づくり、あるいは後継牛づくりに育成牧場は必要との理解を求める作業を進めていただきたいと思います。もちろん私自身も、そういった協議には最大限協力はさせていただいておりますが、今後もこういった作業、させていただけるのかどうかということでお伺いしたいのですけれども、よろしくお願いいたします。
答弁 産業課長 尾野悟里(産業課長は2025年6月まで)
福原議員がおっしゃるとおり、当然牧場の利用頭数、入牧頭数を今後増やしていかなければ、やはり経営の安定というところでは欠かせないというふうに思っております。運営費等も高騰している中で、この部分についてもいずれは当然、やはり今、支出と収入の均衡のバランスというのがやはり崩れているという部分もございますので、利用料負担をいただくためにも、やはり牧場のあり方ですとか、牧場の機能の見える化ですとか、そういったところは今後も図っていかなければならないかなというふうに思っていますので、今年度、畜産大学との共同研究事業の一貫で、今現在、牧場の機能の見える化と預託料のあり方というところについて、問題を畜産大学の方に投げかけさせていただいて、共同研究を今進めているところでございますけども、この部分についても、今後も畜産大学と一緒に進めていきたいというふうに思っておりますし、村内の関係機関ですとか、酪農家さんにも加わっていただきながら、その部分については、今後も進めてきて、最終的には預託頭数の増につながるような動きをしていきたいというふうには考えております。
質問 5番 福原一斉
私の方も最低限、できる限りの協力といいましょうか、できることはやらせていただきたいというふうに思っていますし、加えて、できれば、関係機関、農協、普及所含めて、全体で知恵を出し合っていかなければ、なかなか難しい問題があるというふうに思っていますので、何とかご協力をいただければというふうに思っている次第でもございます。また、午前中に戸水議員の方から、鳥インフルエンザのお話もありましたけれども、この公共牧場を維持していくのは、今現在村でして、村で牧場を維持していく上で、この法定伝染病ですね、その対策をどうしていくというのは本当に喫緊の課題ではないかなというふうに思っています。そういった中で、今回、ヨーネ病というものが今現在も、中札内村の中で、今現在3件ですか、対策農場という形になっておりますが、これについては、1998年ごろからだったと思いますが、国の方で毎年検査をいたしましょうということで、各酪農家については5年に1回のケースだという形の中で、検査を続けておるわけですけれども、感染牛の発見については、年々拡大している状況でございます。当然ながら、国の指針に則った形で、道としても対策をしております。感染牛が確認された場合には、感染牛はもちろん淘汰。その後、発症の牧場については、3年間6回の検査を全てクリアしなければならないと。それから、6ヶ月以上の牛が検査対象になっているということで、6ヶ月以上の牛と同居している牛については全頭検出しましょうと。非常に厳しい、厳しいといいましょうか、当然なのですけれども、そういったことをやって、今現在もやっています。こういったものを20年以上やっているのですが、いまだ数が減ってきましたねということはなく、一度もなく、ずっと検査をして発見される頭数は増えているという状況でございます。昨年度、日本で1,147頭、うち北海道で997頭、ほぼ90%以上だと思いますけれども、そういった頭数が見つかっている。なおかつ、振興局ごとに言いますと、そのうち十勝が約半分なのですね。こういったものが継続的に5年ごとに検査を行われております。当然出た牛については、同居はできないということなので、当然こういった公共牧場に入れることができないのですよね。入れていった牛も検査で感染牛が発見された牧場に戻さなければならないと。ようは6ヶ月以上の牛が育成牧場にいますので、よその牛も検査対象になってしまうので、それを避けるために、自分のところに返さなければならないというような状況でございます。非常に費用負担も大きい。はずかしながら、私のところも対策農場でございまして、一昨年出た時には、そういった育成牛飼う牛舎もありませんので、9月に出てどうしようかということを協議して、牛舎を建てましょうかと。冬までの間に牛舎を1頭建てて、その時は7,000万円ほどの牛舎を建てざるを得なかったというような状況です。育成牛舎なので、その分売上が増えるわけではありません。その分費用負担をしなければならない。なおかつ、有利と思われる哺育施設ですとか、大規模草地には牛を入れられないと、こういった非常に経済的にも厳しい状況になります。これの非常に問題だなと思うのは。ごめんなさい、ちょっと質問長くなりました。申し訳ありません。ワクチンあるいは治療方法がないということで、法定伝染病に指定をされているところでございますが、確かに発症すると治らない、半年から1年の間に死亡するというような非常に危険な病気だとは認識をしているのですが、果たしてこれを入って、出てきているものを法定伝染病に指定をし、正常国を目指すというのが今の国の姿勢なのですが、果たして正常化できるのかという疑念を持っています。これについては、これは私の感想で大変恐縮ではございますけれども、ほぼなくなることはないだろうというように感じています。そういった病気であるにも関わらず、感染したからといってすぐ発症するわけではないので、見つかった牛については、ほぼ健康なのですよね。健康なのです。なおかつ5年に1回検査をしていますけれども、その中で症状を発症して見つかった例というのは、これは日本でもいないのですよね。ゼロ頭なのです。ですので、菌が見つかったから、イコール危険だという認識が、そろそろ20年もやればわかるのでないかなというような思いを持っているところでございます。当時に比べれば、酪農家においてもそれぞれの牛舎の消毒ですとか、衛生管理、非常にしっかりしている状況、そういう中で飼養管理をしているのですけれども、5年に一度検査をすると、ポツッ、ポツッと出ている。なぜかというと、私思うに非常に検査精度も上がっています。PCRで偽陽性が出たものに関して、糞便検査ということで検査をするのですが、何千頭に1頭か、これは確率的に出るのではないかというような状況、そういったものがございますので、何とか牧場を抱える村としては、この対策は本当に正しいのかどうなのか。見直しを迫ることもいいのではないかというふうに感じておる次第でございます。これは一つの村だけで要請してもなかなか難しいところもあります。ほぼ十勝が半分以上占めるということで、このヨーネに関しては、十勝が声を出さなければ見直されるということはなかなか難しいとは思うのですが、なにせこれが発見された時の対策、それにかかる費用、それから、村としてもこの大規模草地存続に関わる問題であります。5年に一度検査すれば、何頭の牛が出るか、はっきり言ってわからない。年々どんどん発見率は増えている。そういう状況ですので、何とかこの対策の見直しを検討するよう要請なり何なりをするべきではないかと、私は考える次第でございますけれども、村の見解をお伺いしたいと思いますが。よろしくお願いいたします。
質問 5番 福原一斉
道営事業やっていくに関しては、国としても大きなお金を入れてくれているわけですので、責任が伴うかと思うのです。そういった中で、ヨーネが多くの牧場で出れば、牧場存続に関わるのです。運営できなくなってしまう可能性がある。そういったことでの観点から、このヨーネ対策について、どのように考えているのかというのをお伺いしたかったのですが。
答弁 産業課長 尾野悟里(産業課長は2025年6月まで)
一般質問の通告が牧場運営というところなので、その視点でちょっと、考え方を答弁させていただければというふうに思っておりますが、福原議員がおっしゃるとおり、ヨーネ病の発症というのは、それは大きな問題だというふうに、村としても認識しております。それは、酪農家さん自身も先ほど福原議員がおっしゃっているように、当然、自分のところに育成できない分だけ自分のところの経費がかかるという部分もございますし、当然、お預かりしている育成牧場、村としても、その分預託料収入が入ってこないという形になりますので、収入が減になるということで、双方デメリットしかないといいますか、という認識は村としても持っているところでございます。ただ、現実的な話をさせていただくと、家畜伝染予防法で定められている法定伝染病というところもございますので、村としてヨーネ病をどうするか。それは国の法律で定まっているところでもありますので、ちょっと村で個別対応ができるというレベルの話ではないのですけども、ただ、遺伝子検査、精度も上がってきているというところもおっしゃるとおりかなというふうには思っております。ヨーネ病の取扱いですとか、ヨーネ病の対応については、現段階でちょっと村としてこういう方向性でというところはないのですけども、つながりがある家畜衛生保健所ですとか、そういったところとも協議をしたり、あるいは、ちょっと適正かどうか、できるかどうかはわかりませんが、今、畜産大学と連携事業も今年度から始めた中で、例えば、そういったところが触れられるかとか、そういった話はできるのかなというふうには思っておりますので、村としてもそのヨーネ病に対する問題意識は持って、この後も対応はしていきたいというふうには思っております。
質問 5番 福原一斉
ありがとうございます。ヨーネについては、非常に対応の難しいといいましょうか、この法定伝染病15種類ある中でも断トツにこの発見頭数が多いのですね。そういう中で、定期的に検査すると、一定程度の頭数が出るという認識だけは持っておかないと、いざ出た時に、それこそ出たところの牛全部引き上げるということになれば、せっかく入牧頭数を増やそうとしていても入れることができないという状況に陥ってしまうということで、その辺は加味しながら、今後の運営を考えていただきたいという思いでの質問であったとご理解いただきたいと思います。先ほどの戸水議員の質問の中でも、鶏卵、養鶏に関しては、村には欠かせない自慢の産業だというような言葉がございました。これは酪農に関しても同じなのですね。農業、酪農生産、145億9,100万円のうち、酪農については57億1,000万円。酪農の戸数は21戸で、この数字でございます。経産牛頭数は4,500頭余り、育成牛も同等かというふうに推察をするところです。経産牛1頭あたりの乳量は1万2,000キログラム、1戸あたりの飼養頭数、その他もろもろ、本当に全道トップクラス、日本有数の酪農の村とも言える。このようなことでございますので、それを支える育成牧場も全道トップクラス、日本有数でなくてはならないと私は考えております。今回の道営事業の導入を契機に、そのような育成牧場を目指していただきたいと、こんなふうに思っていますので、何とぞご理解とご協力をいただきまして、私の質問、終わらせていただきたいと思います。