みんなの議会

豊浦町議会 令和6年定例会9月会議 2024年9月18日

バイオガスプラントについて

2024年9月18日、豊浦町議会の一般質問で、大里葉子議員が「バイオガスプラントについて」質問し、町長 村井洋一、副町長 沼舘靖展、農林課長 井上政信が答えました。

聞いた人
大里葉子 議員
答えた人
町長 村井洋一、副町長 沼舘靖展、農林課長 井上政信

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 大里葉子

3番目は、バイオガスプラントについてです。町民から、令和8年度末をもってバイオガスプラントが休止、廃止できない理由と、令和15年度末まで継続を決断された意味を町長に分かるように聞いてほしいという声がありました。ただ、一般質問の通告後、広報とようら9月号の町長の「そよ風だより」の中で決断された経緯が発表されましたので、町民の皆様は既にご覧になっていて、「そよ風だより」と重複するかと思いますが、町民の目線で分かるように説明を願います。

町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)

3番目のバイオガスプラントについてお答えいたします。バイオガスプラント運営事業に係る収支状況におきまして、当初の事業計画とは大きな乖離が生じてございました。改めまして、町民の皆様にご心配、ご迷惑をおかけし、深くおわびを申し上げるところでございます。バイオガスプラントの存廃に係る今後の方針についてですが、熟慮を重ねた結果、町財政への負担が最も少ない令和15年度末までの継続を決断したものでございます。その理由についてご説明させていただきます。仮にバイオガスプラントの廃止、休止をすれば、補助金の返還や借入金の返済のために、本町の基金、いわゆる貯金を使い果たす可能性があります。基金がなくなれば、例年規模の毎年の予算を立てることができなくなるため、直ちに町民サービスの低下を招くことが考えられます。また、急に廃止、休止となれば、バイオガスプラントを利用することを前提としている農家が家畜ふん尿処理の排出先を失い、混乱が生じるおそれがあります。施設整備に当たり、国から交付を受けた補助金は約15億円であります。施設の耐用年数、いわゆる寿命は15年でございまして、途中で事業を廃止する場合には、残りの未使用年数に基づいて補助金を返還する必要があります。見方を変えれば、補助金の返還義務は、経過年数に応じて毎年1億円ずつ少なくなっていきます。つまり、この1億円の範囲内で毎年の収支不足を抑えることができるならば、事業を継続する選択を行うことで、補助金制度上、財政的負担のリスクが少なくなります。また、事業を継続するに当たり、仮に事業収入である家畜ふん尿処理手数料の値上げに係る利用者との協議が調わず、値上げすることができない場合においても、前段で述べたように、1億円の範囲内で毎年の収支不足を賄える見込みとなります。したがいまして、財政的なリスクの最小化に向け、バイオガスプラント運営の徹底的な収入支出の抜本的な見直しを進め、毎年度収支不足の圧縮を図りながらの事業継続を選択するものでございます。

議員の質問 5番 大里葉子

仮に休止、廃止をした場合、基金がなくなれば予算が立てられなくなり、直ちに町民のサービス低下を招くことが考えられると答弁いただきました。低下を招く町民のサービスは多岐にわたると思いますが、具体的にどんなサービスの低下を招くのか、お尋ねします。

町の答え 副町長 沼舘靖展

お答えいたします。特定の事業ということは難しいですけれども、基金としましては、町全体の事業の不足分を補うために繰入れをしているところがございますので、一概にどの事業に影響があるという ことは今のところ言えませんが、そういう取捨選択をしなければならない状況になってくると考えております。

議員の質問 5番 大里葉子

継続していく場合は、町民サービスは低下せずに続けられるということでよろしいですか、再度お尋ねします。

町の答え 副町長 沼舘靖展

もし補助金等の返還となりますと、基本的には一括返済が求められ、十数億円を一括返還しなければならないという事態も見込まれます。継続していくということになりますと、町長の答弁のとおり、毎年1億円以内で何とか事業を進めていけば、急には町の財政には影響してこないということでございます。

議員の質問 5番 大里葉子

継続した場合、令和15年度末の時点でバイオに関して、ほかに返す補助金や償還するものはありますか、お尋ねします。

町の答え 農林課長 井上政信

今回、バイオガスプラントのシミュレーションということでお示ししています。今すぐに手元に出せませんけれども、施設を整備する際に 、この財源とした中に、補助金のほかに過疎債、いわゆる町がした借金がございます。この据置期間は数年ありましたが、おおむね10年で返すということですから、この15年の範囲内ということで、15年を経過した段階では負債的なものはないということでございます。

議員の質問 5番 大里葉子

バイオガスプラント運営事業が始まって6年目になりますが、既に赤字がかなり累積されてきました。令和15年度末まで継続して豊浦町は存続できますか、伺います。

町の答え 副町長 沼舘靖展

バイオガスプラント事業につきましては、本当になかなか苦しい収支状況でございまして、町の財政状況も非常に苦しい状況となってございます。そのような状況も踏まえまして、今後、事業の見直しや、削減できるところは削減するということで、町全体の収支改善を図るよう取り組んでまいりたいと思います。

議員の質問 5番 大里葉子

それでは、町長の「そよ風だより」の中で、バイオガスプラント運営事業収入の増額のため、令和7年度からふん尿処理手数料を現行の2倍の額に改定し、収入増を図ることとしておりますとあります。先ほどいただいた町長の答弁の中では、事業収入である家畜ふん尿処理手数料の値上げに係る利用者との協議が調わず、値上げをすることができない場合においても、1億円の範囲内で毎年の収支不足を補える見込みと答弁されています。このふん尿処理手数料の値上げに関して、「そよ風だより」と今の答弁では相違があると思われるのですが、実態は、酪農家さんや養豚業者さんとは協議されて、ふん尿手数料2倍の値上げを合意形成され、了解されたのか、それともまだ協議中なのか、どちらなのか伺います。

町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)

現時点で了承を得ているところと了承を得ていないところがございます。今後とも、協議をしながら、お互いに納得できる形に向けて努力していきたいと思ってございます。よろしくお願いします。

議員の質問 5番 大里葉子

了解されたところと了解されていないところがあるということで、1億円の範囲内で毎年の収支不足を補える見込みということですが、見込みとは、将来そうなると確信した推測と将来そうなってほしいという希望や期待の気持ちの意味があると思います。ですから、協議されていれば、将来そうなると確信した推測で補える見込みと言われたと思ったのですけれども、協議されていなければ、将来、そうなってほしいという期待の気持ちを表していると思ったのです。それでは、これはまだ中間ということなのか、どう解釈したらいいのか、お尋ねします。

町の答え 副町長 沼舘靖展

家畜ふん尿処理手数料の値上げにつきましては、現在、協議を行っておりまして、町長がお話ししたとおり、協議が調ったところと調っていないところがございます。我々としましては、なるべく町財政の負担が少なくなるよう、可能であれば事業収入を上げたいという期待もございます。今後もまだ調っていない事業者と何とか協議を進めていって、そちらの方向になればいいなという期待でございます。

議員の質問 5番 大里葉子

では、もし期待をしていて調わなかった場合は、8月19日のバイオガス特別委員会で示された継続する場合のバイオガスプラント運営事業費見込み表のふん尿手数料は2倍に値上げされた金額で試算されているので、このシミュレーションもこのとおりではないということになりますか、伺います。

町の答え 副町長 沼舘靖展

シミュレーションは、あくまでもシミュレーションでございますので、予定でつくってございます。ただ、先ほどの答弁にもありましたとおり、値上げすることができない場合においても、町の財政の持ち出しを一番少なくて済むというところで、町長としては、継続という形でこれからも進めていきたいということでございます。

議員の質問 5番 大里葉子

思いは分かりました。バイオガスプラント運営事業が始まってから何度も収支のシミュレーションがされ、バイオガスプラント事業費の見込み表がいろいろ変わってきました。ですから、見込みの意味が見込み違いであったとならないように取り組んでいただきたいという願いを込めて、私の一般質問を終わります。

出典:豊浦町議会 令和6年定例会9月会議 2024年9月18日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる