みんなの議会

清里町議会 平成19年第8回定例会 2007年12月18日

焼酎事業の今年度の見通しと将来に向けての対応について

2007年12月18日、清里町議会の一般質問で、畠山英樹議員が「焼酎事業の今年度の見通しと将来に向けての対応について」質問し、町長 橋場博が答弁しました。

質問者
畠山英樹 議員
答弁者
町長 橋場博

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 畠山英樹

今回の質問については、一つのテーマを決めて箇条書きに質問をさせていただきます。その方が回答が出やすいと期待をしております。先に通告しました焼酎事業について、何点かお聞きをしたいと思います。焼酎事業も30年以上の実績を踏まえて、道内の特産品の開発によるまちおこしの先駆者的な取り組みに全国各地から行政関係者を始め、まちづくり団体の多くの方々の訪問により、この事業の経済効果が高く評価されるところであります。一方、本事業につきましては、特別会計に移行したが販売不振により一般会計からの繰り入れによる経営を余儀なくされているところであります。平成17年2月に経営改善計画が打ち出されました。それに沿って企業会計が求められる時期がきていると感じられるところでありますし、平成19年度に特産品開発を目的とし、蕎麦、南瓜等イモと違った原料での焼酎醸造が加わりました。そこで本年度の製品の見通しについてお聞きをしたいと思いますが、本年度当初、販売可能な在庫数量について伺いたいと思います。また、本年度の製造予定数量についても伺いたいと思います。先ほどの特産品開発、加工施設が本年度中にできることから、本町の特産品を主原料とした焼酎の仕込みの種類、数量についてもお伺いしたいと思います。次に新たな加工施設が加わりましたが、焼酎工場の施設規模、最大醸造能力について、伺いたいと思います。この経営改善計画が17度年から20年度までの4年間の計画であるが、18年度については、販売金額が計画から見ると下回る残念な結果になったわけであります。今回の特産品の仕込みを合わせて焼酎事業経営改善計画は変更をしなければならないというふうに考えますが、長期的視野に立って、企業の経営感覚を持って経営することが必要であるが、どの様な方策を用いて収支のバランスを図っていくのか、お伺いをしたいと思いますし、また、一般会計からの繰り出しを毎年行っているという焼酎事業の中では、外部から委託を受けて製造している製品の販売単価、原価設定についても伺いたいと思います。また、製品の種類が多く大分減らしたとはお聞きしていますが、あまり売れていない物あるが、見直しをする考えはないか、お聞きをしたいと思います。最後でありますが、製造技術者の養成のために臨時職員を入れたとも聞いておりますが、今、技術者が2名いますが、今後の職員体制をどの様にしていくのか、お聞きをしたいと思います。

答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)

畠山議員のご質問にお答え申し上げたいと思います。焼酎事業の今年度の見通しと将来に向けての対応についてであります。本年度の製品の販売の見通しについて、本年度当初販売可能な在庫数量でありますが、タンクおよび木樽に貯蔵しております分381キロリットルと、製品分15キロリットルがあり、合わせますと396キロリットルとなっております。このうち、18年度に製造したものおよび長期に貯蔵する分などを除外いたしますと、本年度の販売可能な数量は152キロリットルであります。次に本年度の製造予定数量についてと本町の特産品を主原料とした焼酎の仕込みの種類と数量についてでありますが、当初の計画では、じゃがいも焼酎など85仕込みで160キロリットルでありましたが、9月に本町の特産品を主原料とした焼酎の製造免許の取得が出来ましたので、じゃがいも焼酎は77回の仕込みで151.3キロリットル、特産品の麦焼酎は6回で10.3キロリットル、かぼちゃ焼酎は2回で3.3キロリットル、合わせますと当初計画と同じ85回の仕込みで164.9キロリットルを製造いたしております。また、小さな仕込みによります特産品焼酎の試験醸造につきましては、とうもろこし、たまねぎ、そば、長いも、小麦焼酎をそれぞれ2回の仕込みを実施し、製造数量の合計は 68リットルとなっております。次に焼酎事業経営改善計画と今後の課題についてでありますが、焼酎工場の施設規模と最大醸造能力につきましては、工場建設時との変更はなく現況で、最大製造能力は200キロリットルであります。期間は4ヶ月であります。次に収支のバランスですが、焼酎事業はご存じのように、昭和50年度より清里町の主要農産物でありますじゃがいもを主原料とした焼酎乙類の製造開発を特産品の開発、あるいは観光振興をめどとして開始され、昭和60年・61年には現在の工場を建設いたしております。また、平成17年度には長期貯蔵庫などを増設させていただき、長期熟成酒や木樽貯蔵酒の充実をはかってきたところであります。昭和62年度には特別会計にしており、また、平成16年度には焼酎事業経営改善計画を策定し、現在、取り組んでいるところであります。今年度の販売状況ですが、諸般の事情により落ち込みが大きいのが現状であります。この要因は観光地などの不振に加えて、10月には取引のある道内大手の卸業者の再編等により、5月以降からの引き取りが前年度を下回っております。また、酒類の消費が伸び悩む中で、同業他社の焼酎製品との競合もあると思っております。現在、職員によります販促委員会を立ち上げるなど、職員全体で販売促進の取組みをいたしているところであります。これからも、歳入歳出のバランスを図るために更に努力してまいりたいと思っております。次に委託製造の販売単価の設定についてでありますが、原料および必要資材などの原材料経費 と仕込みから瓶詰めまでの製造経費に酒税および管理費を積算し、定めております。続いて製品の種類についてでありますが、以前より課題となっておりましたが、今年度中にさくらの滝、斜里岳の1種類、更にはアルコール12度のパパスファーム、華浪漫、これら4品目についても、整理をすることといたしております。また、今後とも、更に整理に向けて検討をしてまいりたいと思っております。次に製造技術者の養成についてでありますが、現在、焼酎事業所は、主に2名の技術職員で対応致しているわけですが、それぞれ年齢も50歳を越えておりので、将来のことを考慮した場合、次の世代の製造技術者の育成が必要であると思っております。この様なことから新年度において専門教育を受けた1名を採用する予定をいたしております。以上、申し上げて答弁に代えさせていただきます。

質問 3番 畠山英樹

最初に本年度販売の見通しという事でありますが、製品については今、数字を聞かせていただきました。販売の見通しについて、もう一度詳しく教えていただきたいと思います。

答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)

19年度予算で計上致しております額を何とか下回らないように今、鋭意努力している最中であります。今後とも販売促進に力を入れていきたいと思っているところであります。

質問 3番 畠山英樹

平成19年度の決算がどの様になるか、しっかりと見させてもらいたいと思います。本年度、木樽20本を購入予定しているが、当然、新しい倉庫に入れる計画であろうと思いますが、木樽については、古い物もあると思いますので、木樽の数について詳しく教えていただきたいと思います。

答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)

木樽の本数でありますが、今年度20本購入しまして、現在の本数は192本であります。

質問 3番 畠山英樹

192本とお聞きしましたが、当然、これについては永久に使える物ではないと思っております。これらについての更新時期についてですが、いつ頃になるのか教えていただきたいと思います。

答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)

現在、長期貯蔵用に利用しておりますので、時期的なものを決めてはいません。

質問 3番 畠山英樹

分かりました。ただ、更新をしていかなければならないという中では、結構な値段がするはずですので、これらについても長期的な計画を立てながら、進めていかなければならないと考えています。次に製品単価の見直しという部分では、色んな委託を受けていると思っています。ラベルを貼り替える、瓶詰めをするという部分については、一定の価格設定をすることができるかと思いますが、一番心配な部分は、原料すべてが委託から始まるという部分であります。もともと清里の焼酎工場は大きくないですから、原料からとなると倉庫が必要になる、尚かつ製品についても保管しておかなければならないということで、経費についてもかなり違ってくると思うのです。それらも含めて価格の設定をされているのか、お聞きをしたいと思います。

答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)

委託事業の価格の設定につきましては、私自身も担当者に厳しく言っているわけでありまして、けっして清里町が持ち出しをするようなことがないような姿で進めていくという、基本原則でありますし、今後とも考え方を持続して参りたいと思っております。当然かかる経費は全部含めて価格を設定しているところであります。

質問 3番 畠山英樹

持ち出しがないようにということですが、持ち出しをしているから価格の設定についてもう一度見直してくださいと言っているのであって、これがプラスになっているのであればよいのですが、焼酎事業を30年やってきて町の特産品ということでは理解をしますが、プラスにするぞという意気込みの中で、努力するというのは理解するけれども、実際にならなかったら認めて貰えないという部分がありますので、しっかりした考え方の中で進んでいただきたいと思います。また、一般質問では出ていないわけですが、予算、決算の総括の中で、焼酎工場で試飲はできたが購入はできないということ、これらについては議員が何回もこの場で町長にお話をした経緯があります。町長はできることからやっていくということを述べられていますが、いまだに購入ができないと捉えていますが、購入することはできないと理解してよろしいのかお聞きしたいと思います。

答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)

この関係につきましては、従来、試飲のみということでしたが、観光客等の動向を判断しますと、焼酎工場見学のみで帰られる方がかなりおられるということもありまして、今年度から観光客に限り、工場で販売するという姿を取らさせていただいております。

質問 3番 畠山英樹

今年から観光客が買えるということは、要するに入場者は買えるということになりますね。

答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)

町外の観光客、こういうふうに踏まえています。ですから工場の見学者でも町内の方につきましては、ご遠慮いただいているというのが現状であります。

質問 3番 畠山英樹

町外の人しか買えないという根拠は。

答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)

町内の方につきましては、一般小売店で購入可能でありますので、そこで買っていただくという方針で進めているわけであります。

質問 3番 畠山英樹

言いたいことは理解できますが、それを確認する行為、これもたいへんな事だと思いますし、少し進め方がおかしいのではないかと思うところであります。この関係については、うやむやに終わるような気がするのですが、他にも心配している部分があります。今まで、町のフェスティバル等で安売りをしているということ、私が記憶している中では1カ所ありますが、これらについて、お話をお聞かせいただきたいと思います。

答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)

工場の出荷価格は一定しております。ですから、工場として安売り出荷ということは、今まで一切実施しておりません。

質問 3番 畠山英樹

分かりました。私の踏まえ方の間違いということでよろしいかと思いますけれども、今回、聞きますと販促委員会でキャンペーンと称して安売りをしているとお聞きしていますが、これも議会で他の町よりも清里は高い。何とか安くできないかという質問をしたかと思います。これらについては当然、北酒連、北酒販等がありまして安くできない。小売店の企業努力でやってくださいと言うような話しを町長はされたというふうに理解をするところでありますが、これらについての整合性、どうなっているのかお聞きしたいと思います。

答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)

工場出荷価格、単価は同じであります。商習慣として卸とか小売りとか色んな事があろうかと思います。ただ、製造工場としては、小売価格を一定にするということは、公正取引委員会から排除命令を受けますし、自由販売競争の世の中でありまして、工場としては、卸価格は一切変えておりません。後のことについては、工場側として口を挟むべき事ではないと思っております。

質問 3番 畠山英樹

今まで町長が安売りはできないという中で、商店が努力して安売りをしていた。その部分は分かりますし、焼酎工場で価格を保てばよいということも理解しますけれども、当然の事ながら卸業者に1割、小売店に2割という手数料を取っていただいて売っていただいているという部分があると思っています。そこら辺のバランスを崩すと少ない量であれば焼酎工場から直接販売云々ということになろうかと思いますが、毎年150~160キロリットル売ろうとしたら卸業者、小売店にも協力をしてもらわなければならないと思いますが、ただ、焼酎工場の事だけを考えて採算ベースを割らなければよいという考え方は、将来に向かってはかなり危険な部分があろうかと思っておりますし、焼酎工場30年やられているが、昔から安売りをやられているのか、それも含めてお聞きをしたいと思います。

答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)

焼酎事業がスタートして30数年になりますが、商品を売ると言うことは、卸、小売り、こういった方々のお世話にならなければならないわけであります。こういったことは当然、大切にしていかなければならない事であります。しかし、従来、町では町内の小売店の育成という意味合いも含めながら焼酎工場は、本来、販売できますが、一切販売しないでずーと来たわけであります。そんな中で、工場に来ても買えないのは不便であるということで、ご意見あるいは議会のご意見等も考慮しながら今年度から町外者に限るという条件付きで、焼酎事業所で直売りをするということを致しているわけであります。しかし、価格につきましては、特別に引き下げるとかは一切しないで販売しているということで、観光客の利便を優先しているというふうにご理解いただければよろしいのかと思います。

質問 3番 畠山英樹

30年間苦労された中では、当然、焼酎を造ることによって焼酎工場だけが儲かるだけではなくて、清里のみんながどうして儲けるか。当然、店やさんも売って儲けてもらう。それらも含めての特産品開発だと理解をして今まで30年間やってきたということ。最近になって直接焼酎工場で買える。あるいは職員の案内でとりまとめができる。今日の新聞折り込みにありました、町内でも安く買えるということ。これは基本的には限定でやるときには売れるかも知れませんが、1回やってしまうと今度は通常売れなくなると思います。これらの心配は全然ないと踏まえてよろしいでしょうか。

答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)

根底にありますのは、焼酎の販売をどうするかという事でありますし、現在、1月の5日までの限定ということでやっておりますが、これに対する影響は、私はあまりないのではないかと判断を致しております。基本は、焼酎の販売促進ということであります。それともう一つは、職員全体で道外、町外の知友人にご依頼をしているわけでありますが、これにつきましても、地元販売関係者に影響の及ばない範囲ということを基本に実施をさせていただいているのが現況なわけであります。

質問 3番 畠山英樹

当然、町長が今言われたように他に影響しない程度にということですが、この程度にという部分については、個々によって踏まえ方が違います。踏まえ方によっては、狂う部分もありますし、この部分については、まだまだ質問がありますが、時間の関係もありますので次に移りたいと思います。売るがための方策をどうするかということで、お話をさせていただきます。今回の行政改革で6課から5課にし、4月からはグループ制にするという中では、焼酎工場が入っていない。当然、PR、販売促進をしていかなければならないという部分ではグループに入る。そして全職員がその中に入る。販売をするがための努力もするし仕込み、醸造行程で短期決戦という部分もある。その中では職員が協力しあう。そして、職員の養成をどうするのか。これらも含めて考えていただきたいと思いますし、指定管理者という方法もあろうかと思いますけれど、この醸造免許については、町が持っているということで、できないということを理解しますが、私どもは企業会計を要望していたわけですが、企業経営ということも含めて考えていただいて、指定管理者は無理でも、委託等で新たな取り組みをしていただかなければならないと要望して終わります。

答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)

焼酎に対する思いは、畠山議員も私も同じだと思います。何とかして30数年に渡ります清里焼酎の販売、何とか前年度に近い販売数量を確保したいということで今、鋭意努力している最中でありますので、議員各位に対しましても色んな意味でお力をお借りしなければならないわけでありますが、どうぞ宜しくお願い申し上げたいと思います。また、町民の皆様にも販売促進につきましてお願いをしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。

出典:清里町議会 平成19年第8回定例会 2007年12月18日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる