釧路町議会 令和元年第1回定例会 2019年3月5日
新町長の政治姿勢について
2019年3月5日、釧路町議会の一般質問で、津村勝彦議員が「新町長の政治姿勢について」質問し、町長 小松茂、教育長 佐々木喜代孝が答弁しました。
- 質問者
- 津村勝彦 議員
- 答弁者
- 町長 小松茂、教育長 佐々木喜代孝
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 津村勝彦
平成31年度第1回定例会の開催に当たり、町政執行方針及び教育執行方針について、会派未来を代表いたしまして質問をさせていただきます。町長におかれましては、まちづくりの理念として郷土の発展のため、1つには人づくり、2つには1次産業の発展、3つには自然環境の賢明なる利用とスローガンを掲げ、昨年10月の町長選挙において無投票で釧路町では初めて民間出身の小松町長が誕生したのであります。小松町長とは今振り返れば、平成3年の町議会選挙においてお互いに切磋琢磨し、見事新人5人が当選したのであります。当時の釧路町は悽愴な町で難題、課題が山積みの状態でもありました。私と町長は会派自由町民連合という会派を組み、自分の家庭を顧みず毎日のように集い、地方自治法や議会での会議規則の勉強会を開き、また政策の提言や町民の声をいかに町政に届けるかなど、活発に動いた記憶が懐かしくよみがえっております。町長はこの地で生まれ育った方ですので、我が町釧路町の活力や魅力を一番把握されている方と私は自負しております。町長におかれましては、今後、釧路町丸という大きな船のかじ取り役の船長でもあります。荒波もあれば台風も来るでしょう。船長にはかじをしっかりと持って大波に立ち向かい、船いっぱいの町民の幸せを釣り上げていただきたいと願いつつ、質問に入らせていただきます。まず最初に、新町長の政治姿勢についてお伺いいたします。1つ目として、町民から町へ小さい苦情や小さな御提言に対し、町はすぐに「予算がないから」との答弁が常態化してきているようであります。このような町民の声に町長と行政担当課との連携による町民目線に立った対応は本当にできるのか、町長の考えをお聞かせください。2つ目として、町長の考えている経済活性化に向けた(仮称)釧路町産業振興戦力会議設置の事業展開は、現状の農協、漁協、商工会の産業団体との従来の意見交換では活性化実現には厳しい状況があると考えております。町長におかれましては道議時代のノウハウを生かし、国、道、学識者、金融関係者など我が町のまちづくりに応援協力できる方々が大切であると考えます。町長の考えをお聞きいたします。3つ目として、セチリ太地区都市再生整備には、旧水面貯木場がまちづくりにおいて重要な跡地であります。現況の釧路兼都市計画法での用途変更は厳しい状況でもありますが、市港湾課は、「地域にとってもっともよい利用方法を検討したい」とのコメントを出しております。当地区へのまちづくりに大きな影響を及ぼしているコメントでもあります。そこで町長の対応と考え方をお聞きいたします。また、民間企業では水面下で既にホテル企業やパチンコ店など、当地区への進出計画を模索している情報もあります。町としても企業誘致促進のため、固定資産税減免措置や進出してくる企業に対しての優遇策をよく検討し、具体的に条例等の整備を行うべきと考えますが、町長の基本的な考え方をお聞きいたします。次に、行革・財政運営の方針についてお伺いいたします。1つ目として、前町長が実施した町民の執務室立入制限の解除をする旨の町長発言により、その後の庁舎内協議は行われたのか。また、その結論と今後の体制について、改めて町長の考えをお聞きいたします。2つ目として、昨年11月、町長就任から現況の部課制のあり方について、庁舎内検討はなされたのか。また、その進捗状況やさらには役場職員定数計画の見直しの町長の考え方をお聞きいたします。3つ目として、前町長の政策判断で実施された東陽土地区画整理組合への補助計画、年8,000万円の継続をされるようだが、今後、町の財政運営は厳しくなる可能性があると私たちは考えております。前町長の政策判断の引き継ぎ内容は理解、把握はなされておられるのか。また、認可者の北海道に対して再度援助要請はできないか、町長の考えをお聞きいたします。4つ目として、現状のふるさと納税による自主財源として活用されている釧路町ふるさと納税未来基金の充当事業の展開において、国・道支出金を財源とした事業を見直し、これらの特定財源を活用し、新たに子供支援基金の創設はできないか、町長の考えをお聞きいたします。また、全国的に各自治体との自主財源争奪合戦状況にもあります。当町においても、自主財源確保のため最大限の努力をすべきと考えますが、そこでふるさと納税制度専門職員の配置はできないか、町長の考えをお聞きいたします。5つ目として、平成31年度当初予算案は、一般会計では82億9,000万、前年度対比3億円の減、増減率3.5%減となっております。これは、前年度までのセチリ太地区都市再生整備事業、土木費5億2,000万が完了したことが要因と考えております。当初予算では、新規主要事業では17件、3,240万円と継続主要事業では23件、6億5,000万となっております。問題は歳入の中で大きく影響を及ぼしている財政調整基金の3億5,000万の取り崩しであります。本年度の財源、主に民生費、衛生費、教育費などの増に充てている状況だが、財政調整基金残高は1億5,000万程度となりますが、町の財政運営計画との整合性はとれるのか、町長の考えをお聞きいたします。次に、産業・観光・自然環境についてお伺いいたします。1つ目として、当町の森林公園260ヘクタールは平成9年度にオープンし、多額な投資を重ねてきた状況にあります。しかし、現状は門扉も閉ざされていながらも、地域の方や町内外の方が一部利用されております。また、自然災害等で公園内の価値観が薄れてきている状況でもあります。その整備推進計画と現状の指定管理者の検証を行い、見直しを含め検討すべきと考えますが、町長の考えをお聞きいたします。2つ目として、当町の野菜生産者へのほくげん大根(生産法人)や白かぶ(農協加盟)などの所得向上策の一環として、鹿、野ウサギ被害対策の考えはないか、町長にお聞きいたします。さらには、町の援助策として2次加工品の開発等の検討はできないか、町長の考えをお聞きいたします。3つ目として、当町への企業誘致促進のため、町長としてトップセールスのあり方と意気込みをお聞きいたします。4つ目として、厚岸道立自然公園、北太平洋シーサイドラインの国定公園への昇格に向けた方策とその実現後の対応計画、昆布森、仙鳳趾、尻羽岬周辺整備や観光客受け入れ体制の町長の考えをお聞きいたします。5つ目として、当町に多くの観光客を呼ぶため、当町の観光施設や別保公園施設内に近隣の温泉施設と連携し、仮称ではありますが、おらがまち・ゆったりの足湯の設置計画の検討はできないか、町長の考えをお聞きいたします。次に、生活・防災・減災対策についてお伺いいたします。1つ目として、公共交通網形成計画は昨年完了されていますが、町民の生活移動の支援のための足の確保は解決されておりません。このたび、スクールバスによる社会実験を2月25日から3月1日まで沿岸地区で無料実施されました。その結果をお聞きいたします。また、現行の公共バス運行維持やデマンドバスの運行、さらには福祉協議会のボランティアによる送迎事業の拡大はできないか。町長の考えをお聞きいたします。2つ目として、JR北海道による釧網線、根室花咲線の赤字2路線の見直し論、廃止は、2路線を利用する当町の住民や他自治体住民に非常に厳しい状況になります。この2路線は国や道の政策責任者が解決すべきことと私は認識していますが、町長の対応策をお聞きいたします。3つ目として、当町での自然大型災害発生時における対応は、町民一人も犠牲者を出さないを合言葉で防災対策を推進するのが大切であります。その一つとして、自主防災組織の充実と各地区の自主防災組織の設置が重要と考えますが、町の掲げる目標値は平成31年度10団体の設置とありますが、町長の具体的な方策をお聞きいたします。4つ目として、沿岸部の公共施設、漁民センター、支所、消防団庁舎等の津波対策として、高台移転構想計画の考えを町長にお聞きいたします。さらには、旧セチリ消防庁舎の活用方法と、同時に第5分団庁舎建設の実施設計の詳細の基本的な考えを町長にお聞きいたします。5つ目として、曙19号線の道路拡幅整備は30年余り放置されております。現状は維持補修のみの対応でもあります。「当道路の危険度は増大な状況」との住民の大きな声もあります。町は開発建設部や北海道に補助事業の要望を重ねてきている旨の答弁を繰り返しております。釧路町道路網計画の都市計画決定道路の変更手続のおくれが要因と考えております。今後、釧路町道路網計画にどのように反映されているのか、町長の考えをお聞きいたします。次に、保険・福祉・医療についてお伺いいたします。1つ目として、健康予防策と子育て支援施策において、平成28年度よりB型肝炎ワクチン定期接種は国の施策として実施されております。無料定期接種は、平成28年4月以降に生まれた赤ちゃんや母子感染予防の赤ちゃんとされております。しかし現実は、定期接種の対象外の子供や大人は任意接種のままでもあります。B型肝炎ウイルスは血液以外の唾液や汗などの体液を介しても感染することから、保育園などの集団生活や皮膚の接触を伴うスポーツなどの日常生活の場でもウイルス感染が懸念されております。町民健康促進のために町単独助成はできないか町長の考えをお聞きいたします。2つ目として、特定健康診査事業、40歳から75歳未満の方が無料受診で町が実施しております。町民からこの健康診査はよい事業と喜ばれている状況でもあります。さらには受診者も年々ふえている傾向にもあります。また、オプション検査の腹部超音波検査や頸動脈エコー検査は一部自己負担となっていますが、町民にとっては重要な初期検査でもあります。現在、定数枠は150名と定められておりますが、町民の健康を守るため、さらなる定数拡大とPRを図るべきと考えますが、町長の考えをお聞きいたします。同時にオプション検査費用の無料化はできないか、あわせてお伺いいたします。3つ目として、子育て環境の向上や低所得者福祉の充実、さらには定住促進を図るため、子ども医療費の無料化、18歳までの拡大策はできないか、町長の政策的決断の考えをお聞きいたします。次に、教育行政についてお伺いいたします。1つ目として、子育て支援や若者定住促進策として、学校給食費の義務教育終了まで段階的な無料化の実施は町として検討に値しないのか、町長と教育長の政策的判断はできないかをお伺いいたします。また、平成26年度、学校給食費が私会計から公会計に至る経緯は承知しておりますが、公会計導入の際のメリット3項目等のその1つは給食費透明化、未納、滞納問題であります。過去の議会では、「給食費の収納率は良好に推移している」との答弁でもありました。しかし、教育委員会の事務処理内容、滞納は不透明な現況でもあります。今年度の予算を見ると、突如、給食費滞納整理事業を行うようでありますが、教育長の所見をお伺いいたします。同時に、給食センターにおける調理員の人材不足等や経費削減のため民間委託での運営計画はできないのか、町長と教育長の考えをお聞きいたします。2つ目として、千葉県野田市にて小学校4年生死亡事件は非常に痛ましい子供虐待事件であります。このような事件は絶対にあってはなりません。当事件発生前にかかわる関係機関である学校、教育委員会、児童相談所の対応が問題視されております。現在、国や都道府県において虐待防止策として家庭内の体罰禁止や法的措置の対応に苦慮されている状況でもあります。そこで、当町の子供たちを守るため、町長として教育長としての対応策をお伺いいたします。以上、6件35項目の質問をもちまして、当会派の代表質問とかえさせていただきます。
答弁 町長 小松茂
代表質問、会派未来、津村勝彦議員の御質問にお答えをいたします。最初に、新町長の政治姿勢についてであります。町民からの小さな苦情や小さな御提言に対して、町長と行政担当課との連携による町民目線の対応についてでありますが、町民の皆様から行政運営に対する意見や提言を頂戴できるよう、町政懇談会や移動町長室、ひとことポストなどにより意見聴取する場を設けております。町民からいただいた意見や提言の中には短期間で解決することが難しいこともありますが、職員に対して、たとえ小さな声であっても真摯に耳を傾け対応するよう指示しているところであります。また、町民の声や私の行政運営に対する考え方をもとに今後実施する事業の方向性を導き出すため、全事業を対象とした新たに政策ヒアリングを実施することとしており、町民目線での行政運営が行えるものと考えております。次に、(仮称)釧路町産業振興戦力会議設置の事業展開において、国と学識者、金融機関関係者の方々にも応援協力が必要ではないかとの御質問でありますが、(仮称)釧路町産業振興戦力会議は、当町の附属機関として位置づけ、(仮称)釧路町産業振興戦力プランの策定や施策の総合的かつ計画的な推進と実施状況の調査及び審議を担当する機関として考えております。委員構成といたしましては、産業団体、生産者、事業者、金融関係、ボランティア団体、学識経験者などを考えております。また、議員御提案の国や北海道の機関に対しましても積極的に応援協力要請を行うとともに、常に御意見、御提言をいただけるような体制を構築してまいりたいと考えています。次に、旧水面貯木場は重要な跡地であり、当地区へのまちづくりに大きな影響を及ぼしている状況にあるが町長の考え方、さらには町としても企業誘致促進のため具体的に今条例などの整備を行うべきとの御質問でございますが、当該地区は釧路町都市計画マスタープランにおいて周辺環境との調和に考慮した土地利用展開に努め、新たな魅力とにぎわいを創出し、交流を促進するまちづくりを目指しているところであります。旧水面貯木場跡地につきましては、中心部ににぎわいエリアと一体になった土地利用の促進を図る上で重要な役割を担うものと考えておりますが、現状におきまして市街化調整区域となっており、土地利用に制限が課せられていることから、町が目指す将来の土地利用に影響があるものと捉えております。また、町では釧路町工業等進行条例による企業誘致施策を展開しており、条例に定める要件に該当する企業などに対して、最大1,500万円の補助金交付と3年間の固定資産の課税免除を実施しております。今後におきましても、本条例の積極的な推進を図るとともに、土地利用規制の緩和策など、企業が当該地区へ進出できる環境を整備する必要があるものと考えています。次に、行革・財政運営の方針について、町民の執務室立入制限に対する庁舎内協議の結論と今後の体制についての御質問でありますが、執務室の立入制限につきましては、昨年12月の定例会後、改めて町内会議で方針を説明し、原則解除することといたしました。この対応につきましては、関係機関に通知するとともに町ホームページや町報に掲載し、広く周知したところでありますが、今後も個人情報の取り扱いなどに留意した上で、町民などが気軽に来庁できる環境づくりに努めてまいりたいと考えております。次に、現況の部課制のあり方についての庁舎内検討の状況と、その進捗状況、さらには役場職員定数計画の見直しについての考えでありますが、現在、組織や部制などの現状や課題について各部署からの意見を集約し、検証を進めているところであります。現状におきましては、職員定数計画の見直しは予定しておりませんが、組織機構の見直しと関連し、必要に応じて検討する必要があるものと考えております。次に、東陽土地区画整理組合に対する前町長の政策判断の引き継ぎ内容は理解されているか。それから認可者の北海道に対して再度援助要請についての御質問であります。東陽土地区画整理組合への補助計画につきましては、事業を凍結しておりました第2工区の着実な事業推進及び完了に向けて、平成29年度から5カ年の計画で現在2年目を迎えております。平成30年度は土地造成工事契約を締結し、本格的な土地造成が開始されることとなりますので、事業完了に向け、引き続き支援を継続してまいりたいと考えております。また、認可者であります北海道に対する再度の援助要請につきましては、金銭的な支援は難しい状況ではありますが、事業完了に向けてさまざまな協力をお願いしてまいりたいと考えております。次に、ふるさと納税未来基金の事業展開において、これらの特定財源を活用し、新たに子供支援基金の創設はできないか。さらには、ふるさと納税制度専門職員の配置についての御質問でありますが、特定財源である国・道支出金につきましては、一定の事業を行う目的に対して支出されるものであり、それら財源を見直すことは難しいと考えております。ふるさと納税制度を活用した寄附金につきましては、釧路町の未来応援基金として当町が設定した5つの使途に該当する事業などに活用させていただいており、この使途の1つのテーマである「子供の笑顔を未来に」として、子育て支援対策、教育政策等に充当しているところであります。したがいまして、議員からの要望と同じ趣旨と考えられますことから、新たに子供支援基金を創設する考えは持ち合わせておりません。また、ふるさと納税返礼品制度をさらに拡大していくためには多くの労力を必要としますので、ふるさと納税制度専門職員の配置につきましては、事業の状況を踏まえつつ、体制強化に向け検討してまいりたいと考えております。次に、平成31年度の当初予算案において財政調整基金の3億5,000万円を取り崩すことに対する中期財政計画との整合性についての御質問であります。平成31年度当初予算における一般財源の不足を補うために、財政調整基金から3億5,000万円を取り崩すこととしております。釧路町中期財政計画における平成31年度末の基金残高約6億9,000万円は決算ベースとして策定しており、平成30年度の決算見込みによる繰越金などを勘案した中で、基金の充当は整合性がとれているものと考えているところであります。次に、産業・観光・自然環境についてであります。森林公園の整備推進計画と指定管理者の検証を行い、見直しも含めて検討する考えはないかとの御質問でありますが、釧路町森林公園は豊かな森づくり事業により整備し、平成9年5月の開設以来、毎年5月1日から11月30日を利用期間とし、町民の方々を初め、町外の方にも御利用をいただいている状況であります。しかしながら、平成23年6月に公園内にて花火や衣服を燃やすなど火気使用の事例が相次いで発生したことから、林道において園内速度を超過して走行する事例が発生したことから、公園利用者の安全確保のため、同年8月よりやむなく車両通行どめを実施いたしました。また、平成25年9月に発生した台風による大雨災害により、平成26年度に森林公園を閉鎖し、災害復旧を実施したところであります。今後におきましては、(仮称)釧路町林業振興懇談会を活用し、森林公園の有効利用について研究したいと考えております。また、指定管理者につきましては、現状では指定管理者選定委員会におきまして事業者の検証を行い、審査を経て決定しております。議員御提言の見直しにつきましては、次回の更新時期まで指定管理者契約、委託契約、直営方式などについて整理してまいりたいと考えております。次に、野菜生産者の所得向上策として、鹿・野ウサギ被害への対策、さらに2次加工品開発への援助施策の考えについてであります。野菜生産農家に対する所得向上の支援対策としましては、土づくり対策事業、施設栽培資材購入事業、地域に適した野菜づくり事業、農産物ブランド化推進事業、農業次世代人材投資事業を展開しております。鹿・野ウサギ被害対策としましては、中山間地域等直接支払交付金企業による共同の取り組みとして、電気防止柵の設置を実施しております。2次加工品の援助政策につきましては、標茶町農業協同組合や釧路町野菜生産出荷協議会との協議を実施するとともに、市場調査を含めた研究を実施してまいりたいと考えております。次に、当町への企業誘致促進のための町長のトップセールスのあり方についてであります。これまでのトップセールスは、町内に立地する企業などに対して経営展開の維持を働きかけるため訪問しておりましたが、当町の経済規模を維持し、さらに発展させていくためには新たな企業などに対するアプローチが必要であると考えております。このため、今後は企業誘致に向けた取り組みを促進し、私みずからがタウンセールスの先頭に立って行動してまいりたいと考えてございます。次に、厚岸道立自然公園の国定公園への昇格に向けた方策と実現後の対応計画の考えについてであります。厚岸道立自然公園の国定公園化により優れた自然環境やその魅力が国内外に広く発信されることは観光振興を推進する上で大きな起爆剤となりますことから、厚岸町、浜中町、そして北海道との連携を図り、環境省に対しまして早期指定に向けた要望活動を積極的に展開してまいりたいと考えております。実現後の対応計画につきましては、自然環境の保護の視点や漁業生産活動の拠点という視点も考慮し、適切な周辺整備に向け、平成31年から厚岸町、浜中町との協議を開始するとともに環境省や北海道との連携を深め、計画の検討を進めてまいります。次に、観光施設や別保公園施設内に近隣の温泉施設と連携した施設の設置計画はできないかとの御質問でありますが、平成30年度は達古武オートキャンプ場の指定管理者による自主事業として、標茶町にある釧路湿原パーク憩の家かや沼の日帰り入浴割引券を取り扱い、キャンプ場利用者4,896人のうち、約1割に当たる415人の利用があり、大変好評を得たところであります。議員御提言の町内に新たな温泉施設の設置の予定はございませんが、釧路管内には川湯温泉や阿寒湖温泉など全国的に有名かつすぐれた温泉があることから、近隣温泉への誘導を図りながら、温泉施設との連携などにつきましても研究を進めてまいりたいと考えております。次に、生活・防災・減災対策についてで、スクールバスによる社会実験の結果、また、現行の公共バス運行維持やデマンドバス運行、福祉協議会のボランティアによる送迎事業の拡大はできないかとの御質問でありますが、町が策定しました地域公共交通網形成計画は、計画期間の5年間でさまざまな検討・展開を図り、2022年度の計画終期時点で計画が示す将来像を達成しようとするものであります。昆布森地区におけるスクールバスを活用した地域の足交通実験につきましては、バス事業者、学校、地域の皆様に御協力をいただいたところでありますが、残念ながら利用はありませんでした。この社会実験とあわせ、昆布森地区の皆様を対象として、地域における公共交通の現状や考え方についてのアンケートを実施しておりますので、それらの結果も踏まえ、地域公共交通活性化協議会で最善の方法を検討してまいりたいと考えております。また、お尋ねのデマンド交通や福祉有償運送につきましては、計画の施策として位置づけており、新たな交通として検討することとしております。次に、JR釧網線、根室花咲線は、国や道の政策責任者が解決すべきことと認識しているが、町長の考え方、その対応策についてであります。JR路線の見直しにつきましては、厳しい経営状況におかれたJR北海道が平成28年11月に、単独では維持困難な路線を公表し、この打開策を検討するため、JR北海道、国、道、道市町村会、道町村会、JR貨物による6者協議が行われております。この中で、道町村会などからは国やJR北海道の主導による問題解決を望む声が上がっており、私も基本的には同じ考えであります。今後につきましては、この6者協議での方向性を踏まえ、沿線自治体と連携を密にしながら対応してまいりたいと考えております。次に、自主防災組織の充実と各地区の自主防災組織の設置が重要と考えるが、町の掲げる目標値、平成31年10団体組織の設置についての考えでありますが、防災対策におきましては自助・共助・公助が互いに連携し、協働することが重要でありますが、特に共助にかかわる自主防災組織の設置拡充は重要な取り組みの一つであると考えております。今後につきましては、地域での防災教室の開催などについて、自主防災組織の啓発を積極的に実施するとともに、地域におられる専門的な知識を持った人材の活用を含め、組織化に向けた支援を図ってまいりたいと考えております。次に、漁民センターなど沿岸部の公共施設の津波対策として高台移転構想計画の町長の考え方、さらには旧セチリ消防庁舎の活用方法と、同時に第5分団庁舎建設計画の実施計画、建設場所などの詳細についてのお尋ねであります。沿岸部の公共施設は老朽化が顕著であり、また立地的に津波被害が想定されることから、複合施設として高台に移転整備し、地域の安全安心の確保が図られるよう関係機関及び地域と協議を進めてまいりたいと考えております。また、第5分団庁舎におきましても老朽化が顕著であることから、車庫と待機所などを兼ね備えた施設をセチリ太北地区に移転整備すること及び旧庁舎の取り扱いについて関係機関と協議を進めているところであります。次に、曙19号線の整備のおくれ、都市計画決定道路の変更手続のおくれが要因と考えるが、今後の釧路町道路網計画にどのように反映されるのかとのお尋ねであります。当該道路につきましては、釧路圏域で計画されている都市計画道路釧路環状道路として立体交差による道路計画となっておりますことから、釧路外環状道路開通に伴う交通量の推移を見きわめ、平面交差への都市計画決定の変更を行った後に事業化への検討を行ってまいりたいと考えているところであります。しかし、都市計画決定の変更に当たっては将来交通量などを分析した上でその必要性を検討しなければならないことから、早急な対応は難しい状況となっております。次に、保険・福祉・医療について、町民の健康促進のためB型肝炎ワクチン接種の町単独助成についての御質問であります。B型肝炎の感染は人の血液を介してのみ感染することから、日本では日常生活の場でB型肝炎ウイルスに感染することはほとんどないと考えられております。またB型肝炎ワクチン接種は接種年齢が若いほど免疫がつきやすいことから、法律で定められた適切な時期に予防接種を受けることが重要とされております。町としましては、現在は単独助成の考えはございませんが、今後も定期接種及び肝炎検診の推進に努めてまいります。次に、特定健康診査におけるオプション検査について、町民の健康を守るため、さらなる定数拡大や検査の無料化はできないのかとのお尋ねでありますが、オプション検査につきましては、特定健康診査の受診率向上対策の一環として、平成27年度から特定健康診査との同時実施を条件として実施しております。実施から4年目を迎え、受診対象者へも定着してきており、定員を上回る申し込みがある状況であります。町といたしましては、特定健康診査の受診率向上にもつながっているものと判断し、平成31年度において定数枠の拡大を予定しているところであります。なお、オプション検査の自己負担額につきましては、腹部超音波検査、頸動脈エコー検査とともに費用の8割を町が負担し受診しやすい体制を整備していることから、無料化の考えはありませんので御理解をいただきたいと思います。次に、子育て環境の向上や低所得者福祉の充実、さらには定住促進を図るため、子ども医療費の無償化を18歳までの拡大についての政策的決断への御質問でございますが、子ども医療費助成制度につきましては、子育て世代の経済的負担の軽減と安心して子供を産み育てられる環境づくりの一環として、平成29年8月診療分から小学校就学前児童の医療費自己負担額の無料化に取り組んだところであります。今後も本助成制度の継続実施に努めてまいりたいと考えておりますことから、18歳までの医療費無料化の拡大については考えておりませんので御理解をいただきたいと思います。次に、教育行政で、学校給食費の義務教育まで段階的な無料化の実施についての町長の政策的判断、給食センターにおける民間委託での運営計画への御質問でございますが、学校給食費の無料化の御質問につきましては、日本共産党の御質問に教育長が答弁を申し上げているとおりでございます。次に、学校給食センターの民間委託については、平成29年9月に釧路町行政改革大綱が策定され、釧路町行政改革推進本部において給食センター民間委託ワーキンググループでの討議結果をもとに、平成30年度12月、釧路町行政改革第4次基本方針に基づく実行計画に学校給食センター民間委託事業が搭載されており、民間委託化に向けて研究しているところでございます。次に、嘆かわしい子供虐待事件から当町の子供を守るための御質問でございますが、町長対応策についてでありますが、千葉県野田市での小学生虐待死亡事件につきまして、御指摘のとおりとうとい命をなくしてしまう非常に痛ましい事件でありました。当町におきましてもこのような痛ましい事件が起こらないよう、虐待通告があった場合の初動体制として児童相談所と連携のもと、即時児童の安否確認を行うよう徹底しているところであります。また、一時保護されている児童につきましては、当該保護者と複数回の面接を重ねた上で、家庭復帰ができるかどうかの判断を児童相談所との協議のもと対応しているところであります。私からは以上であります。
答弁 教育長 佐々木喜代孝(教育長は2019年3月まで)
会派未来、津村議員の教育行政についての1問目、学校給食費の義務教育まで段階的な無料化の実施についての町長と教育長の政策判断は、また、学校給食費の滞納状況について、過去の議会での議論において滞納等事務処理内容が不透明な状況にもあるが、平成31年度給食費滞納整理事業を行うようであるが教育長の所見は、さらに給食センターにおける民間委託での運営計画はできないのかと町長と教育長としてのお尋ねでございますが、学校給食費無料化の御質問方向につきましては、先ほど町長が答弁したとおりでございますので御了解のほどをお願いいたします。次に、給食費の透明化、未納滞納問題につきましては、平成25年度以前の私会計時の収納率は98%で推移しておりました。平成26年度以降、公会計導入後においては、従前より会派未来の同僚議員からの御質問もありましたが、昨年12月末時点において、平成26年度分99%、平成27年度分98.5%、平成28年度分97.8%、平成29年度97.2%で推移しております。平成29年度末の給食費滞納額は、平成25年度以前の私会計分として30世帯で242万4,350円、公会計導入後の平成26年度から平成29年度分は128世帯674万9,596円となっております。また、平成31年度実施予定の給食費滞納整理事業につきましては、債権管理事務の透明化、適正化、効率化を図り、公平な負担を求めるために、私会計時から行っている支払い催告等に応じない5名の未納者に対し、町が釧路地方簡易裁判所に支払い督促申し立てをしてまいりたいと考えております。次に、学校給食センターの民間委託につきましては、先ほど町長がお答えを答弁して申し上げているところでございますので御理解のほどお願いします。2問目の嘆かわしい子供の虐待事件から当町の子供を守るため町長と教育長の対応はとのお尋ねでございますが、学校から虐待の疑いがあると報告を受けた場合につきましては、指導主事室長とスクールソーシャルワーカーが中心となり事案を確認し、直ちに町教育委員会内部でミーティングを実施しております。虐待の疑いがある場合はケース検討会議を開催し、ケースに応じてこども健康課、町教育委員会、児童相談所、学校、警察、医療機関などで対策を検討しております。児童虐待防止策については、学校における教育相談や個人面談等、日常等に児童生徒の様子を把握し、気になる児童生徒については保護者との連絡を密にするとともに、電話やスクールソーシャルワーカーの訪問時に情報を共有しているところです。児童虐待の疑いがあるが確証がない場合であっても、早期発見の観点から、心配される過程については学校だけで対応しようとはせずに、児童相談所等を含め情報を共有しながら早期対応に努めております。以上でございます。