むかわ町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月20日
アイヌ新法制定に伴う町の見解と今後の施策について
2019年6月20日、むかわ町議会の一般質問で、野田省一議員が「アイヌ新法制定に伴う町の見解と今後の施策について」質問し、町長 竹中喜之、健康福祉課主幹 藤田浩樹が答弁しました。
- 質問者
- 野田省一 議員
- 答弁者
- 町長 竹中喜之、健康福祉課主幹 藤田浩樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 7番 野田省一
質問に基づき一般質問をいたします。まず、第1点目でありますけれども、アイヌ新法制定に伴う町の見解と今後の施策についてお伺いをいたします。アイヌの人々が、誇りが尊重される社会を実現するために施策の推進に関する法律、いわゆるアイヌ新法が4月19日に成立し、5月25日に施行されました。法律は従来の福祉対策に加え、地域振興や産業振興などを柱とする交付金事業が目玉となる法律となりました。この交付金事業は各自治体において事業を計画して実施するもので、各市町村に委ねられているというものです。この交付金事業への取り組みや、町内に居住するアイヌ民族の伝統文化の振興や教育支援、雇用確保など拡充をどのように図っていくか、お伺いをいたします。
答弁 町長 竹中喜之
アイヌ新法に関する御質問にお答えをしたいと思います。5月25日、アイヌ新法が施行され、法律におきましてアイヌの方々が先住民族であることの認識が示されたこと、そしてアイヌの方々が抱えるさまざまな課題を解決し、これまでの取り組みに加え、地域、産業、観光振興も含め総合的な中でのアイヌ対策を推進するものでございます。アイヌ政策推進交付金の今年度の政府の予算でございますが、10億円が計上されているところでございます。事業を実施する場合には、国から示されている基本方針、これを踏まえながら、基本的には事業を実施する者の意見を聞きながら地域計画を作成し、内閣総理大臣に対し認定申請を行う流れとなっているところでございます。今後につきましては、町内のむかわアイヌ協会の皆さんが大事にしている、大切にしてきている思いというのもできる限り寄り添いながら進めていきたいと考えておりますので、御理解を願いたいと思います。
質問 7番 野田省一
協会の意向も踏まえてというお答えでしたけれども、その中で町内には直接ということになるかどうかわかりませんけれども、生活の地域の活動拠点として生活館とか集会所とか、そういうものが点在しているわけですけれども、古いものでは40年から50年ぐらいたって老朽化していると思いますが、また町内で使用不能になっているような生活館、集会所が現在もあるとお伺いしておりますが、これの辺どの程度あるのか、何箇所ぐらいあるのかお伺いしたい。この話なぜかというと、環境整備の一環ということで、老朽化している状況に加えて、昨年の震災によって悪化している部分もございますので、震災が優先されるということは理解できますけれども、こういった交付金事業を積極的に活用するべきと思いますが、改めて、そちらのそういうような使い方ができるのか、含めてお伺いしたいと思います。
答弁 健康福祉課主幹 藤田浩樹(健康福祉課主幹は2020年3月まで)
私のほうから質問にお答えしたいと思います。今回、基本方針に基づいてということで、効果的な推進を図るために目標設定するということになります。これでアイヌ文化の振興、環境整備を図るための地域計画を作成することになります。今議員がおっしゃいました生活館の関係、ちょっと今戸数は大変申しわけございません、押さえてはいないんですけれども、そういった生活館の耐震改修、今全てメニューのほうはちょっと出ていないんですけれども、そういった耐震改修も対象になるとのことであります。今後、地元の協会の方とも対話を積み重ねて、この交付金を有効活用できますように計画を進めていきたいと考えておりますので、御理解いただきますようお願いいたします。
質問 7番 野田省一
今、お話もありました協会と話を進めるということでございますので、先ほど町長からもありますけれども、この交付金は初年度10億円ということで聞いておりますので、全国全道どこの市町村でも取り組める制度となって、いわば早い者勝ちという制度なのかなという思いもあります。ぜひ、アイヌ協会や地域住民の意向、これ十分に酌み取って、早急に意見交換などをしていただきたいと思いますが、その辺一定程度のめどはありますか。
答弁 町長 竹中喜之
対象事業のイメージは大体もうつかんでいるかと思うんですけれども、あくまで地元のアイヌの方々のニーズ、これに沿いながら対応したものを市町村として提案していくんだよということでございます。先ほども答弁で申し上げましたように、アイヌの方々が必要として、民族として誇りを持って生きられる、その中での尊重される実現というのが基本とされております。あくまでも我々としても地域らしさというんでしょうか、これまでも培ってきている経験等々がございますので、地元アイヌ協会の皆さんとの情報交換の場、共有の場、こういったところを設けるなどして緊密な連携を図って事業の選択をし、そして取り組みを進めていきたいと思います。
質問 7番 野田省一
わかりました。ぜひ、協会の皆さんと一度膝を交えていただいて、利用できるものは利用していくのがよいのかなと思っていますので、期待をしていきたいと思います。