むかわ町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月10日
皆さんも御承知のように宮戸小学校の改修工事について
2025年3月10日、むかわ町議会の一般質問で、津川篤議員が「皆さんも御承知のように宮戸小学校の改修工事について」質問し、経済建設課長 江後秀也、教育長 長谷川孝雄、町長 竹中喜之が答弁しました。
- 質問者
- 津川篤 議員
- 答弁者
- 経済建設課長 江後秀也、教育長 長谷川孝雄、町長 竹中喜之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 津川篤
第4回の定例会に当たりまして、通告に基づきまして……〔「第1回、勘定間違ったんじゃ」と言う人あり〕
質問 12番 津川篤
ああ、そう、第1回、通告に基づいて質問させていただきたいと思いますが、皆さんも御承知のように宮戸小学校の改修工事についてという頭出しで出してあります。その中で、まず中止になった経緯、経過、これらについてまずお伺いしたい。2つ目には、基本設計の際に何を基準にしてこれを設計したのかということがまず1点。さらには工事費が、当然工事やったわけですから工事費が支払われるのが当然のことなんですが、これはどの段階で分かってきたのか、そのあたりの詳細について説明を願いたいと。さらにはこれが、この宮戸小学校の改築というのは、当初から目的があったわけですよ。その目的に沿って普及所の移転というのが大きな要因であったんですが、去年の12月、町長の行政報告の中では早急にこれに対応したいということで、もう約3か月たったんですから、早急の、その対応している部分というのが、まだ町民には見えていない、このあたりが今後どのように推移していくのか、このあたりについてまずお聞きをしたいと思います。
答弁 経済建設課長 江後秀也
私のほうから、旧宮戸小学校改修工事中止についての御質問についてお答えいたします。1点目の中止の経緯につきましては、改修工事発注後の令和6年10月7日に工事施工業者より建物傾斜の報告を受け、内部、外部の目視調査、また外壁基準高測定の実施、令和6年10月17日に外部基礎詳細調査を行った結果、建物基礎くいに深刻な損傷が確認され、これ以上、工事遂行不能なことから工事中止、契約解除に至りました。2点目の設計における基準でございますが、実施設計において、北海道の建築設計業務委託共通仕様書を基に、建物の用途変更に係る特記の仕様にて設計業務を発注してきております。3点目の工事の支払い及びどの段階で欠陥が分かった件につきましては、令和6年10月17日の外部詳細調査の結果、専門家の報告を受け危険構造物と判断し、その時点での建物の危険構造物の判定ということで工事中止に至ったところでございます。工事費の支払いにつきましては、本町の工事請負契約書の条項に基づき、契約解除後の出来高確認により最終精算額を支払っております。4点目の胆振農業改良普及センター東胆振支所への今後の対応につきましては、町として胆振農業改良普及センター東胆振支所が本町に所在していることは、農業情勢に関し大きな存在であり、本町内においていち早い移転場所の決定ができるよう、北海道と協議を進めておりますので、御理解賜ればと存じます。
質問 12番 津川篤
今の答弁の中で、まず基本的には、その工事をやっている最中に途中でそれが分かったというんであれば、当然、そしたら設計をする段階で、このことを何を見て設計をしたのか、まず物を見ないで設計したんではないかと、町民の皆さんはそういう理解の下に、なぜこういう問題が発生するんだと、公共事業でありながら、そういう例えばこの工事費、設計費も見ても400万近い金は出ているわけですよね。そして、それによって工事費を積算して請負業者が工事を行うということが今までの通例の流れだと思うんですよ。しかしながら、今回、この基本設計に至るまでに、中に入ったら当然、これだけの傾斜がついているんであればですよ、素人目でも分かったはずなんですよ。それともう一つ、私非常に心配しているのは、胆振東部地震のとき、宮戸小学校の体育館、大災害を受けましたよね。工事、あそこは改修工事やりました。そしたら、本体とつながっているのにもかかわらず、そのときに本体のほうの小学校のほうのものを見なかったのかどうなのか。例えば、その段階でも、もう当然分かっていたはず、分かるはずなんですよ。目視しても分かるぐらいの傾斜がついていたというふうな、そういう証言もあるわけですよ。そしたら、それは今回の設計になぜ生かされていなかったのか。町民の方々は何を基本に物を、私のところに電話をよこすかといったら、やっぱり税金の無駄遣いでないのかと。せっかく私たちの税金が、そのために生かされた使い方をされているんであれば理解できるけれども、今回のこの工事費含めて総額3,500万ぐらいなんですよね。これだけの無駄な金を使って何もできませんでした、危険な建物ですよ、そしたらすぐ危険な建物であれば解体工事もすぐやらなきゃならないということでしょう。そうなってきたときに、さらにここに1億以上の金がまた投資しなかったらできないということになるわけで、これが行政としてこの設計段階で、きちっとした設計をしていれば、この段階から分かったはずなんです。なぜそこのところを、その設計事務所が分からなかったのか、このあたりについては行政としてどのような対応で、ただ、その設計事務所からの報告を丸のみしてそのままやったのかどうなのか。そのために例えば現地に行って確認をして、そういうことが行われていたのかどうなのか。このあたりがやはり町民の皆さんにとっては非常に不信感を持たれる一つの大きな要因だと思うんですよ。この点について、行政側として順次どのような経緯を持ってやったのか、これらについて説明をしていただきたい。
答弁 経済建設課長 江後秀也
はい。旧宮戸小学校、平成30年の地震からの経緯についてお答えしていきたいと思います。平成30年の胆振東部の震災におきまして、旧宮戸小学校は大きな地震力によって校舎及び体育館は大きな外力を受けたところでございます。平成30年9月12日におきまして、被災直後、応急の建物調査というところが入ってくるんですが、設計事務所、専門家を入れた形でそこで宮戸小学校の震災調査に入っております。この段階では、体育館と本体校舎も両方見ている形でございます。その中におきまして、体育館におきましては、アリーナの床、床ですね、床がもう波打ってひどいという状況で被災はしているというところでございまして、本体の校舎におきましては、校舎のはり、柱においては一部クラックがある、また外周の外回りで水栓砂利を敷いているところなんですけれども、そこでは沈下等はある形なんですが、本体校舎のところにおきましては、建物の不同沈下、床レベルの傾きを示す状況は確認されなかったところで、体育館のほうの復旧が進んできたところでございます。今度、宮戸小学校が閉校しまして、その後、令和5年6月に今回の改修工事に係ります実施設計を行ってきております。この改修設計の行う設計事務所は、そもそも宮戸小学校建設時に設計しました建設事務所及びこの令和30年9月の震災調査もやった同じ設計事務所でございまして、この設計におきまして、令和5年8月から令和6年2月までの間が設計期間として業務を実施してきた中でございますが、その中におきまして計3回、現地におきまして調査をしてきております。一番最初の乗り込みにおきまして、これまでのバックデータも持っているという形でございますので、令和3年の震災で被災を受けた校舎の中の状況、そこでいきますと、玄関の床の状況、または玄関から見えているはりのところがひび割れというところが、それが見ていった中では大きなところの損傷要因と、見えてきたところなんですが、そこにおきましても、平成30年から進行している度合いというところは確認されなかったというところでございますので、そこで実際の設計事務所の設計が入って、建物自体は健全であるというところで判定した中で、今度、改修工事でございますので、その職員室または一般教室の間取りの変更を行うというところで、その部屋の中で間取りの変更、または物を置いていくというところの、今度は収まりの具体的な調査を進んでいったところでございます。ということでございまして、我々のほうにも、方向または工事監督員も一緒に入る形で現地の調査というところは入っていった形でございますが、建物の異常を示す兆候はなかったというところの下にて私たちは建築の改修工事を発注してきて進めてきたというところでございます。発注を進めた中におきまして、建物の傾斜具合が分かった形でございまして、そこにおきましては、これ以上の工事の遂行という形は現時点におきまして危険な建物という形となりますので、本来でおきますそれを目的と達成すれば基礎を、手をかけなければならない、ただあまりにも大きな多大な費用、時間がかかるというところでございますので、現時点の判断におきましては工事中止という形で契約解除をしたという形でございます。今後の建物の扱いにつきましては、今後の検討課題という形の、終了するというところは内部協議を進めていきたいと考えております。以上でございます。
質問 12番 津川篤
この設計事務所、3回にわたってやっていますよと、年度またいでいるんですよね。その間に、胆振東部みたいにああいう余震が、地震があったんであれば、当然そこで何らかの建物の変化というのは考えられる。この間に、地震1回も起きていないんですよ。起きていないのに、そういう事態になったということは、やはりこの請け負った日本工房が、逆に言うとちゃんと中身を見ていなかったというふうなことに私はなるので、素人が考えてもそうなるのではないかと。だから、これ今まで信頼する業者だからこういうふうなことをやって、報告上、何にもなかったから、そのまま改修工事の設計をさせたということなんでしょう。であれば、その間に大きな地震があってですよ、対象、例えば本体工事のほうが傷んでいるというなら分かるんですよ。何にもないのに、支持ぐいまで折れているというようなそんな大きな地震なんてあり得ないんですよ。にもかかわらず、この設計会社がその中で何を基準にしてやったのかということが、やはり町民の皆さんにしてみれば、いや、そういうのはただ丸投げでないのというふうな話も出てきても私は不思議でないと思うんですが、そのあたり十二分に内部で協議をしてやったのかどうなのかということがまず1点。そして、まずこれをもう危険建物ですから、これ早急に壊さなきゃならないということでしょう。であるならば、これに解体に関わる経費というのはどの程度の経費を見て解体をしなきゃならないのか、このあたりの数字的な概要でいいですよ、だからおおむねこのぐらいという見通しがあるんであれば、ちょっと教えていただきたいと思います。
答弁 経済建設課長 江後秀也
設計の結果についての内部の協議でございます。この中におきまして、建物の現地調査を行っていった中で、その建物の各部屋に間取りをする、または設備を置いていくというところの用途変更というところで、そこを私たちの特記の仕様、この建物は事務所に使えるために内部を模様替えしましょう、間取りを変えましょうというところの中身で考えていったところでございますので、その建物の中身の模様替えの仕様に関しましては、設計事務所の成果品におきましては仕事をしてきているというところの判定という形とはなろうかと思います。ただ、最初の調査におきまして、乗り込んで設計事務所も、平成30年の震災を受けてダメージを受けているであろうかもしれないという建物、そこでその後の進行状況というところのバックデータも抑えているところで、進行性はないというところの確認の後、進んでいっている形も報告は受けている形でございますので、成果としては問題ないと考えたところでございます。また、解体につきましては、ちょっとこれ具体的な数字はあまり出せないところなんですが、旧消防支所、あれが1億以上かかっているという形の解体というところはしております。今回、基礎が駄目ですので、基礎を復旧するとなると恐らく建てる以上になってしまうので解体というところの方向になろうか。それはまた単独費でいくというところでいきますと、多大な金額というところもありますので、補助等の財源というところをこれからもちょっと探していくというところでございます。ただ、今は危険構造物というところですので、これ以上の使用は控えるというところで建物は閉鎖している状況でございます。以上でございます。
答弁 教育長 長谷川孝雄
私からも、参考となる意見ということで報告します。当時、9月発災当時から学校のほうは休校しました。そして、そのときに各校長先生から小学校、中学校含めて報告が上がってきております。その中で、宮戸小学校につきましては、先ほど議員指摘のとおり、体育館、それと渡り廊下、それと校長室の耐火金庫、大きな金庫が倒れたということで報告を受けております。昨年、これが発覚したときに、もう一度その当時の校長先生にまた聞き取りを行いました。校長先生からの返答では、教室、廊下での段差や傾きは感じられなく、他の職員からもそのような報告はなかった、もしあればすぐに教育委員会に報告していたということは確認しておりますので、報告いたします。以上です。
質問 12番 津川篤
そういった報告を丸のみにして、現地確認をおろそかにしたというのが今回の結果だろうというふうに思うんですが、いずれにしても、こういった施設、例えば今、これによって、私、町長にもお聞きしたいんですが、町長、昨年の12月定例会のときに、これらに代わる代替については至急対応したいという話だったんですが、その後、我々のほうには全然その対応策というのが聞こえてこないんですが、今現在、報告できる段階で何かあるんであればちょっとお知らせを聞きたい。
答弁 町長 竹中喜之
初めにですけれども、今回このようにあってはならない予期せぬ結果、これは真摯に受け止めているところでもございます。一方で、利活用がされていたときに事故等が発生しなかったことに、まず何よりと捉えているところでもございます。今後に向けてということも含めてでございますが、今回の震災当時の応急建物の調査、こういったことも行っています。その後の施設利用状況、それと実施設計、そういったところも行い、その時点時点での異常というのは確認がされていなかった、工事発注に至って破損状況が確認されたというのは先ほどの経過のとおりでございます。今回の事案というのを基に、しっかり基にしてこれからに向けての、例えば今後の震災以降の公共施設等の軀体の改修等に当たりましては、しっかりと工事発注前段の設計段階での建物の異常について、念には念の姿勢でより一層の確認調査を図るよう、指導徹底に努めていきたいと考えております。そして、今、議員から質問のありました普及センターの町内でのこれからの状況でございますけれども、速やかに、あの後もここの建物以外に、これは、こことここというのは、ちょっと勘弁していただきたいんですけれども、数か所、北海道のほうにもう照会をしております。現在その数か所をどこに絞っていくかと。それと、何度も言っておりますけれども、継続していただきたいということは強く強く申し上げておりますので、真摯に北海道のほうも向き合っていただいて、条件の適正なところというのを、今絞りつつあるところでございます。
質問 12番 津川篤
最後に、ちょっと町長に直接お聞きしたいんですが、これだけの工事をやって、やはりこういう不祥事に近いようなことが出てくる、最終的な責任というのは執行者である町長にあると私は思っているんですよ。こういったものが、町民の皆さんが、なぜこの今回の一般質問に至るまでの経緯の中で、何回も行政の在り方、行政の対応の仕方、これらについて議会として何とか質問していただきたいという要請なんですよ。先ほども、前段申し上げましたように、これだけの大きな税金を使ってこういうことが、これはもう恐らく再開はできないところであるというふうに理解はしているんですが、ただ、そういった中で町民の皆さんは、執行者というのは責任を何にも取らなくていいんですかと、私らも税金使ってこれだけの金を使ったら何かかにか、何かしらそういうものがあるんじゃないですかと。今回見ていると、そういうものがないのは議員さんとしてどういうふうに感じますかと言うから、いや、そのあたりは執行者の考えることで、私が考えるべきことではないというふうな答弁をしていますけれども、これらについて、町長、自分の腹としてこういったことが町民の意見として、もう高まっているよということに対して、どういうふうな対応をするのかという、町民向けのやっぱりコマーシャルじゃないですけれども、こういったときはこういう対応をしますというふうな強いメッセージを町民に向けて私は発していただきたいなというふうに思います。それと、もう一つ宮戸小学校のことに関わってですが、今、鵡川高校が宮戸小学校の体育館を何とか利用できないのかというふうな話も来ていますけれども、これらについては、今日、こういった結果が出た後にどういうふうな対応をするのかということは、執行者と話を進めて、高校のほうにそれが返答ができればというふうには思っているんですが、以上、そういった町民の声が、町長、あるということだけ腹に据えておいて、あと町民に対して町長としてどういうアピールの仕方があるのか、これらについて、町民の皆さんが疑問に思っていることに答えられるのかどうなのか、そのあたり一点だけ確認してから質問は終わりたいというふうに思います。
答弁 町長 竹中喜之
先ほど津川議員のほうから、いつの時点か分かりませんけれども、我々も宮戸小学校の閉校式には出席して現地も見てきているかと思います。残念かな、津川議員に情報というんでしょうか、提供をいただいた方が、いつ時点の、素人が見ても分かるのになというふうな、先ほど発言があったかと思うんですけれども、いつ時点の情報提供だったのか。我々からすれば、そういう情報提供があれば、これ結果論ですけれども、いち早くキャッチしていれば、こういう大異変もなかったのかと思いますけれども、今後に向けては先ほど申し上げたとおりでございます。それと、今日の質問を受けて我々も答弁して、時系列を追ってこういった中での対応、今回についての反省と、今後に向けてといったところでございますので、今日、この議会のやり取り、前回申し上げました宮戸小学校のこの件についての行政報告、こういったところから、この間に当たっての一定の時系も整理しながら、これからに向けてということで、何らかの形で私のほうから町民の皆さんにメッセージをお届けできればなと、それも基準、ルールに明確にしながらしていければと思いますので、御理解願いたいと思います。
質問 12番 津川篤
今、町長のほう、今後において時系列でそういうものを町民の皆さんに報告していただけるということの返答をいただきましたので、私はそこに大いに期待をしながら、これで一般質問を終わりたいというふうに思います。ありがとうございました。────────────────────────────────────────────