豊浦町議会 令和4年定例会12月会議 2022年12月15日
津波避難対策特別強化地域に指定されて巨大地震への津波対策について
2022年12月15日、豊浦町議会の一般質問で、大里葉子議員が「津波避難対策特別強化地域に指定されて巨大地震への津波対策について」質問し、町長 村井洋一、地方創生推進室長 久々湊忍、地方創生推進室長補佐 竹島英和が答えました。
- 聞いた人
- 大里葉子 議員
- 答えた人
- 町長 村井洋一、地方創生推進室長 久々湊忍、地方創生推進室長補佐 竹島英和
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 大里葉子
5番、大里葉子、議長の許可をいただきましたので、大きく2点、通告書に従い一般質問させていただきます。一つ目は、津波避難対策特別強化地域に指定されて巨大地震への津波対策についてです。(1)9月30日中央防災会議で、道内39市町を含む7道県の計108市町村が津波避難対策特別強化地域に指定され、豊浦町も指定されました。10月1日の北海道新聞の朝刊で、道内39の市町に津波避難ビル、津波避難タワー等の数と特別強化地域に指定されて、今後検討したい津波対策は何かを問われて大きく掲載されていました。他の38自治体は避難ビル、避難タワーや避難路等の整備を決められているところと、調査を含め検討中とありました。そして、豊浦町だけ回答なし、回答なし、回答なしとありましたが、巨大地震への津波対策について何にも考えていないし、検討もされていないのですか、回答なしの意味を伺います。次に、(2)国の3分の2の補助を受けて津波避難対策緊急事業計画として、津波対策に避難路や避難施設、津波避難ビル、津波避難タワー等の整備計画は検討されますか。(3)積雪寒冷地特有の課題として、避難時の低体温症対策として、防寒具、暖房器具の備蓄を来年度の予算に組まれますか、お伺いします。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
1点目でございます。津波避難対策特別強化地域に指定されて巨大地震への津波対策についてお答えをいたします。1点目の津波避難対策特別強化地域の指定についてですが、豊浦町においても指定され、10月1日の新聞報道で津波避難ビル、津波避難タワーなど、今後検討したい対策の回答で回答なしの記載となったのは、新聞社への報告期限に間に合わなかったため、回答なしとなりました。2点目の国の3分の2の補助を受けて、津波避難対策緊急事業計画として、津波対策に避難路や避難施設、津波避難ビル、津波避難タワーなどの整備計画の検討についてですが、令和5年度におきまして、豊浦町地域防災計画の改定を予定しており、日本海溝・千島海溝地震対策の推進計画、津波避難対策緊急事業計画を位置づけ、津波避難ビル、津波避難タワーなどの建設について検討していきたいと考えております。3点目の避難時の低体温症対策として、防寒具、暖房器具の備蓄を来年度の予算措置についてですが、現在、避難所の寒冷地対策として、毛布1,885枚、石油ストーブ23台を備蓄しております。令和4年度の備蓄品として、貼るタイプのカイロ720枚を備蓄予定で、令和6年度までに2,400枚備蓄いたします。防寒具などの衣類については、冬の備えとして、各家庭で非常持ち出し品の中に入れていただくよう、今年4月に配布した防災ガイドマップでも示しておりまして、今後においても広報誌により各家庭での備蓄をお願いするよう周知をしていきたいと考えております。以上でございます。
議員の再質問 5番 大里葉子
1点目から再質問させていただきます。回答なし、回答なし、回答なしの記載になったのは、新聞社への報告期限に間に合わなかったためと答弁いただきました。間に合わなかったという言葉から推察すると、本町としての回答はちゃんとできていたとこの答弁からは取れるのですが、たまたま新聞社への報告期限に間に合わなかったということは、報告期限もきっと短かったのでしょうね。そうだったのだと、まず理解します。では、報告がちゃんとできていたとすれば、行政としてどのような対策を考え、どんな答えを用意していたのですか。道新に行政としてどのような報告をしようとしていたのですか。津波避難ビルなのか、津波避難タワーなのか、それとも避難経路の整備なのか、それ以外なのか、または検討中だったのか、お聞かせください。所管の地方創生推進室長、答弁お願いします。
町の答え 地方創生推進室長 久々湊忍
道新の質問については7項目ありました。まず1点目ですが、町が指定を受けたことについてどう思われたかということについてですけれども、今後より一層の津波避難体制の強化を努め、豊浦町の地域防災計画の見直しの中で津波対策を明確にした上で、ソフト・ハード面において国や道と連携して、防災・減災体制の強化を取り組んでいきたい。2点目、指定を受けて検討したい対策はありますかという問いに対しては、令和5年度に地域防災計画の改定を予定しており、その中で、日本海溝・千島海溝地震対策の推進計画、さらに津波避難対策緊急事業計画の位置づけを明確にし、その中で地震や津波についてどのような対策をしていくかを検討していきたい。3点目、対策に向けた課題は何でしょうかということについて、津波対策の推進計画についての計画策定方法や津波避難タワーなどの整備に向けた国の補助が事業費の2分の1から3分の2に増えましたが、施設整備はもともと高額で、国の補助率が上がっても負担額が大きいということには変わりはない。4点目、実現まで想定される年数はどれくらいになりますかの答えといたしまして、対策期間についても計画の中で検討します。5点目、国や道への要望はありますかという問いに対しては、津波対策の推進計画についての計画策定方法の支援や、津波避難タワーなどの整備に向けた国の補助が事業費の2分の1から3分の2に増えたけれども、施設整備はもともと高額だということで、さらなる財政支援が必要ということです。6点目、指定済みの避難ビルの数はありますかということで、指定済みの避難ビルはないけれども、大岸に幸豊園という7階建ての建物、そこを一時避難所に指定していますということです。7点目、整備済みの避難施設(道路の盛土も含む)ということについては、先ほど言った一時避難所数も含めて、他の避難所も含めてありますということです。以上です。
議員の再質問 5番 大里葉子
室長の答弁をいただいて、すごくちゃんと考えられていたのだなと思いました。でも、あくまでも検討のための検討を繰り返しているような感じを受けるのですが、それで、報告期限はどれくらいの期間があったのですか、お尋ねします。
町の答え 地方創生推進室長補佐 竹島英和
お答えします。新聞社から依頼があったのが、9月22日の5時22分にメールがありまして、報告期限が約1週間後の9月28日水曜日の期限までに回答してほしいということで依頼がありました。以上です。
議員の再質問 5番 大里葉子
分かりました。それで、私もこの9月30日の新聞が出る前の日の中央防災会議で、ある程度こういうことが決定されるだろうとか、指定されるだろうとか、いろいろなネットのそういうニュースとかを見て思っていました。それで、9月30日の中央防災会議で、津波による30センチメートル以上の浸水が40分以内に生じる地域が対象で、津波避難対策特別強化地域に豊浦町も指定されましたね。また、防災対策施設の整備に関する国の補助率が3分の1から3分の2に引き上げられました。日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進基本計画が変更され、想定される 死者数、日本海溝沿いの巨大地震で、最大約19万9,000人、千島海溝沿いの巨大地震で、最大10万人を今後10年間でそれぞれ8割減らす目標も明記されました。また、積雪時の巨大地震を想定した避難経路の確保や避難時の低体温症対策として、避難所に防寒具や暖房器具の備蓄など、防災推進基本計画に盛り込まれました。それが、その記事が先ほどから回答なし、回答なし、回答なしと、北海道新聞にもう1枚ありますが、こういうふうに大きく、ここに豊浦町が載っていますけれども、これがそうですね。それで、大きく掲載されていましたので、皆さんもご覧になっている方も多いかと思いますが、その道新の紙面で、最初にも言いましたが、津波避難対策特別強化地域に指定され、道内39の市と町に、今後の対策とか避難ビル、津波避難タワーがありますかと問われて、また検討したい対策は何ですかと問われて一覧になっていましたが、私も朝一で見ましたよ。羅臼町から始まって松前町まで。根室市、釧路市、日高町、そして、胆振管内と、一つ一つそれぞれの自治体では、どんな対策をするのかなと見ていきました。29番目に豊浦町がありましたが、回答なし、回答なし、回答なしという、その回答を見て愕然としました。私はひっくり返りそうなぐらいびっくりしました。先ほど報告期限に間に合わなかったのだ、ちゃんと考えていたのですという答弁も聞きましたが、なぜ行政として、所管として、回答なしというこのような答えが道新に掲載されたのか、本当にあり得ないです。道新を見た町民の方もびっくりしたのではないですか。というか、呆れています。豊浦町だけ回答なし、回答なし、回答なしという、新聞社にこんな答えを寄せるのは、こんな報告しかできないというのは何か違っていますよ。真面目に取り組んでくださいよ。豊浦町はこの巨大地震の津波に何も危機感を持っていないのかと。津波が来ても、町民の生命、財産を守る対策を、行政としても、所管としても、何にも考えていないのかなと思われます。もう思われましたけれども、豊浦町はどうなっているのだと、町民は行政に対して信頼を置けないのだなという考え方になってしまいます。それで、まだ町長も室長も耳が痛くなるかもしれないけれども、ちょっと聞いてください。この新聞を見た町民の方の声ですよ。ある方は巨大地震が来ても、豊浦町だけ津波が来ないと思っている。また、もし津波が起きても何も対策を考えていませんから町民の命は守れません。勝手に逃げてくださいということかなと。その方は、実際に津波が来たら、役場は当てにしないで勝手に逃げますからとも言っていました。それより何より、回答なし、回答なし、回答なしは町民として恥ずかしいわという声や、役場は何を考えているの、豊浦町のイメージがまた悪くなるよねとも言われました。そして、東日本大震災のときですよ。2011年3月11日、私も女性消防団員で、ずっと外で津波の警戒、漁組の側で警戒していましたよ。前の一般質問の中でも話していますけれども、それで、その町民の方も噴火湾であの日、豊浦町だけ3.4メートルの津波が来ました。あの津波が来た教訓は何もなっていないのだ。また一番多かったのは、せめて検討中にでもできなかったのだろうかと、そんな町民の声がたくさん寄せられました。行政がこんなでは、今後津波の対策を講じても、町民の協力は少なくなるのではないですか。町民の協力は得られないのではないですか。自分のことは自分でやらなければ、役場は当てにできないと思われてしまいましたよ。でも大丈夫ですよ、町長、室長。ここから挽回のチャンスです。それで、津波避難対策特別強化地域に指定されて、津波対策は今後も所管だけの考え方でやっていくのか、以前にも言っていますけれども、全課を入れて対応する組織ができているのか、マニュアルもできているのか、課長さんたちがそろって協議するということになっているのか、どうなっているのですか、町長に伺います。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
今、大変厳しいご質問をいただきまして、担当課において回答なしという形になってしまったのは、本当に私自身も残念であるというふうに思っていますし、申し訳ないという気持ちもあります。何せ一番は、津波災害においても何の災害においても、町民の生命と財産を守るという大きな目的があるわけでございまして、それらについて、今年も避難訓練もやりましたけれども、町民のご協力をいただきながら、いかにして減災のほうに、災害があったとしても減災のほうに向かっていくかという取組をしているところでございます。今言われましたけれども、来ないと思っているのかとか、勝手にという思いも聞いてございます。今聞きましたわけでございます。かつての東日本大震災3.11の豊浦町に3.4メートルの津波が起きたわけでございまして、それらのことにつきましても、私もいまだに目に焼きついて、皆さんでその実況、実態を見て、復旧に向けて取り組んだ状況もしっかりと残しておるわけでございまして、今後ともそういった意味において、来年度、この見直しをすると、地域防災計画の見直しをしながら、よりよい災害対策の在り方、そして、町民の生命、財産を守っていくのだということにつきまして、その目的に向かって改定を進めていきたいというふうに思ってございます。その際には、ぜひとも町民の皆様方のご理解とご協力、これなしでは成し得ませんので、しっかりとその辺は、こちらの防災対策、また町内一丸となって、組織体制を組み上げて対応していきたいというふうに考えてございます。以上でございます。
議員の再質問 5番 大里葉子
まず、今の町長の思いは受け止めて、次にもつながっていくことなので、2点目の再質問に入りたいと思います。国の3分の2の補助を受けて、津波避難対策緊急事業計画として、避難路や避難施設、津波避難ビル、津波避難タワーなどの整備計画の検討は、令和5年度に豊浦町地域防災計画の改定を予定しているから、そこで、日本海溝・千島海溝地震対策の推進計画、津波避難対策緊急事業計画を位置づけ、津波避難ビル、津波避難タワーなどの建設について検討していきたいと答弁をいただきましたが、豊浦町地域防災計画の見直しについて、私は令和2年6月の定例会でも一般質問をしています。そのときに、豊浦町地域防災計画は、平成28年6月に作成されたもので、4月21日に内閣府から最初の千島・日本海溝沿いの巨大地震による津波の想定が公表されて、豊浦町役場は浸水しませんが、そのときの予測では第1波6.5メートル、75分。第2波7.5メートル、138分。最大9.1メートルの津波予測が発表され、大岸、礼文も含めて町内27か所の避難所で9か所が水没してしまいます。豊浦町の地域防災計画が平成28年6月に作成されたものなので、本町周辺の有珠山や駒ケ岳の火山活動も踏まえ、今日本が揺れ動いています。あちこちで地震が増加しています。それで、地域防災計画の見直しが必須だと思いますとお尋ねしていました。それは置いといて、令和5年度に地域防災計画の改定を予定と、予定は未定にして決定にあらずという言葉がありますが、私は意味を調べてみました。幾つかの説があるそうですよ。大日本帝国陸軍省の「予定は未定にして決定にあらず、しばしば変更することあり 」というのが全文だそうです。予定や原則にとらわれず、事態に合わせ、臨機応変に対応すべしというような意味だそうです。予定を立てても必ずしもそのとおりにはいかない。予定は予定で未定になるかもしれないし、決定ではありません。まさに今、ちょうどこの言葉が生きるときではないですか。津波避難対策緊急事業計画を、豊浦町地域防災計画の改定の予定を待って 、それに合わせて検討している場合ではないですよ。町民の皆さんの危機意識を高めてもらうために、行政として、まず危機意識を持ってくださいよ。私はこの津波対策について 、今回初めて質問したわけではなく、以前からもずっと中身を変えて質問してきました。でも、今回も答弁は変わり映えなく、どう考えていこうとしているのかが全く分かりません。町民の命を軽んじているのではないのですか。もっと重く受け止めてくださいよ。真剣に考えていると思えないのです。所管としてどう捉えているのですか。特別強化地域に指定されても行政としてもこんな考え方でいいのですか、町長。町長の考え方をお聞かせください。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
我々も危機意識というのは、当然持ち合わせているわけでございます。いつどこでどんな災害があるか、津波が起きるか、地震が起きるかということを、心の中には常にございます。そういったことでありますから、いかにして、いつ何どきでも町民の生命、財産を守っていかなければ駄目だという気持ちは通常持ち合わせておるわけでございまして、当然のことながら、日中ばかりでなくて、夜間においても、また朝方においても、常にそういう危機意識というのは持ち合わせるべきであると思うと同時に、対応を考えていかなければ駄目だというふうに思ってございます。今までそういう危機意識というのを全然持っていなかったということではなくて、さらに今言われている千島・日本海溝等々も併せて、迫ってきているという国の見方も当然ありますので、それらを常に持ち合わせて対応していきたいというふうに思ってございます。特に来年、それらを網羅して、新しい地域防災計画、これらを策定して、ただ策定するばかりでなくて、それがいかにして、万が一のときに実行に移せるかということが問題でありまして、そのことも含めて町内一丸となって、町民の方々にお示しをしながら、一緒に防災、減災に立ち向かっていくという覚悟でいきたいというふうに考えてございます。以上でございます。
議員の再質問 5番 大里葉子
今の町長の答弁から危機意識は持っていらっしゃって、今後町が一丸となって防災・減災に立ち向かっていってくださるということでしたが、改定の予定を待っていたり、検討に検討を重ねていたら時間がなくなってしまいますよ。進めます。令和5年度に豊浦町地域防災計画の何をどのように改定されるのですか。豊浦町の想定最大津波高は8.8メートルですよね。内閣府からも道からも公表され、そして、今回の特別強化地域にも指定されて、たびたび新聞の紙面の中でも毎回豊浦町は8.8メートルと出ていますね。私は以前にも所管の室長とも話しましたけれども、令和4年3月に作成されたこの豊浦町防災ガイドマップには、7.9メートルと出ているのですよね。それで、室長は8.8メートルも7.9メートルもどちらも間違いではないとの見解でした。測っている位置が7.9メートルのところが出ているという感じだったと思うのですけれども、どちらも間違えていない数字でも、国が公表している数字と何となく違っているのも気持ち悪いですよね。たった僅かな数字でも、豊浦町は想定最大津波高を低く見積もっているのかなと私は感じましたよ。そして、津波対策についても町民の生命、財産も軽めに受け止めているのかなと、そう思われてしまいますよ。そんなふうに思われたら嫌ですよね、訂正すべきところは訂正しましょうよ。それで、令和5年度の地域防災計画の改定は、何を根拠に、どう改定されるのですか。根拠になるものを示してもらわないと分からないのですけれども、それはどのようになっていますか。所管の室長に伺います。
町の答え 地方創生推進室長 久々湊忍
まず最初に、津波ハザードマップの高さの件、前回もお話したとおり、どちらでも間違いではない。そして、防災マップに掲載している本町地区、最大津波高7.9メートル、ここに関しては、きちんと場所も国のほうから示されているというところで、豊浦町としては場所をきちんと明記された部分、また影響開始時間ですとか、第1波の到達時間、最大波の到達時間等々も全て公表されている部分をきちんと明記したということでございます。次に、地域防災計画の何をどのように変えるのかというところでございますが、今想定されているのは、今回新たに指定されたこの津波避難対策特別強化地域の指定というところを、やはり地域の防災計画という中に位置づけた上で、津波対策、地震対策、それらに基づく整備計画、避難計画、また細かな話で言えば、庁舎内部の体制、そういったものを全て体系的に網羅するというような形で改定したいと考えてございます。以上です。
議員の再質問 5番 大里葉子
では、そこでやっと庁舎内部の体系も決定されるのですね。ちょっと微妙ですけれども、先に進みます。それで、9月30日の国の中央防災会議で日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進基本計画が決まり、府省庁、道県、市町村に推進計画が通達され、道内39市町を含む7道県計108市町村が、津波避難対策特別強化地域に指定されて、豊浦町も津波避難対策緊急事業計画は防災計画が改定されてからつくるのですか。もう一度、お尋ねします。
町の答え 地方創生推進室長 久々湊忍
整備計画については、本当に避難ビルが必要なのか、避難タワーが必要なのか、また避難路の整備が必要なのかというのをきちんと詳細まで検討した上で、必要という判断が出れば、整備計画を立てるということでございます。
議員の再質問 5番 大里葉子
中央防災会議の全部の資料は長くてコピーするのが大変なので、ここに簡単にまとめられたものがありますけれども、津波避難対策緊急事業計画は、津波から避難するために必要な緊急に実施すべき事業と国から言われているのですから、こちら側からも、豊浦町ではこれこれこれが必要なのですよと、緊急にやりますよという、そういう感覚でないと駄目なのではないですかと思うのですね。それで、国からゆっくり検討してくださいとは言われていないと思いますが、先ほども期間とか、例えば、津波避難対策緊急事業計画はいつまでに作成とか、期限は決まっているのですか、お尋ねします。
町の答え 地方創生推進室長補佐 竹島英和
期限は決まっていないのですけれども、まず一応の目安としては、令和5年の3月までに国としては立ててほしいということで、それの計画については内閣総理大臣の承認がいるものですから、あとは国のそういった協議も必要なことから、まず令和5年3月までに立てる市町村にあっては、国といろいろ協議をして、それまでにつくってほしいということでございます。それ以降については、期限等、順次申請して、計画をつくっていくような形になると思います。以上です。
議員の再質問 5番 大里葉子
では、令和5年3月までとまず言われているということは、決して国からゆっくり検討してくださいと言われていなくて、急いで検討に入ってくださいということではないかと思うのです。もうこの繰り返しを何回やっていてもあれなので、また進みますが、私は令和5年度の地域防災計画の改定を待たないでも、先ほどから言っていますが、取り急ぎ、今急いで津波避難対策緊急事業計画の策定の検討に入るべきだと思いますよ。それで、10月1日の段階で、近隣で言えば、洞爺湖町は避難ビルの建設と、長万部町は避難タワーの整備、町立病院の高台移転、厚真町は2024年度避難タワーの着工を目指すとありました。また、この時点では検討中だった伊達市でも、先日も新聞に出たので 、皆さんご覧になっていると思いますが、津波避難ビルの整備を視野に、旧市街地の再編に着手と出ていましたね。菊谷市長は、夜間や冬季に津波が来た場合、避難所に逃げる水平避難では、特に旧市街地の高齢者の命は守れない。近場の高所に逃げる垂直避難の場所を確保するのは喫緊の課題であり、国や道と連携しながら検討を急ぎたいと話していますよ。10月1日時点で検討中だった自治体もどんどん検討を急いでいますよ。これが自治体としてのあるべき姿ではないですか。強化地域に指定された108の市町村、それぞれ町のトップの考え方や、それぞれ自治体の財政事情などもあるかと思いますが、令和5年度の地域防災計画の改定を待って検討している場合ではないし、今からでも津波避難対策の検討は必要で、緊急に実施すべき事業であります。急ぎ検討するべきだと思いますよ。改めてお聞きします。町長、どう思いますか。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
今、議員がおっしゃられたことにつきまして、再度中身を確認しながら、できるだけ早期にできるように検討していきたいというふうに考えております。
議員の再質問 5番 大里葉子
分かりました。回答なし、回答なし、回答なしで失われた町民の信頼を取り戻すためにも、急ぎ検討してください。それで、鈴木知事は12月2日の道議会の一般質問で、道内39市町が津波避難施設を整備する際、費用の一部を補助する方針を明らかにされました。道は補助率を早急に検討するそうです。1基数億円かかる避難タワーなどの整備は、国の3分の2の補助があっても、財政の厳しい市町にとっては負担が重いので、北海道からの支援は豊浦町もありがたいと思います。また、11月5日の新聞に出ていましたが、自治体ごとに地震規模、技術職員の人数が異なるため、自治体にとっては、先ほどから私がずっと言っていますが、計画策定が遅れる懸念もあるとして、北海道局や内閣府、気象庁、開発局、道が支援の枠組みを構築して、6人から7人のチームを組んで、10月中旬までに39市町の幹部と面談し、課題や要望を聞き取ったとありました。こちらから出向くのではなく、豊浦町役場にも来ていただいて面談されたと聞いていますが、その中で、本町ではどんな課題や要望を挙げられたのか、どんな感触だったのですか、お聞かせください。町長か所管の室長、お願いします。
町の答え 地方創生推進室長 久々湊忍
日付は10月5日、北海道開発局の室蘭開発建設部、北海道庁の危機対策課、胆振総合振興局等々から来庁されまして、町長、副町長をはじめ、私と担当とその席に臨席しました。その中で、町の意見としましては、町としてはやはり非常に危機感というのはあります。ただし、本町地区に関しては、この地形的な部分で比較的他の広大な広い十勝とか、釧路とか、向こうの方面と比べると、比較的高いところに逃げるという部分については若干有利な面もあるという話をした部分と、ただ、その際に踏切が、この地震のときにずっと遮断機が下りっ放しになるということが懸念される。特に胆振東部の停電のときも電気系統の関係でずっと遮断機が下りっ放しになっていた。そのときに、JRとしては基本的に遮断機が下りているときに勝手に入ってはならないという部分があるので、そこを何とか非常時というところで遮断機を押し上げてでも通行できるような体制、これは豊浦町だけではなく、線路で二分されているような町は同じような課題があるでしょうというお話をした部分と、将来的に豊浦町も整備計画を立てた上で、必要な施設を計画した際には支援のほうをよろしくお願いしますというお話をさせていただいたところです。
議員の再質問 5番 大里葉子
踏切の前回の停電で閉じっ放しとか、それは大丈夫だと思いますよ。だって、役場は浸水しないのですよ。どっちの踏切もここまで避難して上がってこられたら全然大丈夫ですよ。だけれども、例えば冬、役場の坂だろうが、どの坂だろうが、そういう避難路の整備とかだって考えられるのではないのですか、津波避難タワーを絶対建ててくださいと今私は言っているわけではないですよ。そう思いますよ。どうですか、室長。
町の答え 地方創生推進室長 久々湊忍
避難路整備という部分は、やはり非常に大事ということは認識しております。ただ、現時点では、豊浦町は避難路という指定はしておりません。それぞれの住民の方々が、津波が来た場合には、自分で最適と思われる、最短と思われる、最速と思われるルートを自分で選んで逃げてくださいというところでございます。ただ、これは本当にいいのか悪いのかという部分も踏まえた来年度に計画策定を考えている地域防災計画の見直し、またそこでどうしても避難路整備が必要という判断が出れば、整備計画も必要になってくるということで、体系的に考えていきたいと考えてございます。以上です。
議員の再質問 5番 大里葉子
今回、基本計画が変更された中にも、積雪寒冷地特有の課題の対応として、避難施設等の整備でも、積雪や凍結等の影響へも配慮してくださいと加わっていますので、そういうところも考えて策定していってください。それでは、三つ目の再質問に移ります。今回、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進基本計画の変更で、想定される 死者数19万9,000人を10年間で、先ほども言いましたが8割減少させる目標が設定されて、ほかの地震防災対策を進めるための様々な施策が拡充されるということで、今も言いましたけれども、積雪や凍結等への影響の配慮もありますけれども、避難時の低体温症対策の推進も盛り込まれていますね。それで、避難時の低体温症対策として、来年度の予算に含まれますかとお尋ねしたところ、避難時の低体温症対策の備蓄については、毛布1,885枚、石油ストーブ23台を備蓄していて、貼るカイロ720枚、令和4年度備蓄予定、今年度ですね。令和6年度までに2,400枚備蓄しますと答弁いただきました。では、令和6年度までに貼るカイロを2,400枚備蓄しますよということは、今年度は720枚備蓄するので、令和5年と令和6年度で1,680枚を購入し、備蓄するということなのですか、室長にお尋ねします。
町の答え 地方創生推進室長 久々湊忍
まず、令和4年度が720枚、令和5年度も720枚、令和6年度で960枚、計2,400枚を計画的に備蓄する予定でございます。以上です。
議員の再質問 5番 大里葉子
国から言われている避難時の低体温症対策、たったこれだけで大丈夫かなと、ちょっと心配になりました。少し話がそれますが、北海道・三陸沖後発地震注意情報が明日16日から運用開始されます。日高沖から三陸沖にかけての日本海溝沿いや道東沖の千島海溝沿いでマグニチュード7以上の地震が起きた際、より大きな地震、後発地震が発生する可能性が高まってきていることを広く周知し、避難体制なども再確認してもらう狙いで発表されます。ここも、豊浦町も対象になっています。マグニチュード7以上の地震の後、マグニチュード8以上の地震が起きる確率は100回に1回程度と推計されています。ないことを祈りますが、その後発地震注意情報が発表されたら取るべき主な行動として、新聞にも大きく掲載されていました。何点かあるのですが、もちろん一番は逃げやすい服装で就寝。防寒具を持ち出しやすい場所に準備するともありました。でも、実際に地震が来て津波が来たら、30センチメートル以上の浸水が40分以内に生じる想定最大津波高8.8メートルの中では、自分の身一つで逃げるのが精一杯ではないでしょうか。なので、冬季間避難時の際に、避難所での低体温症対策の備蓄は大切だと思います。それで、毛布ですけれども、毛布1,885枚は、冬季間の避難時に何人の人が何日間避難所で過ごす想定の備蓄の数なのですか。2日間は大丈夫なのか、3日間は大丈夫なのか、それとも冬季以外を想定された数なのですか、室長に伺います。
町の答え 地方創生推進室長 久々湊忍
毛布について、まず人口が今3,700人ぐらい。その人口の約半数分ということで1,800枚を備蓄しているということで、今毛布だけではなくて、簡易ベッドですとか、そういったものも備蓄しているところでございます。以上です。
議員の再質問 5番 大里葉子
分かりました。分かりましたけれども、国では冬季の巨大地震による津波の避難時に低体温症対策を推進しているのですね。大体人口の半分ぐらいは分かりますけれども、もし冬季間に避難したとして、1人の人が毛布1枚で足りるのですか。2枚使うかもしれないし、そこがちょっとどうかなと思いました。今後検討していただきたいなと思います。あと、8月27日に津波避難訓練が実施されましたね。対象自治体が第1・第2・第3・第4・第5・第6自治会、浜町自治会、高岡第1自治会が対象でした。これだけで、令和4年11月30日現在で、間違えていなければ832人です。これに大岸・礼文自治会764人も合わせるとどうかなと思うのと、多分さっきの備蓄の量は豊浦町全体の量であると思うので、今後また検討していったほうがいいと思うのです。先ほども話しましたが、東日本大震災のとき、町沿岸部に3.4メートルの津波が襲来したとき、700世帯1,500人に避難勧告が発令されました。1,500人全員が避難所に避難したわけではないですが、そこのところを考えていただいて、災害時には筋書きがありません。ないからこそ備えてください。次世代に豊浦町をつなぐために、災害時、生き延びてください。町民の命を守るため、急ぎ津波避難対策緊急事業計画の策定に取り組んでくださいとお願いして、一つ目の質問を終わります。